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9月, 2017の投稿を表示しています

10月21日(土)22日(日)喜多直毅クアルテット二日連続公演『無慚』・ご予約受付中!!!

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喜多直毅クアルテット 喜多直毅(音楽とヴァイオリン)、北村聡(バンドネオン)、 三枝伸太郎(ピアノ)、田辺和弘(コントラバス) 写真:山口敦 2017年6月10日求道会館(東京・本郷) 皆さん、こんにちは。 いよいよ今年最後の喜多直毅クアルテット公演です! 暫くぶりの公園通りクラシックスでの演奏。 至近距離で迫力あふれる演奏をお楽しみ頂けます! 昨年から今年のCDリリースまで、ちょっと大きめの会場でのライヴを暫く続けて来ました。 毎回多くのお客様に足を運んで頂き感謝しておりますが、ここでちょっと初心に戻りたくなりました。 2ndアルバム『Winter in a Vision 2』は一つの区切り 。 原点に立ち返りつつ、しかし何か新しい感覚も取り入れた上でこのライブを行えたらと思います。 ちょっと古いレパートリーも演奏するかもしれません。 しかしもちろん新曲もあり! どうぞお誘い合わせの上お越しください! タイトルは『無慚』!!! 【喜多直毅クアルテット2日連続公演】 無慚 ~沈黙と咆哮の音楽ドラマ~ 喜多直毅クアルテット『無慚』~沈黙と咆哮の音楽ドラマ~ 2017年10月21日(土)22日(日)二日間連続公演 @公園通りクラシックス(渋谷) 写真:山口敦、デザイン:山田真介 【喜多直毅クアルテット】 2011年、ヴァイオリニスト喜多直毅によって結成された四重奏団。演奏される楽曲は全て喜多のオリジナル作品であり、その出自とも言うべきアルゼンチンタンゴからフリージャズ、即興演奏、現代音楽まで、 様々な要素を呑み込んで再構築された、比類なき音楽である。ロシア音楽を彷彿とさせる濃厚な旋律と共に、日本の伝統音楽に通ずる“間”の感覚を併せ持った彼らの音楽は、その深い精神性を高く評価されている。 4人のメンバーはそれぞれの楽器における国内屈指のタンゴ奏者と目されつつ、圧倒的な実力により、ジャンルを超えてシーンの最先端で活躍している。この4人においてこそ実現する超絶なる表現が、聴衆の気魂を揺さぶり“ドゥエンデ(Duende)”を呼び醒ます。 ◉出演:喜多直毅(音楽とヴァイオリン)     北村聡(バンドネオン)     三枝伸太郎(ピアノ)     田辺和弘(コントラバス) ◉内容:喜多直毅

今週土曜日は長浜奈津子さん(女優)の朗読とコラボ!@下北沢LadyJane

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長浜奈津子さん(女優)とリハーサルしました! 昨日・今日と女優の長浜奈津子さんと、今週土曜日に下北沢LadyJaneで行う朗読会のリハーサルでした。 奈津子さんは俳優座に所属し様々な公演に出演していらっしゃる他、朗読会も頻繁になさっています。 またタンゴ歌手としても活躍中。 共演は今回が初めてではなく、前に二度ほどご一緒させて頂いています(一度は芝居、一度は朗読)。 実は最近、朗読とのコラボが続いており、何か『今やるべきこと』として神様に示されているような気がします。 8月には軽井沢朗読館で高樹のぶ子さんの短編小説を元NHKアナの青木裕子さんと。 やはり8月下旬、横濱エアジンで宮沢賢治の作品(主に詩)。 9月に入って永井ウィメンズクリニックで女優の森都のりさんの朗読で宮沢賢治の『セロ弾きのゴーシュ』。 そして今回の奈津子さんとの朗読会@LadyJaneです。 さてこの度奈津子さんが取り上げたのは永井荷風の『濹東綺譚』と坂口安吾の『桜の森の満開の下』。 休憩を挟んでどちらかを第一部、どちらかを第二部としてお送りします。 濹東綺譚は、昭和初期に賑わった私娼街『玉の井』での老作家とお雪という女の恋愛を描いています。 玉の井とは現在の東京都墨田区東向島五丁目、東向島六丁目、墨田三丁目周辺。 僕は町歩きが趣味なのですが、このあたりはたま〜に散歩に行っていました。 入り組んだ路地の奥にレトロな娼館がまだ少しだけ残っていたりして、当時を偲ぶことができます。 今となっては寂れた感も否めないのですが、たまに良い感じのカフェがあってコーヒーや食事を楽しめます。 皆さんも是非散歩してみて下さいね! 古民家カフェ『こぐま』。鳩の街商店街にあります。ランチが美味い!そして寛げる。 喫茶店『カド』。壁や天井を埋め尽くす絵画に圧倒されます! この前行ったらスクリャービンがかかってた…。 くるみパンとか自家製生野菜ジュースが最高です! 比較的淡々とした筆致で老作家と若い娼妓の恋愛が綴られていますが、繊細で“もののあわれ”に満ちた情景描写が素晴らしい! この“もののあわれ”、紫式部、否、古今和歌集やもっと遡って万葉集の時代から、日本文学の根底にある美学のようなものだと思います。 ※Wikipediaには“もののあわれ”=

永井ウィメンズクリニックでの朗読会&コンサート楽しく終了しました!

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『ヴァイオリン弾きのゴーシュ』 森都のり(朗読)、喜多直毅(ヴァイオリン)、黒田京子(ピアノ) 2017年9月9日@永井ウィメンズクリニック(埼玉県三郷市) 先週土曜日は三郷の永井ウィメンズクリニックでのコンサートでした。 今回は午後【子供の部】、夜【大人の部】に分けて、地元の方々や病院関係者の方々にお楽しみ頂きました。 午後の子供の部は黒田京子さん(pf)、森都のりさん(女優)との三人で『チェロ弾きのゴーシュ』改め『ヴァイオリン弾きのゴーシュ』を上演。 もちろん朗読は森都のりさん(通称:のんちさん)。 基本的にストーリーは原作に沿ったものですが、朗読では賢治のテキストを大事にしつつ、のんちさんの脚本+アドリブでお届けしました。 会場には子供さん達がお父さんやお母さん、お婆ちゃんに連れられて見に来てくれました。 病院には森永とグリコから差し入れのお菓子が届いていて、子供さん達だけではなく大人のお客さんにもプレゼントされましたよ! (子供以上に喜んでいる方々もいました…w) 『ヴァイオリン弾きのゴーシュ』、子ダヌキのシーン。 皆んなでリズムに合わせて手拍子! 本番はのんちさんの見事な朗読で、ぐいぐい引き込まれる子供達! ホント、登場人物が目の前に次々と現れて来るようでした! お話に登場する動物達の名前を子供に言い当てて貰ったり、鳴き声を真似して貰ったり(大人達も参加してくれました)、客席とのコミュニケーションを交えながら朗読は進んで行きました。 僕も横でお話に耳を傾けて、つい演奏を忘れそうになる始末。 ホント、実に素晴らしい朗読でした! 僕は芝居の世界の事は良く知らないのですが、これってのんちさんだからこそ出来る事なのだと感じます。 役者さんだから全員こう出来るとは思いません。 彼女が経営する両国のジャズバーb.b.では何度か黒田さんと演奏させて頂いてますし、両国門天ホールでのパフォーマンスも一度拝見しています。 しかし一緒に舞台に立つのはこれが初めて。 のんちさんの朗読には、何と言うか強い求心力を感じました。 これを機会にまた是非一緒にやらせて頂きたいです。 (今本当にやろうと考え中。) 森都のりさん(朗読) 素晴らしい朗読でした! 黒田さんと僕はお話の中の音楽を担当。 実

今週土曜日は三郷・永井ウィメンズクリニックでライヴです!!!

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今日も都内の日帰り温泉へ! 低気圧症候群にはこれが一番です。 熱すぎないお湯に浸かって夢気分。 露天風呂で手足を伸ばし、浮いたり沈んだりしています。 さて今週土曜日は三郷の永井ウィメンズクリニックで黒田京子さん(pf)とライヴを行います。 午後の部・夜の部と分けて、午後は子供さん対象、夜は大人対象としております。 勿論、午後の部に来てくださる大人の方も大歓迎です! 午後の部では森都のりさんの朗読による『チェロ弾きのゴーシュ』ならぬ『ヴァイオリン弾きのゴーシュ』をお送りします。 森都さん(通称:のんちさん)はトランクシアターと言う劇団で活動を続けて来られ、音楽を担当していた黒田さんとは長いお付き合い。 黒田さん企画のライヴにも女優として、時には歌手として出演されています。 僕も一度黒田さん&のんちさんによるパフォーマンスを両国門天ホールで拝見しましたが、ユーモアとペーソスたっぷり。 ステージからエネルギー迸るホントに素晴らしい公演でした。 今回取り上げるのは、宮沢賢治による童話の中でも馴染み深い『チェロ弾きのゴーシュ』。 え?チェロ弾きはどこ? …僕はヴァイオリンしか弾けません。 ってなわけで、タイトルを『ヴァイオリン弾きのゴーシュ』とさせて頂きました。 お話の筋は原作とほぼ同じです。 朗読は勿論のんちさん。 音楽は喜多&黒田デュオ。 先日リハーサルをしましたが、のんちさんの朗読、すっごく楽しいです! 脚本はご自身で書いておられますが、アドリブもきっと飛び出します。 さて、主人公のゴーシュは町の活動写真館(映画館)でチェロを弾いている若者です。 余り上手ではなく、他の楽師の足を引っ張ったりして、指揮者に怒られてばかりいます。 ボロボロ悔し涙を流しながら練習に励むものの、なかなか上達しない。 彼が演奏するのは粗末な酷い楽器…。 そんな彼の家を一夜ごとに猫、カッコウ、たぬき、ネズミが訪ねて来て、色んなやり取りが始まります。 ゴーシュは仕事場では怒られてばかりのくせに、小さな動物たちには大威張りなのです。 傲慢さや意地悪さも感じる。 こういう人いますよね。 僕は自分の事かと思い、日頃をちょっと反省しました…。 この童話はゴーシュが動物たちとの出会いを通して、音楽とは何かを学んでいく物語です。

ちょっと演奏後記(8月下旬のミニツアー:名古屋→軽井沢→横浜)

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皆さん、お元気ですか? 大分涼しくなってきましたね。 僕は深夜徘徊が趣味なのですが、やっと歩きやすい気候になって嬉しいです。 ちなみにこの記事は深夜のファミレスで書いています。 他に客が誰もいなくて素晴らしいです! さて先月8月末はちょっとしたミニツアーでした。 8/24から8/27まで。 とても楽しかったので、写真を交えてどんな感じだったかご紹介したいと思います。 まず8/24は田中信正さん ( pf ) と名古屋のgallery feel art zeroと言う美しいギャラリーで演奏をさせて頂きました 。 演奏スペース。可愛いホフマンのピアノ。 壁にかけてあるのはオーストリアの美術作家・ヴォルフガング・ザイエール氏の作品。 この二人では今年6月にアルバム『Contigo en La Distancia』をリリースしたばかり。 今回の名古屋での演奏会は、このアルバム制作に初っ端から関わって下さった地元のピアノ調律師・三ヶ田美智子さんの主催企画です。 わざわざホフマンと言う可愛いアップライトピアノも運び込んで下さいました。 東京以外でこうして演奏会を開いてくださる方の存在は実に実に有難いっす!(増してCD制作までお世話になり、本当に大感謝!) 三ヶ田さん、有難うございます!!! そして会場のオーナー、正木なおさん。 (正木さんも前述の三ヶ田さんも美人です。) gallery feel art zeroではキュレーターとして本当に多くの作品展を開いておられます 。 これまでの作品展の資料写真を見せて頂いたのですが、どれも斬新さとエネルギーを強く感じさせるものでした。 こんな作品が普段から展示されている場所ですからパワーを感じる感じる! 控え室に置いてあったヴォルフガング・ザイエール氏の作品がとても素晴らしく、この作品の前で演奏したいと申し出たところ、わざわざ演奏スペースの壁にかけて下さいました。 有難うございます! ちなみに正木さんには田中さんとのCDジャケットのデザインでもお世話になりました。 当日は会場入りして直ぐに動画の撮影。 (そのうちYouTubeなどで公開するかも?) 撮影中。 本番はお陰様で満員となりました! 嬉しいっすね〜! コンサートは7/14に東京で行っ