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本日から吉本由美さん(dance)と三公演!@EARTH+GALLERY(木場・門前仲町)

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violin:喜多直毅/dance:吉本由美 @ EARTH+GALLERY(木場・門前仲町) 皆さん、こんにちは。 ウチの近所の緑道の桜が咲いていました! やったー! 春の訪れ、本当に嬉しいです。 これで厚着から解放され、寒さで中断していた趣味の深夜徘徊も再スタート出来ます。 心浮かれる季節です。 さて本日からダンサー・振付家の吉本由美さんとのパフォーマンスが三公演あります。 会場は木場のEARTH+GALLERY。 一度お客として由美さんのパフォーマンスを見に行ったのですが、とてもお洒落なスペースです。 天井が高いので響きの良さも期待出来ます。 楽しみだなぁ。 由美さんの公演では10年くらい前まで何度か弾かせて頂きました。 府中の森美術館、原美術館、西麻布や神田のギャラリー等。 それから数年ブランクがあって再び由美さんを僕のコンサートにお誘いしたりして、再びお付き合いが始まりました。 そして今回の公演にお声がけ頂きました。 今回の公演のテーマは『放り出されて強くなった』。 由美さんにお声がけ頂いた時、初めてこのテーマを知らされました。 僕がとっさに考えたのは、自分が受動的に放り出されることよりも能動的に『自分を放り出す』ことでした。 僕は自分自身を放り出していないから強くないんだ!と思ってしまいました。 こんなテーマを10年ぶりに共演する相手に投げつけて来る由美さんってかなりユニーク。 昔とあまり変わっていません(良い意味で)。 でもしばらく会わない間に由美さんは沢山放り出される経験をして、色々な意味で強くなったのではないかと思います。 取り敢えずこのパフォーマンスは弱いままの自分で挑みたいと思います。 弱いままでいたら色々と痛みを感じると思う。 その痛みを思う存分味わう。 それどころか最大限楽しんでみたい。 きっと生きて帰って来られるでしょう、木場から。 由美さんと僕のデュオの他、うえだななこさん、中島誠さんのダンスもご覧いただけます。 どうぞお楽しみに! 出演:吉本由美(ダンス)+喜多直毅(ヴァイオリン)    うえだななこ(ダンス)    中島誠(ダンス) 内容:コンテ

今週土曜日午後は齋藤徹さんと即興演奏ライヴ!/演奏後記:2月25日矢萩竜太郎オープンリハーサルに参加して

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皆さん、こんばんは。 あったかくなったり寒くなったりですが、お元気でお過ごしのことと思います。 花粉症の方は大変ですよね…。 僕の周りでも辛そうな方が何人もいます。 早く特効薬が見つかれば良いのにと本気で思います。 実は僕も高校生くらいまでアレルギー体質で、鼻炎・アトピー性皮膚炎・喘息の三重苦でした。 でも大学進学で岩手から東京に出て来たら治っちゃいました。 考えられる理由は ・東京の汚れた空気の方が体に合っていた ・タバコを吸い始めた です。 普通は、空気や水の綺麗な岩手にいてタバコも吸わない方が体に良さそうなのに、僕の場合は真逆でした。 だからと言ってアレルギーの皆さんはわざわざタバコを始めたり、工業地帯に引っ越したりしませんように…! もっと酷くなるかも知れません。 さて今週土曜日の午後は板橋区内にてコントラバスの齋藤徹さんと即興演奏のライヴを行います! 齋藤徹さん(cb)と。2015年10月5日の撮影です。 会場は板橋区役所前駅と大山駅の中間くらい。 小さな教会です(実は我が母教会)。 牧師と教会役員の皆さんにお願いして、今回場所をお借りできることになりました。 内容は三十分程度の即興演奏を休憩を挟んで二回。 この一回三十分の間に様々なノイズ・うた・リズムが生まれては消えて行きます。 それはある意味、誕生と死を連続的に感じること、刻々と変わり続ける時間を体験すること。 そして音が消えた”しじま”に立ち上る声なき声・姿なき姿にこそ、即興演奏の、ひいては音楽の醍醐味があると思います。 【公演詳細】 出演:齋藤徹(コントラバス)    喜多直毅(ヴァイオリン) 内容:即興演奏 日時:2018年3月17日(土)14:00開場/14:30開演 会場: 日本基督教団 板橋大山教会     東京都板橋区氷川町47-3 交通:都営三田線「板橋区役所前」駅下車徒歩5分    東武東上線「大山」駅下車徒歩8分    駐輪場の前の坂を上がる。     料金:予約¥3,000/当日¥3,500 ご予約・お問い合わせ: violin@nkita.net ※お申し込みの際は《代表者氏名》《人数》《連絡先電話番号》を必ずお書き下さい。葬儀などによる公演中止の際はご連絡させて頂きます。 ※

演奏後記:喜多直毅クアルテット公演『呪詛』無事終了!

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喜多直毅クアルテット 左から:vln:喜多直毅、pf:三枝伸太郎、bn:北村聡、cb:田辺和弘 2018年3月11日 中野テルプシコール(東京)、リハーサル風景 日曜日の喜多クアルテット公演、大勢の方々にお越し頂き無事終了いたしました! ご来場の皆様、本当に有難うございました! お楽しみ頂けましたら幸いです! 初めての会場でしたが、スタッフの皆さんの協力によってつつがなく公演が出来て本当に感謝です。 また演奏面ではメンバーの北村・三枝・田辺各氏の実力によって本当に助けられました。 彼らの理解力と演奏力の高さによって僕の拙い曲にも命が吹き込まれ、お客さんに届く…。 何とも贅沢な仕事をさせてもらっていると感謝しています! 有難う! さて今回のセットリストです。 1. 月と星のシンフォニー(部分) 2. 焦土 3. さすらい人 4. 疾走歌 5. 孤独 6. 昭和 ~泥の川~ 7. 峻嶺 encore: ふるさと 『さすらい人』は新曲です。 このグループを始めた頃は余り音符を書き込まず、メモ書き程度の楽譜をざっくりと演奏することが多かったのです。 しかし最近は書き込んだ音符でスコアが重くなって来ている気がしていました。 なので、今回はちょっと初心に戻って“雰囲気もの”みたいな曲を一曲作ってみました。 曲調はタイトル通り、どこか寒い土地をさすらう人のイメージ。 それと松尾芭蕉のこんな句も頭に浮かびました。 旅に病んで夢は枯野をかけ廻る 『昭和』は前回(昨年10月)のライヴに向けて作った曲ですが、今回は構成を変えたり新たな部分を加えたりしました。 更に、かなり前に作った曲『泥の川』を真ん中に挿入しました。 これによって作品がかなり重くなってしまった感は否めませんが、かなりフィットしているので変えずにおこうと思います。 ただ公演の録音を聴くとまだまだ手直しの必要を感じました。 もう少し増改築を繰り返すと思います。 (僕は本番で間違えてばかりいましたね、すみません…。) 喜多クアルテットでは、音楽のみによって聴いている人の頭の中に映像とかストーリーとか人物を浮き上がらせることをしたいと思っています。 脳をスクリーンとした映画みたいな感じ。 音楽をやっているのですからきちんと演奏することは

いよいよ3/11日曜日午後は喜多直毅クアルテット!!!

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喜多直毅クアルテット 左から:violin:喜多直毅、bandoneon:北村聡、piano:三枝伸太郎、contrabass:田辺和弘 2018年3月7日、リハーサル後 東京・池袋 皆さん、こんにちは。 ちょっと暖かくなったと思ったらまた寒くなり、春はまだ遠いのかな〜と思ってしまう今日この頃。 でも確実に春は近づいて来ている。 今年も桜を楽しみにしています。 ほぼ毎年の九段下の夜桜見物、待ち遠しいです! さて僕のメインプロジェクト、喜多直毅クアルテットのライヴが今度の日曜日・3/11となりました。 是非お越し頂きたいと思います! 内容は100%僕のオリジナル。 基本的に全てマイナーキー、濃厚・重厚・壮大な曲が多いです(家系ラーメン、もちろん背脂・ニンニク多め)。 編成は典型的なタンゴ四重奏団ですが、音楽的にはさにあらずや。 情念とか情熱とか哀愁とか…、タンゴの色が出ている曲もありますが、それはごく一部。 もう少しワイドな視点から色々な音楽的要素を用いて、人間や世界、そして時代を描いてみたいと思っています。 時間はお越しになりやすい午後。 会場はクアルテットでは初めて出演する中野テルプシコールです。 こちらはライヴハウスや音楽専用ホールでは無く、もともと芝居やダンスを行う会場ですので、いつものクアルテットとは変わった雰囲気で楽しんで頂けると思います。 昨年、皆藤千香子さんのダンス公演で初めてここで演奏させて頂きました。 何人もの舞踏家達がこの床に立ち、身体を通して“異界”を出現させて来た空間です。 ここには永年のパフォーマンスによって堆積した“場のチカラ”があると思います。 僕もこのチカラを借りて、異空間に皆さんをお招き出来たらと思っています。 共に演奏するメンバーは現在の日本のタンゴシーンを牽引する実力派です。 それぞれジャンルを超えて、様々な分野で大活躍の演奏家達。 この三人のファンにも是非是非聴きにお越し頂けたら嬉しいです! 【メンバープロフィール】 北村聡(バンドネオン) 関西大学在学中にバンドネオンに出合い小松亮太、フリオ・パネに師事し世界各国のフェスティバルで演奏。11年ピアソラ五重奏団元ピアニスト、パブロ・シーグレルのアジアチームに選抜される。14年B→Cに出演、好評を得る。

今週金曜日3/9は黒田京子さんとデュオ@大塚Greco

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喜多直毅&黒田京子デュオ 2014年8月12日、アルバム『愛の讃歌』レコーディングの休憩中 @レコーディングスタジオ・オルフェウス小岩、東京 少しずつ少しずつ暖かくなって来ましたね。 東京は晴れた日ならコートいらずです。 今日はハーフパンツの若者を見かけました。 でもこの時期の気温は上がったり下がったり。 若者を見習ってハーフパンツで出かけ、外出先で気温急降下もあり得ます。 まだまだ油断できません。 さて今週金曜日(3/9)は大塚グレコにてお馴染み・黒田京子さん(pf)とデュオです。 出演:喜多直毅(violin)    黒田京子(piano) 内容:映画音楽、昭和歌謡、ヨーロッパのポピュラー音楽、オリジナルetc. 日時:2018年3月9日(金)    19:00開場/1st 20:00/2nd 21:20 会場: Greco (大塚)    東京都豊島区北大塚1-34-18    03-3916-9551 料金:3,600円(季節の一品付き)    別途1ステージにつき1オーダーお願いいたします(2ステージ制、入れ替えなし)。 予約: こちら からお申込み下さい。 これまで黒田さんとは映画音楽や昭和歌謡、ヨーロッパのポピュラー音楽などを演奏して参りました。 最近はこれらのレパートリーをキープしつつ、我々のオリジナル曲を加えた形でプログラムを組んでいます。 前回は下北沢のLADY JANEで演奏させて頂きましたが、昭和歌謡の『忘れな草をあなたに』や映画音楽の『ひまわり』が好評でした。 忘れな草もひまわりも、それぞれ短い曲ですよね。 でも即興演奏によって曲の世界観を拡大したり、はたまた全く違う世界へジャンプしてそこから原曲へ戻ることにより、音楽の印象が多層的になるわけです。 例えば『ひまわり』という曲に、様々な色・模様のついたサウンドの“セロファン”をレイヤーしてみる。 演奏中にセロファンを一枚にしたり二枚にしたり、そして下地の『ひまわり』だけに戻してみたり。 レイヤーの動かし方も変化させたりすると見え方にも色々なヴァリエーションが生まれますよね。 さらに。 音楽は時間軸を持つもの。 ひまわりという曲の前後に何があるのかによっても、この曲の持つ印象がだいぶ変わって来ます。 黒田さん