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喜多&黒田デュオ 6/27@明大前KID AILACK ART HALL/7/13@雑司が谷エル・チョクロ/8/15・終戦の日@明大前KID AILACK ART HALL

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喜多直毅&黒田京子デュオ 7月の東北ツアー、どうぞ宜しくお願いします! 俺の胸にはガンダムが…!!! 5/22(金)は黒田京子さん(pf)とのデュオライヴ。 会場は中野のSweetRainです。 ここは会社帰りに気軽に立ち寄れるジャズバーといった風情。 実際、スーツ姿の男性三名が一番前の席で聴いて下さいました。 この日のプログラムは黒田さんのオリジナル曲と黒田さんのセレクションした作品が中心。 『雪の下には緑』、『割れた皿』、『闇夜を抱く君に』。 以上、黒田京子オリジナル。 そして…、『Now, O Now, I need must part.』(ジョン・ダウランド)、『灰色の瞳』(長谷川きよし&加藤登紀子によるフォルクローレのカバー)、『Die Rote Rosa』(ブレヒト&ワイル)、『Utviklingssang』(カーラ・ブレイ)…以上、黒田さんのセレクション。 『Now, O Now, I need must part.』(ジョン・ダウランド) 『灰色の瞳』(長谷川きよし&加藤登紀子) 『Die Rote Rosa』(ブレヒト&ワイル) 『Utviklingssang』(カーラ・ブレイ) 黒田さんのオリジナル曲はライヴで楽しんで頂くとして、このセレクション、凄いっしょ!? 英国古楽、南米フォルクローレ(日本のフォーク)、ブレヒト・ソング、カーラ・ブレイ! まるでいぶし銀のような選曲! いつものオリジナルや欧州ポピュラー音楽、昭和歌謡に加え、我々デュオはこの様な音楽も演奏しているのです! こんなヴァイオリン&ピアノ・デュオは他にはありませんって! そもそも選曲ってその演奏者を良く表していると思いませんか? 何故その曲を選んだのか…? これって大きなポイントですよね。 どんな音楽をこれまでに聴いて来て、どんな音楽に取り組んで来たか。 何を音楽に求めて生きているのか、その人にとって言葉・歌・愛・人生って何か??? だから一見ジャンルも時代背景も国籍も作曲者もバラバラに見える曲達ですが、しっかり選曲者の“人間”が表れます。 我々の演奏にかぎらず、皆さんがコンサートに行ったりCDを聴く時、演奏そのものだけではなくどうぞ“選曲”にも気を付けてみて下さいね。

喜多直毅ヴァイオリン教室:レッスン始めます!/平野壮弦さん書道教室ワーク ショップで講師を務めました!

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教えることは教わること 長年、ヴァイオリンの仕事をしていて感じるのは、多くの弦楽器奏者が楽譜を離れてメロディのフェイク(崩して弾く事)やアドリブをしてみたいと願っている事です。 また即興演奏に興味のある方も大勢いらっしゃいます。 でもいざ勉強しようとなると理論でつまずいたり、ボウイングのコツがつかめなかったり…。 まず教えてくれる先生がいない。 ジャズピアノ等、他の楽器の先生にレッスンを受けても、やはり弦楽器特有の歌い方までは教えてもらえない。 ある奏者の方は独学でアドリブを勉強していました。 しかしなかなかベーシックから発展出来ない、アドリブや即興演奏でストーリーを作れない、気持ちが入らないと悩んでいました。 結局、悩み続けた結果、諦めてしまう…。 又は満足できないまま、不安を抱えたまま人前で演奏している…。 そんな弦楽器奏者の方々に大勢出会ってきました。 しかし、諦めるのはまだ早いです! 疑問や不安をそのままにしないで下さい! 僕も悩みながら学んできました。 演奏歴がそのまま試行錯誤の歴史と言っても過言ではありません。 しかし多くのステージ経験からヴァイオリンでアドリブをする際の実際的なメソッド、フェイクの元となる歌、そして一番重要な“内なる音楽に耳を澄ますこと”を身につけてきました。 これらを是非皆さんと共有したいと思っています。 そして皆さんの演奏力の向上にお役に立ちたいと望んでいます。 前述の通り、僕はアドリブをする事は音を出す以前にインスピレーションを通して“内なる音楽”を良く聴くことだと考えています。 その“内なる音楽”にもっとアクセスできるようになる為には…、現実に存在する良い音楽を沢山聴くことだと思います。 豊かな霊感によって奏でられる様々な音楽。 その“内なる音楽”に繋がった素晴らしい演奏にCDや生演奏を通して常に触れておく。 これは重要なインプットとなり、皆さんの演奏に必ず良い影響を及ぼします。 僕がさせて頂くのはアウトプットのお手伝い。 皆さんの中にある音楽、それをどう楽器を用いて外の世界に表すか…。 その為に必要な演奏技術は? 理論は? そして考え方の整理のお役に立てれば幸いです。 とは言え、難しく考える必要はありません。 最初は皆さんのやりたい事や仕事に役立

『挟み撃ちvol.4』終了!次回は6月30日(火)能楽師・大倉流小鼓方の久田舜一郎さん(小鼓・声)をお迎えしてお届けします!

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打ち上げ!ここは料理も美味いブック・カフェ槐多です。(KID AILACK ART HALL B1F) 齋藤徹さん(cb)とシリーズ化しているライヴ『挟み撃ちvol.4』、終了しました。 今回のゲストはドイツから来日中のジャン・サスポータス(ダンス)、ウテ・フェルカー(アコーディオン)、ヴォルフガング・ズーフナー(チューバ、コルネット)の三人(敬称略)。 このシリーズの一回目のゲストがナカタニタツヤさん(per)、二回目がRoger Turnerさん(per)、そして前回が今井和雄さん(gt)。 皆さん、それぞれ個性の強い方々ですが、今回もまた! とても濃い即興演奏になりました。 まず前半はトリオを3つ。 ・徹さん+喜多+ウテさん ・徹さん+喜多+ヴォルフガングさん ・徹さん+喜多+ジャンさん 今日は音大時代の友人が聴きに来てくれていたのですが、彼女曰く『ダンスで泣きそうになった』との事。 僕もピナ・バウシュ舞踏団を見に行って泣きそうになったのを思い出しました。 後半は全員で即興。 ウテさんやヴォルフガングさんは楽器での即興もしますが、演劇的なところもある。 仕草とか振る舞いでちょっとユーモラスな事をしてくれます。 これが楽しい。 クスッと笑う感じです。 さて上に掲げた写真の向かって右側の男の子はジャンさんの息子さんのナエル君。 今年の秋から小学1年生です。 結構懐いてくれて可愛いんだ…。 グーで僕を殴ってくれたり、腕を雑巾みたいに絞ってくれたり、ガムテープを丸めたのをぶつけてくれたりします。 お礼にコンビニに連れて行きアイスを買ってあげました。 それと鬼ごっこに付き合って会場を走りまわる、逆さまに抱きかかえて喜ばせる等…、大サービスで期待に応えてあげました。 あ〜、もっと仲良くなりたいなぁ。 オモチャ買ってあげようかなぁ…。 人さまの子供でも、子供には何でも買ってあげたくなるから不思議ですね。 大人にはこうは行かない。 何も買ってあげたくない。 4回目も楽しく終了した『挟み撃ち』ですが、次回は能楽師・大倉流小鼓方の久田舜一郎さん(小鼓・声)をゲストにお招きしてお届けします! 齋藤徹(コントラバス)久田舜一郎(小鼓・声) ORT in Wuppertal, Germany

5/21(木)齋藤徹(cb)喜多直毅(vln)+ゲスト『挟み撃ちvol.4』、そして 5/22(金)喜多直毅&黒田京子デュオ!

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齋藤徹(cb)黒田京子(pf)喜多直毅(vln) 今月9日(土)、横濱エアジンにて行われた齋藤徹さん(cb)、黒田京子さん(pf)とのトリオ、超絶楽しかったです! 曲目は徹さんのオリジナル作品、そしてジョビンのレパートリー。 徹さんのオリジナル曲は、さとうじゅんこさん(vo)との三人で演奏して来ました。 今回は主に僕がじゅんこさんの代わりにメロディを担当。 そこに黒田さんが音の風景を作ったり空模様を描いたり。 そして時には過激に切り込んで来る。 とてもダイナミックで陰影と色彩に富んだ演奏となりました。 僕は徹さんのプロジェクトには頻繁に参加させて頂いていますし、デュオの演奏もしています。 黒田さんとも長いことデュオの活動を続けています。 そして徹さんと黒田さんはかつて色々な場面で共演していらっしゃいます。 今回はこの様に面白いトライアングルが生じました。 僕は徹&直毅デュオの喜多直毅になったり(フリーインプロヴィゼーションや『うたをさがして』)、喜多&黒田デュオの喜多直毅になったり(NewCD『愛の讃歌』etc)。 うわっ、楽しい!!! でも、この日生まれた音楽は単にそれぞれのデュオの混ぜ物ではなく、やっぱり“トリオ”の音楽。 このライヴだけの、この組み合わせだけの音楽です。 だから僕もこのトリオの一人としての喜多直毅でした。 そう言えばライヴが終わった時、『え〜もう終わっちゃうの!?』『もっと弾きたい!』と思ったなぁ。 絶対に再演希望! お越しになれなかった方々の為にも是非! さてトリオではありませんが、このお二人とのライヴの告知をさせて下さい。 まず明日!(日付が変わって本日5/21!) ◉5月21日(木)19:30開場 20:00開演 『徹と直毅の挟み撃ち vol.4』 出演:ジャン・サスポータス(ダンス)    ウテ・フェルカー(アコーディオン)    ヴォルフガング・ズーフナー(チューバ、コルネット)    齋藤徹(コントラバス)    喜多直毅(ヴァイオリン) 会場: KID AILACK ART HALL (明大前)     〒156-0043 東京都世田谷区松原2丁目43-11    03-3322-5564 料金:予約¥3,000 当日¥3,500 ご

明日(5/19)は『オペリータうたをさがして』@ドイツ文化会館ホール、5/21(木)は即興演奏@KID AILACK ART HALL

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後列左から:ヴォルフガングさん、俺、ウテさん、泰子さん、徹さん 前列左から:ジャンさん、息子のナエル君、奥さんのアンニャさん、じゅんこさん 最近忙しくしており、なかなかブログの更新が出来ませんでした。 『うたをさがして』、明日です! 今日はウテさん、ヴォルフガングさんを交えてのリハーサル、第二回目。 場所は明日の会場のドイツ文化会館ホールです。 泰子さん、じゅんこさん、二人の歌声が気持ち良いホールです。 このお二人の歌にはウテさんもヴォルフガングさんも感動していました。 勿論、僕も。 別々に歌う箇所ではそれぞれの声・歌に魅了され、一緒に歌う場面ではハーモニーの美しさにウットリさせられます。 ホント、一人でも多くの方に聴いて頂きたいコンサート! 皆さん、明日は是非ドイツ文化会館ホールへお越し下さい! 5月19日(火)18:30開場 19:00開演 『オペリータ うたをさがして』 東北大震災で失われた大事なもの。 旅人と女は出会い“うた”を探す…、そんな小さなオペラです。 出演:ジャン・サスポータス(ダンス)    ウテ・フェルカー(アコーディオン)    ヴォルフガング・ズーフナー(チューバ、コルネット)    齋藤徹(コントラバス)    さとうじゅんこ(うた)    松本泰子(うた)    喜多直毅(ヴァイオリン) 会場: ドイツ文化会館ホール (青山一丁目)     東京都港区赤坂7-5-56 料金:予約¥3,000 当日¥3,500 予約:03-3584-3201 or info@tokyo.goethe.org 助成:ドイツ連邦共和国外務省 協力:東京ドイツ文化センター ちなみに会場のドイツ文化会館にはカフェがあり(会館に入り奥の右側)、ドイツやオーストリアの味をお楽しみ頂けます。 Neues 早めにお越しになり、ちょっと腹ごしらえするのも良いかもしれませんね! さて5/21(木)は即興演奏です! 昨日、舞踏家の矢萩竜太郎さんとジャンさん、ウテさん、ヴォルフガングさん、徹さんの即興を見に行きました。 これが素晴らしいのなんのって! 僕はステージの最前列で見ていたのですが、皆さん、物凄い集中力でした。 そして相手との関わり方が素晴らしい。 どんな事が起こ

シャコンヌの演奏、終わりました!次回は秋ごろを予定しています。

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今日・5/10は僕のソロコンサート。 予想を上回る人数の方々にお集まり頂いてとても嬉しかったです! お越しの皆さん、本当に有難うございました!!! 今日の目玉はバッハの無伴奏パルティータより“シャコンヌ”。 何年か前に一度人前で演奏したことがあったのですが、その時の出来栄えが余りにも酷く『もう二度と弾きません!』と誓いました。 ところが…、昨年の12月、“うたをさがしてトリオ”(齋藤徹さん、さとうじゅんこさん、僕)でシャコンヌを弾くことになり再度チャレンジ。 その時も非常に不満足な内容で悔しさを覚え、今年2月の同トリオによるコンサートに再度挑みました。 この回ではシャコンヌの直前に弦が切れると言うアクシデントに見舞われ、新しく弦を張り替えて挑むも調弦がグチャグチャに…。 これは泣くに泣けない…。 よほど自分の日頃の行いが悪いのかと思いました。 そして迎えた今日の本番。 開場前に猛練習! 多分、今までで一番良く弾けたと思います(これでも)。 しかし、何とも我の強い演奏になってしまった。 実は今朝、色々なヴァイオリニストのシャコンヌを聴いていたのですが、その中で過度な“表現”を混じえない演奏をするヒラリー・ハーンの録音が耳に止まりました。 たっぷりとした良い演奏でしょ? 丁寧。 ヒラリー・ハーンはヴァイオリニストとしての自分を捧げているだけで、音楽はバッハと音楽自身が作っている。 そもそも、バッハ自身、音楽の神様から降りて来たものを“無”でキャッチしているはず。 作曲家としての能力と肉体を神様に捧げているだけ。 ですから、演奏する側も“無”の状態で神様にお返ししなければなりません。 自分を手放すとはこう言う事なのだろうか。 この録音を聴き、今日の演奏の方向性をこちらに修正しようかと随分悩みました。 しかし今日まで練習してきたフレージングや速度の事もあるし、ハーンとは完全に逆な方向で演奏に挑んだわけです。 僕は何故こんなにシャコンヌにこだわって公開の場で弾くのかと自分でも思います。 それはこの曲が自分の“人生の師匠”だと思うからです。 人間じゃなくて楽曲作品を師匠だと思う、って珍しいでしょ? でも本当にそうなのです。 音楽大学を卒業しているとはいえ、クラシック音楽のフィールドで

明日(5/9)19:00開場/19:30開演・齋藤徹(cb)黒田京子(pf)喜多直毅 (vln)@横濱エアジン

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横浜国際なんでも音楽祭2015〈春〉 齋藤徹(コントラバス)黒田京子(ピアノ)喜多直毅(ヴァイオリン) 日時:2015年5月9日(土)19:00開場 19:30開演 会場:横濱エアジン    神奈川県横浜市中区住吉町5-60     045-641-9191 料金:一般 ¥2,500+1Drink    23歳以下 ¥1,500+1Drink ご予約・お問い合わせ: 045-641-9191 or   umemotomusica@gmail.com 2014年夏、東中野ポレポレ坐にて新CD発売記念ライヴ。 2014年8月・六本木ヒルズ屋上にて、黒田京子さんと。 明日(2015/5/9・土曜日)は横濱エアジンにて齋藤徹さん(cb)黒田京子さん(pf)とのライヴです。 現在、最も頻繁に共演しているお二人。 徹さんとも黒田さんとも昨年はそれぞれデュオのCDを制作しました。 齋藤徹(contrabass)喜多直毅(violin)『明~mei~』 喜多直毅&黒田京子デュオ 愛の讃歌~Hymne à l’amour~ そして今年に入っても益々共演の機会を与えられ、お二人と演奏する喜びを感じています。 黒田さんとお会いしたのはもう何年も前、 僕がタンゴの世界から飛び出してアドリブや即興演奏にチャレンジしている頃、大泉学園にあるジャズのライヴハウス・inFのマスターが紹介して下さいました。 黒田さんによると僕の最初の印象は極めて悪かったそうです。 クソ生意気で礼儀知らず、若輩者のくせにプライドだけは一人前…(汗)。 これでは嫌われるのも無理ありません。 しかし黒田さんの素晴らしいところは、こんなに印象の悪い僕とずっと一緒に演奏して下さったこと。 ライヴの共演を頼んで一度も断られたことがありません。 凄い忍耐力。 そして包容力。 僕なら第一印象の悪い若いミュージシャンとは二度と共演しません。 トイウコトハ、今の僕は当時の自分とは絶対に共演したくないです、ハッキリ言って。 到底無理。 黒田さんとは随分色々な音楽に取り組みました。 その中で僕は様々なことを学び、体験させて貰ったと感謝しています。 そして色々な方と繋がりも作って下さいました。 その大きな出会いの一つが齋藤徹

小室等さんとのライヴ/5月9日・cb:齋藤徹, pf:黒田京子, vln:喜多直毅@横濱エアジン/5月22日・デュオ@中野SweetRain

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喜多直毅(vln)小室等(voとgt)黒田京子(pf) 先日の小室等さんとのライヴ、立ち見のお客様がいらっしゃるほどの超満員でした!!! 小室さんは勿論のこと、大勢の小室ファンの皆様と演奏の時間を共有出来てとても嬉しかったです! 演奏したのは谷川俊太郎さん・武満徹さんコンビによる歌が中心。 他に谷川さんの詩に小室さんが曲を付けたもの、僕のオリジナル曲等々。 小室さんが歌うと実に詩の内容が生き生きとして素晴らしいなと思いました。 そして言葉の一つ一つがとても大事なものに思えてきて、じっくりと耳を澄ます…。 それは小室さんが作詞作曲者へのリスペクトを常に持って歌っていらっしゃるからだと思います。 小室さんにはお歌いになる時、当然その歌に対してご自分の気持ちとか思い入れってあるのだと思います。 しかし聴く人にそれを押し付けない。 強い歌詞でも、どこかに静けさを感じるのです。 ご自分は一歩退いて、聴く者に歌を委ねている気がします。 だからこそリスナーは自ずと自分のこととして色々なことを思ったり、考えたり出来る。 ステージから客席へ力任せに投げるのではなく、歌を共有している感じがするのです。 そこが素晴らしいなと心から思いました。 さてこの日は小室さんが僕の書下ろしを一曲歌って下さったのですが、そのリハーサルが僕にとっては非常に良い経験となりました。 作曲している時に感じていた気持ち、そこから生まれた編曲の方向性、テンポや強弱を含む全体の雰囲気。 それが実際に小室さんと黒田さんに音にしてもらうと全く違ったんです。 少し違った、じゃなく完全に別物! 確かに小室さんの声やギター、黒田さんのピアノを想定して作ったつもりだったんですが。 (嘘、黒田さんは絶対に譜面通りに弾かないだろうと実は思っていて、そんなふうに作りました。) しかも驚いたことに自分のヴァイオリンさえイメージ通りに弾けず、本当にビックリと言うかガッカリ…。 ところが小室さんがご自分のテンポや感じた雰囲気で歌い始めると実に素晴らしい! それは僕のイメージを遥かに超え、まるで別世界! まさに“小室等の世界”になっていて見事でした! すげえ!!! この歌は、ある一人の青年が旅先で見た風