1/24(土)喜多直毅(vln)さがゆき(vo>)@四谷三丁目・茶会記

さがゆき, 喜多直毅

1/24(土)は是非とも四谷三丁目の喫茶茶会記へお越し下さい!

出演:喜多直毅(ヴァイオリン)さがゆき(ヴォーカル&ギター)
日時:2015年1月24日(土)13:30開場 14:00開演
場所:喫茶茶会記(四谷三丁目)
   160-0015東京都新宿区大京町2-4-1F
   03-3351-7904
料金:予約2,000円 当日2,500円(ワンドリンク付き)
ご予約・お問い合わせ:sakaiki@modalbeats.com 03-3351-7904

この日ご一緒するさがゆきさん(ヴォーカル&ギター)とはもう長いお付き合い。
最初は即興演奏のセッションでお会いして、それからはさがさんのオリジナル曲やジャズ、ボサノバ、中村八大作品等を一緒に演奏させて頂きました。

出会った頃は僕はまだ駆け出しのヴァイオリニスト。
何にも分かっちゃいなかった…。
コード進行上でアドリブをする事も、歌のラインを縫う様にヴァイオリンでオブリガートを付けて行く事もまだまだ。
ましてや完全即興演奏なんてマジで酷かったもんです!
でもさがさんはそんな僕に『ふふふ!』って優しい微笑みを投げてくれました。
(終演後は良く飲みに行ったっけなぁ…。)

さがさんは当時、加藤崇之さん(gt)と頻繁に演奏していらっしゃいました。
大友良英さんのプロデュースで中村八大作品のアルバムをお出しになり話題を集めていました。
僕と出会う前は鬼怒無月さん(gt)のグループで激しいヴォイスを披露。
その一方でスタンダードナンバーもしっとりと聴かせる実力派。
いわゆる“ジャズヴォーカリスト”の顔もお持ちだったのです。
そして高橋悠治さんとの共演。

色々な分野で色々な共演者と歌いつつも絶対にオリジナリティを失わない。
しかしアンサンブルも大事にする…、そんな方でした(勿論、現在も)。

当時の僕はタンゴではなく何か新しい事をしたい!と頑張っていた頃でした。
先述の鬼怒さんのグループ“Salle Gaveau”で演奏したり、常見裕司さん(oud)達とアラブ音楽を演奏したり。

※ちょっと話が逸れますが、先日の紅白で『麦』を歌い好評を博した中島みゆきさん。
彼女は一時期、それまでの暗いフォーク的世界を脱しようとロック的なアプローチを試みていたのだそうです。
その頃を振り返り、彼女自身で『ご乱心の時代』と呼んでいるのだとか。
三十代の僕はまさしくその『ご乱心の時代』だったのかも知れないとつくづく思います。
(でもそう言う時期って必要でした。色々と試した事が今に生きています。)

話は戻ります。
そんな色々な事にチャレンジしていた当時の僕ですが、ソングライティングにも挑みました。
三枚目のオリジナルアルバム『Viohazard』ではさがさんに三曲も歌って頂いています。

その中の一曲がこちら。

『旅する者が出会うのは』詞・曲:喜多直毅
歌:さがゆき/アコーディオン:佐藤芳明/ピアノ:林正樹


今考えるとキャリアのあるシンガーに歌って貰うなんて強心臓ですよね…。
でもさがさんが本当に素晴らしい歌にして下さいました。
感謝です…。

※ちなみに僕のソングライティングは今でも細々と続いています。
『ウタウタ』と言うユニットでは松本泰子さん(vo)が何曲か歌って下さっています(ライヴは1/14@西荻窪・音や金時)。
フォーク歌手の小室等さん、上條恒彦さんは『この空の下』と言う歌を取り上げて下さいました。
本当に有難いです!

さてそんなさがさんとの演奏ですが、実は暫くブランクがありました。
が、先日、さがさんと久しぶりにお会いしたら、何とギターを弾いてらっしゃる!!!
いえ、前に『最近、ギター始めたんだ』と仰っていたのを覚えています。
で、ボサノバやジャズを弾き語りで歌っているとも聞いていました。

でも本当は余り信じていなかったんです、ちゃんと弾けるって…(ごめんなさい)。
ところがリハーサルをしてみてビックリ!
ギター、超良いじゃん!!!!!
驚きました!!!!!

何と言う歌心のあるギター!
さがさんのヴォーカルの歌心がギターにもちゃんと現れているのです!
しかもボサノヴァに頻繁に現れる難しいコードもしっかりと弾いてらして凄い…。
それにジャズの4beatもちゃんとグルーヴしているし。
さがさん、すげえ!
天才!

そのライヴが終わってから今度は僕の方からまた一緒にやりましょう!と速攻でお願いしました。
それがこのライヴです。
皆さんにさがさんの歌心(ヴォーカルとギター)の両方を絶対に味わって頂きたい!
これは絶対に聴いて欲しい!
特にさがさんのヴォイス即興のみを聴いてらした方にこそご覧頂きたいライヴです。

演奏するのはボサノヴァとさがさんの選んだ曲(スタンダード、八大作品等)です。
ひょっとしたら喜多作品もあるかも???

さがさんの包み込む様な暖かい声と僕のヴァイオリン。
二人で彩る土曜日の昼下がり。
リラックスして、だけど時々物悲しさの漂う『沁み入る歌』をお届けしたいと思います。

皆さん、どうぞお誘い合わせの上、お越し下さい!
お待ちしています!