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今週土曜日(1/26)は代々木・松本弦楽器で元井美智子さん(箏)とデュオ!

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皆さん、こんにちは。 今ちょっとビックリしました。 このブログ、正月に更新して以来、何もせずにいたとは! 今年はもう少し書いていけたら良いなと思っていますのでどうぞ宜しくお願いします! さて振り返れば昨年はおかげさまで色々と充実した仕事をさせて頂きました。 しかしかなりの時間を事務的な事柄に費やしてしまった気がします。 今年はもう少し演奏や作編曲など『音楽』にエネルギーを傾けて参りたいと思っています。 ある意味“転機”となる一年にしたい。 そのためには?と色々考えています。 最近同世代の演奏家の演奏を聴きに行くことが多く、とても刺激になります。 40代も半ばを過ぎるとそれぞれの世界みたいなものが嫌が応にも出来上がって来て、『どんな生き方をしてきたか』『どんな生き方をしているか』が音楽に滲み出てくる。 素晴らしい演奏に触れて、その演奏の向こうにその人の有様・生き様が見えると、自分もしっかりと音楽づくりに取り組んでいかなくてはと思うのです。 そして出来上がった自分の上に胡座をかくのではなく、どんどん新しいものに取り組んで行きたいと願っています。 さてここからは宣伝。 今週末、箏の元井美智子さんと代々木・松本弦楽器にてライヴを行います。 ヴァイオリンと箏によるデュオと言えば『和と洋の出会い』みたいな期待をされがち。 もちろんそういう面もあるかも知れませんが、それだけではありません。 二つの楽器が生まれた場所“アジア・ヨーロッパ” のことはちょっと脇に置いておいて、シンプルで簡素・原始的な弦楽器の響き合いと考えて取り組んでいるデュオです。 我々二人はサウンドに含まれるノイズに大きな魅力を感じており、そこに演奏のポイントを置いていると言えましょう。 自然の世界には沢山の高周波数の音が溢れているそうで、似た周波数帯のサウンドが生楽器のノイズの中には含まれているのだそうです。 ところが歴史が現代に近づけば近づくほど、人間は楽器をコントロールしやすいものに作り変え、ノイズは無駄なものとして排除されて来ました。 それによって人間は音楽が持つ大切なものを多く失って来たと言います。 人間のコントロール願望というものはきりがなく、自分も他人も思い通りにしたい・支配したいと考

演奏後期:ルトヴィート・カンタさん(vc)とのデュオ。そして今年も有難うございました!

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喜多直毅(ヴァイオリン)深堀絵梨(ダンス) 2018年5月30日・即興パフォーマンス@MAGAZIN, Gladbeck(ドイツ) 2018年も間も無く終わろうとしています。 は〜〜〜、本当に色んなことがあった一年でした。 ヨーロッパに行ったなぁ、パリでの演奏楽しかったなぁ。 左から:齋藤徹(コントラバス)喜多直毅(ヴァイオリン) Harald Kimmig(ヴァイオリン)Sebastian Gramss(コントラバス) 2018年6月1日@Galarie Linda Treiber(ドイツ) 喜多直毅(Violin)Florian Walter(Sax) 2018年6月6日/Bohum, Germany そうそうシチリアにも行った。 最高のバカンスでした(自慢)。 シチリアのシラクーザ・オルティージャ島の中心部 それとSebastian Gramss(contrabass)とHarald Kimmig(violin)、二人のドイツ人演奏家と共にツアーをしました。 大変だったけど、でも良い経験になりました。 多くの方のサポートによって実現したツアー。 ご協力下さった方々には心からお礼を申し上げたいと思います。 左から:Harald Kimmig(ヴァイオリン)喜多直毅(ヴァイオリン)久田舜一郎(小鼓)松本泰子(歌) 黒田京子(ピアノ)Sebastian Gramss(コントラバス) 2018年11月14日@ドイツ文化会館ホール 3月には関西から久田舜一郎さん(能楽小鼓)と角正之さん(ダンス)をお招きし、さらに大島輝久さん(謡)にもご出演頂いて『葵上』を上演しました。 ネット上にはないのですが、久田先生から送って頂いた後援会誌にレビューが載せられており、評論家の方がとても褒めて下さっていました。 好評を頂いて大変励みになりました。 喜多直毅クアルテットでは初めて九州にお邪魔しました。 一箇所のみの演奏でしたが、それでも地元のお客さんに初めて聴いていただけたことが何より嬉しいです。 客席の反応も良く、やはりこのグループの音楽には潜在的な力があると確信した次第です。 もちろん演奏を聴いて頂いているわけですし、メンバーの技術は凄い。 しかしその“演奏”や“技術”を超えて、しかも“音楽