2019年2月25日月曜日

喜多直毅クアルテットの曲『厳父』について

喜多直毅クアルテット:喜多直毅(ヴァイオリン)北村聡(バンドネオン)三枝伸太郎(ピアノ)田辺和弘(コントラバス)
2017年10月21日22日喜多直毅クアルテット『無惨』~沈黙と咆哮の音楽ドラマ~
@公園通りクラシックス

『詩篇』。
やっと新曲を書き終えました。
毎回難産です。

いつものことながら大仰な公演タイトルをつけてしまうものだから、曲自体もそれに合わせてスケールのでかいものにしなくてはならないと思ってしまいます。
そのうち短い曲で済む様なタイトルをつけたいと思っているのですが難しい…。

そもそも公演タイトルを付けるのは作曲に取り掛かる数ヶ月前。
タイトルをつけたと同時に作曲に取り掛かれば良いのに、忙しさゆえいつも本番直前に作り始めます。
なのでタイトルをつけた時の気持ちなんかすっかり忘れていて、いざ作曲にとりかかるとそのタイトルが足かせになって苦労します。
タイトルが曲調を限定してしまうのです。

こんな理由で今までで一番苦労したのは昨年行った公演『厳父』のタイトル曲作りでした。
何とか仕上げたので結果オーライ。

この『厳父』という言葉、“肉親である父”と“父なる神”の二つの“父”を併せ持っています。
どうも僕は実際の父とキリスト教の神がダブるのです(あ、何回も書いていますが僕はクリスチャンです)。

思えば我が父は厳しい人でした(“でした”ってまだ元気で生きています。)

家庭によりますが、父と息子の関係は難しいことが多いかも知れません。
我が父は真面目な人で、外では言わば仕事の鬼。
家庭では随分僕を厳しく教育しました。
ところがその教育はうまくいかなかったらしく、僕はちっとも親の言うことを聞かなかったし、結果とんでもない人間になってしまいました。
人生失敗ばかりです。

(ここに失敗の数々を列挙しても良いのですが、さすがにそれはやめておきます。親に迷惑がかかるので。)

最近、自分は生まれつき人格に異常があったのではないかと思い始めました。
だから父が厳しく叱ったり根性を叩きなおそうとしても上手くいかなかったのかも知れません。
もはや普通の人では手に負えず、ここまで来ると精神科医とか臨床心理士の領域になるのでしょう。
親にとっては不運です。

ちょっと話は逸れますが、以前ある男性にお会いしました。
その方は僕の父と同年代なのですが、娘さんがいらして、彼女は小説家なのだそうです。
で、そのお嬢さんがある日、お父さんに言ったそうです。
『私を生んだことをお父さんが後悔する様な作品を書いてみせるわ』。

実にかっこいい!
素晴らしいと思いませんか?
やっぱり小説家はこうでなくちゃ!と思います。
何でもかんでも親の言うことを聞いて素直に育ってきたお嬢さんに、人の心に爪痕を残すような作品が書けるはずはありません。

ウチの親が僕を生んだことを後悔しているかどうか、それは不明。
しかし、僕はこれ以上親を悲しませたくないと思っています。

さて今度はキリスト教の神。
僕にとってこの父なる神はいつも厳しい顔で僕を見ていて、すぐに雷を落とす様な恐ろしい存在に思えるのです。
わざと不運や障害を僕の前に配置して、それを乗り越えられるか試している様に感じるのです。
厳しいだけの存在で愛情をちっとも感じられない。
本当に厭わしく呪わしくて仕方がない…。

ところが最近、ある牧師の説教を聞いてちょっと違う考え方をするようになりました。
神は僕の前方だけではなく、後ろにもいるのではないか?と。
確かに神は僕の前途に障害物を置くかも知れない。
そして僕を試すかも知れない。
しかし神は後ろ”にも”立っていて、僕の背中を押して歩みを助けてくれているのです。
そして倒れそうになったら後ろから抱きかかえて支えてくれる。

普通、神様は自分の前方にいて、出エジプト記のモーセの海割みたいに前途を切り開いてくれたり行く道を照らしてくれるかに思いがち。
そう言うこともしてくれるとは思うけど、案外後ろにいることの方が多いのではないか?

キリスト教は何でも神様に頼っていれば良いんだよね?と良く言われますが、歩いていくのは結局自分なのです。
否、神と二人の道行き。
ただし、やはり最初の一歩を踏み出すのは自分。
まず自分が動き出さなければ神様は何もしようがない。
だってキックしなければボールは動かないし、まず試合が始まらないじゃないですか!

でも人生でつまづいた時、絶望に崩折れた時、背後に大きな手があって必ず助け起こしてくれる。
登り坂をゆく時は必ず背中を押していてくれる。
そういう存在がいてくれる。
だから失敗しても大丈夫。
自分の思う様に歩んで行けば良い。

そしてなんだかんだ言って、最低限必要なものを与えてもらっています。
それは衣食住の意味ではなく、『生きろ』という言葉です。

振り返れば肉親の父にもそういう思いがあったんだろうなと思います。
(繰り返しますが、まだ元気で生きてますから。)
親孝行、全く出来ていません。

さて『厳父』という曲ですが、曲の進行の中でこんな気持ちの変化が表現出来たらと思いました。
とは言え、これもまたそのうち書き直してバージョンアップをするかも知れません。
次回のライヴでは『厳父』も演奏します。
是非聴きに来て下さいね!

喜多直毅クアルテット二日連続公演『詩篇』 ~沈黙と咆哮の音楽ドラマ~

喜多直毅クアルテット『詩篇』~沈黙と咆哮の音楽ドラマ~/喜多直毅(ヴァイオリン)北村聡(バンドネオン)三枝伸太郎(ピアノ)田辺和弘(コントラバス)
2019年3月2日3日
喜多直毅クアルテット『詩篇』~沈黙と咆哮の音楽ドラマ~

◉出演
 喜多直毅(作曲・ヴァイオリン)
 北村聡(バンドネオン)
 三枝伸太郎(ピアノ)
 田辺和弘(コントラバス)
◉内容:喜多直毅オリジナル作品

◉日時:2019年3月2日(土)、3月3日(日)※2日連続公演
    両日共14:30開場/15:00開演
    ※2日、3日ではそれぞれ異なる曲目を演奏いたします。
◉会場:公園通りクラシックス(渋谷)
    http://koendoriclassics.com
    〒150-0042東京都渋谷区宇田川町19-5
    東京山手教会B1F
    03-6310-8871
    JR・東京メトロ・東急線・京王井の頭線渋谷駅下車徒歩8分

◉入場料:どちらか1日分のご予約¥4,000
    2日連続予約¥7,000(10月27日のご来場時に¥4,000、翌10月28日に¥3,000を申し受けます)
    当日(両日とも)¥4,500
 
●2日連続予約は3月1日までにお願い致します
●3月2日に翌日3月3日のご予約を頂いた場合は¥4,000を申し受けます。
・メールでのお申し込み:violin@nkita.net(喜多)
 メールタイトルは「喜多クアルテット3月予約」、メール本文に「代表者氏名、人数、連絡先電話番号、ご覧になりたい日付」を必ずご記入の上、お申し込みください。
・電話でのお申し込み Tel:03-6310-8871(公園通りクラシックス)
●小学生以下のお子様はご入場頂けない場合がございます。


最後に、ちょっと上に書いた文章に関係ある様な無いような(微妙)詩を載せておきます。
クリスチャン詩人の詩でとても好きな一編です。
しかもかなり有名な作品です。

『あしあと』
マーガレット・パワーズ   

ある夜、私は夢を見た。
私は主と共に渚を歩いていた。
暗い夜空にこれまでの私の人生が映し出された。
どの光景にも砂の上に二人のあしあとが残されていた。
一つは私のあしあと、もう一つは主のあしあとであった。

これまでの人生の最後の光景が映し出された時、私は砂の上のあしあとに目を留めた。
そこには一つのあしあとしかなかった。
私の人生でいちばん辛く悲しい時だった。

このことがいつも私の心を乱していたので、私はその悩みについて主にお尋ねした。
「主よ、私があなたに従うと決心した時、あなたはすべての道において私と共に歩み、私と語り合って下さると約束されました。
それなのに私の人生のいちばんつらい時、一人のあしあとしかなかったのです。
一番あなたを必要とした時にあなたが何故私を捨てられたのか、私にはわかりません。」

主はささやかれた。
「私の大切な子よ。
私はあなたを愛している。
あなたを決して捨てたりはしない。
ましてや苦しみや試みの時に。

あしあとが一つだった時、私はあなたを背負って歩いていた。」 

2019年2月24日日曜日

西嶋徹さん(cb)とレコーディングします!

昨日はコントラバスの西嶋徹さんの弦楽四重奏団で弾かせて頂きました。
本当はヴァイオリンは吉田篤貴さんがオリジナルメンバーなのですが、彼がインフルエンザで欠席。
僕が急遽代理で参加させて頂くことになりました。

西嶋さんが自分の曲のみを演奏するグループの初公演。
もともと一観客として予約していて、差し入れでも持ってお祝いに行こうと思っていたのです。
でも前々日に電話を頂いて吉田さんの代理役を頼まれました。
僕もかつてインフルエンザでライヴに出演できなかったことがあり、そのカルマをここで解消することになったのだと思いました。
よそで行ったことを別の場所で返す。
こんなことが人生にはたまにありますよね。

良いことも悪いことも、人にしたことは必ず自分に返ってくる。
(大げさ?)
でもこの歳まで生きてくると実感せざるを得ません。

例えば僕がAさんに酷いことをしたとする。
すると何年か後に全く関係のないBさんから僕が同じことをされるのです。
その時やっと「あの時Aさんは僕に酷いことをされて、今の僕のような気持ちを味わったんだなぁ」とAさんの辛さが身にしみて分かったりするのです。
まるでAさんの痛みを感じてみろ!と神様に言われている様です。
そしてAさんに対して心から申し訳なく思う。
けれど謝りたくても勇気がなかったり、Aさんはもうこの世にいなかったりする。

僕の人生はそんなことばかりですよ。
これからは罪滅ぼしをしながら生きていくのだと思います。
しかし更に新たな罪を重ねて真っ黒になっていく可能性だってありますよね。
とにかく悪も善も『人にしたことは返ってくる』という真実。
これは肝に命じています。

話が大きく逸れました。

西嶋さんはジャズ、タンゴ、それ以外にも多くの音楽を演奏し大活躍です。
そんな彼に少し前からデュオのライヴを頼んで、松本弦楽器で二人で演奏して来ました。
レパートリーは僕が選曲しているので推して知るべし。
大体曲調とか雰囲気とか想像できるでしょ?
 
喜多直毅(ヴァイオリン)西嶋徹(コントラバス) 2018年3月1日@松本弦楽器
喜多直毅(ヴァイオリン)西嶋徹(コントラバス)
2018年3月1日@松本弦楽器

で、前回のライヴで彼のソロアルバムを頂いたのです。
これが実に素晴らしい!
即興演奏(多重録音もあり)なのですが、ふんだんに含まれたノイズと”大樹”を感じさせる響きに圧倒されました。
そしてまるで冥界からの声の様なトラックもありました(超お気に入り)。
これは是非多くの人に聴いて頂きたいアルバムです。

『Phenomenology / Toru Nishijima 』

この彼のサウンドを活かす形でアルバム制作が行えたらと思います。
僕の方は田中信正さん(pf)とのレコーディングにも使用したSavarezという生ガット弦を使います。
これで演奏するとハスキーヴォイスみたい。
偶然的に音が裏返ったりして素晴らしい。

田中さんとのレコーディングでも、田中さんが『アルフォンシーナと海』という曲で素晴らしいピアノソロを弾いてくれました。
これがアルバムの核となったと思っています。
美味しいところは相手に任せて、僕は普通にメロディを弾いた方が全体的には良いアルバムになるのかも知れません。

そんなわけでまだリリース日程なども決まっていませんが、完成を楽しみにお待ち頂ければと思います。

そうそう、西嶋カルテットのライヴ、楽しかったですよ。
普段一緒に演奏することのない方々、僕のとは雰囲気の違う作品たち、そして見知らぬお客さん。
結構自分の世界に閉じこもってばかりいるので、こうした新鮮な空気を取り入れることも必要だと思いました。
楽譜のある弦楽アンサンブルも何年もやっていないのでとても楽しめましたよ。

とりあえずオリジナルメンバーではなかったのは残念だったと思うけど…、西嶋君のカルテットの初公演、おめでとう! 

喜多直毅(ヴァイオリン)西嶋徹(コントラバス) 2017年1月13日@松本弦楽器
喜多直毅(ヴァイオリン)西嶋徹(コントラバス)
2017年1月13日@松本弦楽器

2019年2月6日水曜日

3/2,3は喜多直毅クアルテット2days@渋谷・公園通りクラシックス

仕事が片付かない!
全てが後手後手になっています。
こんなに大変なのに棚がぶっ壊れてしまいました。
雑誌のバックナンバーが雪崩のように手前に崩れてきました。
LATINAという雑誌です。

今日やっと2/16にギターのレオナルド・ブラーボさんと演奏する曲のアレンジが終わりました。
自分がギターを弾けないのにギターの編曲をしている。
一応ちゃんと安いギターを買ってどこを押さえられるか確かめながらアレンジしてるんですけどね。
明後日リハーサルなのですがちゃんと音が出るんだろうか。
ちなみに超絶有名なナンバーです。
2/16に雑司ヶ谷のEl Chocloで演奏するかも知れません。
良かった聴きにお越し下さい。

ちょっとショックな出来事が…。
マンションの老朽化のせいで給湯設備と配管の工事を全館で行うそうです。
全世帯でお金を出すのですがそれでも一世帯分が結構高くて、しかもローンにすると84回払いだそうです。
気が遠くなりました。
もうこのことについては書かないことにします。

家にずっといるとストレスがたまるので近所のスーパーに買い物に行きました。
そしたら!
歩道でうずくまっているお婆さんが!
そばに若い男性が立ってお婆さんを助け起こそうとしていました。
近寄って声をかけると、手押し車が段差に引っかかって転んでしまったそうです。

助け起こそうとすると、激しく身体を打ったらしく『痛い痛い!』というのです。
これはやばい!と思って救急車を呼びました。
電話してから5分くらいで来てくれました。
お婆さんは救急車に乗せられて病院へ…。

ウチの祖母くらいかなぁ。
転んで怪我をしたのがきっかけで寝たきりになるって言いますよね。
あのお婆さん、リハビリとかしてまた元気に歩けるようになってほしいと思います。

ちなみに救急車を呼んだのは二回目。
運ばれたことはありません。
パトカーを呼んだこともあります。
居酒屋にいたら外で怒鳴り合う声や暴れる音が聞こえてきて、表に出てみると店員が男性を羽交い締めにして地面に押し付けていました。
なんでも食い逃げの常習犯らしい。
早速パトカーを呼んであげて、男は連れて行かれました。
犯した罪が食い逃げって悲しい。

さて記事タイトルにもある通り、喜多直毅クアルテットの公演が3/2,3と渋谷の公園通りクラシックスで行われます。
今回は『詩篇』と銘打ちました。

詩篇って旧約聖書の中の書物の一つです。
ダビデ王って知ってますか?
聖書に登場する“ヒーロー”の一人です。
この人の詩がたくさん載っています(もちろん他の人の詩もたくさんあります)。

このダビデ王、ヒーローとはいえ、数限りない失敗もしているのです。
人の道に外れたこと、例えば部下の妻を寝取ってその部下を殺しちゃったり(後で深く悔やむ)。
その他苦難もたくさん経験していて、敵に追い詰められて絶望したり。
でもそんな時に正直に自分の弱さを詩にして神様に助けを求めている。

ダビデだけではなく、様々な詩人が感謝や喜びを詩にして神様に捧げています。
時には苦難の中で『もうどうしたら良いのか分からない』『助けて下さい』『敵をぶっ殺して下さい』とか言っています。

別にクリスチャンじゃなくても、無宗教の人でも、何となく日々の暮らしの中で感謝したい時や悲しみに胸が塞ぐ時、心の中で独り言のように呟くのではないかと思います。
その呟く対象は、クリスチャンだったら神様でしょうが、ある人は仏様やご先祖様、ある人はお稲荷さんなど、またある人は太陽や風、そして自分自身。

聞き届けられるのか分からないし、その保証もない。
けれどそれでも呟かずにはいられない、叫ばずにはいられない時がある。
呟くのは小さな声。
でも胸の中では大声。
答えがないのが答えなのかも知れません。

僕の心も呟きや叫びではち切れそうなので(マンション工事のことです)、詩篇のように様々な“詩(うた)”でコンサートをやりたいと思いました。
ぜひ聴きにお越し下さい。

喜多直毅クアルテット二日連続公演『詩篇』 ~沈黙と咆哮の音楽ドラマ~

2019年3月2日/3日 喜多直毅クアルテット二日連続公演『詩篇』 ~沈黙と咆哮の音楽ドラマ~ 喜多直毅(作曲/ヴァイオリン)北村聡(バンドネオン)三枝伸太郎(ピアノ)田辺和弘(コントラバス)
2019年3月2日/3日
喜多直毅クアルテット二日連続公演『詩篇』 ~沈黙と咆哮の音楽ドラマ~
喜多直毅(作曲/ヴァイオリン)北村聡(バンドネオン)三枝伸太郎(ピアノ)田辺和弘(コントラバス)

清濁併せ呑む風格、血の通った威厳。昨今失われた、或いは生き様の根源に関わりながらも捉えられないものだからこそ追わずにはおれない。音によって畳みかけられた60分の余韻には、若干痛みも伴う。痕跡を超えた、音楽の爪痕である。
JazzTokyo No.247/#1037『喜多直毅クァルテット二日間連続公演『文豪』—沈黙と咆哮の音楽ドラマ—第二日』より抜粋
文章:伏谷佳代

◉出演
 喜多直毅(作曲・ヴァイオリン)
 北村聡(バンドネオン)
 三枝伸太郎(ピアノ)
 田辺和弘(コントラバス)
◉内容:喜多直毅オリジナル作品

◉日時:2019年3月2日(土)、3月3日(日)※2日連続公演
    両日共14:30開場/15:00開演
    ※2日、3日ではそれぞれ異なる曲目を演奏いたします。
◉会場:公園通りクラシックス(渋谷)
    〒150-0042東京都渋谷区宇田川町19-5
    東京山手教会B1F
    03-6310-8871
    JR・東京メトロ・東急線・京王井の頭線渋谷駅下車徒歩8分
◉入場料:どちらか1日分のご予約¥4,000
    2日連続予約¥7,000(3月2日のご来場時に¥4,000、翌3月3日に¥3,000を申し受けます)
    当日(両日とも)¥4,500
 
●2日連続予約は3月1日までにお願い致します
●3月2日に翌日3月3日のご予約を頂いた場合は¥4,000を申し受けます。
・メールでのお申し込み:violin@nkita.net(喜多)
 メールタイトルは「喜多クアルテット3月予約」、メール本文に「代表者氏名、人数、連絡先電話番号、ご覧になりたい日付」を必ずご記入の上、お申し込みください。
・電話でのお申し込み  Tel:03-6310-8871(公園通りクラシックス)
●小学生以下のお子様はご入場頂けない場合がございます。

喜多直毅:2019年1月27日おとがたり『幸福の王子』終演後のスナップ 日本基督教団板橋大山教会にて
2019年1月27日おとがたり『幸福の王子』終演後のスナップ
日本基督教団板橋大山教会にて


最後に、詩篇から好きな詩を二つご紹介します。

旧約聖書・詩篇88
88:1 【歌。賛歌。コラの子の詩。指揮者によって。マハラトに合わせて。レアノト。マスキール。エズラ人ヘマンの詩。】 
88:2 主よ、わたしを救ってくださる神よ昼は、助けを求めて叫び夜も、御前におります。 
88:3 わたしの祈りが御もとに届きますように。わたしの声に耳を傾けてください。 
88:4 わたしの魂は苦難を味わい尽くし命は陰府にのぞんでいます。 
88:5 穴に下る者のうちに数えられ力を失った者とされ 
88:6 汚れた者と見なされ死人のうちに放たれて墓に横たわる者となりました。あなたはこのような者に心を留められません。彼らは御手から切り離されています。 
88:7 あなたは地の底の穴にわたしを置かれます影に閉ざされた所、暗闇の地に。 
88:8 あなたの憤りがわたしを押さえつけあなたの起こす波がわたしを苦しめます。
〔セラ 88:9 あなたはわたしから親しい者を遠ざけられました。彼らにとってわたしは忌むべき者となりました。わたしは閉じ込められて、出られません。 
88:10 苦悩に目は衰え来る日も来る日も、主よ、あなたを呼びあなたに向かって手を広げています。 
88:11 あなたが死者に対して驚くべき御業をなさったり死霊が起き上がってあなたに感謝したりすることがあるでしょうか。
〔セラ 88:12 墓の中であなたの慈しみが滅びの国であなたのまことが語られたりするでしょうか。 
88:13 闇の中で驚くべき御業が忘却の地で恵みの御業が告げ知らされたりするでしょうか。
88:14 主よ、わたしはあなたに叫びます。朝ごとに祈りは御前に向かいます。 
88:15 主よ、なぜわたしの魂を突き放しなぜ御顔をわたしに隠しておられるのですか。 
88:16 わたしは若い時から苦しんで来ました。今は、死を待ちます。あなたの怒りを身に負い、絶えようとしています。 
88:17 あなたの憤りがわたしを圧倒しあなたを恐れてわたしは滅びます。 
88:18 それは大水のように絶え間なくわたしの周りに渦巻きいっせいに襲いかかります。 
88:19 愛する者も友もあなたはわたしから遠ざけてしまわれました。今、わたしに親しいのは暗闇だけです。

もう一つ、これは超有名なやつ。
僕が一番好きな詩です。

23:1 【賛歌。ダビデの詩。】主は羊飼い、わたしには何も欠けることがない。
23:2 主はわたしを青草の原に休ませ憩いの水のほとりに伴い 
23:3 魂を生き返らせてくださる。主は御名にふさわしくわたしを正しい道に導かれる。 
23:4 死の陰の谷を行くときもわたしは災いを恐れない。あなたがわたしと共にいてくださる。あなたの鞭、あなたの杖それがわたしを力づける。 
23:5 わたしを苦しめる者を前にしてもあなたはわたしに食卓を整えてくださる。わたしの頭に香油を注ぎわたしの杯を溢れさせてくださる。 
23:6 命のある限り恵みと慈しみはいつもわたしを追う。主の家にわたしは帰り生涯、そこにとどまるであろう。 


2019年2月5日火曜日

来週はタンゴのライヴが二つあります。

昨日、友達と大家族について話し合いました。
今は余りテレビを見なくなったので分かりませんが、前は子沢山の家族のドキュメンタリーみたいな番組を良くやっていましたよね。
シリーズ物になっていて、お茶の間の皆さんも子供達の成長ぶりを是非ご覧下さい…みたいな内容です。
大家族が温泉旅行して小さい子供が勝手に土産物屋のお菓子を開けて食べ出したり、大浴場を走り回ったり、喧嘩をし始めたりするのです。
そういうやんちゃな弟たちをお姉さんが面倒を見たりしていて、テレビの前の視聴者が『お姉ちゃん偉いわね〜』と目を細めたりする。
とにかくこんな感じのドキュメンタリーが昔は民放各局で放送されていました。

僕はビッグダディって全然知らないのです。
さっきも書いたように全くテレビを見ない暮らしが十年くらい続いているので。
ただし川崎の大家族・三好一家は放送の度に見ていました。
かなり昔です。

この家はテレビなのに本当にお母さんが離婚して出て行ってしまい、あえなく最終回となりました。
スタジオのゲストも唖然としていたし、お母さんが出て行った動機など何も説明されなくて、僕も本当にびっくりしました。
「お母さんが出て行ってしまいました」とナレーションがあって、シャーペンの芯がポキッと折れるかのように突然終わったのです。
今まで普通に子供達の世話をしていたのに出てっちゃったのです。

昨夜はそのことを話し合って、それから『大家族  その後』という単語で検索をかけてみました(三好さんとこだけじゃなく)。
そしたら!
テレビで放映されていた部分はある意味間奏曲のようなもので、その前後にも荒々しいエピソードや経歴があったことが分かりました。
例えば、上の一番目から三番目は実はご主人が先妻と作った子供で、次の四番目から六番目は奥さんの連れ子、そして7番目から12番目は今の夫婦でこしらえた子供、そしてテレビが終わった今は離婚→再婚して奥さんはまた新しい子供を二人産んだ…とかなのです。
テレビでは全員同じ夫婦の子供に思えたのですが、本当はもう少し複雑な家族だったのです。

えーっと子沢山でも一人一人に愛情を注いで、しかも経済的に十分なことをしてあげられたら良いと思うのです。
仮に貧乏でも家族仲が良い、少なくともギスギスしていなければ良いのではないかとも思う。

でも何だか様子が違うのです、番組を見ていた人はわかると思うけど…。
三好さんの家は真夏なのにエアコンがなくて狭い部屋に押し合いへし合いして暮らしている。
で、お父さんだけが(長男も?)冷房の効いた部屋でビールを飲みながらテレビを見ているのです。

それとこれは三好さんの家ではありませんが、他の子沢山一家ではお父さんのDVが原因でお母さんが子供達を残して出て行き、次女(結構可愛い)が家事だの子供達の世話だのをしていた。
この父親が人非人で、何と次女に夜這いをして子供を孕ませていたのです。
一人じゃなく何人か。
これ、近親相姦ですよ。
次女はお父さんの暴力が怖くて逆らえなかったらしい。
テレビではさすがにお父さんの子供とは言えず、『出て行ったお母さんが残した子供(次女にとっては弟妹)』と言っていたけど本当は違ったんですね。
実に凄い話だと思いました。
この父親、地獄に落ちるに違いありません。
ちなみに近親相姦は日本では刑事罰の対象にはならないそうです。
なれば良いのに。

それにしてもなぜ避妊をしないのだろうかと不思議に思います。
もちろん子供の一個や二個なら間違っちゃったで済むと思います。
一人・二人・三人ならまだ目配りも出来るし、精神的にも経済的にも十分なことをしてあげられるのではないかと思います。

そもそも他人の家庭のことですから僕がとやかく口を挟むことではありません。
でも『なぜ避妊をしないのか』ってことは凄く気になります。
子供一人育てるって大変だよね?簡単なの?
いっときの快楽のためとはいえ、親の一生も生まれ来る子の一生もかかってるんだから大変なことだ、と子供のいない僕は思ってしまいます。

そんなにコンドームを使うのが嫌なのかなぁ?
日本のコンドームは世界一の品質を誇り、SONYがダメでもトヨタがダメでも、YAMAHAとオカモトは残ると言われているくらいです。

それはともかく皆さんも家族計画はしっかりとお願いします。
例えばサウンドオブミュージックに出て来る家みたいにしたいとか、てんとう虫の歌や一発貫太くんみたいな暮らしを夢見ているなら良いと思います。
または一家でロマ楽団を作ってあちこち放浪して歩きたいというなら大家族じゃなきゃ無理ですよね。
そんな家族なら面白いと思います。

音楽のことを書こうと思いましたが、今日の記事はこんな内容になってしまいました。
他にも書きたいホットな話(音楽じゃない)があるのですが、口止めされたので書きません。

さて来週はタンゴのライヴが二本もあります!
しかも続けざまに!(会場は異なります)
2/15は銀座Libertangoで喜多直毅タンゴトリオ(Bandoneon:北村聡/Piano:松永裕平)。
2/16は雑司ヶ谷El Chocloでギターのレオナルド・ブラーボさんとデュオ。
どちらもアルゼンチン・タンゴですが、16日はピアソラが多めになるかなと思います。

◉2/15喜多直毅タンゴトリオ@銀座Libertango
出演:喜多直毅(ヴァイオリン)
   北村聡(バンドネオン)
   松永裕平(ピアノ)
内容:アルゼンチン・タンゴ
日時:2019年2月15日(金)19:00開場/19:30開演
会場:LIBERTANGO(銀座)
   東京都中央区 銀座5-10-6 第一銀座ビル7F
   03-6875-9899
料金:前売り¥4,000/当日¥4,500(1ドリンクオーダー)
ご予約・お問い合わせ:
   03-6875-9899/ 090-3471-1317

喜多直毅タンゴトリオ 喜多直毅(ヴァイオリン)北村聡(バンドネオン)松永裕平(ピアノ)
喜多直毅タンゴトリオ
喜多直毅(ヴァイオリン)北村聡(バンドネオン)松永裕平(ピアノ)

◉2/16喜多直毅+Leonardo Bravo
出演:喜多直毅(ヴァイオリン)
   レオナルド・ブラーボ(ギター)
内容:アストル・ピアソラ作品、古典タンゴ、etc.
日時:2019年2月16日(土)14:00開場/15:00開演
   〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-2-8
   03-6912-5539
料金:ご予約¥3,500 当日¥3,800
予約・問合せ:エル・チョクロ
   03-6912-5539/info@el-choclo.com
   violin@nkita.net(喜多)

レオナルド・ブラーボ(ギター)喜多直毅(ヴァイオリン)
レオナルド・ブラーボ(ギター)喜多直毅(ヴァイオリン)

2月って確か一年のうち、一番寒い月だったと思います。
でも胸を熱くするアルゼンチン・タンゴ…、是非お誘い合わせの上お越し下さい! 

全然関係ありませんが、最近好きな歌です。


いつか弾きたい…。