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演奏後記:2015年11月21日・京谷弘司タンゴトリオ+小島りち子(vo)@四谷 三 丁目Una Canzone

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京谷弘司さん(バンドネオン)、淡路七穂子さん(ピアノ)との演奏(京都) 先日は実に久しぶりの京谷弘司さん(バンドネオン)のトリオでの演奏。 ピアノはお馴染みの淡路七穂子さん。 そして歌は学生時代からお付き合いさせて頂いている小島りち子さん。 会場は初出演のウナ・カンツォーネ。 演奏曲目はタンゴの古典作品、ピアソラ作品、そして京谷さんのオリジナル楽曲等でした。 僕にとって久々のアルゼンチン・タンゴ、凄く楽しかったです! このメンバーでまた演奏出来たことも嬉しかった! 思えば数年前まで京谷さんには随分とお世話になりました。 あんな会場やこんな会場、全国各地でメンバーとして演奏させて頂きました。 ここ二三年は余り演奏させていただく機会がなかったのですが、また徐々にご一緒させて頂けると嬉しいと思っております。 そんな京谷さんのライヴの直後、YouTubeで昔のタンゴ演奏の動画を発見しました! 何てタイムリーなんだろう! これは2003年に東京オペラシティ・コンサートホールで収録された『題名のない音楽会』。 僕は若干31歳。 若い…。 映像を見るとかなり太っています…。 しかも何て趣味の悪いシャツだろう! ビジュアル的にはかなり恥ずかしいのですが、音色の良さが気に入ったので載せたいと思います。 ※演奏:京谷弘司クァルテート・タンゴ バンドネオン:京谷弘司、ピアノ:淡路七穂子、コントラバス:田中伸司、ヴァイオリン:喜多直毅 Jelousy La Cumparsita Libertango 今はもうこう言う演奏は出来んかも。 映像では分からないかもしれませんが、僕は凄く上がっています!!! (この上がり症は12年経っても治っていません。) 音程が怪しいし、フレージングの悪い所もある。 収録後、かなり落ち込んでオペラシティの中にあるパブで一人痛飲したのでした。 さて、この演奏の頃から僕は徐々にタンゴ以外の音楽に軸足を移し始めていました。 自分の中にタンゴではない音楽やサウンドが鳴っていたからです。 それを実際に音にしてみたいと望んだのです。 ジャンルの異なる演奏家と共演したり、異なるタイプのオリジナル曲を作ってみたりしました。 エレクトリック・ヴァイオリン

うたをさがしてトリオ・ツアー準備中!

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実に楽しみなうたをさがしてトリオのツアーです! 全国各地の皆さんに是非このトリオの音楽を伝えたい…。 心からそう願っています! ということで、リハーサルを重ねる徹さん、じゅんこさん、僕。 あんな曲やこんな曲、それぞれ持ち寄って練習しています。 楽しく練習中! 真剣に話し合う…。 よし!じゃ次の曲行ってみよう! リーダーの徹さんはアイティア豊富です! 僕自身、弾いていて思うのは、このトリオの音楽からは様々な風景が見えてくるってこと。 南ヨーロッパの乾いた村、東欧の寒村、南米の祭り、長崎の教会。 そしてそこに生きる人々の心情までも音楽を通して聴こえてくるような気がします。 この魅力あふれる音楽を携えて、皆さんの街で演奏する日をとても楽しみにしています! どうぞお出かけ下さい! ※勿論、東京やその他の地域からの追っかけも大歓迎です! うたをさがしてトリオ:左から喜多直毅(vln)、さとうじゅんこ(うた)、齋藤徹(cb) 【うたをさがしてトリオ LIVE TOUR】 11/22東京・12/14彦根・12/15&16大阪・12/17岩国・12/18広島・12/19福山・12/23湯河原・1/10筑波 うたをさがしてトリオ: 齋藤徹(コントラバス) さとうじゅんこ(うた) 喜多直毅(ヴァイオリン) 【スケジュール】 ◉11/22・東京 Message2015 おしゃべりなArt展 内イベント「うたをさがして」トリオスペシャルライブ 2015年11月22日(日)19:00開演 会場: ギャラリー悠玄(銀座)      東京都中央区銀座6-3-17悠玄ビル 料金:2,500円(要予約) 予約・問合わせ:Tel:03-3572-2526 Mail: g-yougen@s7.dion.ne.jp ---------------------------------------- ◉12/14・彦根 彦根銀座の懐かしい昭和の空間で 2015年12月14日(月)18:30開場 19:00開演 会場: ギャラリー・コジマ    滋賀県彦根市銀座町2-19    ※JR彦根駅から徒歩20分(パーキング在り) 料金:前売2,500円 当日3,000円 予

演奏後記:2016年11月1日喜多直毅クアルテットコンサート《峻嶺》/11月6日(金)19:00/19:30さがゆき(vo,gt)喜多直毅(vln)@代々木・松本弦楽器

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喜多直毅クアルテット 左から:三枝伸太郎(pf)喜多直毅(vln)北村聡(bn)田辺和弘(cb) 打ち上げ会場にて 無事終了致しました!!! 昼の部、夜の部共に大勢のお客様にお越し頂き、本当に感謝致します! こうして満席の会場で演奏できることを本当に嬉しく思います。 有難うございました! 今回のコンサートは初めての昼夜連続公演。 入れ替え制にし、完全に別のプログラムでお届けしました。 約60分の音楽ドラマ。 作曲する時に込めるものが強いのでしょうか、演奏時にも同等のエネルギーが必要になるのがクアルテットの音楽です。 まさに気力、体力、集中力を要する内容ですが、メンバーも持てる力を充分に発揮してくれたと思います。 (皆んな、有難う!!!) おおお、譜面台三本! 今回の演奏会では新しい作品を二つお届けしました。 どちらもまだ生まれたて。 これから大事に大事に育てて行きたい曲です。 一曲はシチリア風に仕上げた積もりだったのですが、いざ演奏してみたら全く違う感じに…。 やはり陽光降り注ぐシチリアの情景は僕には描けないのでしょう、多分。 でもそれもまた良し。 ちょっと土俗的な儀式の音楽みたいになりました。 これから演奏を重ねて馴染んでくるほど、ますます面白くなるに違いありません。 もう一曲は大曲になりました。 しかしやはり今回のコンサートタイトル『峻嶺』に相応しい曲を作りたかった。 こうして20分強の長い作品になりました。 高くそびえる峰々、断崖絶壁、朝日に染まる山肌。 過酷な自然環境の中、逞しく生きる動植物。 そんな情景を思い描いた時、あの音楽が浮かんで来ました。 この曲も演奏回数を重ねるごとに豊かになっていくでしょう。 実に楽しみです! さて今回のコンサートではお客様にアンケート用紙をお配りし、自由に感想を書いて頂きました。 (一つずつ嬉しく読ませて頂きました!) その中、数人の方から『次のステージ(段階)への一歩が感じられた』と言うご感想を頂きました。 実のところ、こう言う事って聴く側の方が良く気が付くものなのかも知れません。 こちらが『次の一歩としての曲を作って演奏するぜ!』と意気込んでいなくても(意識さえしていなくても)、作品やパフォーマンス全体からそう言う雰