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次回の喜多直毅クアルテットライヴは来年2月4日(金)@新宿ピットイン

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 昨日、本日と喜多直毅クアルテットの公演へお出かけくださった皆様、本当に有難うございました! 寒い中お越しくださり、心から感謝しております。 【12/18】 1. 死人~タンゴ的即興〜酒乱 2. 街の残像 3. 空爆のテーマ 4. 街角の女たち The Pom-Pom Girls 5. 轍 6. 悲愴 7. ふるさと 12/19 1. 泥の川 2. 警笛のテーマ ※新曲 3. 人生の海  ※新曲 4. 疾走歌 5. 峻嶺 6. 残された空 二日目は新曲を二曲演奏いたしました。 『警笛のテーマ』と『人生の海』と言う曲。 これからも是非プログラムに入れて行きたいと思います。 さて次回は来年2/4(金)、新宿ピットインでの公演となります。 ピットインでのライヴを考えたのは、まずあのブラックボックス的な空間に喜多カルの音を響かせてみたかったと言うこと。 そしてPA入りで喜多カルの演奏をしてみたかったと言うこと。 PAに関してはまだ決定したわけではありませんが、空間としてのピットインは喜多カルの音楽にマッチするのではないかと思っています。 当日はいつもの倍の曲目を演奏する予定です。 ってことは60分一本勝負が休憩を入れて二本…。 これはかなり気力と体力を消耗しそうなライヴですが、曲目を考え抜いて挑みたいと思います。 お客さんにも覚悟と気合を強いるかも知れませんが、どうぞ宜しくお願いします…。 出演:喜多直毅クアルテット    喜多直毅(ヴァイオリン)    北村聡(バンドネオン)    三枝伸太郎(ピアノ)    田辺和弘(コントラバス) 内容:喜多直毅オリジナル作品 日時:2021年2月4日(金) 19:00開場/19:30開演/二部制 会場:新宿ピットイン    http://pit-inn.com    東京都新宿区新宿2-12-4 アコードビルB1F    03-3354-2024 料金:¥4,400(1ドリンク付き) 予約:電話 03-3354-2024(新宿ピットイン)    予約フォーム  http://pit-inn.com/#contactus 感情やエナジーのとめどない奔流、それと対を成す出し抜けの抑止と意識層の急激な切り替わり―タンゴを重要なベースとするこのクァルテットがはらむのは、凍てつくような寒さと紙一重の熱。深層から絞り出されるメロディの儚(はかな

オリジナルグッズ発売・12/18(土)夜、12/19(日)午後は喜多直毅クアルテット@公演通りクラシックス

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喜多直毅オリジナルグッズ! デザイナー・山田真介さんによるフライヤーをそのままクリアファイルとポスターにしました。 ライヴ会場にて限定販売。 活動開始10周年ということで喜多カル・オリジナルクリアファイルとポスター(A2とB2)を作りました! 今度の土日のライヴで発売致します。 喜多カルのフライヤーデザインをいつもお願いしている山田真介さん。 その作品からは喜多カルの音楽が聴こえてくる…。 このかっこいいフライヤーがそのままクリアファイルやポスターになっているなんて、僕自身感激です! ぜひぜひお求め下さい! いよいよ今度の土日は公演当日。 もちろん新曲もあります(二曲)。 そして作って間もない『街角の女たち』、『空爆のテーマ』も演奏します。 『街角の女たち』は今年2/26に行われた『池袋ネガフィルム』というコンセプチュアルなコンサートのために作りました。 戦後間もない池袋。 そこで春をひさぐ女たち(パンパンガール)をイメージしています。 さて今年は喜多カル結成10周年です。 10周年とはいえ、記念的なホール公演は行いませんでした。 コロナ禍の真っ最中であり、僕自身、他のことで思いのほか忙しくなっていたからです。 しかし喜多カルの活動が減ったことにより、逆にこのバンドのことを落ち着いて考えられました。 一体このバンドで自分が何をしたいのか。 メンバーの三人と共にどんな音楽を作りたいのか。 10年前と比較して、僕もメンバーも大きく変わっていると思います。 それはただ歳を重ねただけではなく、演奏の経験値が増し、音楽に対して透徹した『イズム』を持ったということ。。 ざっくり言えば音楽家力、演奏家力、そして人間力が増したというではないかと思います。 北村、三枝、田辺の各氏は、今やシーンの最前線で大活躍をしており、それぞれが自分の世界を持って聴衆の前に立っています。 彼らの表現力はまさに強靭とも言えますが、実のところ、これはリーダー&作曲家である僕にとってはなかなか手強く、プレッシャーでもあるのです。 何とか負けないように頑張らないと、と思っていますが、ある意味もう負けているのかもしれません。 しかしあるゆる意味での『負け』の多さ、これまでに味わった挫折とか過ちとか屈辱みたいなものは彼らに引けをとらないと思っています、ちょっとずるいけど。 そうか、こんな事柄を音楽にすれば良いん

12/18(土)19(日)喜多直毅クアルテット2days公演『悲歌 ~エレジー~』沈黙と咆哮の音楽ドラマ

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実は今年は喜多直毅クアルテット結成10周年なのでした。 コロナによる大騒ぎで僕も思うように身動きが取れず、華々しく10周年を記念するようなイベントも開催出来ぬまま、もうすぐ2021年も終わろうとしています。 しかし小さくても何か記念に残るようなものをと思い、喜多直毅クアルテット・オリジナルクリアファイルとポスター(A2版/B2版)を作りました。 思えば喜多クアルテットの10年間の歩みは、一回ごとにフライヤーを作って下さったデザイナー・山田真介さんとの歩みだったと申し上げても過言ではありません。 ヤマシンさんには毎回公演テーマに沿ったフライヤーを作って頂きましたが、どれも保存しておきたくなるようなカッコいいデザイン! お客様の中にもお気に入りをコレクションしている方がいらっしゃると伺っております。 12/18(土)と19(日)に行われる喜多カルライヴでは、そんなヤマシンさんのフライヤーデザインをバシッとプリントしたクリアファイル(3種類)とポスター(2種類)をお求め頂けます。 もちろんライヴ会場限定発売! これはもうライヴにいらっしゃるしかありません!!! それに加えてシェアした写真で手にしているのは、ヤマシンさんのデザインではなく、僕が猛烈なわがままを言って作ってもらった“特製コックリさん文字盤クリアファイル”です。 裏には演奏中の喜多カルの勇姿がプリントされています。 日頃必要な書類をこのクリアファイルに入れて持ち歩けば、会社でも学校でも、好きな時にコックリさんが楽しめますね。 (10円玉はついていません。) 実はこの文字盤、僕が書いたのですが、書いている最中ゾッと鳥肌が立ったり妙に怖くなったりしました。 僕は霊を吸い寄せやすい体質なので、こう言うものを取り扱うのは避けるように霊能者から言われています。 でもせっかくの10周年記念なので、我慢して書きました。 コックリさんをやる時は憑依されないように気をつけてください。 そもそも霊をおもちゃにしてはいけません。 てなわけで、12/18(土)と19(日)は是非会場へお越しください! 演奏とグッズ、両方ともお楽しみ頂けますと幸いです。 喜多直毅クアルテット2days公演『悲歌 ~エレジー~』沈黙と咆哮の音楽ドラマ 出演:喜多直毅クアルテット    喜多直毅(作曲・ヴァイオリン)    北村聡(バンドネオン)    三枝

12/4(土)共有し、共生し共鳴する新しい祝祭空間 〜今様神楽〜 邦楽・洋楽・民族音楽と舞踊・コンテンポラリーダンス ジャンルを超えて織りなすカレードスコープ

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12/4(土)に北千住で行われるパフォーマンスです! 出演者はダンサーと演奏家で合計12名の大所帯! 構成・演出・作曲は様々なジャンルで大活躍中のパーカッション奏者・和田啓さんです。 公演タイトルに『共有し、共生し共鳴する新しい祝祭空間』とありますが、和田さんのアイディアを土台に出演者がそれぞれの力を出し合い、一つの豊かな場が生まれるに違いないと思っています。 公演では、時間軸の上で演奏者や踊り手を変えた即興パフォーマンスが繰り広げられます。 それぞれの場面には意味性がありはするものの、公演当日でなければ生まれない強い集中力によって、筋書き通りではない展開も期待できるのではないでしょうか。 北千住は思いの外、都心からのアクセスが良い街です。 会場も駅の目の前! どうぞお誘い合わせの上、お越しください! 共有し、共生し共鳴する新しい祝祭空間 〜今様神楽〜 邦楽・洋楽・民族音楽と舞踊・コンテンポラリーダンス ジャンルを超えて織りなすカレードスコープ 日時:2021年12月4日(土) 18:30開場/19:00開演 会場:足立区立文化芸術劇場シアター1010・10Fミニシアター(北千住)     https://www.t1010.jp    東京都足立区千住3-92 千住ミルディスⅠ番館 10F 料金:前売り¥4,500/当日5,000円 ご予約・お問い合わせ:    オフィス・ティルタ     TEL&FAX 050-1148-8264    Mail:imfo@beravomusic.com 出演 坂東冨起子(日本舞踊) 松重貢一郎(バリ舞踊)  JOU(ダンス)   木村由(ダンス)   矢萩竜太郎(ダンス)   田辺頌山(尺八)    山野安珠美(箏)     喜多直毅(ヴァイオリン)  松本泰子(ヴォイス) 安藤亮輔(ベース) 濱元智行(パーカッション) 山下由紀子(パーカッション) 和田啓(構成・演出・作曲)

11/28喜多直毅(ヴァイオリン)西嶋徹(コントラバス)@Cafe Beulmans(成城)

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最近思うこと。 心は若いつもりですが一応“大人”として見られる年齢になりました。 何年も前に『大人が本気で遊ぶとこうなる』みたいな即興パフォーマンスに参加させて頂いたことがあり、僕よりもずっと年上の出演者の方々(演奏・ダンス・ライヴペインティング)が率先して遊び始めた時、僕は為すすべもなくステージの片隅で置いてけぼりになっていたのです。 ホント、あれは凄いエネルギーでした。 ここ一年ほど西嶋徹さんとの即興演奏を重ねていますが、彼とはそんな『本気で遊ぶこと』が出来るのではないかと感じています。 否、やっと入り口に至ったばかりかも知れません。 しかし西嶋さんとのデュオではどんな馬鹿げたこともトライでき、とてもとても楽しいです。 逸脱も崩壊もある。 大人になるって、案外バカな子供になることなのかも知れないし、自由に振る舞えることなのかも知れません。 ファミリーレストランで親に『お父さんとお母さん、どうやって僕を産んだの?』とか大声で訊いてる子供。 出演:喜多直毅(ヴァイオリン)    西嶋徹(コントラバス) 内容:即興演奏 日時:2021年11月28日(日) 14:30開場/15:00開演 会場: Cafe Beulmans (成城)        東京都世田谷区成城6-16-5    カサローザ成城2F    03-3484-0047 料金:3,300円+2drinks order 予約:03-3484-0047      info.cafebeulmans@gmail.com

11/21日曜日は汐留ホール(新橋)にて喜多直毅&黒田京子デュオ!!!

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 このデュオはもう十年以上、活動を継続しております。 演奏は東京が中心ですが、数年おきに全国各地へツアーを行っています。 今まで何人の方が我々の演奏に触れてくださったのだろう。 そしてCDを聴いてくださったのだろう。 そう考えると何だか感慨深いものがあります。 このところはコロナ禍で活動も控えめでした。 それと黒田さんにも僕にも人生の節目とか大きな出来事があったり、ライフスタイルにも変化がありました。 社会にも個人生活にも色々な波が押し寄せてくる。 そしてどんどんその有様が変わっていく。 何か大きなものに翻弄されているような気さえします。 そんな中、どんな音楽作りをしていくか。 これはいつも考えていることなのですが、ちょっと前から『どんな音楽を聴いていくか』ということも考え始めました。 引きこもり的な性格なので、どうもインプットが少ない。 アウトプットばっかり。 これでは枯渇してしまうので、やっぱり人様のライヴに行ったり、ネットで音楽を聴いた方が良いのかなと思っています。 でも基本的に『自分がやりたい音楽』って『自分が聴きたい音楽』なのでは? もちろん両者がそのまま直結しないこともあるけど、基本的には今の自分が求めている音楽を具現化するような創作が理想です。 それは自分で自分用にシャツやスーツを仕立てるのと似ているかも知れません。 自分のサイズに合わせてあるので身体にジャストフィット。 生地も選べるし、デザインも自分で出来ますよね。 あとは太らないように気をつけるだけです。 そのような形で協働出来るのが黒田さん。 今回はそれぞれのオリジナル曲も新たに作りました。 もちろんCDの収録曲も演奏いたします。 そろそろお席も埋まって参りました。 ご予約のお済みでない方、どうぞお早めに! 喜多直毅&黒田京子デュオコンサート『声を聴く』 出演:喜多直毅(ヴァイオリン)    黒田京子(ピアノ) 内容:オリジナル作品、ヨーロッパ大戦中の歌、昭和歌謡、他 日時:2021年11月21日(日) 13:30開場/開演14:00(終演予定16:00) 会場: 汐留ホール    東京都港区東新橋1-7-2 汐留メディアタワーアネックス1F    Tel:03-6255-4104     (交通) ・都営地下鉄大江戸線「汐留駅」エレベーターFの1階から徒歩1分 ・新交通ゆりかもめ「汐留駅」東出

伊藤芳輝さん

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2017年11月16日船橋市市民文化創造館(きららホール) ご存知の方も多いかと存じますが、ギタリストの伊藤芳輝さんが天に召されました。 僕がそのことを知ったのは三日前。 以前から病気を患っていらしたのは存じておりましたが、ネットで多くの方が伊藤さんが亡くなったと書いていらしたのを見て本当に他界されたのだと知りました。 伊藤さんと初めてお会いしたのは僕がまだ二十代前半の頃だったかと思います。 四谷三丁目のバーでした。 友人のピアニストが伊藤さんと親しくて、彼女の夜店の仕事(酒場のピアノ弾き)が終わった後、伊藤さんの仕事場のバーに僕を誘ったのです。 伊藤さんは閉店後のバーでギターを取り出し、始発電車までフラメンコやボサノヴァを弾いてくれました。 ジャズやフラメンコや…その他様々な音楽をフュージョンさせて、新しい音楽を作り出す。 そんな人がいるんだなぁ、カッコいいなぁと思いました。 その後、何年もして僕がライヴハウスなどに出るようになり、オリジナル曲を作ったりジャズめいたアドリブ(?)をするようになって、思い切って伊藤さんに一緒に弾いてくださいとお願いしたところ快く引き受けて下さいました。 記憶に間違いがなければ、その場所は大塚のGrecoという小さな店だったと思います。 当時Grecoはまだ二階のバースペースのみで、ウイスキーを飲みながらアットホームな雰囲気の中、間近で演奏を楽しめる大人の空間でした。 このライヴ以降、伊藤さんは色々な仕事に僕を誘ってくださいました。 クッソ生意気でそのくせ演奏は半人前の僕を、です。 伊藤さんの引き合わせによる出会いもありました。 ミュージシャン、お客さん、会場等々。 そして一期一会の“演奏”との出会い。 伊藤さんは日毎夜毎のステージ上の音楽との出会いを作ってくれた先輩演奏家の一人でした。 僕には多くの学びの機会でした。 しかし結局僕はフラメンコのコンパスが分からず仕舞いで、伊藤さんのフラメンコソロやオリジナル曲に合いの手を入れたり同時に終わったりすることが出来ませんでした。 極度のリズム音痴。 いえ、ただの勉強不足で恥いるばかりです。 とにかく、伊藤さんのギターソロは本当に素晴らしかった。 ため息から始まって次第に言葉が増え饒舌になっていく。 やがてどんどんテンポが早くなり、一点に向けて加速していく。 それは猛禽が翼を広げて空に舞い上

2/26喜多直毅クアルテット『池袋ネガフィルム』:都市(まち)の心を描きたい。

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喜多直毅クアルテット 喜多直毅(作曲・ヴァイオリン)北村聡(バンドネオン) 三枝慎太郎(ピアノ)田辺和弘(コントラバス) 2020年1月24日@公園通りクラシックス(東京) 都市(まち)は人の集合体。都市は思い、考える。 今でこそ若者の間で『東京・住みたい街』ランキングの上位に吉祥寺と並んでその名が上がる池袋。 デパートが二つもあり、ちょっと路地に入ればお洒落なカフェやレストラン。 かつて文士の暮らした洋館、大学には蔦の絡まるチャペル、少し歩くと懐かしさ漂う雑司ヶ谷や鬼子母神の界隈…。 しかし数十年前まではちょっと暗くて怖くていかがわしい雰囲気の漂う街でした。 新宿や渋谷や銀座など東京の主な繁華街の中、上野と同様にいつまでも戦後とか昭和が抜け切らず、それが一種の『垢抜けなさ』を醸し出していたのかも知れません。 しかしそこが強烈な魅力でもありました。 池袋東口を背にして真っ直ぐ歩く。 すると東池袋のあたりにはボロボロの住宅やアパートが立ち並んでいました。 バラックのような長屋もあったと記憶しています。 平成を迎えた、僕が大学生の頃です。 その街並みはもう一部分を残してほぼ消滅してしまいました。 昔、『巣鴨の母』という映画を見ました。 戦犯容疑をかけられた息子とその老母の物語です。 老母が巣鴨拘置所(現在のサンシャイン池袋)へとぼとぼと歩いて行くシーンがあり、大変印象に残っています。 そこは荒涼とした埃っぽい道。 今の池袋からは想像も出来ません。 実際、戦犯として捉えられた家族・友人・恋人に会うために、何人もの人があの風景の中を歩いたのだと思います。 池袋に限らず、都市というものはどんどん変わっていきます。 しかしここで順序を逆に考えてみたい。 都市が変わったのではなく、人々が変わったのだと。 人々の考え方、生き方、行動が変化して、都市の様子が変わった。 至極当然、何を今更。 当たり前と言えば当たり前ですが、僕にとっては何だか新鮮な発想の順序でした。 では、池袋という都市は、人々の生き様やその移り変わりをどのように見て考えて来たのか。 人々の変化に何を思い感じて来たのだろうか。 そのような問いが新たに生まれました。 その問いに一つの答えを見つけるために、喜多クアルテットの音楽を用いたいと思います。 これまでこのグループでは、潮流というものに流されず、社会や人間のテーマを

2/2(火)はviolin喜多直毅/cello翠川敬基/contrabass西嶋徹による即興弦楽トリオ。

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 年が開けてまだまだ一月…と思っていたらもう二月も直ぐそこ。 もう少し一月にやるべきことがあった気がしますが、コロナコロナの毎日で忘れてしまいました。 それにしても自民党政府に対しては腹が立つばかり。 主にTwitterやYouTubeでニュースを見ているのですが、菅・麻生・二階のトリオは本当に酷いと思っています。 実は先日チョコレートを食べていたらいきなり奥歯が折れたのです。 最初は詰め物が取れたのかと思いました。 歯医者に行って診てもらったら、詰め物が取れたのではなく折れていると言われました。 折れた原因は“歯軋り”だそうです。 当たり前だけど、歯軋りなんて寝てる最中の行いですから、全く無意識に歯を食いしばっているわけです。 でもこの歯軋りきっと自民党政権に対する怒りが原因だと思っています。 さて菅・麻生・二階は悪いトリオですが、今日は良いトリオのライヴのお知らせ。 2/2(火)、西荻窪・音や金時にてチェロの翠川敬基さん、コントラバスの西嶋徹さんと三人で即興演奏のライヴをおこないます。 お二方とはヴァイオリン+チェロ、ヴァイオリン+コントラバスというデュオで演奏を重ねて来ました。 共に擦弦楽器にデュオですが、同属楽器の魅力がたっぷりです。 そして翠川さん、西嶋さんの素晴らしい表現力に支えられ、小さな楽器・ヴァイオリンも歓び囀ると言った感じ。 ヨーロッパでは割と良く聴くことの出来る即興弦楽アンサンブル。 正確無比な技術と楽器の可能性を究極まで追求した演奏。 僕が知っている欧州のアンサンブルは、まさにそんな印象です。 しかしこのトリオでは全く違った音楽が生まれると思っています。 そうでなければやる意味がない。 響き合う弦の豊穣さを味わいに是非お越しください! 出演:喜多直毅(ヴァイオリン)    翠川敬基(チェロ)    西嶋徹(コントラバス) 内容:即興演奏 日時:2021年2月2日(火)17:30開場/18:00開演 会場: 音や金時 (西荻窪)    東京都杉並区西荻北2-2-14喜志コーポB1    03-5382-2020 料金:¥2,700+オーダー(飲み物)※フードの提供はございません。 予約: violin@nkita.net ※15名様限定です。お申し込みの際は《代表者氏名》《人数》《連絡先電話番号》を必ずお書き下さい。

1/30(土)は金宜伸さん(ダンス)立岩潤三さん(パーカッション)と即興パフォーマンス@Cafe MURIWUI

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Trikord: 金宜伸(ダンス)喜多直毅(ヴァイオリン)立岩潤三(パーカッション) 皆さん、こんばんは。 東京は寒い日が何日か続きました。 お住まいの地域はいかがでしょうか? 今年は北陸を中心に大雪のところが多いですよね。 僕も北国生まれですが、子供の頃はカマクラを作って遊んだりミニスキーを履いて学校に行ったのを思い出します。 温暖化のせいで故郷も雪が少なくなり、今はただの寒いだけの場所。 さて1/30(土)はTrikordというグループで即興パフォーマンスを行います。 会場は祖師ヶ谷大蔵のCafe MURIWUI。 メンバーはダンスの金宜伸さん、パーカッションの立岩潤三さん、そして僕(ヴァイオリン)です。 TrikordのPVです。 一番最後の告知は昨年のものです。 ご注意ください! さて、もう遠い昔のことのように感じられますが、一時期ベリーダンスの伴奏の仕事を良くやっていました。 ライヴハウスやクラブっぽいところ、カフェ、バーなどで。 そんな仕事で出会ったのが金さんと立岩さん。 金さんはベリーダンスが出自ですが、自身のルーツとも言える韓国伝統舞踊の動きも活かした表現を追求しています。 立岩さんは本当に守備範囲が広く、プログレ、インド音楽、アラブ音楽、ヨーロッパの中世の音楽等々、様々なフィールドでその才能を活かしていらっしゃいます。 僕はもうベリーダンスの仕事をすることもなくなり、そういった現場で金さんや立岩さんとご一緒する機会はありません。 アラブ音楽の演奏も一年に一回、毎年恒例の年末のファルハのライヴくらいです。 (ファルハ=ウード奏者の常味裕司さんの楽団) しかし何だか金さんと立岩さんとはもう十年くらい不定期でTrikordをやっています。 十年と言っても年一回のペースなのですが…。 久しぶりに会うとお互いの変化が分かって面白いし、変化していなくてもそれはそれで面白い。 とにかくステージでは三人三様の立ち位置で即興パフォーマンスを繰り広げます。 このトリオでは僕は殆どアラブ的なことは弾きません(弾けない)。 でもいつもの自分でいても全く違和感がないし、他の二人もアラブ音楽が!とかオリエンタルダンス(ベリーダンスのこと)が!という人たちでもない。 『こうでなきゃだめ』ってのがない。 何だかボーダーのない砂漠を自由に漂っているようで面白いです。 思えば東京の音

1/22来週金曜日は黒田京子さんとデュオ@中野SweetRain

 皆さん、こんばんは。 毎日毎日寒いですね。 コロナ感染も日毎に患者さんが増えて大変です。 僕は去年の正月に高熱を出し酷い目にあいました。 今から思えばあれはコロナだったのでは?と思っているのですが…。 あの苦しさ、そして全身の痛みは強烈なもので、入院こそしませんでしたが『俺、もう死ぬかも』と思いました。 コロナも非常に高い熱が出ますよね。 同じような症状で苦しんでいる方には早く良くなって欲しいと祈るばかりです。 さて1/22来週金曜日は黒田京子さんと中野のSweetRainでライヴを行います。 緊急事態宣言発令に伴い、開場開演時間を通常より繰り上げてお届けします。 20:00前には終了いたします。 出演:喜多直毅(violin)    黒田京子(piano) 内容:オリジナル等を即興演奏を交えて 日時:2021年1月22日(金)17:30開場/18:00開演/19:45終演    ※緊急事態宣言発令に伴い、開場開演時間が変更になりました。 場所:Sweet Rain(中野)     http://jazzsweetrain.com    東京都中野区中野5-46-5 岡田ビルB1    03-6454-0817 料金:2,800円(学割¥1,800) ご予約・お問い合わせ:     jazzsweetrain@cap.ocn.ne.jp    03-6454-0817 ★3密を避けるため、当分の間お客様の人数を10人程度限定にさせていただきます。 そのため、メールでのご予約をお願いいたします。定員に達した場合、お断りすることもあり ますが、どうかご了承ください。 ★必ずマスク着用の上ご来店くださるようお願いいたします。 ★ライブチャージのある日は、2ドリンク以上のオーダーをお願いいたします。 ★学割を利用される方は、来店時に学生証を呈示してください。呈示なき場合は適用できませんので、ご注意ください。但し、適用できる年齢は25歳以下とさせていただきます。 ★上記の価格に消費税をプラスさせていただきます。 さてSNSではお伝えしていましたが、このデュオの2ndAlbum『愛の讃歌 -Hymne a l'amour-』(2014年リリース)が Apple Music や Spotify でお聴きいただけるようになりました。 在庫がなくなって以来、再プレスを希望さ

誰と勝負する?

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 皆さん、こんにちは。 またしても! 緊急事態宣言が出て、本当に大変な世の中です。 現政権をどう表現しよう? 仁も義もない徳もない、そして美学のない政権。 毎日Twitterやニュースアプリでニュースを見ていますが、腹が立つやら情けないやら。 精神的にあまり良くないのでニュースのチェックを控えたほうが良いのかなとも思っています。 こんな時代にあって、演奏家もその生き方を問われていると感じています。 僕には『演奏家仲間』と呼べる人が余りいません。 何でそうなったかは本題から逸れるので申し上げませんが、でもとにかく皆んなには頑張っていて欲しいなぁと心から思っています。 直接メッセージを送るわけでもないし、ましてや面と向かって言うなんて照れ臭くて無理。 でも心底、負けないで欲しいと願っています。 こんなことを言うからには僕だって負けてはいられません! こんなふうに思っていたところ、ある方のFBに気になる投稿がありました。 それはただの愚痴なのか、あるいは切羽詰まった悩みなのか、読んだだけでははかりかねるものでした。 ご本人はそこに愚痴めいたことを書き記したことによって気持ちも晴れて、案外ケロッとしてらっしゃるかも知れません。 それならそれで良いのです。 ただ内容を読めば自分自身にも思い当たるところがある。 だからその書き込みに対するアンサーではないけど、僕の考えを書いてみたくなりました。 ひょっとしたらその方の意図したところから大きく逸れるかも知れませんが、そこはご容赦いただければと思います。 ここに書くことは全く僕の個人的な考えですので。 その投稿に書かれていたこと。 それは『勝ち負け』でした。 他の同業者のように仕事が速くない、稼ぎが少ない、という悩み。 そして焦り、さらには無力感。 自分には勝つことなんて出来ない。 それは言い換えれば『自分は負けている』『もう諦めたい』でした。 その方の現在の環境を想像するに、負けてもいられないし、諦めてもいられないのではないかと思います。 その方は、僕みたいに独身で、東京でフラフラしていて、貧しくてもとりあえず餓死しなければ良いと考えていられる立場ではない。 (はっきり言って僕自身は飢えて孤独死しても仕方のない存在だと思っています。) こんなちゃらんぽらんな人間には、現実の厳しさに今まさに直面している人の気持ちなんて、全く分からな