2018年3月23日金曜日

本日から吉本由美さん(dance)と三公演!@EARTH+GALLERY(木場・門前仲町)


violin:喜多直毅/dance:吉本由美
@ EARTH+GALLERY(木場・門前仲町)

皆さん、こんにちは。
ウチの近所の緑道の桜が咲いていました!
やったー!
春の訪れ、本当に嬉しいです。
これで厚着から解放され、寒さで中断していた趣味の深夜徘徊も再スタート出来ます。
心浮かれる季節です。

さて本日からダンサー・振付家の吉本由美さんとのパフォーマンスが三公演あります。
会場は木場のEARTH+GALLERY。
一度お客として由美さんのパフォーマンスを見に行ったのですが、とてもお洒落なスペースです。
天井が高いので響きの良さも期待出来ます。
楽しみだなぁ。

由美さんの公演では10年くらい前まで何度か弾かせて頂きました。
府中の森美術館、原美術館、西麻布や神田のギャラリー等。
それから数年ブランクがあって再び由美さんを僕のコンサートにお誘いしたりして、再びお付き合いが始まりました。
そして今回の公演にお声がけ頂きました。

今回の公演のテーマは『放り出されて強くなった』。
由美さんにお声がけ頂いた時、初めてこのテーマを知らされました。

僕がとっさに考えたのは、自分が受動的に放り出されることよりも能動的に『自分を放り出す』ことでした。
僕は自分自身を放り出していないから強くないんだ!と思ってしまいました。
こんなテーマを10年ぶりに共演する相手に投げつけて来る由美さんってかなりユニーク。
昔とあまり変わっていません(良い意味で)。
でもしばらく会わない間に由美さんは沢山放り出される経験をして、色々な意味で強くなったのではないかと思います。

取り敢えずこのパフォーマンスは弱いままの自分で挑みたいと思います。
弱いままでいたら色々と痛みを感じると思う。
その痛みを思う存分味わう。
それどころか最大限楽しんでみたい。
きっと生きて帰って来られるでしょう、木場から。

由美さんと僕のデュオの他、うえだななこさん、中島誠さんのダンスもご覧いただけます。
どうぞお楽しみに!



出演:吉本由美(ダンス)+喜多直毅(ヴァイオリン)
   うえだななこ(ダンス)
   中島誠(ダンス)
内容:コンテンポラリーダンス

日時:2018年3月23日(金)19:00開場/20:00開演
   2018年3月24日(土)14:00開場/15:00開演、18:00開場/19:00開演
会場:EARTH+GALLERY(木場・門前仲町)
   東京都江東区木場3-18-17
   03-3630-1655
   東西線木場駅3番出口から徒歩6分
   東西線/大江戸線門前仲町駅1番出口から徒歩10分

料金:前売り¥3,000+1drink order
   当日¥3,500+1drink order
問い合わせ先:satake@coexist-tokyo.com

動画は吉本由美さんの作品『九相図』。 
亡くなったご主人のお別れ会に寄せられた花々と共に行われたパフォーマンスです。


以下、動画サイトより引用:
活き活きと美しい沢山の花と9日間対峙し、花々の変化と
それに対する即興のパフォーマンスで撮りあげた作品。
「九相図」(くそうず)とは、仏教で修行の為に生まれ発達した絵画で、
人が死んでからその身体が土に還るまでを九枚の図に表したもの。
曲名「garden」を「この世界」と読み取り、吉本由美流の「この世界の仕組み」を表している。

2018年3月15日木曜日

今週土曜日午後は齋藤徹さんと即興演奏ライヴ!/演奏後記:2月25日矢萩竜太郎オープンリハーサルに参加して

皆さん、こんばんは。
あったかくなったり寒くなったりですが、お元気でお過ごしのことと思います。
花粉症の方は大変ですよね…。
僕の周りでも辛そうな方が何人もいます。
早く特効薬が見つかれば良いのにと本気で思います。

実は僕も高校生くらいまでアレルギー体質で、鼻炎・アトピー性皮膚炎・喘息の三重苦でした。
でも大学進学で岩手から東京に出て来たら治っちゃいました。
考えられる理由は
・東京の汚れた空気の方が体に合っていた
・タバコを吸い始めた
です。

普通は、空気や水の綺麗な岩手にいてタバコも吸わない方が体に良さそうなのに、僕の場合は真逆でした。
だからと言ってアレルギーの皆さんはわざわざタバコを始めたり、工業地帯に引っ越したりしませんように…!
もっと酷くなるかも知れません。

さて今週土曜日の午後は板橋区内にてコントラバスの齋藤徹さんと即興演奏のライヴを行います!

齋藤徹さん(cb)と。2015年10月5日の撮影です。

会場は板橋区役所前駅と大山駅の中間くらい。
小さな教会です(実は我が母教会)。
牧師と教会役員の皆さんにお願いして、今回場所をお借りできることになりました。

内容は三十分程度の即興演奏を休憩を挟んで二回。
この一回三十分の間に様々なノイズ・うた・リズムが生まれては消えて行きます。
それはある意味、誕生と死を連続的に感じること、刻々と変わり続ける時間を体験すること。
そして音が消えた”しじま”に立ち上る声なき声・姿なき姿にこそ、即興演奏の、ひいては音楽の醍醐味があると思います。

【公演詳細】

出演:齋藤徹(コントラバス)
   喜多直毅(ヴァイオリン)
内容:即興演奏

日時:2018年3月17日(土)14:00開場/14:30開演
会場:日本基督教団 板橋大山教会
   東京都板橋区氷川町47-3
交通:都営三田線「板橋区役所前」駅下車徒歩5分
   東武東上線「大山」駅下車徒歩8分
   駐輪場の前の坂を上がる。
   
料金:予約¥3,000/当日¥3,500
ご予約・お問い合わせ:violin@nkita.net
※お申し込みの際は《代表者氏名》《人数》《連絡先電話番号》を必ずお書き下さい。葬儀などによる公演中止の際はご連絡させて頂きます。
※会場ではご予約・お問い合わせの受付は致しておりません。

《ご注意》
・食べ物やアルコール類のお持ち込みはご遠慮下さい。
・お飲み物(ソフトドリンク)の持ち込みをなさる場合、ゴミは必ずお持ち帰り下さい。
・会場に駐車場はございません。

最近、即興演奏を通してとても素晴らしい経験しました。
昨月25日、徹さん主催で行われた矢萩竜太郎さん(ダンス)のオープンリハーサルに参加して来ました。
徹さん(コントラバス)、竜太郎さん、熊坂路得子さん(アコーディオン)、僕(ヴァイオリン)、そして会場に集った方々が楽器やダンス、声などでパフォーマンスに参加しました。
普段からプロとして人前で演奏している方もいれば、即興演奏は始めたばかりだけど参加してみたい!と言う方もいらっしゃいました。

実はこの頃、僕は心身ともに果てしなく疲れていました。
演奏の仕事・事務仕事・楽譜作りの締め切り等に追われる毎日。
しかも突然の激しい胃痛で病院に行く羽目にもなった。
その上、フリーランスに付き物の経済氷河期の到来!
本当に弱り果てておりました。

そんな状態でもいざ演奏に向かうと、『何かをしなければならない!』と思ってしまう。
何か優れたことを、何か重要であることを、と自分に求めてしまう。
それはすなわち『優れた自分でいたい』とか『重要な自分でありたい』ということであって、ひっくり返せば『他人からもそう思われたい・そう見られたい』と言うことなのでしょう。

この『より良くありたい』と言う欲求を決して否定するものではありません。
人間が成長したり、進歩したりするために必要な欲求だからです。
しかし時折、変容して、『“他人から見て”より良くありたい』になって行くようです。
あるいは何かと擦り変わった結果、過剰な承認欲求となって現れる。
これって余り人を(自分も他人も)幸せにしない欲求だと思うのです。

この日、演奏後の感想を述べ合う時間で、『自分が周りの人の演奏を壊してしまいそうで、怖くてなかなか音が出せない』という発言がありました。
(この発言をされた方、実際の演奏ではちっともアンサンブルを壊したりしていませんでした。寧ろ良いアクセントになっていました。)
怖くて音を出せないのは、僕にもままあることです。
しかしその方の話を聞いていて、僕自身はどちらかと言うと『壊し屋』だったのではないかと、これまでを振り返っていました。

アンサンブルの中で“悪目立ち”をしてしまう。
僕はそう言うタイプ…。
意図してそうすることもありますが、しかし意図せず壊していて、いつしか孤立していることもあった。
その理由が分からない間は、実人生においても大いに壁にぶち当たり、人間関係でも多くの問題を抱えていました。

そう言う時は他人の音を聴いていないだけではなく、実は自分の音をも聴いていない。
自分の音が遅れて遠く聴こえたりするのです(自分との関係さえうまくいっていない。)
では何を聴いているのか?

それはエゴだと思います。
エゴとは虚栄心、優越感、自他に対する不誠実。
音楽を第一とせず、自分自身をのみ尊ぶ気持ち。
こう言ったものに耳を奪われていたのではないかと思います。

この日のセッションで他の人たちと演奏していて、とても気持ちが良かった。
その場に流れているものに自分を溶かすように委ねて、何か漂っているように演奏をしました。
気がつくと涙が溢れそうになっていました。
心が疲れていたからでしょうか???
いずれにしても、こんな即興は初めてでした。
本当に特別なものがありました。

これ、ヴッパタールの知的障害者のアトリエで即興パフォーマンスした時と同じだ!と思いました。
Jean Sasportesさん(ダンス)、竜太郎さん、徹さん、僕の四人が参加しました。
最後に全員で踊ったんだけど、まさに”祝祭”でした。

パラダイスは確実に存在すると思います。
我々が普段生活している世界とはちょっと別の次元に。
そのパラダイスとこの世界はパイプでつながっており、誰でも行き来が出来ます。
しかしパイプはエゴによって詰まりやすく、常日頃から掃除をしておかないといけないのだと知りました。

即興。
それは生き方を学ぶこと、トライ&エラーを通して。
ちっぽけな自分自身とそれを遥かに超えて大きな音楽に出会うこと。
本当の幸せとは何か、探していくこと。
他者との調和・自分自身との調和を求めること。
今は愛を知らない人でもやがて愛を知る方法。

2018年3月13日火曜日

演奏後記:喜多直毅クアルテット公演『呪詛』無事終了!

喜多直毅クアルテット 左から:vln:喜多直毅、pf:三枝伸太郎、bn:北村聡、cb:田辺和弘
喜多直毅クアルテット
左から:vln:喜多直毅、pf:三枝伸太郎、bn:北村聡、cb:田辺和弘
2018年3月11日
中野テルプシコール(東京)、リハーサル風景

日曜日の喜多クアルテット公演、大勢の方々にお越し頂き無事終了いたしました!
ご来場の皆様、本当に有難うございました!
お楽しみ頂けましたら幸いです!

初めての会場でしたが、スタッフの皆さんの協力によってつつがなく公演が出来て本当に感謝です。
また演奏面ではメンバーの北村・三枝・田辺各氏の実力によって本当に助けられました。
彼らの理解力と演奏力の高さによって僕の拙い曲にも命が吹き込まれ、お客さんに届く…。
何とも贅沢な仕事をさせてもらっていると感謝しています!
有難う!

さて今回のセットリストです。

1. 月と星のシンフォニー(部分)
2. 焦土
3. さすらい人
4. 疾走歌
5. 孤独
6. 昭和 ~泥の川~
7. 峻嶺
encore: ふるさと

『さすらい人』は新曲です。
このグループを始めた頃は余り音符を書き込まず、メモ書き程度の楽譜をざっくりと演奏することが多かったのです。
しかし最近は書き込んだ音符でスコアが重くなって来ている気がしていました。
なので、今回はちょっと初心に戻って“雰囲気もの”みたいな曲を一曲作ってみました。
曲調はタイトル通り、どこか寒い土地をさすらう人のイメージ。
それと松尾芭蕉のこんな句も頭に浮かびました。

旅に病んで夢は枯野をかけ廻る

『昭和』は前回(昨年10月)のライヴに向けて作った曲ですが、今回は構成を変えたり新たな部分を加えたりしました。
更に、かなり前に作った曲『泥の川』を真ん中に挿入しました。
これによって作品がかなり重くなってしまった感は否めませんが、かなりフィットしているので変えずにおこうと思います。
ただ公演の録音を聴くとまだまだ手直しの必要を感じました。
もう少し増改築を繰り返すと思います。
(僕は本番で間違えてばかりいましたね、すみません…。)

喜多クアルテットでは、音楽のみによって聴いている人の頭の中に映像とかストーリーとか人物を浮き上がらせることをしたいと思っています。
脳をスクリーンとした映画みたいな感じ。
音楽をやっているのですからきちんと演奏することは必要なのですが、演奏自体を目的とするのではなく、イメージの投げかけを第一の役割としたいと思っています。
そのイメージの投げかけですが、音による『匂い』はとても大事にしたい。
汗、草いきれ、何かが焼け焦げる匂い、冬の匂い。
匂いは記憶に直接訴えかける。
言葉に出来ないような複雑な記憶、さらに、忘れてしまっていた記憶にダイレクトに作用する。

それと最近、表情筋の感覚と演奏の結びつきが気になります。
人は喜怒哀楽の感情を抱く時、表情が変わる。
僕は普段の生活で余り感情を悟られたくないので、出来るだけ無表情・ポーカーフェイスでいようと努めています(多分出来てないけど)。
でもどんなにポーカーフェイスでいようとしても、わずかな感情の動きで自分の頭蓋骨に張り付いた表情筋の変化を感じる。
ごく微細な変化で相手には気付かれなくても、自分自身には良く分かる。
これが演奏にとって何かヒントになっている気がする。
良く『遠い目をする』って言い方するでしょ?
この遠い目をする筋肉の動きなんかも演奏にとって欠かせない。
他に、歯を食いしばる、眉間にしわを寄せる、睨む、ニヤニヤ笑い、などなど(全部良くない表情ですね!)。
本当は身体全体にまで意識が及ぶと良いのですが、僕はまだ表情筋までしか意識出来ないでいます。

こんな事を考えつつ、次回の公演の準備をしたいと思っています。

次は夏真っ盛りの8/11(土)、12(日)の二日連続公演です!
会場はおなじみの渋谷・公園通りクラシックス。
時間、料金、予約方法など、詳細は決まり次第お知らせ致します。
どうぞお楽しみに!

最後に今回の公演のために作ったPVをご紹介します。
PVと言っても動画ではなく音楽のみですが…。
お聴き頂ければ幸いです!


2018年3月8日木曜日

いよいよ3/11日曜日午後は喜多直毅クアルテット!!!

喜多直毅クアルテット
左から:violin:喜多直毅、bandoneon:北村聡、piano:三枝伸太郎、contrabass:田辺和弘
2018年3月7日、リハーサル後
東京・池袋

皆さん、こんにちは。
ちょっと暖かくなったと思ったらまた寒くなり、春はまだ遠いのかな〜と思ってしまう今日この頃。
でも確実に春は近づいて来ている。
今年も桜を楽しみにしています。
ほぼ毎年の九段下の夜桜見物、待ち遠しいです!

さて僕のメインプロジェクト、喜多直毅クアルテットのライヴが今度の日曜日・3/11となりました。
是非お越し頂きたいと思います!

内容は100%僕のオリジナル。
基本的に全てマイナーキー、濃厚・重厚・壮大な曲が多いです(家系ラーメン、もちろん背脂・ニンニク多め)。
編成は典型的なタンゴ四重奏団ですが、音楽的にはさにあらずや。
情念とか情熱とか哀愁とか…、タンゴの色が出ている曲もありますが、それはごく一部。
もう少しワイドな視点から色々な音楽的要素を用いて、人間や世界、そして時代を描いてみたいと思っています。

時間はお越しになりやすい午後。
会場はクアルテットでは初めて出演する中野テルプシコールです。
こちらはライヴハウスや音楽専用ホールでは無く、もともと芝居やダンスを行う会場ですので、いつものクアルテットとは変わった雰囲気で楽しんで頂けると思います。

昨年、皆藤千香子さんのダンス公演で初めてここで演奏させて頂きました。
何人もの舞踏家達がこの床に立ち、身体を通して“異界”を出現させて来た空間です。
ここには永年のパフォーマンスによって堆積した“場のチカラ”があると思います。
僕もこのチカラを借りて、異空間に皆さんをお招き出来たらと思っています。

共に演奏するメンバーは現在の日本のタンゴシーンを牽引する実力派です。
それぞれジャンルを超えて、様々な分野で大活躍の演奏家達。
この三人のファンにも是非是非聴きにお越し頂けたら嬉しいです!

【メンバープロフィール】

北村聡(バンドネオン)
関西大学在学中にバンドネオンに出合い小松亮太、フリオ・パネに師事し世界各国のフェスティバルで演奏。11年ピアソラ五重奏団元ピアニスト、パブロ・シーグレルのアジアチームに選抜される。14年B→Cに出演、好評を得る。17年東京春音楽祭のミュージアムコンサートに出演。これまでに鈴木大介、舘野泉、波多野睦美、菊地成孔、小野リサ、夏木マリ、エゴ ラッピン、中島ノブユキ、リチャード・ストルツマン、東京交響楽団と共演。NHK「八重の桜」「あさが来た」、映画「そこのみにて光輝く」をはじめ様々な録音に参加、繊細な表現には定評がある。現在クアトロシエントス、Orquesta de la Esperanza等数多くの楽団に参加、活躍中。

三枝伸太郎(ピアノ)
1985年神奈川県出身。東京音楽大学大学院音楽科作曲専攻修了。2008年よりバンドネオン奏者、小松亮太氏のコンサート・ツアー、レコーディングに参加。2011年喜多直毅クアルテットにピアニストとして参加、ピアノの内部奏法を含む美しくも時として激しい独特な奏法に高い評価を得る。また作曲家として映画音楽、演劇のための音楽を多数手がけており2015年宝塚歌劇団OGによるコンサート&CDアルバム企画「Reijin」ではピアノ、アレンジ、音楽監督として活躍。映画音楽の仕事として、「忘れないと誓ったぼくがいた」「空の境界」「センチメンタルヤスコ」など。2014年自身のオリジナル曲を主に演奏する三枝伸太郎Orquesta de la Esperanzaを結成、モダンタンゴからジャズ、現代音楽の要素を含むオリジナリティある作品を発表し続けている。

田辺和弘(コントラバス)
東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て東京芸術大学を卒業。コントラバスを渡辺彰考、永島義男、ツォルト・ティバイに師事。クラシックでの活動の他、様々なジャンルの多くのアーティストのコンサート、録音にも参加。なかでもタンゴでは国内の多くのアーティストと共演。オスバルド・ベリンジェリ、ビクトル・ラバジェン、ホセ・コランジェロ、ウーゴ・パガーノなどのアルゼンチンのタンゴアーティストとも多く共演している。最近では齋藤徹とのベースアンサンブルに参加。その後も即興を交えた音楽にも興味を持つ。タンゴ歌手のKaZZmaとのデゥオなど、型にとらわれない活動をしている。

昨日は彼らとリハーサルをしました。
最近はスコアの強い曲が多めでしたが、活動初期の様な少し自由度の高いザックリめの作品も用意しました。
茫漠たる風景から何かが浮かび上がる様な雰囲気です。
こちらもどうぞお楽しみに!

以下、公演詳細です。

2018年3月11日(日)喜多直毅クアルテット『呪詛』~沈黙と咆哮の音楽ドラマ~@中野テルプシコール


喜多直毅クアルテット『呪詛』~沈黙と咆哮の音楽ドラマ~ 左から:violin:喜多直毅、bandoneon:北村聡、piano:三枝伸太郎、contrabass:田辺和弘
喜多直毅クアルテット『呪詛』~沈黙と咆哮の音楽ドラマ~
左から:violin:喜多直毅、bandoneon:北村聡、piano:三枝伸太郎、contrabass:田辺和弘
2018年3月11日@中野テルプシコール

【喜多直毅クアルテット】

2011年、ヴァイオリニスト喜多直毅によって結成された四重奏団。演奏される楽曲は全て喜多のオリジナル作品であり、その出自とも言うべきアルゼンチンタンゴからフリージャズ、即興演奏、現代音楽まで、様々な要素を呑み込んで再構築された、比類なき音楽である。ロシア音楽を彷彿とさせる濃厚な旋律と共に、日本の伝統音楽に通ずる“間”の感覚を併せ持った彼らの音楽は、その深い精神性を高く評価されている。
4人のメンバーはそれぞれの楽器における国内屈指のタンゴ奏者と目されつつ、卓越した実力により、ジャンルを超えてシーンの最先端で活躍している。この4人においてこそ実現する超絶なる表現が、聴衆の気魂を揺さぶり“ドゥエンデ(Duende)”を呼び醒ます。

圧倒的な演奏力と物語構成力で、期待を裏切らない進化をみせるクアルテット。無音の部分にこそひた寄せる鬼気がある。人間の業や人生の割り切れなさが照射され、鮮烈なイメージ喚起力とともに変転していく。聴いていて全く楽ではない彼らの音楽は、「表現せずにはいられない」という崖っぷちの必然性を常に感じさせる点で芸術の根源に忠実だ。ひりつくほどに美しい。個々のメンバーの今後の成熟を予想すると末恐ろしいほど。
(JazzTokyo『#02 喜多直毅クアルテット『Winter in a Vision 2』リリース記念コンサート』2018年1月1日)
文章:伏谷佳代(音楽評論家)

出演:喜多直毅クアルテット
   喜多直毅(作曲・ヴァイオリン)
   北村聡(バンドネオン)
   三枝伸太郎(ピアノ)
   田辺和弘(コントラバス)

日時:2018年3月11日(日)
   14:30開場/15:00開演
会場:中野テルプシコール
   東京都中野区中野3-49-15 ハタビル
   03-3383-3719
  ※スリッパや内履きのご持参をお勧めいたします。

料金:ご予約¥4,000/当日¥4,500

◉メール予約アドレス:violin@nkita.net
※メールタイトルは「喜多クアルテット3月予約」、メール本文に《代表者氏名》《人数》《連絡先電話番号》を 必ずご記入の上、お申し込み下さい。

◉ ご予約に際しての注意事項 
・ご予約は3月10日までにお願い致します。
・小学生以下のお子様のご入場はお断りする場合がございます。

主催・企画制作:喜多直毅
制作協力:山本悦子
写真:前澤秀登
フライヤーデザイン:山田真介

会場はスリッパのご用意がありません。
まだ床が冷たいと思いますので、厚手の靴下や室内ばき、スリッパのご用意をおすすめいたします。

3/11は是非お誘い合わせの上お越し下さい!
お待ちしています!


【池袋グルメ情報】
昨日のリハーサル(池袋)の後、皆んなで食事に行きました。
遅い時間だったし、スタジオが駅から離れたところにあったので、店探しにちょっと苦労しました。
しかし偶然見つけて入ったこの店、当たりでした!!!

馬肉バル 跳ね馬 池袋店
東京都豊島区東池袋1丁目35−11
03-6914-2468

まずは見てくれ、この馬肉のロースト!


焼き加減が程良くジューシー!
そして奥の方の肉は鹿肉!
こちらもまた絶品。
塩・わさび・タレが添えられていて、自分でつけて食べるのですが、このタレも美味かったなぁ。
他に辛子をつけて食べる馬肉の唐揚げも美味かったです。
馬肉を使ったパスタもありました。

値段もそんなに高くないかな、と思っていたら、男四人で結構な額になってしまいました…。
でもとても美味しかったので皆さんも是非!

2018年3月4日日曜日

今週金曜日3/9は黒田京子さんとデュオ@大塚Greco

喜多直毅&黒田京子デュオ
喜多直毅&黒田京子デュオ
2014年8月12日、アルバム『愛の讃歌』レコーディングの休憩中
@レコーディングスタジオ・オルフェウス小岩、東京

少しずつ少しずつ暖かくなって来ましたね。
東京は晴れた日ならコートいらずです。
今日はハーフパンツの若者を見かけました。
でもこの時期の気温は上がったり下がったり。
若者を見習ってハーフパンツで出かけ、外出先で気温急降下もあり得ます。
まだまだ油断できません。

さて今週金曜日(3/9)は大塚グレコにてお馴染み・黒田京子さん(pf)とデュオです。

出演:喜多直毅(violin)
   黒田京子(piano)
内容:映画音楽、昭和歌謡、ヨーロッパのポピュラー音楽、オリジナルetc.
日時:2018年3月9日(金)
   19:00開場/1st 20:00/2nd 21:20
会場:Greco(大塚)
   東京都豊島区北大塚1-34-18
   03-3916-9551
料金:3,600円(季節の一品付き)
   別途1ステージにつき1オーダーお願いいたします(2ステージ制、入れ替えなし)。
予約:こちらからお申込み下さい。

これまで黒田さんとは映画音楽や昭和歌謡、ヨーロッパのポピュラー音楽などを演奏して参りました。
最近はこれらのレパートリーをキープしつつ、我々のオリジナル曲を加えた形でプログラムを組んでいます。
前回は下北沢のLADY JANEで演奏させて頂きましたが、昭和歌謡の『忘れな草をあなたに』や映画音楽の『ひまわり』が好評でした。

忘れな草もひまわりも、それぞれ短い曲ですよね。
でも即興演奏によって曲の世界観を拡大したり、はたまた全く違う世界へジャンプしてそこから原曲へ戻ることにより、音楽の印象が多層的になるわけです。

例えば『ひまわり』という曲に、様々な色・模様のついたサウンドの“セロファン”をレイヤーしてみる。
演奏中にセロファンを一枚にしたり二枚にしたり、そして下地の『ひまわり』だけに戻してみたり。
レイヤーの動かし方も変化させたりすると見え方にも色々なヴァリエーションが生まれますよね。

さらに。
音楽は時間軸を持つもの。
ひまわりという曲の前後に何があるのかによっても、この曲の持つ印象がだいぶ変わって来ます。

黒田さんとのデュオではこういったところをお楽しみ頂けると嬉しく思います。

そして『今夜ここに足を運んで音に耳を傾ける私』が大事。
私たちは色々な状況の中で音楽を聴く。
同じ曲でも年齢によって聴き方や感じ方が違う。
そしてその時の気持ちのあり方によっても、随分違ってくる。
単に曲の印象が異なるだけではなく、その曲の意味合いだったり、それをどう受け止めるかで”自分自身”の変化に気づいたりもする。
これ、本当に豊かな体験だと思います。
小さなライヴハウスでの演奏とは言え、きっと色々な発見をして頂けるはずだし、一演奏家としてそんな貴重な時間をお届け出来たらと思っております。

曲調は割とメロウな感じのが多いです。
グルーミーと言っても良いかも知れません。
これは僕の趣味です(断言!)。
それと一方、尖っていてアグレッシヴなものも演奏します。
これも僕の趣味。

何はともあれ、今週の金曜日、ぜひ大塚へ我々の演奏を聴きにお越し下さい!
お待ちしております!