喜多直毅クアルテット二日間連続公演『文豪』終了!!!次回は3/2(土)3/3(日)/臭い“ホンオフェ”を食す。

2018年10月27日 喜多直毅クアルテット『文豪』@公園通りクラシックス 作曲/ヴァイオリン:喜多直毅、バンドネオン:北村聡、ピアノ:三枝伸太郎、コントラバス:田辺和弘
2018年10月27日
喜多直毅クアルテット『文豪』@公園通りクラシックス
作曲/ヴァイオリン:喜多直毅、バンドネオン:北村聡、ピアノ:三枝伸太郎、コントラバス:田辺和弘

昨日、喜多クアルテットのライヴが終了いたしました。
お越しの皆様、本当に本当に有難うございました!
中にはお友達を誘ってお越しになった方々もいらっしゃいました。
また一日目の演奏を聴いて二日目もご予約下さった方もいらして嬉しい限り。
心から感謝申し上げます!

2018年10月27日 喜多直毅クアルテット『文豪』@公園通りクラシックス 作曲/ヴァイオリン:喜多直毅、バンドネオン:北村聡、ピアノ:三枝伸太郎、コントラバス:田辺和弘
2018年10月27日
喜多直毅クアルテット『文豪』@公園通りクラシックス
作曲/ヴァイオリン:喜多直毅、バンドネオン:北村聡、ピアノ:三枝伸太郎、コントラバス:田辺和弘

実はこのところ、11月に来日するドイツ人演奏家たちとのツアーの準備やそれ以外の様々なこと(全部重要)で大変忙しく過ごしていました。
今月はライヴも多かった。
そして先週は喜多クアルテットの初の福岡公演もあり、「あ〜〜〜、俺どうなっちゃうんだろう」という状態。
世の中にはもっと忙しくて大変な思いをしている人たちもいると思いますが、僕も大変…。
食事するのも忘れていたりして結構痩せました。

おかげさまで福岡公演は皆さんに喜んで頂いてホント良かった!
実は徹夜で行ったのです、福岡に!
前の晩はチェロの五十嵐あさかさんとライヴがあり、その前には確実に昨日一昨日の『文豪』用の新曲を書いていなければならなかった。
ところが忙しくてなかなか作曲が進まない!
ってなわけで、徹夜で書いて福岡入り。
なかなか大変な一日でしたが、お客さんにあんなに喜んでもらえたので疲れも眠気も吹き飛んでしまいました。

そして中三日かけて新曲を書き足したり直したりして、今回の公演に漕ぎ着けました。

2018年10月27日 喜多直毅クアルテット『文豪』@公園通りクラシックス・リハーサル風景 作曲/ヴァイオリン:喜多直毅、バンドネオン:北村聡、ピアノ:三枝伸太郎、コントラバス:田辺和弘
2018年10月27日
喜多直毅クアルテット『文豪』@公園通りクラシックス・リハーサル風景
作曲/ヴァイオリン:喜多直毅、バンドネオン:北村聡、ピアノ:三枝伸太郎、コントラバス:田辺和弘

作曲・ヴァイオリン:喜多直毅 2018年10月27日 喜多直毅クアルテット『文豪』@公園通りクラシックス・リハーサル風景
作曲・ヴァイオリン:喜多直毅
2018年10月27日
喜多直毅クアルテット『文豪』@公園通りクラシックス・リハーサル風景

バンドネオン:北村聡 2018年10月27日 喜多直毅クアルテット『文豪』@公園通りクラシックス・リハーサル風景説明を追加
バンドネオン:北村聡
2018年10月27日
喜多直毅クアルテット『文豪』@公園通りクラシックス・リハーサル風景

ピアノ:三枝伸太郎  2018年10月27日  喜多直毅クアルテット『文豪』@公園通りクラシックス・リハーサル風景
ピアノ:三枝伸太郎
2018年10月27日
喜多直毅クアルテット『文豪』@公園通りクラシックス・リハーサル風景

コントラバス:田辺和弘 2018年10月27日 喜多直毅クアルテット『文豪』@公園通りクラシックス・リハーサル風景説明を追加
コントラバス:田辺和弘
2018年10月28日
喜多直毅クアルテット『文豪』@公園通りクラシックス・リハーサル風景

本番直前までSNSで宣伝をし集客努力を怠らない俺…。

さて今回のセットリストです。

10/27
* 鉄条網のテーマ
* さすらい人
* 悲愴
* 轍
* 峻嶺
* 残された空

10/28
* 月と星のシンフォニー
* 孤独
* 死人〜酒乱
* 文豪
* 疾走歌
* 厳父

新曲の『文豪』という曲には以前作った『少年兵のテーマ』という曲の一部を使っています。
これは文豪とは関係ないのですが、アンドレイ・タルコフスキー監督の映画『僕の村は戦場だった』の主人公の少年をイメージして作りました。
古い映画です。

今回二度目の演奏となった『厳父』は1回目よりも身体に入って来た感じがします。
昨日の演奏では少しだけ繰り返しを入れたり強弱に変化を付け、流れが前よりも自然になった気がします。
もう少し演奏回数を重ねれば更に自由に演奏できるようになるのではないでしょうか。

最近、ベートーヴェンからロマン派・近代あたりのピアノ曲を良く聴いているのですが、ラフマニノフのピアノ・エチュード【音の絵】とかメチャメチャ好きです。
特にエフゲニー・キーシンが気に入っています。


例えばショパンのピアノ練習曲の彼の左手のアルペジオには大変粘りがある。
轟きのよう。
以前はキーシンって全く聴かなかったのにどうしちゃったんでしょうね。

やはり三枝君のピアノはクアルテットの要です。
案外、主旋律やソロを弾くことは少ない。
しかし曲の骨格や全体の方向性、そして性格を決定づけるのは彼のピアノだと思っています。
地響きを立てたり、津波を起こしたり、吹雪を吹かせたり、雷を落としたりする。
このためには強靭なピアノが必要なのです。
(他のグループでは全く違う演奏をしているのかも知れませんが。)

次回は3月を予定しています。
また新しい曲を作る予定。
公演タイトルを先に決めてしまうのは結構危険。
曲の内容がタイトルによって縛られて限定されてしまうからです。
しかし僕はどうしても言葉(特に漢字二字熟語)から発想が始まることが多く、危険でもなんでもこれは避けられないと思っています。

ただし!
後出しジャンケンですが、出来上がった作品がどうもタイトルと違う場合は、初演以降タイトルを変えちゃっても良いと考えます。
例えば昔作って今でも弾いている曲に『板橋区』という曲がある。
もうこのタイトルは嫌になり、今では『貧民窟のテーマ』としています。

もともと貧しく空気の汚れた殺風景な街(板橋本町周辺)をイメージして作った曲だし、別に良いのではないか?
板橋区=貧民窟としては区民の皆さんに怒られるかも知れません。
しかし僕も板橋区民ですので構わないと思います。
それに実際に戦前は板橋本町には貧民窟があり、子殺しを請け負う人々が住んでいたのです。
『ふるさとは貧民窟なりき』(小板橋二郎)という本を読んでみてください。
本当にそう書いてあるから。

もちろん世田谷や目黒あたりの人が板橋区を貧民窟と呼んだ場合は袋叩きにされると思います…。

さてさて次回の公演詳細です。

喜多直毅クアルテット二日連続公演 ~沈黙と咆哮の音楽ドラマ~

・出演
 喜多直毅(作曲・ヴァイオリン)
 北村聡(バンドネオン)
 三枝伸太郎(ピアノ)
 田辺和弘(コントラバス)

・日時:2019年3月2日(土)、3月3日(日)※2日連続公演
    両日共14:30開場/15:00開演
    ※2日、3日ではそれぞれ異なる曲目を演奏いたします。

・会場:公園通りクラシックス(渋谷)
    〒150-0042東京都渋谷区宇田川町19-5
    東京山手教会B1F
    03-6310-8871
    JR・東京メトロ・東急線・京王井の頭線渋谷駅下車徒歩8分
・入場料:どちらか1日分のご予約¥4,000
    2日連続予約¥7,000(10月27日のご来場時に¥4,000、翌10月28日に¥3,000を申し受けます)
    当日(両日とも)¥4,500
 
●2日連続予約は3月1日までにお願い致します
●3月2日に翌日3月3日のご予約を頂いた場合は¥4,000を申し受けます。
・メールでのお申し込み:violin@nkita.net(喜多)
 メールタイトルは「喜多クアルテット3月予約」、メール本文に「代表者氏名、人数、連絡先電話番号、ご覧になりたい日付」を必ずご記入の上、お申し込みください。
・電話でのお申し込み  Tel:03-6310-8871(公園通りクラシックス)

ということで沢山の方にお越し頂きたいと思っています。
どうぞ宜しくお願いします!

2018年10月27日 喜多直毅クアルテット『文豪』@公園通りクラシックス 作曲/ヴァイオリン:喜多直毅、バンドネオン:北村聡、ピアノ:三枝伸太郎、コントラバス:田辺和弘
2018年10月27日
喜多直毅クアルテット『文豪』@公園通りクラシックス
作曲/ヴァイオリン:喜多直毅、バンドネオン:北村聡、ピアノ:三枝伸太郎、コントラバス:田辺和弘

会場にはバンドネオン帯の女性も!!!

さて!
今回の打ち上げは韓国料理店“サムギョプサル韓国食彩にっこりマッコリ高田馬場”で行いました。
お目当はホンオフェです!

ホンオフェ!!! 豚肉とキムチとニンニクと青唐辛子を重ねて一気に口に放り込む。
咀嚼すると物凄い臭いが口の中に充満し鼻から抜けていく。

これはエイの肉を発酵させた食べ物。
世界で二番目か三番目に臭い食べ物と呼ばれており(一位はスエーデンのシュールストレミング)、僕は一度ソウルで食べて病みつきになりました。

どのような臭いかというとアンモニア臭です。
皿を顔に近づけるとトイレの様な臭いが立ち上り目に入って痛い。
口に入れて咀嚼すると、口内が小便器になったかのよう。
素晴らしい食べ物です!

目に染みる臭さ!!! ハマったら虜になる。

皆んなに臭いを嗅いでもらいました。楽しい!

塩やタレをつけて食べます。

頬張ると地獄だがやめられません。

味自体は淡白で、コリコリした食感を楽しむものだと思います。
あ、もちろんキツい小便臭もおまけに付いて来ます。

僕は何切れも食べましたが、メンバーは余り食べていませんでした。
これではダメですね。
出されたものはちゃんと食べて欲しいと思います。

皆さんも是非トライしてみてください。

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