2018年12月4日火曜日

明日はFlorian Walter(Sax)・齋藤徹(Contrabass)喜多直毅(Violin)で即興演奏Trio@稲毛Candy、今週金曜日は黒田京子さんとデュオ@中野SweetRain

先月下旬11/28は神戸・酒心館にて角正之さん(ダンス)、久田舜一郎さん(小鼓)、大島衣恵さん(喜多流シテ方.謡、仕舞)、石上加寿也(ラップトップ)、Jun.Amantoさん(ダンス)、和田敦子さん(ダンス)とパフォーマンスでした。
第一部は能楽『葵上』、第二部は即興パフォーマンス。
葵上は今年の3月に東京で僕の主催で上演しました。
その時は詞章の内容よりも言葉の響きの方に気を取られてしまい、登場人物の心の機微まで演奏が至らずに、自分としてはちょっと残念に思っておりました(でも評判は良かったのでちょっと安心)。
今回はもう少し意味合いにも気を配る余裕があったので、これまで4回上演した中で一番『付いて行けた』気がします。

それにしても久田先生の気合の声、素晴らしい!
これにはやられました…。
どうしたらあんな声が出せるのか。
ヴァイオリンでも一音の力ってあると思うのですが、僕も楽器であんな音を出せたらと切に願います。
目標が出来たとこと、本当に良かった。
参加させていただいて嬉しいです。
この葵上が今回で終わってしまわず、もっといろんな場所で上演されることを望みます。

さてこの葵上の上演後、来年の助成金の申請書作りで本当に大変でした!!!
ちょっと想定外の出来事がありました。
必要ないと思っていた書類が実は必要だったと判明し、そのためにヨーロッパ側に急いでその書類を準備してもらわなければなりませんでした。
これ、先方にとってはすごく迷惑だろうと思うのです。
突然『明後日までに〇〇の書類を送ってくれ!』と言われたら、誰だって困ると思うのです。
しかし皆さん、忙しい中送ってくれて、本当に感謝です!

もはや毎年の恒例行事のようになりましたが、申請が通るか通らないか、これはまさに宝くじのようなものだと思います。
同じ事業内容でも誰が審査するかで決まってくるし、他の申請者がどういう事業をするかによっても決まってくる。
申請する金額も審査の対象かも知れません。
とにかく結果を待つしかない…。
これから数ヶ月、不安な日々を過ごす予定です…。

この書類作りにかかりっきりでしたので他の様々な事柄がすっかりおろそかになっていました。
(特にライヴの宣伝です。)
間際になってしまいましたが、皆さんご都合よろしければ是非お越し下さい!

もう前日になってしまいましたが、明日はドイツから来日中のフロリアン・ヴァルター(サックス)と齋藤徹さん(コントラバス)と即興演奏トリオです。

Florianとは今年の6月にボーフムのギャラリーでデュオによる即興演奏を行いました。
コンセプチュアルに様々な音を繰り出して来ます。
時にフリージャズ的なアプローチもあり。

Sax: Florian Walter / Violin:Naoki Kita Rottstr5-Kunsthallen, Bohum, Germany
Sax: Florian Walter / Violin: 喜多直毅
Rottstr5-Kunsthallen, Bohum, Germany

Sax: Florian Walter / Violin: Naoki Kita Rottstr5-Kunsthallen, Bohum, Germany
Sax: Florian Walter / Violin: 喜多直毅
Rottstr5-Kunsthallen, Bohum, Germany

Sax: Florian Walter / Violin: Naoki Kita Rottstr5-Kunsthallen, Bohum, Germany
Sax: Florian Walter / Violin: 喜多直毅
Rottstr5-Kunsthallen, Bohum, Germany

Sax: Florian Walter / Violin: Naoki Kita Rottstr5-Kunsthallen, Bohum, Germany
Sax: Florian Walter / Violin: 喜多直毅
Rottstr5-Kunsthallen, Bohum, Germany

Sax: Florian Walter / Violin: Naoki Kita Rottstr5-Kunsthallen, Bohum, Germany
Sax: Florian Walter / Violin: 喜多直毅
Rottstr5-Kunsthallen, Bohum, Germany

おそらくまだ30代前半だと思いますが、アクセル・ドナーのグループでメールスのジャズフェスに出演したり、分野の異なるパフォーマーと大きな公演を行ったり、そしてある時はドイツのコンビニやバーのようなところでハプニング的なライヴ(楽器を持って現れて突然即興演奏を始める)を行ったり…。
とにかく精力的に音楽活動を行っています。

齋藤徹さんは癌治療のために約一ヶ月長崎に滞在、先日こちらに帰って来たばかりです。
家族とともに自然の中でゆっくり過ごすということ(しかもインターネットなしで)は普通に東京で一ヶ月間休んで過ごすのとちょっと違うと思います。
明日久しぶりにお会いするのが楽しみです。

出演:齋藤徹(コントラバス)
   フロリアン・ヴァルター(サックス)
   喜多直毅(ヴァイオリン)
内容:即興演奏

日時:2018年12月5日(水)19:30開場/20:00開演
会場:Jazz Spot CANDY(稲毛)
   千葉県千葉市稲毛区稲毛東3-10-1
   043-246-7726
   
料金:予約¥3,000/当日¥3,500(1ドリンク付き)
予約:043-246-7726 or jazz_candy-lj@infoseek.jp

今週末は黒田京子さん(pf)と中野Sweet Rainで久々のデュオ。
約一ヶ月に一回のペースで続けて来ましたが、最近はなかなかスケジュールが合わず、かなりご無沙汰です。
10/14のOFF/STRING公演@ドイツ文化センターではゲストとして出演していただきましたが、純粋にデュオで演奏するのは久しぶり。
皆さん、どうぞお越し下さいますようお願いします!

喜多直毅&黒田京子デュオ@中野SweetRain
喜多直毅&黒田京子デュオ@中野SweetRain

出演:喜多直毅(violin)
   黒田京子(piano)
内容:オリジナル、映画音楽、ヨーロッパの古いポピュラー音楽、etc.

日時:2018年12月7日(金)18:00開場/20:00開演
場所:Sweet Rain(中野)  
   東京都中野区中野5-46-5 岡田ビルB1

   03-6454-0817

料金:2,500円(学割¥1,500)
ご予約・お問い合わせ:
   jazzsweetrain@cap.ocn.ne.jp
   03-6454-0817

以上、今週行われるライヴです。
会場でお目にかかれますように!

2018年11月29日木曜日

演奏後記あれこれ・12月11日は三鷹ウナマスで喜多直毅タンゴトリオ!!!

OFF/STRINGツアーで即興演奏が続き、トナリティとメロディに飢え渇いていた心にアルゼンチン・タンゴ!
京谷弘司タンゴトリオのライヴが二日間連続で行われ、久しぶりの『どタンゴ』を心ゆくまで楽しみました。

ところが今度はまた即興演奏。
でも共演者が違うのでまた楽しい。
11/22は翠川敬基さん(vc)、深山マクイーン時田さん(箏)とのトリオでした。

2018年11月22日@大泉学園inF 喜多直毅(ヴァイオリン)翠川敬基(チェロ)深山マクイーン時田(箏)
2018年11月22日@大泉学園inF
喜多直毅(ヴァイオリン)翠川敬基(チェロ)深山マクイーン時田(箏)

演奏内容は即興とは言えテーマとなる曲があります。
シュトックハウゼンの『Teirkreis』から4曲と翠川さんのオリジナル、富樫雅彦さんのオリジナルです。
一曲目はまだちょっとOFF/STRINGの感じが身体に残っており、ちょっとシュトックハウゼンに乗るのが大変でした。
しかし二曲目以降は翠川さんのロマンティシズム、深山さんの深く美しい音色と間合いに助けられ、徐々に音楽に溶けていくことが出来ました。

このトリオ、年明け1/5にライヴを行います。
是非ご注目頂きたいと思います!

出演:喜多直毅(ヴァイオリン)
   翠川敬基(チェロ)
   深山マクイーン時田(箏)
内容:即興演奏
日時:2019年1月5日(土)18:00開場/19:00開演
会場:inF(大泉学園)
   東京都練馬区東大泉3-4-19津田ビル3F
   03-3925-6967
料金:¥3,500+オーダー
ご予約&お問い合わせ:
   03-3925-6967
   in-f.sato@nifty.ne.jp

翌日11/23はファドも計画でした。
さがゆきさん、翠川さん、喜多のトリオ。
ファドや演歌、昭和歌謡などをレパートリーにしていますが、回を重ねるごとに深化しています。

2018年11月23日@大泉学園inF ファドも計画:左から喜多直毅(ヴァイオリン)さがゆき(歌&ギター)翠川敬基(チェロ)
2018年11月23日@大泉学園inF
ファドも計画:左から喜多直毅(ヴァイオリン)さがゆき(歌&ギター)翠川敬基(チェロ)

人生は呼吸のようなものだと思います。
「吸って吐いて」を繰り返しながら歩んで行く。
平坦で楽な道では呼吸していることすら忘れて景色を眺める余裕があり、坂道では息切れがする。
そして所々にため息を吐く夜がある。
ファドも計画にはため息の音があり、声にならぬ叫びがあると思います。

昭和という時代、街角にはまだ“闇”があった。
その闇に、人々は誰にも言えない悲しみや孤独を委ねて安らぎを得ることが出来たのではないかと思います。

我々はただ“歌”を演奏するだけではなく、即興演奏をふんだんに取り入れて演奏しています。
だから皆さんの知っている有名な曲でも違う角度からその歌に描かれた人物や風景を眺めることが出来るのではないかと思います。

ファドも計画も次の演奏が決まっています。
是非ライヴにお越し下さい!

出演:ファドも計画
   さがゆき(vocal and guitar)
   喜多直毅(violin)
   翠川敬基(cello)
   内容:日本語によるファド、昭和歌謡、演歌、オリジナルetc
日時:2019年3月17日(日)14:00開場 15:00開演
会場:雑司が谷TANGO BAR エル・チョクロ
   〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-2-8
   03-6912-5539
料金:ご予約¥3,900 当日¥4,300
予約・問合せ:エル・チョクロ
   03-6912-5539/info@el-choclo.com
         violin@nkita.net(喜多)

一日空けて11/25は長浜奈津子さん(女優)と続けているユニット・おとがたりのライヴです。
会場としてお借りしたのは要町の藤香想という古民家カフェ。

要町・藤香想。古民家を改装したカフェで食事も美味しいです。
オーナーの方は何と国立音大の先輩でした!

木造りの室内で音の響きも大変ナチュラル。
気持ちよく演奏させて頂きました。

今回の朗読の演目はオスカー・ワイルド作『幸福の王子』。
これは子供の頃から大好きな物語です。
ご存知の方も多いでしょう。
もしまだお読みで無い方は素晴らしい話なので是非お読みいただきたいと思います。

街の貧しい人たちや不幸な境遇にある人たちに、王子の像とツバメ(どちらも擬人化されている)が王子の身体を飾る宝石や金箔を届けるという話です。
王子は目に嵌められた宝石をツバメに外すように頼む。
しかしそれによって王子は目が見えなくなってしまう。
ツバメはためらいつつも言われたようにするのです。

最後、ボロボロの姿に変わった王子の像を街の人たちは廃棄処分にしてしまいます。
見た目が美しくないから。
そして冬を王子と共に過ごしたツバメも、王子の足元で息絶えてしまいます。

こんな粗筋です。

ざっくり言えば“愛とは何か?”とか“自己犠牲”がこのお話のテーマなのかなと思います。
登場人物、物語の内容、登場人物の会話が非常にキリスト教的で、福音書をイメージさせる部分も沢山ありました。

僕が気になったのは、王子が宝石や金箔を与えることによって憐れな人々を救いつつも『人はお金があれば幸せになれると思っているのだ』とツバメに語った言葉です。
もちろん生きていくためにはお金は必要。
お金そのものを悪と見なすことは出来ない。

しかし王子のこの言葉にはどこか人間に対する諦念を感じるのです。
そして諦めと共に深い慈しみも感じる。
お金や地位、健康、美貌があれば、人は幸せになれると信じている。
僕も含めて、人間にはそう言うところがある。
そして王子やツバメのように、自分が死んでも、醜くボロボロになって棄てられても、人の幸せのために全てを捧げることが出来るか?と問われれば、決して出来ない(少しなら出来る、少しなら)。

このように富と地位と成功と表面的な美しさばかりを追い求めてしまう私たち、自分を低くして他者のために仕えることの出来ない私たち。
そんなどうしようもない私たちでも王子は街の人々を愛し、与え続けた。
イエス・キリストの姿を彷彿とさせます。

私たちは一生かかっても王子のような愛には及ばない、と思います。
(死ぬまでに0.1mmくらいなら何とかなるかも?)
あのマザー・テレサでさえ、自分の愛が本物かどうかずっと悩んでいたと聞いたことがあります。

僕は最初から自分は愛情に欠けた人間だと思っています。
完全に自己中心主義です。
ただ困っている人は助けたいと思う。
しかしこの気持ちも曲者で見返りを求める気持ちがどこかにあったり、『良い事した俺、最高!』とか思ってしまいます。
自分でも気がつかない無意識のうちに誰かを愛していて、誰かの役に立っていて、そういうふうだったら良いのですが。
愛は能動的と言いますが、そうだとしても余り意識過剰ではドグマティックになりそうな気がします。

しかし先日、ある人から『あなたは音楽を通して人に愛を届けているじゃないですか?』と言われてビックリしました。
そんなこと微塵も思って来なかったからです。
ただ自分の好きなことをやっているだけですよ。
その方がどう言う意味で“愛”という言葉をお使いになったのか分かりませんが、少なくともそう感じてくださっていることがちょっと嬉しかったです。

そもそも喜びのないところに愛は無いのかも知れません。
無理にでも自らを低くして他者に使えることは、度が過ぎればキリスト教でいうところの律法主義に陥り、そう出来ない自分を裁き、やがて『お前には愛がないじゃないか!』と他者をも裁くようになりかねません。
もちろん『度が過ぎれば』の話ですよ。

以上、『幸福の王子』をやってみて考えさせられたことです。

さてこの日のライヴでは二人とも立ってパフォーマンスを行いました。
奈津子さんは語りと共にまるでダンスのように身体が自由に動き、僕にとって大変新鮮でした!
椅子に座って台本を読みながら…よりも、何か羽ばたきが感じられました。

歌のコーナーではギター弾き語りを止めて、歌とヴァイオリンのみのデュオ。
これもまた新鮮でした!!!
基本的にヴァイオリンはメロディ楽器で歌みたいなものです。
音域も女声とほぼ一緒。
ということである意味、女声歌手が二人状態となったのですが、こうなるとお互いが何をどう奏でて歌うのか、一人一人の責任がグッと重くなる。
それぞれが自立していないと上手くいかないし、良く聴き合わないとダメなのです。

僕も「どう弾いたら奈津子さんが歌いやすいか」だけではなく、「どう弾いたら歌とヴァイオリンのみで演奏している“意味”があるのか」を一生懸命考えるきっかけとなり、実に刺激的なライヴとなりました。

次の奈津子さんとのライヴも決まっています。
日程はクリスマスイヴ!
朗読作品は『ナイチンゲールと紅いバラ』です。
これもオスカー・ワイルドの作品。
音楽のコーナーはまた歌とヴァイオリンのみでお届け出来たらと思います(奈津子さんはギターを持って来ずに済むので荷物が軽くなる)。
皆さん、ぜひお誘い合わせの上お越し下さい!

2018年11月25日@要町・藤香想 おとがたり:喜多直毅(ヴァイオリン)長浜奈津子(朗読・歌)
2018年11月25日@要町・藤香想
おとがたり:喜多直毅(ヴァイオリン)長浜奈津子(朗読・歌)

出演:おとがたり~朗読とヴァイオリンの世界~
   長浜奈津子(朗読、歌、ギター)
   喜多直毅(ヴァイオリン)
内容:朗読『ナイチンゲールと紅いバラ』(オスカー・ワイルド作)、歌とヴァイオリン演奏による音楽
日時:2018年12月24日(月)18:45開場/1st19:30/2nd21:00
会場:月夜の仔猫(新橋)
   東京都中央区銀座8-3-11和恒ビルB1
   03-3573-3651
料金:¥4,500+オーダー
予約・問い合わせ:03-3573-3651

そしてもう一つ宣伝。
12/11(火)に三鷹駅すぐ近くのウナマスというライヴハウスで、喜多直毅タンゴトリオのライヴを行います。
喜多直毅クアルテットのようなオリジナル作品ではなく、即興演奏でもなく、いわゆる『普通のタンゴ』を演奏します。
フェデリコ、レケーナ、リベルテーラなどのロマンティックでドラマティックな曲を中心にお届けします。
いつもは雑司ヶ谷のエル・チョクロで演奏していますが、武蔵野・多摩地区の『雑司ヶ谷はちょっと遠いよ〜』という方、是非是非お越し下さい!

喜多直毅トリオ:喜多直毅(ヴァイオリン)北村聡(バンドネオン)松永裕平(ピアノ)
喜多直毅トリオ:喜多直毅(ヴァイオリン)北村聡(バンドネオン)松永裕平(ピアノ)
写真は2018年10月9日、雑司ヶ谷エルチョクロで撮影。

喜多直毅タンゴトリオ
出演:喜多直毅(ヴァイオリン)
   北村聡(バンドネオン)
   松永裕平(ピアノ)
内容:アルゼンチン・タンゴ
日時:2018年12月11日(火)19:00開場/19:30開演
会場:UNA MAS(三鷹)
   東京都武蔵野市中町1-10-6三鷹北口共同ビル2F
   Tel:0422-36-6252
料金:¥4,000
ご予約&お問い合わせ:
   UNA MAS 0422-36-6252(19:00~23:00)
   violin@nkita.net(喜多)

サイトのスケジュール更新、遅々として進んでおりませんが毎日一つずつ(何という遅さ!)更新していきたいと思っています。
今後ともどうぞよろしくお願いします!

藤香想でのライヴの後、打ち上げをしました。要町の中華料理店。
久しぶりに火鍋。野菜が沢山食べられてヘルシー。
好きな野菜をビュッフェみたいに選べるんだけど、ベロベロした麺の様なところてんの様なものは嫌いです。

2018年11月21日水曜日

OFF/STRINGツアー終了!!! 11/22:翠川敬基(vc)深山マクイーン時田(箏)とのトリオ、11/23:ファドも計画、11/28は神戸で『葵上』

2018年11月14日ドイツ文化センターOAGホール OFF/STRING Special公演終了後 Harald Kimmig(Vln)/喜多直毅(Vln)/久田舜一郎(小鼓)/松本泰子(歌)/黒田京子(pf)Sebastian Gramss(cb)
2018年11月14日ドイツ文化センターOAGホール
OFF/STRING Special公演終了後
Harald Kimmig(Vln)/喜多直毅(Vln)/久田舜一郎(小鼓)/松本泰子(歌)/黒田京子(pf)Sebastian Gramss(cb)

OFF/STRINGのツアー、無事終了しました!
各公演には多くの方にお運びいただき本当に有難うございました!
また主催して下さった皆様、スタッフの方々には本当にお世話になり、心から感謝を申し上げます。
そして撮影と録音を引き受けて下さった藤巻さんには本当にお世話になりました。
有難うございました!

2018年11月4日 OFF/STRING: 喜多直毅(Vln)/ Harald Kimmig(Vln)/Sebastian Gramss(Cb) つくばアートセンター
2018年11月4日
OFF/STRING: 喜多直毅(Vln)/ Harald Kimmig(Vln)/Sebastian Gramss(Cb)
つくばアートセンター

2018年11月5日 OFF/STRING: 喜多直毅(Vln)/ Harald Kimmig(Vln)/Sebastian Gramss(Cb) Barber Fuji(上尾)
2018年11月5日
OFF/STRING: 喜多直毅(Vln)/ Harald Kimmig(Vln)/Sebastian Gramss(Cb)
Barber Fuji(上尾)

2018年11月13日 OFF/STRING: 喜多直毅(Vln)/ Sebastian Gramss(Cb)/Harald Kimmig(Vln) アトリエ第Q藝術(東京・成城学園)
2018年11月13日
OFF/STRING: 喜多直毅(Vln)/ Sebastian Gramss(Cb)/Harald Kimmig(Vln)
アトリエ第Q藝術(東京・成城学園)

2018年11月10日 喜多直毅(Vln)/Harald Kimmig(Vln) 松本弦楽器(東京・代々木)
2018年11月10日
喜多直毅(Vln)/Harald Kimmig(Vln)
松本弦楽器(東京・代々木)

ゲストとして参加して下さった演奏家の方々にもお礼を申し上げます。
皆さんのおかげでとても魅力溢れる公演となり、お客さんからも大好評でした。
演奏に加わって下さったことにより、SebastianとHaraldのプレイにも変化が現れて大変嬉しい結果となりました。
彼らはいわば百戦錬磨のインプロヴァイザーですが、僕がかつて聴いたことのないプレイがゲスト奏者の方々のおかげでどんどん引き出されたと思います。
本当にどんな相手でも充実した演奏の出来るSebastianとHarald、その対応力と発想とサウンドの豊富さには驚かされました。
素晴らしい!
僕も彼らに近づきたいと強く願っています。

2018年11月6日リハーサル OFF/STRING: 喜多直毅(Vln)/Sebastian Gramss(Cb)/松本泰子(歌)/Harald Kimmig(Vln) 松本弦楽器(東京・代々木)
2018年11月6日リハーサル
喜多直毅(Vln)/Sebastian Gramss(Cb)/松本泰子(ゲスト・歌)/Harald Kimmig(Vln)
松本弦楽器(東京・代々木)

2018年11月9日大阪公演・打ち上げ 磯部宗寛氏(主催)、OFF/STRING: 喜多直毅(Vln)/Sebastian Gramss(Cb)/松本泰子(歌)/Harald Kimmig(Vln)
2018年11月9日大阪公演・打ち上げ
磯部宗寛氏(主催)/喜多直毅(Vln)/Sebastian Gramss(Cb)/松本泰子(歌)/Harald Kimmig(Vln)

2018年11月7日 松本泰子(ゲスト・歌)、OFF/STRING: 喜多直毅(Vln)/Harald Kimmig(Vln)/Sebastian Gramss(Cb) Enne_nittouren(名古屋)
2018年11月7日
松本泰子(ゲスト・歌)、OFF/STRING: 喜多直毅(Vln)/Harald Kimmig(Vln)/Sebastian Gramss(Cb)
Enne_nittouren(名古屋)

2018年11月11日  Harald Kimmig(Vln,ダンス)/矢萩竜太郎(即興ダンス)/藤波啓介(Tb,即興パフォーマンス)/喜多直毅(Vln) レクチャーとワークショップも開催された。 いずるば(東京・田園調布)
2018年11月11日
 Harald Kimmig(Vln,ダンス)/矢萩竜太郎(即興ダンス)/藤波啓介(Tb,即興パフォーマンス)/喜多直毅(Vln)
レクチャーとワークショップも開催された。
いずるば(東京・田園調布)

2018年11月13日 深山マクイーン時田(箏)/Harald Kimmig(vln,dance)/五十嵐あさか(vc, voice) アトリエ第Q藝術(東京・成城学園)
2018年11月13日
深山マクイーン時田(箏)/Harald Kimmig(vln,dance)/五十嵐あさか(vc, voice)
アトリエ第Q藝術(東京・成城学園)

大阪公演では川名一吉さん(建築家)、北谷知之さん(庭作家)、川畑智史さん(庭作家)、大藤健司さん(建築家)が中心となって、素晴らしい演奏舞台を作り上げて下さいました。
このような舞台で弾かせて頂けて大変嬉しいです。
お客さんからも大好評でした。

中之島公園・芝生広場に作られた特設会場。

そしてOFF/STRINGとしての公演ではありませんが、大阪ではバンドネオン奏者の清川宏樹さんが松本泰子さんと僕と彼自身が演奏するライヴを企画して下さいました。
突然お願いしたブッキング。
しかも演奏するのはタンゴはほんの少しで後はジャンルの違う曲ばかり…。
リハーサルも当日のみ。
本当に大変だったと思いますが素晴らしいトリオの演奏になりました。
そしてたくさんのお客さんを集めて下さいました。
改めて深く深くお礼を申し上げます!

2018年11月8日 喜多直毅(vln)/清川宏樹(bandoneon) 先杯(大阪)
2018年11月8日
喜多直毅(vln)/清川宏樹(bandoneon)
先杯(大阪)

今回のツアーはもともと齋藤徹さん(cb)が企画していたものです。
しかし徹さんが病気治療に専念するために暫く仕事を休むことになりました。
徹さんからはツアー自体を中止にするか、SebastianとHaraldだけでツアーをしてもらうか、僕が首都圏の公演のみ参加するか、或いは僕が全てを引き継ぐか、いくつか選択肢を示されました。
かなり迷いましたが、全てを引き受けることにしました。
大変なことは容易に想像できましたが、それでも”経験してみたかった”のです。
そして同じヴァイオリニストのHaraldからツアーを通してきっと多くを学べると思ったのです。

2018年6月1日 OFF/STRING: 齋藤徹(cb)/喜多直毅(vln)/Harald Kimmig(vln)/Sebastian Gramss(cb) Galerie Linda Treiber(ドイツ・エッテンハイムミュンスター)
2018年6月1日
OFF/STRING: 齋藤徹(cb)/喜多直毅(vln)/Harald Kimmig(vln)/Sebastian Gramss(cb)
Galerie Linda Treiber(ドイツ・エッテンハイムミュンスター)

実際に取りかかると困難なことが次々と目の前に現れました。
しかし多くの方に相談にのっていただき、協力して頂き、おかげさまで無事に終えることができました。
感謝です!
そして最終日のドイツ文化センターでの公演で全ての演奏が終わった後、HaraldとSebastianから労いの言葉をもらいました。
本当に嬉しかった。
客席からの温かい拍手も忘れることが出来ません。

もちろん良い演奏が出来た、お客さんに音楽を喜んでもらえた、Haraldから刺激を受けて色々と学べた…、という音楽面での成果も大きな喜びです。
しかし一つの仕事に一生懸命取り組みそれを通して多くの人と繋がることが出来た、人々の気持ちに支えられた、という事の方が実は心に残る。
それがこのツアーを終えて実感していることです。

そしてもう一つ強く感じたこと。
それは自分のグループ(喜多直毅クアルテット)でもっとツアーをしたいという思いです。
日本国内で、そして前途は多難ですが海外でも…。
実際にこの一年ほどその準備をしています。

本当に好きなこと・そして自分の腹の底から生まれたことならば、困難にも立ち向かえる。
心の底から湧き上がる思いには従った方が良い。
そしてそれが自己実現の為でない限り、不思議と必ず助けの手が差し伸べられる。
こんな事柄もこのツアーを通して得た思いです。

恐らく前述の齋藤徹さんもそのようにして活動をして来たのだと思います。
レベルの高い欧州の即興音楽、タンゴ、韓国のシャーマン音楽。
自分から現地に赴いて学んだり、一流の演奏家を日本に招聘して大きな公演を行ったり。
そこにどんなに困難なことがあったか、想像も及びません。

しかし更に深遠かつ高尚な音楽を求め、またそのような音楽に導かれて、これまで歩んで来たのだと思います。
これまでの音楽活動を通してうかがい知る徹さんの生き方には大いに学びたいと思います。
その徹さんに今回のツアーを任されたことをとても誇りに思っています。
と同時に、自分はまだまだ、とも思っております。


さてツアーの話はここまで。

OFF/STRINGにかかりっきりで、すっかり他のライヴのことが疎かになっていました!
しかし僕の状況を察して色々と動いて下さっている方々も多く、本当に助かっています。
有難うございます。

ところが自分のウェブサイトの更新も滞っていて、新しいライヴスケジュールもお知らせしていない…。
ちょっと集客が心もとないので皆さん助けてください(本音)。
サイトのスケジュールページも更新してまいります。

まず11/22は翠川敬基さん(チェロ)、深山マクイーン時田さん(箏)とトリオです。
このトリオは二度目。
前回は江古田のギャラリーでシュトックハウゼンの“Tierkreis”、冨樫正彦さんや翠川さんのオリジナル曲を元に即興演奏を行いました。
今回も内容はほぼ一緒ですが、更にこのトリオの演奏内容を深めたく再度ライヴを行うことにしました。
皆さん是非お越し下さい!

喜多直毅(vln)/翠川敬基(vc)/深山マクイーン時田(箏)

出演:喜多直毅(ヴァイオリン)
   翠川敬基(チェロ)
   深山マクイーン時田(箏)
内容:即興演奏
日時:2018年11月22日(木)19:00開場/20:00開演
会場:inF(大泉学園)
   東京都練馬区東大泉3-4-19津田ビル3F
   03-3925-6967
料金:¥3,500+オーダー
ご予約&お問い合わせ:
   03-3925-6967

そして翌日11/23はおなじみのファドも計画。
昭和歌謡やファドなどをさがゆきさんのギター弾き語り、翠川さんのチェロと共に演奏しています。
シリアスでダーク、情念に満ちた世界。
今回のライヴ以降、しばらく間が空きますので是非お越し下さい。

ファドも計画:vocal+guitar:さがゆき/violin:喜多直毅/cello:翠川敬基
2018年8月19日
ファドも計画:vocal+guitar:さがゆき/violin:喜多直毅/cello:翠川敬基
inF(東京・大泉学園)

出演:ファドも計画
   vocal+guitar:さがゆき/violin:喜多直毅/cello:翠川敬基
内容:ファド、ブラジル音楽、昭和歌謡、オリジナル楽曲、etc
日時:2018年11月23日(金・祝)14:30開場/15:00開演
   ※開場時間が演奏開始の30分前となります。ご注意下さい。
会場:inF(大泉学園)
   東京都練馬区東大泉3-4-19津田ビル3F
   03-3925-6967
料金:¥3,500+オーダー
ご予約&お問い合わせ:
   03-3925-6967

お、気がつけばinFで2daysですね!
大泉学園に泊まった方が良いかも!?(冗談っす。)

そして今月末は神戸に参ります!
内容は能楽『葵上』です。

「舞打楽暦第13番/葵上空間」
「舞打楽暦第13番/葵上空間」

今年3月に久田舜一郎さん(小鼓)と角正之さん(ダンス)を神戸からお呼びして、東京で『葵上』を上演しました。
(久田先生には今回OFF/STRINGの最終公演にもご参加頂きました。)
今回は角さんの企画で神戸の酒心館ホールにて上演いたしますが、更に多彩なゲストをお迎えしてコンテンポラリーな公演になる予定です。
またパフォーマンスは角さんのコンセプトに基づいて行われます。
ステージで何が起こるか、何が出現するのか…。
本当に楽しみです!

こちらに角さんによる文章をお載せしますので、是非お読みの上お越し頂ければと思います。

みなさまへ、
2018年音楽と舞踊の交響対話シリーズ
「舞打楽暦第13番/葵上空間」公演へのご来場お待ちしています!

ふり返れば、大倉流能小鼓方久田舜一郎と現代舞踊家角正之の二人ユニット「舞打楽暦」は結成してはや18年、それは伝統古典芸術と現代芸術における「舞台アートの創造的可能性」をめぐる途方も無い展開に困惑しながらも、誠実に向き合うことを続けた二人の時間はあっという間のエストワール(歴史)だったように思えます。
今回の「舞打楽暦第13番」はこれまでと少し趣向を変えています。音と動きの即興演奏に加え、言葉(言語性)のもつ具体的なテェイル(物語)イメージ「謡曲葵上」を想像させています。時間軸上に見いだせる二態の空間には、中世(空間A)から現在(空間B)にタイムワープする一人で二人あるいは二人で一人の「世阿弥あるいはZEAMI」の見る夢、その不可視な想像力が投影させるパラドキシカルな「葵上空間」を舞打楽暦第13番に登場させることになるでしょう。
……………………………
2018年「舞打楽暦第13番企画」
「葵上空間 / A.O.I.(能).U.E SPACE」
二つの異なる空間に「葵上」、
二つの異なる時間に「A.O.I.U.E」、
二つの異なる時空に「異相対位法/SPACE COUNTERPOINT 」、
今、二つの時代(現代と中世)を超えて、「ZEAMI/世阿弥」が甦る、
空間Aなる世阿弥、空間BなるZEAMI、二態の「ゼアミ」は舞打楽暦第13番でここで再び出会い、唯一となる。

=空間A=
小鼓と謡と仕舞とヴァイオリンのための「葵上/第4番」
能謡曲「葵上」を音楽と謡の室内楽オペレッタ風に仕上げて行く、物語の骨格は紫式部の描く光源氏の類なき愛の遍歴の中で、六条御息所の愛情表現は憎悪な生霊となり、光源氏の正妻葵上に取り憑く光景を謡います。怨霊祓いにより、生霊となった我身を後悔する六条御息所の退場の姿が儚いのです。ヴァイオリンは六条御息所の激情する声を音に映し、小鼓は生霊祓いの聖なる力を表している。今回のために演出された「謡と音楽による葵上」の軸展開は登場しない光源氏の悩みの深さをも表す能式室内楽のようでもあり、心情の重い物語が浮かんで見えてきます。

=空間B=
小鼓とヴァイオリンとラップトップとダンスのための「A.O.I.U.E/ヴォカリーズ」
この場面の主題は「愛する人たち」です。人が人を愛するための相関図をギリギリの閉塞状況、他者を対象化できない愛を渇望する人たち、音と動きの即興する関係に置き換えます。
劇場という環境場(空間)に、動くオブジェモビール(2本の縄)が吊られ、演奏場の時間軸の経緯を表しています。三人の音楽家はそれぞれ独立した関係に置かれ、独自なAOIUE(母音/ヴォーカリーズ)のイメージを喚起し、互いに共生していきます。
また、三人のダンサーの動きの相関図は、限りない自己愛を通してみる、他者喪失のエピソードだと言えます。音と動きの演奏の関係システムはZOYD.LOGUE(即興対話)のゾーン・エピソードの連帯、あるいは切断されて起きる多様なプロット(場面)創造であり、共時する演奏空間の中で生まれるエネルギーの収縮と膨張、パワーバランスの濃密性と無化性に表象を映している。まさに演奏行為におけるエンドレスな構造を持ち合わせていることも内包している。

共同演出/久田舜一郎と角正之
出演者/久田舜一郎(大倉流小鼓方)、大島衣恵(喜多流シテ方.謡、仕舞)、喜多直毅(ヴァイオリン)、石上加寿也(ラップトップ)、
角 正之(ダンス)、Jun.Amanto(ダンス)、和田敦子(ダンス)、
舞台美術/今村 源(オブジェ制作)
宣伝美術/和田 忠
…………………………………
時期/2018年11月28日(水)
時間/18時30分開場\ 19時開演
料金/予約\4000円、 当日\4500円 ※全席自由
神戸東灘区御影塚町1-8-17 TEL:078-841-1121 無料駐車場60台 
…………………………………………
ご予約/お問い合わせ
TEL.090-3622-1625(角) TEL.0798-73-6586(久田)
メール sumish@kazemai.com(角)


以上にご紹介したライヴ以外にも様々な演奏が予定されています。
まずは僕がスケジュールページを更新しなくては!
しばしお待たせして申し訳ありませんが、どうぞまた聴きにお越し下さい。
皆さん、どうぞ宜しくお願いします!

これは東京駅・品川駅で売っている駅弁『品川貝づくし』。
東京から西に向かうツアーでは必ず買って食べます。

2018年11月3日土曜日

いよいよ即興弦楽トリオOFF/STRINGのツアーが始まります!

Sebastian Gramss(contrabass) Harald Kimmig(violin) 喜多直毅(violin)
OFF/STRING
Sebastian Gramss(contrabass)Harald Kimmig(violin)喜多直毅(violin)

ドイツから素晴らしい二人の弦楽器奏者を招きツアーを行います。
コントラバス奏者のSebastian Gramss(セバスチャン・グラムス)、ヴァイオリン奏者のHarald Kimmig(ハラルド・キミッヒ)の両氏です。

以下、それぞれのプロフィール。

Sebastian Gramms(セバスチャン・グラムス)コントラバス・作曲

2013年・2018年ECHO賞(ドイツジャズ大賞)を受賞。前回来日の際、インプロとジャズを軽々と越境し、深いパッションと素晴らしいオリジナリティを発揮した演奏は、その親しみやすい人柄とともに、多くの日本のリスナーを魅了し驚愕を与えた。
ケルン音楽大学・オスナブリュックIFM教授。25枚のCDを発表。ラジオドラマ・映画・演劇・ダンス(ピナ・バウシュも)の為の音楽を提供。アンサンブル・モデルンともコラボレーションを行う。2012年、BASSMASSEを50台のコントラバスで組織する。「Thinking of Stefano Scodanibbio」でSCHALLPLATTENKRITIK賞を受賞。ベースDUOツアーを続行中(バリー・ガイ、マーク・ドレッサー、バール・フィリップス、齋藤徹、ジョエル・レアンドル、ウィリアム・パーカー)。アフリカ・韓国・南米・インド・日本・アメリカ・ロシアで演奏。
主な共演者:

Marilyn Crispell, Aki Takase, Fred Frith, Sidsel Endresen, Tom Cora, Peter Kowald, Peter Br?tzmann, John Tilbury, Vinko Globokar, Stefano Scodanibbio,Le Quan Nihn, Zeena Parkins, Elliot Sharp, Conny Bauer, Pina Bausch, Rick Moody (author)、他。
主な参加グループ:
UNDERKARL, SLOWFOX, FOSSILE3, STATES OF PLAY
齋藤徹とはDUO CD「楽」、「BASSMASSE」、「Thinking of…Stefano Scodanibbio」で共演。「楽」(DUOでのドイツツアーから収録)ではHarald Kimmig(ヴァイオリン)とのトリオトラックがある。

Harald Kimmig(ハラルド・キミッグ)ヴァイオリン・パフォーマンス・作曲

第一線のインプロヴァイザーとしてヨーロッパで活躍中。その身体性を活かしたパフォーマンスは驚異的であり、他のジャンルのアートとインプロという方法で越境する。哲学者・医者・心理学者・ダンサー・音楽家を中心としたシンポジウムやワークショップも主催。キミッグ・シュチューダー・ジンマーマリンというトリオを組織。ジョン・ブッチャーをゲストにCD制作。「ヒューマン・ファクトリー」と名づけた企画ではAnnette Pehnt(文学者)、Axel Malik(映像作家)、Lilo Stahl, Hideto Heshiki, Michael Schumacher u.v.a.m.(ダンサー)らと共同制作。Netzwerk Neue Musik Baden-WurttembergでVillingen-Schwenningen市よりレジデンスアーティストとして招かれ制作を行う。トロッシンゲン音楽学校ではインプロを教え、フライブルグTIP(ダンス・インプロ・パフォーマンス学校)、バーゼルやベルンの音楽学校で客員教授を続ける。セシル・テイラーとの共演盤2枚。齋藤徹・セバスチャン・グラムスのドイツツアーDUOのCDでは1曲参加。

お読み頂いてお分かりいただけると思いますが、二人とも第一線で活躍する奏者たちです。

僕は、セバスチャンとは三回(一回は日本で、二回はドイツで)、そしてハラルドとは一回ドイツで共演しています。
二人ともオリジナリティに満ちた演奏をし、それぞれのファンタジーを持ち、そして技巧に長けています。

例えばセバスチャン。
彼のこのソロ動画をご覧下さい。


最初はジャズっぽいソロから始まり次第に様々なフェイズが現れ、弓を二本使ったり頭部で弦を押さえるような奏法が登場します。
個人的には深い森や深海を遊泳する鯨をイメージしました。
この動画を見ていると、彼がコントラバスという楽器の可能性をこれでもかというほど開いて見せてくれているような気がしてきます。

そしてハラルド。
SNSにはこの動画をたくさんシェアしました。


しかしこれだけですとどうもアクロバティックなヴァイオリニストとしての印象が強いかも知れません。
僕は、彼が単なる曲弾きヴァイオリニストだと見なされるのを危惧しており、もっと他の動画をシェアすべきだったかも知れないと思っています。

ドイツで身体表現について彼に色々と話を聞いてみたのですが、全ての動きはヴァイオリンを弾く動作から始まっているのだそうです。
弓の上げ下げと呼吸と言った基本動作からスタートし、それを発展していった結果、現在のパフォーマンスに達したのだそうです。
そしてこのヴァイオリンを弾く動作に加えて『水の動き』を意識しているそうです。
(道理で彼からもらったCDに、水の流れる音にヴァイオリンソロを重ねたものがありました。)

この動画にはまるで腹筋しながらヴァイオリンを弾いているように見える部分があります。
確かにこんな姿勢でヴァイオリンを弾くには相当筋力トレーニングが必要です。
実は他のヴァイオリン奏者でも、アクロバティックな弾き方をしている人が実際にいます。
やっぱり腹筋をしながら弾いている…。
しかしそれはハラルドとは違い、何というかエンターテインメント的な弾き方で、「俺、こんな弾き方も出来るんだぜ!」「すげえだろ!」という波動を感じます。

ではハラルドの場合は?
動き・音・そして共演者(ダンスや美術の人など)とひっくるめて観た時に、そこに”美学”が感じられる。
また高い作品性が感じられ、そこに向かうために肉体を使っているのが分かる。
そして動機にひけらかしが感じられない、先述のヴァイオリニストのような。

ヴァイオリンとはもともと身体性の高い楽器ですが、セバスチャンがコントラバスという楽器の可能性を追求しているのと同様に、ハラルドはヴァイオリンと身体の関係を追求しているのではないかと思います。
そこには演奏する事・音楽する事に対する問いがある。
また“演奏する身体”に対する問いもある。

今回のツアーブッキングは演奏家中心のコンサートが多くなりましたが、11/11には田園調布のいずるばにて矢萩竜太郎さん(即興ダンス)とのセッションが予定されています。
この日はハラルドの生徒の藤波圭介さんも通訳としてだけではなく、トロンボーン奏者・パフォーマーとして参加予定です。
詳細はこの記事の下の方までスクロールしてご覧下さい。

ハラルドに関しては身体性の側面ばかり注目してしまいがちですが、演奏ももちろん凄いです!
色々ご紹介したい動画がありますが、僕はこのトリオが大好きです。


ハラルド曰く、これはコンセプチュアルな即興だそうです。
3人が繰り出す様々なサウンドがナイフの様に空を切る。
全員のサウンドの切り替えがめちゃめちゃ速い!
まるで急カーブの出来るF1みたいです!
実はコントラバスのDaniel Studer氏の演奏は以前パリで聴いたことがありその時から素晴らしいと思っていたのですが、ここで繋がっていたとは!
世の中狭いですね。

さて今回のこのツアーはもともとコントラバス奏者の齋藤徹さんが企画したものです。
徹さん、セバスチャン、ハラルド、僕の四人で今年六月、南ドイツを中心に何箇所かでライヴを行いました。
次は日本で会おう!と言って二人と別れたのですが、残念ながら徹さんは病気療養の為にこのツアーには参加できなくなってしまいました。

齋藤徹(contrabass)Sebastian Gramss(contrabass)Harald Kimmig(violin)喜多直毅(violin)

本当ならば四人の弦楽器奏者で構成されているOFF/STRING。
しかし今回はトリオです。
トリオというものは『クアルテットに一人足りない』とか『クアルテット引く一人』ではありません。
全く別のアンサンブルだと考えています。
もちろん徹さんがいてくれるに越したことはありませんが、今はゆっくり療養していただいて、3人の演奏はしっかりと充実したものにしたいと思います。

また会場によっては何人もの素晴らしいゲストをお呼びできることになっています。
皆さん、どうぞご期待下さい!

◉11/4(日)つくば
出演:Sebastian Gramss(contrabass)
   Harald Kimmig(violin)
   喜多直毅(violin)
内容:即興演奏
日時:2018年11月4日(日)14:30開場/15:00開演
会場:つくばアートセンター・TFSギャラリー
   茨城県つくば市花室981
料金:無料
ご予約:必要ありません。

◉11/5(月)上尾


出演:Sebastian Gramss(contrabass)
   Harald Kimmig(violin)
内容:即興演奏
日時:2018年11月5日(月)19:00開場/19:30開演
会場:Barber Fuji(上尾)
   埼玉県上尾市愛宕2-12-17
   048-772-2175
料金:4,000円(終演後参加費無料の交歓会があります。)
ご予約:048-772-2175(Barber Fuji)

◉11/7(水)名古屋




出演:即興弦楽トリオOFF/STRING+松本泰子
   Sebastian Gramss(contrabass)
   Harald Kimmig(violin)
   喜多直毅(violin)
   ゲスト:松本泰子(vocal)
内容:即興演奏、齋藤徹オリジナル作品
日時:2018年11月7日(水)18:30開場/19:00開演
会場:Enne_nittouren
   愛知県名古屋市東区代官町26-20 日陶連原料ビル1F
   090-2573-7120
料金:ご予約¥4,000/当日¥4,500
ご予約・お問い合わせ先:
   ピアノハウスエムエムジー 052-806-3023 or pianohouse.mmg@gmail.com
   お名前・人数・ご連絡先をお知らせ下さい。

ここで番外編として松本泰子さんと大阪在住のバンドネオン奏者・清川宏樹さんとのライヴを行います。
即興演奏ではなく、タンゴや日本の歌、オリジナルなどを演奏いたします。

◉11/8(木)大阪



出演:喜多直毅(ヴァイオリン)
   松本泰子(歌)
   清川宏樹(バンドネオン)
内容:オリジナル楽曲、日本の歌、ヴァイオリンとバンドネオンによるタンゴetc.
日時:2018年11月8日(木)18:30開場/19:30開演
会場:先杯(大阪天満)
   大阪府大阪市北区天満3-6-10 沼田ビル1F
   06-7504-7814
料金:予約¥3,000/当日¥3,500(ワンドリンク付き)
予約:06-7504-7814(先杯)またはhrk.kiyo@gmail.com(清川)

◉11/9(金)大阪



出演:即興弦楽トリオOFF/STRING+松本泰子
   Sebastian Gramss(contrabass)
   Harald Kimmig(violin)
   喜多直毅(violin)
   ゲスト:松本泰子(vocal)
内容:即興演奏、齋藤徹オリジナル作品
公演特設サイト:STRING QUARTETT + NATURATECTURE
日時:2018年11月9日(金)18:30開場/19:00開演/21:30終演予定
開催場所:中之島公園 芝生広場(大阪)
   大阪府大阪市北区中之島1-1
料金:前売券3,000円(1drink 別)/当日券3,500円(1drink 別)
ご予約・お問い合わせ先:こちらのURLで受付しております。
協力:ドイツ連邦共和国外務省、堺ジャズ愛好会、Garden design office 萬葉、super architects、FUJI建築工房

◉11/10(土)代々木



出演:Harald Kimmig(ヴァイオリン)
   喜多直毅(ヴァイオリン)
内容:即興演奏
日時:2018年11月10日(土)18:00開場/18:30開演
会場:松本弦楽器(代々木)
   東京都渋谷区千駄ヶ谷5-28-10
   ドルミ第二御苑804号室
   03-3352-9892(場所の問い合わせのみ受け付け)
料金:予約3,500円/当日4000円(1ドリンク付き)
ご予約・お問い合わせ:violin@nkita.net(喜多)
※12名様限定です。ご予約はお早めに!
※会場は普通のマンションです。18:30にメインエントランスが閉まってしまいますので、遅刻にご注意下さい。
※お申し込みの際は《代表者氏名》《人数》《連絡先電話番号》を必ずお書き下さい。

◉11/11(日)田園調布



出演:Harald Kimmig(ヴァイオリン、レクチャー)
   矢萩竜太郎(ダンス)
   喜多直毅(ヴァイオリン)
   藤波圭介(パフォーマンス、トロンボーン、通訳)
内容:Haraldを中心としたセッション、即興や身体性についてのレクチャー、ワークショップを予定しています。
日時:2018年11月11日(日) 16:30開場/17:00開演
会場:いずるば(沼部・多摩川)
   東京都大田区田園調布本町38-8
   03-3721-8760
料金:¥3,000
   ※同日14:00から行われる“いずるばオープンリハーサル”参加者は¥2,000でご入場頂けます。
予約:080-3584-3315、又はstudio-info@izuruba.jp

◉11/13(火)成城学園



出演:Sebastian Gramms(コントラバス)
   Harald Kimmig(ヴァイオリン)
   喜多直毅(ヴァイオリン)
   五十嵐あさか(チェロ・声)
   深山マクイーン時田(箏)
内容:即興演奏
日時:2018年11月13日(火) 19:00開場/19:30開演
会場:アトリエ第Q藝術1Fホール(成城学園)
   東京都世田谷区成城2-38-16
   03-6874-7739
料金:ご予約¥3,500/当日¥4,000
ご予約:03-6874-7739 / q.art.seijo@gmail.com
    violin@nkita.net

◉11/14(水)青山一丁目・赤坂



出演:Sebastian Gramss(contrabass)
   Harald Kimmig(violin)
   久田舜一郎(小鼓)
   喜多直毅(violin)
   黒田京子(piano)
   松本泰子(vo)
内容:即興演奏、齋藤徹オリジナル作品
特設Website
日時:2018年11月14日(水)開場19:00/開演19:30
会場:ドイツ文化会館・OAGホール(青山一丁目・赤坂見附)
   東京都港区赤坂7-5-56ドイツ文化会館内
   03-3584-3201
料金:¥4,000/¥4,500(ワンドリンクつき)
ご予約・お問い合わせ先:
   電話:03-3584-3201(ドイツ文化会館)
   メール:violin@nkita.net

僕はヴァイオリニストですので、どうしても同じヴァイオリン奏者のハラルドの記事が長くなってしまいました。
しかしハラルドのパフォーマンスには言い尽くせない魅力があると思います。
僕は身体表現アートには疎いところがあるのですが、しかし例えば11/11の彼のレクチャーを通して得られるものは大きいと思っています。
今回のツアーは是非弦楽器奏者の方に観て頂きたい。
普段クラシックを演奏していても我々の演奏を一度聴いて頂き、その後でまたクラシックに向かう。
そうするとバッハでもベートーヴェンでもブラームスでも、捉え方が何か変わっているのをお感じいただけるのではないかと思います。

ということで、皆さん、是非お誘い合わせの上お越し下さい!

2018年10月29日月曜日

喜多直毅クアルテット二日間連続公演『文豪』終了!!!次回は3/2(土)3/3(日)/臭い“ホンオフェ”を食す。

2018年10月27日 喜多直毅クアルテット『文豪』@公園通りクラシックス 作曲/ヴァイオリン:喜多直毅、バンドネオン:北村聡、ピアノ:三枝伸太郎、コントラバス:田辺和弘
2018年10月27日
喜多直毅クアルテット『文豪』@公園通りクラシックス
作曲/ヴァイオリン:喜多直毅、バンドネオン:北村聡、ピアノ:三枝伸太郎、コントラバス:田辺和弘

昨日、喜多クアルテットのライヴが終了いたしました。
お越しの皆様、本当に本当に有難うございました!
中にはお友達を誘ってお越しになった方々もいらっしゃいました。
また一日目の演奏を聴いて二日目もご予約下さった方もいらして嬉しい限り。
心から感謝申し上げます!

2018年10月27日 喜多直毅クアルテット『文豪』@公園通りクラシックス 作曲/ヴァイオリン:喜多直毅、バンドネオン:北村聡、ピアノ:三枝伸太郎、コントラバス:田辺和弘
2018年10月27日
喜多直毅クアルテット『文豪』@公園通りクラシックス
作曲/ヴァイオリン:喜多直毅、バンドネオン:北村聡、ピアノ:三枝伸太郎、コントラバス:田辺和弘

実はこのところ、11月に来日するドイツ人演奏家たちとのツアーの準備やそれ以外の様々なこと(全部重要)で大変忙しく過ごしていました。
今月はライヴも多かった。
そして先週は喜多クアルテットの初の福岡公演もあり、「あ〜〜〜、俺どうなっちゃうんだろう」という状態。
世の中にはもっと忙しくて大変な思いをしている人たちもいると思いますが、僕も大変…。
食事するのも忘れていたりして結構痩せました。

おかげさまで福岡公演は皆さんに喜んで頂いてホント良かった!
実は徹夜で行ったのです、福岡に!
前の晩はチェロの五十嵐あさかさんとライヴがあり、その前には確実に昨日一昨日の『文豪』用の新曲を書いていなければならなかった。
ところが忙しくてなかなか作曲が進まない!
ってなわけで、徹夜で書いて福岡入り。
なかなか大変な一日でしたが、お客さんにあんなに喜んでもらえたので疲れも眠気も吹き飛んでしまいました。

そして中三日かけて新曲を書き足したり直したりして、今回の公演に漕ぎ着けました。

2018年10月27日 喜多直毅クアルテット『文豪』@公園通りクラシックス・リハーサル風景 作曲/ヴァイオリン:喜多直毅、バンドネオン:北村聡、ピアノ:三枝伸太郎、コントラバス:田辺和弘
2018年10月27日
喜多直毅クアルテット『文豪』@公園通りクラシックス・リハーサル風景
作曲/ヴァイオリン:喜多直毅、バンドネオン:北村聡、ピアノ:三枝伸太郎、コントラバス:田辺和弘

作曲・ヴァイオリン:喜多直毅 2018年10月27日 喜多直毅クアルテット『文豪』@公園通りクラシックス・リハーサル風景
作曲・ヴァイオリン:喜多直毅
2018年10月27日
喜多直毅クアルテット『文豪』@公園通りクラシックス・リハーサル風景

バンドネオン:北村聡 2018年10月27日 喜多直毅クアルテット『文豪』@公園通りクラシックス・リハーサル風景説明を追加
バンドネオン:北村聡
2018年10月27日
喜多直毅クアルテット『文豪』@公園通りクラシックス・リハーサル風景

ピアノ:三枝伸太郎  2018年10月27日  喜多直毅クアルテット『文豪』@公園通りクラシックス・リハーサル風景
ピアノ:三枝伸太郎
2018年10月27日
喜多直毅クアルテット『文豪』@公園通りクラシックス・リハーサル風景

コントラバス:田辺和弘 2018年10月27日 喜多直毅クアルテット『文豪』@公園通りクラシックス・リハーサル風景説明を追加
コントラバス:田辺和弘
2018年10月28日
喜多直毅クアルテット『文豪』@公園通りクラシックス・リハーサル風景

本番直前までSNSで宣伝をし集客努力を怠らない俺…。

さて今回のセットリストです。

10/27
* 鉄条網のテーマ
* さすらい人
* 悲愴
* 轍
* 峻嶺
* 残された空

10/28
* 月と星のシンフォニー
* 孤独
* 死人〜酒乱
* 文豪
* 疾走歌
* 厳父

新曲の『文豪』という曲には以前作った『少年兵のテーマ』という曲の一部を使っています。
これは文豪とは関係ないのですが、アンドレイ・タルコフスキー監督の映画『僕の村は戦場だった』の主人公の少年をイメージして作りました。
古い映画です。

今回二度目の演奏となった『厳父』は1回目よりも身体に入って来た感じがします。
昨日の演奏では少しだけ繰り返しを入れたり強弱に変化を付け、流れが前よりも自然になった気がします。
もう少し演奏回数を重ねれば更に自由に演奏できるようになるのではないでしょうか。

最近、ベートーヴェンからロマン派・近代あたりのピアノ曲を良く聴いているのですが、ラフマニノフのピアノ・エチュード【音の絵】とかメチャメチャ好きです。
特にエフゲニー・キーシンが気に入っています。


例えばショパンのピアノ練習曲の彼の左手のアルペジオには大変粘りがある。
轟きのよう。
以前はキーシンって全く聴かなかったのにどうしちゃったんでしょうね。

やはり三枝君のピアノはクアルテットの要です。
案外、主旋律やソロを弾くことは少ない。
しかし曲の骨格や全体の方向性、そして性格を決定づけるのは彼のピアノだと思っています。
地響きを立てたり、津波を起こしたり、吹雪を吹かせたり、雷を落としたりする。
このためには強靭なピアノが必要なのです。
(他のグループでは全く違う演奏をしているのかも知れませんが。)

次回は3月を予定しています。
また新しい曲を作る予定。
公演タイトルを先に決めてしまうのは結構危険。
曲の内容がタイトルによって縛られて限定されてしまうからです。
しかし僕はどうしても言葉(特に漢字二字熟語)から発想が始まることが多く、危険でもなんでもこれは避けられないと思っています。

ただし!
後出しジャンケンですが、出来上がった作品がどうもタイトルと違う場合は、初演以降タイトルを変えちゃっても良いと考えます。
例えば昔作って今でも弾いている曲に『板橋区』という曲がある。
もうこのタイトルは嫌になり、今では『貧民窟のテーマ』としています。

もともと貧しく空気の汚れた殺風景な街(板橋本町周辺)をイメージして作った曲だし、別に良いのではないか?
板橋区=貧民窟としては区民の皆さんに怒られるかも知れません。
しかし僕も板橋区民ですので構わないと思います。
それに実際に戦前は板橋本町には貧民窟があり、子殺しを請け負う人々が住んでいたのです。
『ふるさとは貧民窟なりき』(小板橋二郎)という本を読んでみてください。
本当にそう書いてあるから。

もちろん世田谷や目黒あたりの人が板橋区を貧民窟と呼んだ場合は袋叩きにされると思います…。

さてさて次回の公演詳細です。

喜多直毅クアルテット二日連続公演 ~沈黙と咆哮の音楽ドラマ~

・出演
 喜多直毅(作曲・ヴァイオリン)
 北村聡(バンドネオン)
 三枝伸太郎(ピアノ)
 田辺和弘(コントラバス)

・日時:2019年3月2日(土)、3月3日(日)※2日連続公演
    両日共14:30開場/15:00開演
    ※2日、3日ではそれぞれ異なる曲目を演奏いたします。

・会場:公園通りクラシックス(渋谷)
    〒150-0042東京都渋谷区宇田川町19-5
    東京山手教会B1F
    03-6310-8871
    JR・東京メトロ・東急線・京王井の頭線渋谷駅下車徒歩8分
・入場料:どちらか1日分のご予約¥4,000
    2日連続予約¥7,000(10月27日のご来場時に¥4,000、翌10月28日に¥3,000を申し受けます)
    当日(両日とも)¥4,500
 
●2日連続予約は3月1日までにお願い致します
●3月2日に翌日3月3日のご予約を頂いた場合は¥4,000を申し受けます。
・メールでのお申し込み:violin@nkita.net(喜多)
 メールタイトルは「喜多クアルテット3月予約」、メール本文に「代表者氏名、人数、連絡先電話番号、ご覧になりたい日付」を必ずご記入の上、お申し込みください。
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ということで沢山の方にお越し頂きたいと思っています。
どうぞ宜しくお願いします!

2018年10月27日 喜多直毅クアルテット『文豪』@公園通りクラシックス 作曲/ヴァイオリン:喜多直毅、バンドネオン:北村聡、ピアノ:三枝伸太郎、コントラバス:田辺和弘
2018年10月27日
喜多直毅クアルテット『文豪』@公園通りクラシックス
作曲/ヴァイオリン:喜多直毅、バンドネオン:北村聡、ピアノ:三枝伸太郎、コントラバス:田辺和弘

会場にはバンドネオン帯の女性も!!!

さて!
今回の打ち上げは韓国料理店“サムギョプサル韓国食彩にっこりマッコリ高田馬場”で行いました。
お目当はホンオフェです!

ホンオフェ!!! 豚肉とキムチとニンニクと青唐辛子を重ねて一気に口に放り込む。
咀嚼すると物凄い臭いが口の中に充満し鼻から抜けていく。

これはエイの肉を発酵させた食べ物。
世界で二番目か三番目に臭い食べ物と呼ばれており(一位はスエーデンのシュールストレミング)、僕は一度ソウルで食べて病みつきになりました。

どのような臭いかというとアンモニア臭です。
皿を顔に近づけるとトイレの様な臭いが立ち上り目に入って痛い。
口に入れて咀嚼すると、口内が小便器になったかのよう。
素晴らしい食べ物です!

目に染みる臭さ!!! ハマったら虜になる。

皆んなに臭いを嗅いでもらいました。楽しい!

塩やタレをつけて食べます。

頬張ると地獄だがやめられません。

味自体は淡白で、コリコリした食感を楽しむものだと思います。
あ、もちろんキツい小便臭もおまけに付いて来ます。

僕は何切れも食べましたが、メンバーは余り食べていませんでした。
これではダメですね。
出されたものはちゃんと食べて欲しいと思います。

皆さんも是非トライしてみてください。