投稿

1月, 2015の投稿を表示しています

2月12日(木)オペリータ「うたをさがして」CD/DVD完成記念ライブ@ポレポレ坐

イメージ
二年前、齋藤徹さん(cb)の手で誕生したオペリータ『うたをさがして』。 テキストは書家・詩人の乾千恵さん。 (オペリータ=小さなオペラ) 震災によって失われた光、暗闇の中の旅人、そして最後に訪れる希望…。 そんなストーリーが秘められたオペリータです。 演奏は齋藤徹(コントラバス)、Olivier Manoury(バンドネオン)、松本泰子(うた)、さとうじゅんこ(うた)、そして僕(ヴァイオリン)。 五人の演奏家に舞踏家のJean Sasportesが旅人の役で加わります。 このオペリータを引っさげて昨年1月、我々は東京公演、西日本ツアーを行いました。 会場にいらした方々はとても真剣に聴いて下さり、フィナーレでは一緒に歌って下さいました。 演奏後はお客様の涙と同様に暖かいものが会場を満たし、皆さんのエネルギーが逆に僕達・出演者を包んで下さいました。 『うたをさがして』。 実はうたっていたのは客席の方々だったのではないかと思います。 我々出演者の演奏は歌の出だしのきっかけだったに過ぎない。 皆さんの心の中にある悲しい歌、喜びの歌、希望の歌を、我々がほんの少しだけ声・音にして代弁させて頂いたに過ぎず、会場には物理的に耳には聴こえない皆さんの歌声が響き溢れていた様に思います…。 さてこのオペリータをライヴ録音したCDとDVD、ブックレットの三つがこの度発売されます! 1. CD ライブ@寛島ゲバントホール TRV-016(発売元:Travessia) ¥1,800 ジャン・サスポータス(ダンス)、オリヴィエ・マヌーリ(バンドネオン)、松本泰子(うた)、さとうじゅんこ(うた)、齋藤徹(コントラバス)、喜多直毅(ヴァイオリン) 2, DVD ライブ@京都近江能楽堂 TRV-017(発売元:Travessia) ¥2,200 ジャン・サスポータス(ダンス)、オリヴィエ・マヌーリ(バンドネオン)、松本泰子(うた)、齋藤徹(コントラバス)、喜多直毅(ヴァイオリン) ※さとうじゅんこさん(うた)は残念ながら体調を崩され、静養の為この日はお休みを頂きました。 3, ブックレット   ¥4,000(発売元:マルメロ) 《内容》 ・台本 ・楽譜 ・エッセイ ・記録 ・反響 ・CD&DVD(すみだトリフォニー公演・固定カメラ) ・DVD(シンフォニア岩国公演・固定カメラ)

喜多直毅クアルテット・東京オペラシティ公演、無事終了!次回は4/25です!

イメージ
リハーサル風景 本日、喜多クアルテットのコンサートが無事終了いたしました! お越し下さった皆さん、本当に有難うございました! 心より御礼を申し上げます。 昨年は『Winter in a Vision』と言うCDを作る事が出来、その上、今日のホールコンサートも行えました。 協力して下さった三ヶ田美智子さん(pianohouse.mmg)、宮野川真さんと高橋涼子さん(SONGXJAZZ)、徳永伸一郎さん(exective producer)、そして応援して下さった友人や音楽仲間にも心から感謝の言葉をお送りします。 尊敬する齋藤徹さん(コントラバス奏者)はご自身のブログに 推薦記事  を書いて下さいました。 本当にどうも有難うございました。 今回、CDジャケットとコンサートのフライヤーには写真家・小島一郎氏(故人)の作品を使わせて頂きました。 奥様の弘子さんは快く使用許可を下さり、今日も客席で演奏を聴いて下さいました。 小島氏の作品あってこそのCDとコンサートだったと思います。 弘子さんと天国の小島氏に心より御礼を申し上げます。 そして! メンバー諸君! 本当に有難う! 素晴らしい演奏でした。 頼りにしているので、これからもどうぞどうぞ宜しくお願いします! 今日のコンサート、長い準備期間も含めてとても楽しかったです! 終わってしまって少し残念です。 これから気持ちを新たに、真摯に音楽作りに励んで行きたいと思っています。 丁寧に、謙虚さを失わず。 今後ともどうぞ宜しくお願いします! それにしても友人って有難い…。 今回のコンサートの為に多くの友人がチケットを買ってくれたり、宣伝してくれたりしました。 普段は滅多にそんな事しないのにクアルテットのCDを仕事場でかけたり、お客さんに勧めてくれたり。 またある友人はFacebookやTwitterで拡散してくれたり…。 もう何と御礼を言って良いやら…。 そんな友人たちが困った時は自分も手を貸そうと心に誓った僕でした。 さて今日のコンサートが終わり、ひと段落…、と言うわけではありません! 早速次回のコンサート(4/25)への準備が始まります。 どんなストーリーを作るか、その為にはどんな素材(曲)が必要か。 作曲の為には色々な本も読まなければなりませ

さがゆきさん(vo/gt)とライヴでした。

イメージ
今日はさがゆきさん(vo/gt)とのライヴでした。 会場はお洒落な隠れ家風カフェ・茶会記(四谷三丁目)。 本日の曲目はさがさんの愛するブラジル音楽、ラテン、中村八大作品からセレクト。 勿論、さがさんのオリジナルソングも。 そして僕の作った歌もうたって下さいましたよ! 嬉しいなぁ! 今日のライヴではさがさんによる歌詞の説明があったので、僕も作品一つ一つの内容が良く分かり気持ちを込める事が出来ました。 僕は言葉を持たない器楽奏者ですが、それでもやっぱり言葉は大切。 歌の心が気持ちと身体に入るとイマジネーションは10倍、20倍と膨らみます。 今日のデュオの演奏、前回にも増してスリリングでした! お互いに聴き合い、“今”を紡いで行く…。 集中力を要するデュオです。 演奏中、『今、まさにこの瞬間に我々は音楽をやってるんだな!』と強く感じました。 否、終演後、演奏中の有り様をその様に振り返ったのです。 それは聴いて下さった方々にも必ず届いていたと思います! このデュオ、再びライヴを行う予定。 春先、桜の咲き始めか満開の頃、皆さんにお目にかかれたら良いなぁ。 ライヴの後は千鳥ヶ淵で花見が出来ると良いですね! さがさん、お越し下さった皆さん、有難うございました!

ナカタニタツヤさん(perc)とのセッション終了、次回は大御所RogerTurner氏と共に!

イメージ
昨日(1/19)、アメリカから一時帰国中の打楽器奏者・ナカタニタツヤさんとのセッションが終わりました。 コントラバスの齋藤徹さんと僕とでゲストを迎え、ライヴを行っていこうと言う“挟み撃ち”シリーズの第1回目です。 ナカタニさん、本当にパワフルで刺激的な演奏をなさる方で、一緒に演奏させて頂いてマジで楽しかったです! 僕は打楽器(特に金属製のもの)を弓で擦る音が大好きなのですが、そんなサウンドが幾度も現れましたよ。 僕も触発されてあんな音やこんな音…。 休憩の後、僕は少し力を抜いて(手を抜いたのではありません!)、何かに任せる感じのアプローチにしました。 ともすると僕は手数(てかず)の多さや技術のヴァリエイションに向かってしまうのですが、そう行った財産を第一部で使い切った後の第二部の演奏にこそ見知らぬ力が働くのではないかと思います。 あ、勿論第一部もそれは大変エキサイティングで楽しい演奏でした! 実は! 昨夜の演奏はちゃんとした形で録音をしていました! なのでお越しになれなかった方々にも聴いて頂けるかも知れません! このシリーズ、次回は巨匠・Roger Turner氏と共にお届けします。 ナカタニさん同様打楽器奏者ではありますが、勿論アプローチは確実に違います。   ロジャー・ターナー Roger Turner(percussion)     硬質なサウンドが空間を拓く。 音による点描画、あるいはサウンド・インスタレーションのような音像から、フリージャズのように立ち上がるサウンドまで。 ロジャー・ターナーの演奏は共演者によって幾つもの選択肢を持つ。 70年代から即興音楽を始めとして、音楽家だけではなく様々な分野のアーティストとの共演も含めた幅広い活動を続けてきた彼は、ソロで聴かせることも出来る希有なドラマー/パーカッショニストだ。 これまでの演奏経験、音楽体験から引き出されたマテリアル、パワフルなドラムサウンドから精緻な一音まで、アッサンブラージュともいえる世界を構築する。 即興演奏家ならではの探究心に満ちたソロ・パフォーマンスの展開、また多彩な共演者それぞれと巡り逢うことで楽器から繰り出されるサウンドがいかなる変容を遂げるのか。 こればかりはその場に居合わせないとわからない。その空間を体感、共有できるまたとない機会

1/12(月)ブラジル音楽ユニット“Mesa":ブラジルの歌、日帰り温泉、じゅんこさんの誕生日

イメージ
1/12(月)はブラジル音楽グループ“Mesa”のライヴです(西荻窪・ アケタの店  )。 Mesa 出演:オオタマル(gt)    さとうじゅんこ(vo)    齋藤徹(cb)    喜多直毅(vln) 日時:2015年1月12日(月)19:00開場 20:00開演 場所: アケタの店  (西荻窪)    〒167-0042 東京都杉並区西荻北3-21-13    吉野ビルB101    03-3395-9507 料金:2,800円+ドリンク 日本にブラジル音楽を演奏するグループは数あれど、我々は単なる模倣に終わらず、我々にしか出来ないブラジル音楽を目指しています。 勿論、ブラジルのミュージシャンや彼らの音楽には最大限のリスペクトを抱きつつ…。 今日は齋藤徹さん(cb)のご自宅に集合。 DVDを鑑賞し研究…。 僕はやっぱりブラジルの歌に強く惹かれるなぁ。 勿論、色々な歌がありますが、中でも出会いや別れを描いた大人のラヴソングが好きです。 曲調はバラードとかボレロみたいなやつ。 そう言った歌をうたう歌手の語り口みたいなものがまた魅力的です。 こうやってロマンティックに口説くんだなぁ…とか思う。 なので男性諸君はブラジル音楽のメールヴォーカルを聴いてデートに臨むと良いです! かく言う僕は歌手ではなくヴァイオリニスト。 歌詞を持たない器楽奏者ではありますが、心情をどの様に歌うのか、ブラジルのシンガー達から学ぶ事は沢山あります。 『ここでちょっと言葉を濁して』『その後、恐る恐る語り始め』『にっこり微笑んだ様な声で』『最後は寂しげな吐息と共に』『でも余り感情を出さず』…とか、色々と参考になります。 それと歌手って歌の中でずっと声を出しているわけではない。 かなり黙っている時間、声を出さない時間がある。 それは息継ぎ以上に歌詞の中のセンテンスの構成の結果だと思います。 器楽奏者の場合、歌詞がないので常にまんべんなく音を出してしまったりする。 この点は歌を聴いていると、とても反省させられます。 音符だけではなく、歌詞を見て、頭の中で歌いながらメロディを弾くと本当に感じが変わって面白いです。 …と、ブラジル音楽からは逸れましたが、とにかく『歌』の魅力をたっぷりと味わった一日でした。 さて実は今日はMesaのディーヴァであるさとうじゅんこさんの誕生日でした。 まずは皆んなで日帰

1/24(土)喜多直毅(vln)さがゆき(vo>)@四谷三丁目・茶会記

イメージ
1/24(土)は是非とも四谷三丁目の喫茶茶会記へお越し下さい! 出演:喜多直毅(ヴァイオリン)さがゆき(ヴォーカル&ギター) 日時:2015年1月24日(土)13:30開場 14:00開演 場所: 喫茶茶会記 (四谷三丁目)    160-0015東京都新宿区大京町2-4-1F    03-3351-7904 料金:予約2,000円 当日2,500円(ワンドリンク付き) ご予約・お問い合わせ:sakaiki@modalbeats.com 03-3351-7904 この日ご一緒するさがゆきさん(ヴォーカル&ギター)とはもう長いお付き合い。 最初は即興演奏のセッションでお会いして、それからはさがさんのオリジナル曲やジャズ、ボサノバ、中村八大作品等を一緒に演奏させて頂きました。 出会った頃は僕はまだ駆け出しのヴァイオリニスト。 何にも分かっちゃいなかった…。 コード進行上でアドリブをする事も、歌のラインを縫う様にヴァイオリンでオブリガートを付けて行く事もまだまだ。 ましてや完全即興演奏なんてマジで酷かったもんです! でもさがさんはそんな僕に『ふふふ!』って優しい微笑みを投げてくれました。 (終演後は良く飲みに行ったっけなぁ…。) さがさんは当時、加藤崇之さん(gt)と頻繁に演奏していらっしゃいました。 大友良英さんのプロデュースで中村八大作品のアルバムをお出しになり話題を集めていました。 僕と出会う前は鬼怒無月さん(gt)のグループで激しいヴォイスを披露。 その一方でスタンダードナンバーもしっとりと聴かせる実力派。 いわゆる“ジャズヴォーカリスト”の顔もお持ちだったのです。 そして高橋悠治さんとの共演。 色々な分野で色々な共演者と歌いつつも絶対にオリジナリティを失わない。 しかしアンサンブルも大事にする…、そんな方でした(勿論、現在も)。 当時の僕はタンゴではなく何か新しい事をしたい!と頑張っていた頃でした。 先述の鬼怒さんのグループ“Salle Gaveau”で演奏したり、常見裕司さん(oud)達とアラブ音楽を演奏したり。 ※ちょっと話が逸れますが、先日の紅白で『麦』を歌い好評を博した中島みゆきさん。 彼女は一時期、それまでの暗いフォーク的世界を脱しようとロック的なアプローチを試みていたのだそうで