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次回の喜多直毅+田中信正+西嶋徹トリオは12月22日(日)@雑司が谷エルチョクロ!!!

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2019年8月17日 喜多直毅(violin)田中信正(piano)西嶋徹(contrabass) 雑司が谷エルチョクロ 昨日は新しいトリオ、喜多直毅+田中信正+西嶋徹トリオの初ライヴでした。 会場は雑司が谷のエルチョクロ。 初めてのライヴにも関わらず満席にしていただき本当に有難うございました!!! またアンケートも配らせて頂きましたが、お書きいただいて感謝!!! 三人で嬉しく読ませて頂きました。 さてこちらが昨日のセットリストです。 1. Alfama(ファド) 2. 五木の子守唄 3. Libertango(Astor Piazzolla) 4. 赤い橋(浅川マキ) 5. Chorinho pra Ele(Hermeto Pascoal) 1. Upa Nequinho 2. Contigo en La Distancia 遠く離れていても 3. アルフォンシーナと海 4. ふるさと(日本唱歌) アンコール:Les yeux ouverts 瞳を開いて もともと喜多直毅+田中信正デュオ、喜多直毅+西嶋徹デュオで演奏していたレパートリーをトリオで演奏しましたが、全く別のアプローチで演奏できたと思います。 田中さんと西嶋さんの見せ所・聴かせ所も、デュオとは違う形で曲に組み込むことが出来ました。 田中さんのファンにも西嶋さんのファンにも、いつもの二人とは違う魅力をお感じ頂けたのではないかと思います(そうだったら僕も本当に嬉しい)。 随所に溢れた西嶋さんの深く豊かな音色、そして歌ごころ。 美しいだけではなく、凄みと狂気を宿したノイズ。 田中さんの諧謔的なソロも楽しかった。 そしてアルフォンシーナと海で演奏された、ドラマティックで精神性に溢れたピアノソロ。 そこには人生の悲劇と同時に美しい海が表現されていたと思います。 楽しく軽快な曲やロマンティックな曲も演奏しましたが、『死』のある音楽を生み出せた。 これは僕の理想です。 こんなトリオを始められたことが嬉しくてなりません。 次回は12/22(日)。 是非是非お越しください!!! 西嶋さんのファンには初めてだと思いますが、この日はクリスマスライヴです!!! これまで二年に亘り田中信正さんとのデュオで行った来たクリスマスライヴ。

9/6(金)は喜多直毅シンガーソングライターライヴwith加藤崇之(ギター)@西荻窪・音や金時

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喜多直毅歌手デビューライヴvol.1with加藤崇之(gt) 2019年5月8日@西荻窪・音や金時 9/6(金)に行うシンガーソングライターライヴの為にキーを決めるべく、歌手の中で一番共演数の多い松本泰子さん(vo)に手伝って頂きました。 実は第一回目は家で歌って決めたキーが低すぎて、ボソボソボソボソ歌ってしまい歌詞が不明瞭になってしまった のです 。 近所迷惑を気にしてつい低い音域で歌っていて、それが自分にちょうど良いキーだと思っていたのです。 ところが本番、ステージでマイクを使って歌って余りの低さにびっくりしました。 喉も疲れました(それでも2ステージ歌い通した!!!)。 今日、相応しいキーを調べていく中で、案外自分の声が高いことが判明。 完全なテノールまでは行かないけどバリトンの高い方からテノールの低い方。 この音域だと無理なく歌えて、しかも歌詞も明瞭に届きそうです。 それと先日一緒にライヴで演奏した時、歌手のさがゆきさんにも歌詞を印象付けるコツみたいなものを教えてもらいました。 ある意味、朗読みたいなアプローチにも思えました。 語ることと歌うこと。 この微妙なバランス感覚と距離感が面白いのかなと思います。 そもそもソングライティングの方、特に歌詞のことに気を取られがちなのですが、歌うことも楽しくなるとより表現に幅が出てくるかも知れません。 家では研究のために器楽による即興演奏や現代音楽、クラシック、タンゴ、ポルトガルギター、韓国伝統音楽等を聴いていますが、それ以外では結構歌ものを流しているのです。 ロシアのリュドミラ・ズィキナ、ヴラジーミル・ヴィソツキー、ブラート・オクジャワ、アレキサンドル・グラツキー。 ポーランドのエヴァ・デマルチク。 フランスのバルバラ、レオ・フェレ、ジャック・ブレル。 シチリアのローザ・バリストレリ。 ロシアンジプシーのリダ・グレスコ、ヴァリア・ディミトリエヴィッチ。 アルゼンチンタンゴのロベルト・ゴジェネチェ。 器楽<歌、かも。 以上に掲げた歌手の方々は実に素晴らしく、その人がそのまま歌になっている。 そして聴いていると胸が熱くなる。 到底僕にはそんな大歌手のような歌は歌えませんが、それでも歌作りに加えて『歌うこと』にも面白さを見出して行けたらと思います。 ってな

喜多直毅クアルテット西日本ツアー2019:10/10神戸公演はダンサーの角正之さんと共に!!!

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【喜多直毅クアルテット西日本ツアー・神戸公演】 10/10喜多直毅カル初の神戸公演!!! ツアー初日となる10/10神戸公演では、コンテンポラリーダンスの角正之さん、レナート・レオさん、越久豊子さんの三名のダンサーの方々と喜多直毅クアルテットのコラボレーションを行います。 角正之(ダンス) 角正之さんとは昨年1月に久田舜一郎さん(小鼓)大島輝久さん(謡)との能楽公演でご一緒させて頂いた他、神戸での即興パフォーマンス、翠川敬基さん(チェロ)とのトリオでも共演させて頂きました。 身体に漲る静と動のエネルギー、ドラマティックな表現に大きなインパクトを与えられました。 そこに何か喜多カルテットの音楽と相通ずるものを感じ、今回共演をお願い致しました。 これまで音楽のみの公演を中心に行って来たクアルテットですが、今年4月の矢萩竜太郎さんとのセッションではダンスとのコラボによる音楽の変容と異化に作曲者自身、大きな驚きと喜びを得ました。 今回の角さんとの共演でも音楽とダンスの反目・同化・分裂が現れ、刻々と変わりゆく様を体験して頂けるでしょう。 関西地方にお住いの皆さん、どうぞお誘い合わせの上、お越しくださいますようお願い申し上げます。 また首都圏にお住いの方も是非是非ご参加ください。 普段とは全く異なる喜多カルテットの音楽をお聴き頂けるに違いありません。 TANGO’s EIDOS(タンゴの形相)シリーズーVol 2 Naoki Kita音楽作品とダンスHomo Motion // [沈黙と咆哮の対話] ……………………………………… [ダンス対話の説明] 2000年、音と動きの同一場における「インタラクティブなエネルギー交換対位法」を可視化したインターフェイスー集団即興対 話(ZOYD.LOGUE)は角正之の作案で始まるアモルファスな即興ダンスフィールドです。複数以上の行為者同士間に同期的関係、差異的関係、超越的関係が生まれ、そして無関係も隠れています。 2018年、瞑想ボディアウェアネスワークの中で、宇宙と身体のホロフィールド、息の響き合う遊戯的対話(レンマ/Limma-ギリシャ哲学)を着想し、独自のHomo Motion(動態ダンス)を考案する。 ※レンマ(Limma/ギリシャ哲学)/尋常じゃない論理

8月17日(土)は喜多直毅/田中信正/西嶋徹トリオ@雑司が谷エルチョクロ!!!

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喜多直毅(ヴァイオリン)田中信正(ピアノ)西嶋徹(コントラバス) 2019年8月7日@松本弦楽器でのリハーサル 田中信正さん(ピアノ)、西嶋徹さん(コントラバス)とはここ数年、それぞれデュオとしてライヴを重ね、アルバムも一作品作って来ました。 喜多直毅(ヴァイオリン)田中信正(ピアノ) 2018年4月14日@雑司が谷エル・チョクロ 喜多直毅(ヴァイオリン)西嶋徹(コントラバス) “L'Seprit de L’ENKA”録音風景 2019年2月27日@日本音響エンジニアリングAGS Lab 最初は全く別のデュオとして考えていたのですが、次第に演奏の世界観が被って来ました。 それは曲目のジャンルが被って来たというよりも、音楽の色合いとか風景、曲の根底にある心情などが似通って来たという意味です。 これは僕の不器用さにも原因があるのですが、自分が選曲やアレンジやディレクションを行っていると、別々のユニットやプロジェクトでも何だか似通って来てしまう。 (本質が一緒だからかも知れません。) しかし田中さんと西嶋さんという素晴らしいミュージシャンは、ともすると同じ色・同じ味になりがちな僕のアレンジに別のアングルから光を当て、風を吹き入れてくれる。 僕の意図を良い意味で裏切ってくれるわけですが、この裏切りの塩梅にも加減が必要で、彼らのは絶妙と感じることしきりです。 田中さんと2017年に発表したアルバム“Contigo en La Distancia -遠く離れていても-”ではラテン音楽を、西嶋さんと今年発表したアルバム“L'Seprit de L’ENKA”では日本の演歌や叙情歌を収録しました。 今回はこの二つのデュオのレパートリーをトリオで演奏したいと思いますが、より一層カラフルになった音楽をお楽しみ頂けると思います。 昨日三人でリハーサルを行いました。 田中さんの繊細で煌びやかなピアノの加わった『五木の子守唄』、西嶋さんの柔らかく深い音色で奏でられるファド『アルファーマ』。 音を出してみて確信を抱きました。 ぜひ多くの方にお聴き頂きたいトリオです。 出演:喜多直毅(ヴァイオリン)    田中信正(ピアノ)    西嶋徹(コントラバス) 内容:暗く深いラテン音楽の数々 日時:2019年