2020年12月31日木曜日

行く年来る年、今年の出来事&来年の抱負


2020年も間もなく終わろうとしています。

窓の外には高く登った月。

実は今日の夕方からこの記事の下書きをしていて、今年一年あったことを全部書き出そうとしていました。
でもあまりにも膨大になってしまったのでやめてしまいました。

今年は実に特別な一年でした。
仕事がどんどんキャンセルになったり、生演奏の代わりにインターネット配信でライヴをお届けするようになったり。
国からの補助金、文化庁の支援金などもありましたよね。
僕の周りでも機材を買って動画を作ったり、配信をしたりする人が増えました。
僕もあれこれ買い集めて、作業環境も改善しました。
大変助かっています。
モチベーションも上がりました。

演奏家仲間とも機材について話したり、どのようにクオリティを高めていくかアイディアを出したり。
それとライヴハウスのオーナー達と話すと、結局『どう収益化する?』という話題になっていきます。
しかし僕は演奏家ですので、これから音楽がどのように変わっていくか、そこに一番興味と関心があります。

『どんなに時代が変わっても、変わらないものがある。』とは完全に使い古された言い回し。
若い頃は反発を抱いていました。
新しい価値観の想像を!とか、そんなことを思い描いていたから。

しかし今、世界中がこのような状況にある中、逆に変わらないものって何だろう?と考えています。
それを音楽で探していかなければなりません。
新しい価値観の想像よりも、変わらないものの発見の方が何倍も難しそう。
案外、変わらないもの探しの末、発見されたものこそが新しい価値観なのかも知れませんよね。

さて来年の抱負。

大体毎年のように『来年は〇〇をするぞ!』と意気込んで見せるのですが、パーフェクトに達成できたことはありません。
でも一応目標があると楽しいじゃないですか!?

  1. タンゴ年にする!
    頑張って16曲はオリジナルアレンジをしたい!16曲あれば一本のライヴを全てオリジナルアレンジでお届けできます。ちなみに僕は編曲が遅く、一曲一週間かかります。
  2. 喜多直毅トリオ
    もう少しレパートリーを充実させたいなぁ。それと楽譜をSibeliusで作り直したい。
  3. ソングライティング7曲
    すでに何曲か持ち歌はありますが、あと7曲あればアルバム一枚作れます。
  4. ヴァイオリン&ピアノ二重奏楽譜ダウンロード販売
    タンゴとか映画音楽とかポピュラー音楽の編曲集です。ヴァイオリンとピアノで演奏できて、コンサートのアンコールピースや発表会などに使える楽譜をダウンロード販売したいと思っています。
  5. 自分のwebsiteでの動画配信
    生配信ではなく、ライヴ録画を編集したものを有料配信したいと思っています。
  6. CDのネット通販ページを充実
    表示を大幅に改善し、PayPal決済を可能に致します。
  7. 小説を書くぞ!
    プロットで頓挫しています。今、小説の書き方の本を読んでいます。
  8. OmniPlanの使い方をマスター
    高いソフトなんですけど、全然使えてませんでした。これは大きめのプロジェクトを企画するとき、タイムラインで順序立てられるので便利。
  9. Premiere Pro, Illustrator, Photoshop, Logic Pro
    これらはイライラの元なんですが、お金をかけている割に使い方が上達していない。今年こそ頑張ります!
  10. スムージーを作って飲む
    先日、母からブレンダーを貰ったので。
  11. 語学
    英語+何か。フランス語かイタリア語かスペイン語かロシア語。

こんなところです。

ということで、今年一年は実に実に大変な一年でした。
まだ誰にも先行きは分かりません。
でも祈り願うことしかできないとしても、祈っている心と体で新しい年に入っていければ、また爽やかに再スタートや再チャレンジが出来る気がします。

今年も様々な場所で演奏をお聴きくださりありがとうございました。
多くの方にお世話になり、無事に何とか一年を過ごすことが出来ました。
新年が皆さんにとって良い一年でありますように!

2020年12月19日土曜日

喜多直毅クアルテット『異土』終了、次の公演は2/26『池袋ネガフィルム』

昨日の公演へお越しくださった皆様、寒い中本当に有難うございました!

(公演直前に書いたこちらの記事『現代の異土』も併せてお読みください。)

おかげさまで今年一年間、コロナ禍にありながら、4回の公演を感染対策をしつつ行うことが出来ました。
それ自体は喜ばしいことですし、ホッとしたというのが正直なところ。
しかしコロナ禍の政治経済の様子や自分を含む国民の暮らしを思えば、いつもの年の瀬のような賑やかな気分にもなれません。

段々と歳を重ねて変わっていく自分の身体のことも考えてしまう。
まず老眼。
前は眼からレーザービームでも出しているかの如く、暗いところでも小さい音符が読めました。
しかし最近は譜面の五線がダブって見えるようになって来てしまった。
もう老眼鏡が手放せません。

それとバネ指。
前にタンゴのライヴで、演奏中に左親指が伸びたまま曲がらなくなってしまい、とても慌てました。
すぐに元に戻ったのですが、もうこんなことになりませんように!と祈っていたのに、昨日は右手の小指が伸びたまま曲がらなくなってしまいました。
おかげでテンポもリズムもキープ出来なくなってしまいました(悔しい)。

これも加齢のせいなのだろうか。
それにしても男でずっと小指が立ったままって何だか嫌ですよね?
ヴァイオリン演奏中だけではなく、グラスを持つ時、タバコを吸う時、カラオケのマイクを持つ時。
本当に小指のバネ指だけは治したいです。

余り年齢のことは言いたくないし、気持ちは若いつもりです。
でも身体を保つために運動とか軽いエクササイズをしなければなりませんよね。
たまにやってますよ、HIITトレーニング。
YouTubeに良い動画がたくさんあります。

さて年寄りくさい話になってしまいましたが、本日のセットリストです。

・鉄条網のテーマ
・さすらい人
・田園
・疾走歌
・峻嶺
・ふるさと

田園は新しい曲です。
故郷の盛岡にはさんさ踊りというのがあり、この太鼓のリズムを元に作りました。
『サッコラー チョイワヤッセー』という掛け声があり、これも所々に取り入れてヴァイオリンで奏でられます。


さんさ踊りはYouTubeにも沢山動画がありますので、お時間がある時にでもご覧ください。
ちなみに盛岡のさんさ踊りは賑やかで明るい感じですが、喜多カル版のはもっと違う感じです。
また演奏したいと思いますので、今回いらっしゃれなかった方はどうぞお楽しみに!
いつか盛岡の皆さんにも聴いていただけたらと思っています。
『おらだづのさんさおどるはこったらおんがぐじゃね!』って怒られるかも知れません。
素直に謝ります。
で、またよそで演奏する。


さて次回の喜多カルの公演は2/26(金)です。
会場は池袋、そして池袋をテーマに演奏をお届けしたいと思います!
池袋がテーマってちょっと漠然とした感じですが、戦後昭和の灰色の池袋を再現させることが出来たらと思います。
どんな内容になるか、僕もこれから色々資料を調べてイメージを膨らませてまいります。

ネットや電話でのご予約受付も既に行っておりますが、チケット(実券)を出演者や公演企画制作の雑司ヶ谷TangoBarエルチョクロ・マスターからお買い求めいただくことも可能です。
メンバー(喜多・北村・三枝・田辺)、またはマスターの伊藤さんに声をかけてみてください。
手持ちのチケットが売り切れの際はご容赦願います!

チケットをお買い求めの際は必ずお名前と連絡先をお知らせください。
万が一コロナ感染拡大によって公演中止・延期となった場合、お客様へのご連絡用として必要です。
どうぞ宜しくお願いします。

喜多直毅クアルテット
『池袋ネガフィルム』 ~戦後昭和の残像~ 
オリジナルタンゴで描く都市(まち)のカオスと孤独

喜多直毅クアルテット『池袋ネガフィルム』 喜多直毅(作曲・ヴァイオリン)北村聡(バンドネオン) 三枝伸太郎(ピアノ)田辺和弘(コントラバス) 2021年2月26日@としま区民センター8F 多目的ホール
喜多直毅クアルテット『池袋ネガフィルム』
喜多直毅(作曲・ヴァイオリン)北村聡(バンドネオン)
三枝伸太郎(ピアノ)田辺和弘(コントラバス)
2021年2月26日@としま区民センター8F 多目的ホール



闇市立ち並ぶ終戦直後の池袋。焦土と化した町は復興のエネルギーで溢れていた。しかし光に対する影のように、猥雑な路地裏、時代に取り残された人々の眼差し、アウトロー達によって引き起こされる事件も存在していた。ネガフィルムのように現代の池袋の明暗や色を反転した時、そこから過去の池袋が見えてくるのではないか。それをオリジナル音楽で描くのが本公演の趣旨である。
喜多直毅クアルテットはこれまで、日本の東北地方の情景をアルゼンチン生まれの音楽・タンゴの語法を取り入れて描いてきた。日本の中心文化から離れた“異土”として東北地方を捉え、そこに吹く寒風や氷点下の空気をサウンドの中に込め表現し、孤絶した人間の内面に肉迫する演奏を続けている。
本公演は、特定の地域に着目しそこで繰り広げられる営みを描写するという喜多クアルテットの手法で、どのような池袋の姿(しかも終戦直後の)が出現するかという実験性に富んでいる。楽団にとっても地域にとっても意義ある公演となるに違いない。

出演:喜多直毅(作曲・ヴァイオリン)
   北村聡(バンドネオン)
   三枝伸太郎(ピアノ)
   田辺和弘(コントラバス)
内容:タンゴを土台としたオリジナル楽曲

日時:2021年2月26日(金) 19:00開場/19:30開演
   〒170-0013東京都豊島区東池袋1-20-10
   JR線・東京メトロ・西武池袋線・東武東上線「池袋駅」東口32番出口より徒歩7分

料金:予約/当日共に¥4,000
















◉オンライン予約/支払/受取方法
* 公演のご案内画面にある「チケット取扱い」をご参照ください。
◎支払・受取方法
1. クレジットにて支払い後、当日公演会場のチケット窓口、またはセブン-イレブンにてお引取り。
2. セブン-イレブンにて支払い、お受け取り。
3. としまチケットセンターにてお支払い、お受け取り。
※ セブン-イレブンでの支払/受取には別途手数料が発生します。

◉電話予約
としまチケットセンター 0570-056-777 (10時から17時 臨時休業あり)
* 電話予約のお客様は、としまチケットセンター、またはセブン-イレブンにてお支払い、お受け取りとなります。

◉チケット取り扱い窓口のご案内
としまチケットセンター(としま区民センター内)
・1F としまチケットセンター
・3F としま区民センター窓口
・4F 財団事務所

企画制作:雑司ヶ谷TANGO BAR エル・チョクロ
主催:公益財団法人としま未来文化財団 
共催:豊島区

◉チケット取り扱い窓口のご案内
としまチケットセンター(としま区民センター1F)
10:00~19:00・臨時休業あり
 
企画制作:雑司ヶ谷TANGO BAR エル・チョクロ
主催:公益財団法人としま未来文化財団 
共催:豊島区

【公演に関するお問い合わせ】
◎雑司ヶ谷TANGO BAR エル・チョクロ 
TEL: 090-7739-0777
◎としま未来文化財団 事業企画グループ 
TEL: 03-3590-7118(平日10:00~17:00

2020年12月18日金曜日

現代の『異土』

喜多直毅クアルテット2020年8月20日公演@公園通りクラシックス・リハーサル
喜多直毅クアルテット2020年8月20日公演@公園通りクラシックス・リハーサル


本日の喜多直毅クアルテット、19:00開場19:30開演@成城アトリエ第Q藝術です。

https://www.seijoatelierq.com

まだお席に余裕がございますのでご予約の上どうぞお越し下さい。

コロナ感染防止対策として要予約とさせて頂いておりますが、当日のご予約も可能です。

violin@nkita.netまでお願いいたします。


今回は音楽で東北を描くという趣旨ですが、公演タイトルの“異土”、実は現在の日本とも取れると感じ始めました。


コロナ感染拡大ですっかり変わってしまった我々の暮らし。

広がる感染に伴って激しく揺れる政治と国民。

そして悪化する経済に大きな打撃を受け、これまでの暮らしを失わざるを得ない人々。


日本という国の地盤沈下は何も今に始まったことではないわけですが、コロナ感染拡大が大きなきっかけとなり、さまざまな変化を表面化させて更に推し進めているのだと思います。

これほど不安な年末が今まであったでしょうか?


コロナによる貧困に苦しむ人たちを、ある人は救済すべきと叫び、一方ある人は自己責任という言葉で片付ける。

色んな意見があって良いのです。
自己責任という言葉にも色々な捉え方があって、一概に悪いものだとは思いません。

しかし真面目に、地道に生きていても、自分の責任だけではどうにもならない状況に陥ることがあると思います。

例えば今回のコロナ禍のように、そういう不運は“降って湧く”。

ほんと、人生は不可解で、準備や保険のきかない場面でつまづくことがある。


そういう時、自己責任とその人のせいにして済ませてしまって良いものか…。

それを許容して、転んだ人を見捨てていく社会、そして人々の心。


日本ってこういう国だったけ?

日本人ってこういう人たちだったっけ?

もしかしたら僕だけが大きな勘違いをしていて、何か幻想のようなものを信じていたのかも知れません。


そんな僕にとってこの国は異土のようなものになってしまった。

日本語は通じるけれど、異国。

しかし他にどこにも行くところがないし、かと言って国には良くなって欲しいから政治批判もする。

すると『そんなに嫌なら出ていけ』と言われる国、それが日本。


今回のライヴは直接コロナ禍に触れるわけではありませんし、元々の主題は東北です。

しかし聴きに来られる方々には、今の日本というふうにも聴いていただけると幸いです。


まず鉄条網を張り巡らします。

あらゆる関係性の間に張り巡らされた鉄条網です。


家も仕事も失った人達が夜の都会を彷徨っています。

働き盛りの20代~40代。

『仕事を選ばなければいくらでも働くところはある』『自己責任』。


そして闇の中に沈む“良き日本”も登場します。

それは切り裂かれて、不安の中に断片として漂っています。


音楽ですので、聴き方次第でどうとも解釈できます。

しかし根本的に、この音楽はドキュメンタリー的であり、リアリズムの音楽です。

生活空間を彩るインテリアとしての音楽ではありません。

あくまでもリアリズムを追求しています。

2020年12月12日土曜日

喜多直毅&黒田京子DUO・2ndAlbum『愛の讃歌 -Hymne a l'amour-』Apple MusicとSpotifyなどで配信開始

愛の讃歌 ~Hymne à l’amour~ 喜多直毅&黒田京子デュオ
愛の讃歌 ~Hymne à l’amour~
喜多直毅&黒田京子デュオ
ORTM-0001

2014年にピアノの黒田京子さんと作ったアルバムがApple Music、Spotifyなど音楽配信サイトでお聴きいただけるようになりました。
幻の名盤と自分でいうのもおこがましいですが、本当にそう呼びたくなるアルバム。
シャンソンや日本の昭和の歌、映画音楽を中心に選曲し、自分達で編曲を行いました。
ぱっと見、BGM曲集みたいに思われそうな収録曲のラインナップですが、随所に即興演奏を取り入れてなかなかハードコアなサウンドになっています。

おかげさまで評判もよく、在庫切れが続いておりました。
amazonの在庫も無くなってしまいました。
再プレスを!との声も頂いておりましたが、やっと配信でお聴きいただけるようになりました。















【作品詳細】
愛の讃歌 ~Hymne à l’amour~ / 喜多直毅&黒田京子デュオ
ORTM-0001

フリージャズ、アルゼンチンタンゴ、即興演奏を経た喜多直毅(ヴァイオリン)と黒田京子(ピアノ)による待望のポピュラー音楽集。誰もが知る映画音楽やシャンソン、昭和歌謡の数々を収録。楽曲の奥底に流れる心情を余す所なく伝える二人の演奏。ヴァイオリンは情趣に富んで歌い、ピアノは色彩豊かに情景を描く。そして漆黒の音塊と痛切なノイズは心に強烈に突き刺ささる。楽器本来の音色はもとより、更なる響きの可能性を追求し続ける二人ならではのアプローチだ。それぞれの楽器の愛好者にも是非推薦したい作品である。また大胆な編曲とインプロヴィゼイションによって、音楽はよりドラマティックに展開して行く。抽象的なサウンドの中から語りかける声や美しい旋律、軋む音が立ち現われる時、聴き手はその想像力を大いに刺激されるだろう。
決して一筋縄ではないポピュラー音楽集だが、様々な人生、いつか見た風景、遠い記憶が呼びさまされる様な、深い時間を持つ事の出来るアルバムだ。
出会いと別れ、涙と笑いに彩られた物語。その全ての主人公達に贈る一枚。

1. 枯葉 Les Feuilles Mortes ジョゼフ・コズマ Joseph Kosma 7:58
2. 黄昏のビギン Tasogare no Beguine 中村八大 Hachidai Nakamura 4:50
3. 雨のブルース Ame no Blues 服部良一 Ryoichi Hattori 4:45
4. 他人の顔 The Face of Another 武満徹 Toru Takemitsu 2:50
5. 遠くへ行きたい Toku e Ikitai 中村八大 Hachidai Nakamura 7:45
6. ジェルソミーナ Gelsomina ニーノ・ロータ Nino Rota 1:32
7. シェルブールの雨傘 Les Parapluies de Cherbourg ミシェル・ルグラン Michel Legrand 3:29
8. ラストタンゴ・イン・パリ Last Tango in Paris ガトー・バルビエリ Gato Barbieri 4:08
9. ひまわり Love Theme from Sunflower ヘンリー・マンシーニ Henry Mancini 4:33
10. 愛の讃歌 Hymne a l’amour マルグリット・モノー Marguerite Monnot 8:49
11. おもいでの夏 The Summer Knows ミシェル・ルグラン Michel Legrand 2:55


是非聴いてみてね!

2020年12月9日水曜日

タイアップではありませんが…、池袋関連。

池袋が熱いみたいだよ!

散々2/26に池袋で喜多直毅クアルテットの演奏会があると宣伝していますが、何と2/28まで豊島区内の三箇所でこんな企画展が行われると知りました。 東京芸術劇場30周年記念展覧会 ~2020年度豊島区美術企画展~池袋への道―近世の歴史資料、池袋モンパルナス、森山大道 凄く面白そうじゃないっすか!? 皆さん、ぜひこの企画展を見に行き、その足で喜多直毅クアルテットの演奏会に行きましょう。

2021年2月26日(金)としま区民センター・多目的ホール(池袋)
喜多直毅クアルテット
『池袋ネガフィルム』 ~戦後昭和の残像~ 
オリジナルタンゴで描く都市(まち)のカオスと孤独

闇市立ち並ぶ終戦直後の池袋。焦土と化した町は復興のエネルギーで溢れていた。しかし光に対する影のように、猥雑な路地裏、時代に取り残された人々の眼差し、アウトロー達によって引き起こされる事件も存在していた。ネガフィルムのように現代の池袋の明暗や色を反転した時、そこから過去の池袋が見えてくるのではないか。それをオリジナル音楽で描くのが本公演の趣旨である。
喜多直毅クアルテットはこれまで、日本の東北地方の情景をアルゼンチン生まれの音楽・タンゴの語法を取り入れて描いてきた。日本の中心文化から離れた“異土”として東北地方を捉え、そこに吹く寒風や氷点下の空気をサウンドの中に込め表現し、孤絶した人間の内面に肉迫する演奏を続けている。
本公演は、特定の地域に着目しそこで繰り広げられる営みを描写するという喜多クアルテットの手法で、どのような池袋の姿(しかも終戦直後の)が出現するかという実験性に富んでいる。楽団にとっても地域にとっても意義ある公演となるに違いない。

出演:喜多直毅(作曲・ヴァイオリン)
   北村聡(バンドネオン)
   三枝伸太郎(ピアノ)
   田辺和弘(コントラバス)
内容:タンゴを土台としたオリジナル楽曲

日時:2021年2月26日(金) 19:00開場/19:30開演
   〒170-0013東京都豊島区東池袋1-20-10
   JR線・東京メトロ・西武池袋線・東武東上線「池袋駅」東口32番出口より徒歩7分

料金:予約/当日共に¥4,000

【チケット申込み方法】

◉オンライン予約/支払/受取方法
◎オンライン予約サイト
* 公演のご案内画面にある「チケット取扱い」をご参照ください。
◎支払・受取方法
1. クレジットにて支払い後、当日公演会場のチケット窓口、またはセブン-イレブンにてお引取り。
2. セブン-イレブンにて支払い、お受け取り。
3. としまチケットセンターにてお支払い、お受け取り。
※ セブン-イレブンでの支払/受取には別途手数料が発生します。

◉電話予約
としまチケットセンター 0570-056-777 (10時から17時 臨時休業あり)
* 電話予約のお客様は、としまチケットセンター、またはセブン-イレブンにてお支払い、お受け取りとなります。

◉チケット取り扱い窓口のご案内
としまチケットセンター(としま区民センター1F)
10:00~19:00・臨時休業あり

◉出演者から直接購入
チケットを喜多直毅本人または出演者から直接お買い求め頂くことも可能です。
但し喜多以外の出演者からのご購入は12/15以降となります。
売り切れの場合はオンライン予約・電話予約をご利用ください。
 
企画制作:雑司ヶ谷TANGO BAR エル・チョクロ
主催:公益財団法人としま未来文化財団 
共催:豊島区

【公演に関するお問い合わせ】
◎雑司ヶ谷TANGO BAR エル・チョクロ 
TEL: 090-7739-0777
◎としま未来文化財団 事業企画グループ 
TEL: 03-3590-7118(平日10:00~17:00)
それとチケットは僕も持っています。 ライヴ会場などに持って行きますのでどうぞお声がけください! 今日も都内をフラフラしていますので、見かけたら呼んでくださいね。 良い席はお早めに! ビバ、池袋&豊島区!

2/28までの企画展『池袋への道』。
そして2/26に行われる喜多クアルテット『池袋ネガフィルム。』
何だか来年は池袋で始まりそう。チケットも持ってます。買ってね!
蒙古タンメン中本の汁なしカレー誠炸羅麺に激ハマり。


喜多直毅クアルテット公演のお知らせ:12/28『異土』、そして2/26『池袋ネガフィルム』

皆さん、こんにちは。
いよいよ本格的な冬の訪れを感じる今日このごろ。
いかがお過ごしでしょうか?

さて今日の記事は喜多直毅クアルテットの二つの公演のお知らせです。
約9年間に亘って継続してきたこのグループですが、コロナ禍の現在、このように公演を行うことが出来るのは実に聴きに来て下さる皆様、そしてメンバーや協力スタッフのおかげと感謝しています。

10月上旬に黒田京子さん(pf)とのデュオで北海道ツアーを行いました。
その時会場にお越しになった方々が異口同音に『久しぶりに生の音楽を聴けて本当に生き返った!』とおっしゃり、とても喜んで下さったのです。
実はその反応は僕の想像以上で、こんなに音楽を求めている人たちがいたんだ!と驚きました。

東京ではその頃、客席数を減らしたり会場入り口に消毒薬や検温機を用意したりして、なんとか通常のライヴが再開された頃でした。
自分が演奏する側だったり、一ヶ月に何本もライヴをやっていると、北海道の方々のような“生演奏に触れる喜び”を忘れてしまっていたりするのです。
これは要反省。
実は東京にもそういう人たちは大勢いて、演奏会場に足を運んでくださるのでしょう。
この新鮮な気持ちを忘れずに活動を続けて行きたいと思っています。

さて喜多クアルテットの公演二つですが、どちらもテーマ性を持たせてあります。
もともと描写音楽的な喜多カルですが、この二つの公演では“地域性”から音楽を作り演奏してまいりたいと思います。
12/18は東北地方の岩手、そして2/26は東京の池袋です。

公演の内容紹介や詳細情報は以下の文章をご覧ください。

12月18日(金)アトリエ第Q藝術(成城)
喜多直毅クアルテット『異土』~沈黙と咆哮の音楽ドラマ~

喜多直毅クアルテット『異土』沈黙と咆哮の音楽ドラマ
喜多直毅クアルテット『異土』沈黙と咆哮の音楽ドラマ
喜多直毅(作曲とヴァイオリン)北村聡(バンドネオン)
三枝伸太郎(ピアノ)田辺和弘(コントラバス)
2020年12月18日@アトリエ第Q藝術(成城)

喜多直毅クアルテットは楽器編成からすればティピカルなタンゴクアルテートであり、激しいエモーションや情念と言ったタンゴの持つ音楽的性格を確かに宿している。四重奏団の構成メンバーの出自がタンゴであるだけに、これは至極当然である。
しかし十年間に亘る音楽作りの中で最も大切にして来たのは、作品と演奏の中に作曲者である喜多の出身地・岩手の冬の凍れる風が唸っているかどうかである。その唸りから孤絶した人間の存在がイメージされるか、そして演奏空間に“厳冬”が訪れ、寒さの中、力強く駆ける駿馬や満天の星座が想起されるかどうかである。
そして音楽が“異土”を内包しているか…。
スタンダードとされる中央文化から遠く離れれば離れるほど、そこには独特な文化が育つ。例えるなら月の裏側のようなものであり、“生“に対する“死”の領域とも言える。そこには闇や沈黙のような一般的な死のイメージだけではなく、焚き火を中心に繰り広げられる奇祭が存在し、熱狂する鬼たちの舞がある。このような生々しいエネルギーもまた死の一つの側面である。
東北を思い描く時、冬に閉ざされた孤独や鬼たちの乱舞が浮かぶ。喜多直毅クアルテットの音楽はその象徴と言えるのだ。
(喜多直毅)

出演:喜多直毅クアルテット
   喜多直毅(作曲とヴァイオリン)
   北村聡(バンドネオン)
   三枝伸太郎(ピアノ)
   田辺和弘(コントラバス)
内容:喜多直毅オリジナル作品

日時:2020年12月18日(金)19:00開場 19:30開演
   東京都世田谷区成城2-38-16
   03-6874-7739

料金:予約¥4,000/当日¥4,500

ご予約/お問い合わせ
○メール:violin@nkita.net
※メールタイトルは「喜多直毅クアルテット12/18予約」、メール本文に《代表者氏名》《人数》《連絡先電話番号》を 必ずご記入の上、お申し込み下さい。

◉ ご予約に際しての注意事項
・ご予約の締め切りは公演前日12月17日深夜24:00までとさせて頂きます。
・10歳以下のお子様のご入場はお断りする場合がございます。


2021年2月26日(金)としま区民センター・多目的ホール(池袋)
喜多直毅クアルテット
『池袋ネガフィルム』 ~戦後昭和の残像~ 
オリジナルタンゴで描く都市(まち)のカオスと孤独

喜多直毅クアルテット『池袋ネガフィルム』
喜多直毅クアルテット
池袋ネガフィルム ~戦後昭和の残像~
喜多直毅(作曲とヴァイオリン)北村聡(バンドネオン)
三枝伸太郎(ピアノ)田辺和弘(コントラバス)
2021年2月26日@としま区民センター8F・多目的ホール(池袋)

闇市立ち並ぶ終戦直後の池袋。焦土と化した町は復興のエネルギーで溢れていた。しかし光に対する影のように、猥雑な路地裏、時代に取り残された人々の眼差し、アウトロー達によって引き起こされる事件も存在していた。ネガフィルムのように現代の池袋の明暗や色を反転した時、そこから過去の池袋が見えてくるのではないか。それをオリジナル音楽で描くのが本公演の趣旨である。
喜多直毅クアルテットはこれまで、日本の東北地方の情景をアルゼンチン生まれの音楽・タンゴの語法を取り入れて描いてきた。日本の中心文化から離れた“異土”として東北地方を捉え、そこに吹く寒風や氷点下の空気をサウンドの中に込め表現し、孤絶した人間の内面に肉迫する演奏を続けている。
本公演は、特定の地域に着目しそこで繰り広げられる営みを描写するという喜多クアルテットの手法で、どのような池袋の姿(しかも終戦直後の)が出現するかという実験性に富んでいる。楽団にとっても地域にとっても意義ある公演となるに違いない。

出演:喜多直毅(作曲・ヴァイオリン)
   北村聡(バンドネオン)
   三枝伸太郎(ピアノ)
   田辺和弘(コントラバス)
内容:タンゴを土台としたオリジナル楽曲

日時:2021年2月26日(金) 19:00開場/19:30開演
   〒170-0013東京都豊島区東池袋1-20-10
   JR線・東京メトロ・西武池袋線・東武東上線「池袋駅」東口32番出口より徒歩7分

料金:予約/当日共に¥4,000

【チケット申込み方法】











◉オンライン予約/支払/受取方法
* 公演のご案内画面にある「チケット取扱い」をご参照ください。
◎支払・受取方法
1. クレジットにて支払い後、当日公演会場のチケット窓口、またはセブン-イレブンにてお引取り。
2. セブン-イレブンにて支払い、お受け取り。
3. としまチケットセンターにてお支払い、お受け取り。
※ セブン-イレブンでの支払/受取には別途手数料が発生します。

◉電話予約
としまチケットセンター 0570-056-777 (10時から17時 臨時休業あり)
* 電話予約のお客様は、としまチケットセンター、またはセブン-イレブンにてお支払い、お受け取りとなります。

◉チケット取り扱い窓口のご案内
としまチケットセンター(としま区民センター1F)
10:00~19:00・臨時休業あり

◉出演者から直接購入
チケットを喜多直毅本人または出演者から直接お買い求め頂くことも可能です。
但し喜多以外の出演者からのご購入は12/15以降となります。
売り切れの場合はオンライン予約・電話予約をご利用ください。
 
企画制作:雑司ヶ谷TANGO BAR エル・チョクロ
主催:公益財団法人としま未来文化財団 
共催:豊島区

【公演に関するお問い合わせ】
◎雑司ヶ谷TANGO BAR エル・チョクロ 
TEL: 090-7739-0777
◎としま未来文化財団 事業企画グループ 
TEL: 03-3590-7118(平日10:00~17:00)

【喜多直毅クアルテット・プロフィール】
2011年、ヴァイオリニスト喜多直毅によって結成された四重奏団。演奏される楽曲は全て喜多のオリジナル作品であり、その出自とも言うべきアルゼンチンタンゴからフリージャズ、即興演奏、現代音楽まで、様々な要素を呑み込んで再構築された、比類なき音楽である。ロシア音楽を彷彿とさせる濃厚な旋律と共に、日本の伝統音楽に通ずる“間”の感覚を併せ持った彼らの音楽は、その深い精神性を高く評価されている。
4人のメンバーはそれぞれの楽器における国内屈指のタンゴ奏者と目されつつ、卓越した実力により、ジャンルを超えてシーンの最先端で活躍している。この4人においてこそ実現する超絶なる表現が、聴衆の気魂を揺さぶり“ドゥエンデ(Duende)”を呼び醒ます。



喜多直毅(作曲・ヴァイオリン)
1972年岩手県出身。国立音楽大学卒業後、英国にて作編曲を、アルゼンチンにてタンゴ奏法を学ぶ。現在は即興演奏やオリジナル楽曲を中心とした演奏活動を行っている。タンゴに即興演奏や現代音楽の要素を取り入れた“喜多直毅クアルテット”の音楽は、その独創性と精神性において高く評価されている。他に翠川敬基、黒田京子、齋藤徹等、国内を代表する即興演奏家との演奏と録音、また邦楽・韓国伝統音楽奏者・ダンサーとの共演も数多い。欧州での演奏も頻繁に行なっている。作家の高樹のぶ子の朗読舞台でも演奏と作曲を行なっている。ソングライターとしては上條恒彦に作品提供(敬称略)。

北村聡(バンドネオン)
関西大学在学中にバンドネオンに出合い小松亮太に師事、ブエノスアイレスではフリオ・パネのレッスンを受ける。世界各国のフェスティバルで演奏。これまでに鈴木大介、舘野泉、波多野睦美、夏木マリ、EGO-WRAPPIN'、川井郁子、中島ノブユキ、カルロス・アギーレ、東京交響楽団と共演。NHK「八重の桜」、映画「そこのみにて光輝く」をはじめ様々な録音に参加、繊細な表現には定評がある。ジャノタンゴ、三枝伸太郎Orquesta de la Esperanza、大柴拓カルテットなど数多くの楽団に参加、活動中。

三枝伸太郎(ピアノ)
1985年神奈川県出身。東京音楽大学大学院音楽科作曲専攻修了。アルゼンチンタンゴのピアニストとして 2008年よりバンドネオン奏者、小松亮太氏のコンサート・ツアー、レコーディングに参加。その後、タンゴのみならずジャズ、ポップス、ブラジル音楽など様々なジャンルで活躍。また、作曲家として、シンガーへの楽曲提供、映画音楽、舞台作品への作曲と演奏での参加など数多く手掛ける。近年は坂東玉三郎のコンサート音楽監督、劇作家・演出家点女優渡辺えりの舞台音楽、NHKBS8K「国宝へようこそ」音楽担当など。

田辺和弘(コントラバス)
クラシック、アルゼンチンタンゴ、即興演奏などで活動するベーシスト。東京芸術大学在学中からタンゴと出会い、本国アルゼンチンの若手からタンゴ全盛時代のミュージシャンとも多く共演している。即興演奏の第一人者故齋藤徹氏と出会い大きな影響を受け、共演をきっかけに様々なジャンルでも即興的なアプローチを試みている。喜多直毅クアルテットや様々なタンゴバンドに継続的に参加しつつ、ジャンルに関係なくその音楽自体の持つエネルギーを表現するべく模索、活動している。

以上、二つの公演のご案内でした。
今、12/18『異土』の方の作曲を行っているところです…。
池袋の方は後で郷土資料館的なところへ行くつもり。