喜多直毅クアルテット福岡公演終了、次は今月27日(土)28日(日)二日間連続公演です!!!

皆さん、こんばんは。
秋も深まり朝晩ちょっとカーディガンなど欲しい季節となりましたがいかがお過ごしですか?
(僕はカーディガンが似合わないので一枚も持っていません。)

さて実は今、おそらく人生で一番忙しいかも知れません!!!
来月上旬に来日するHarald Kimmig(ヴァイオリン)とSebastian Gramss(コントラバス)とのツアーの企画、自分のクアルテットの公演準備、作曲や編曲、そして色々な演奏の仕事などで、ブラック自営業みたいな感じ。
でも適度に怠けたりYouTubeで猫動画を見て癒されているのでご心配なく。
猫動画の猫に話しかけたりしています。

つい先日までフランスからヴォイスのGuylaine CosseronとギターのJean-Sebastien Marriageが我が家に滞在していました。
13日には四谷三丁目の茶会記で一緒に演奏しました。
彼らとは本当に楽しく過ごしましたがひとつ残念だったのがこの歌を習えなかったこと。


これを正しいフランス語の発音で歌えたらカッコいいと思っているのですが、今回は時間がありませんでした。
でも来年は是非またフランスで一緒にライヴをし、その時この歌も習いたいと思います。

さて昨日は福岡市で喜多直毅クアルテットのコンサートがありました。
会場は西南学院大学内のホール。
クアルテットでの地方公演は大変珍しく、このグループはまさに東京ローカル放送局のようです。
TOKYO MXとか。
なので、東京以外のお客さんに聴いていただくのはとてもとても楽しみです。
以前は奈良、尾道、広島で聴いて頂きましたが、それぞれの会場でとても喜んで頂いた記憶がまだ強く残っています。

福岡のお客さんもとても真剣に聴いて下さいました。
というか、どう感じて下さったんだろう…。
全ての曲が終わった後大きな拍手を頂き、お客さんの顔も満足そうに見えたので、とても嬉しかったです。
しかしこの『海のものとも山のものともつかぬ音楽』をどんなふうに感じて下さったのか、とても興味があります。

今回主催して下さったのは朝長典子さん。
地元・福岡で脚本を書き劇団を主宰しておられます。
朝長さんには「一人の中にある”心”や“人生”が集合体となった時、“歴史”になる。それを感じさせる音楽ですね。」と感想を言って頂きました。

どうお感じになるか、それは人それぞれだと思います。
「聴きに来て良かった!」と思って頂ければこの上なく嬉しいです。
ご来場の皆さん、本当に有難うございました!

今回は朝長さんのご友人や芝居仲間の方々にも沢山ご協力頂きました。
また宣伝では、北九州在住のヴァイオリン奏者・谷本仰さん、北九州で演劇や音楽公演の制作をされている谷瀬未紀さんにご協力頂きました。
谷本さんはトリオ・ロス・ファンダンゴスというタンゴトリオで九州を始め全国各地、果てはアルゼンチンなど海外でもご活躍中です。
そしてヴァイオリンによる即興演奏も行なっていらっしゃるので、タンゴと即興の両方に軸足をかけていると言う意味では僕と一緒です。
東京でもしばしばライヴをなさっているので、どうぞ皆さん谷本さんのライヴにもお越し下さい。
トリオ・ロス・ファンダンゴス、音楽もMCも最高に楽しいですよ!

多くの方々のご協力で福岡公演を行うことが出来ました。
心より感謝申し上げます!
そしてもともと朝長さんと繋いでくださったのは日本のベリーダンスのパイオニア・海老原美代子さんです。
海老原さんにもお礼申し上げます。

2018年10月22日、喜多直毅クアルテット福岡公演・打ち上げ風景。
左寄り:公演スタッフの田村さえさん、田辺和弘(cb)、主催者の朝長典子さん、三枝伸太郎(pf)
北村聡(bn)、喜多直毅(vln)
この写真、田辺君を中心とした家族に見えるんですけどね。

さて今度は東京!
今月27日(土)28日(日)二日間連続公演です。
会場はお馴染み、渋谷の公園通りクラシックスです。

喜多直毅クアルテット二日連続公演
『文豪』~沈黙と咆哮の音楽ドラマ~


2018年10月27日/28日@公園通りクラシックス   喜多直毅クアルテット二日連続公演 『文豪』~沈黙と咆哮の音楽ドラマ~ 喜多直毅(音楽とヴァイオリン)北村聡(バンドネオン)三枝伸太郎(ピアノ)田辺和弘(コントラバス)
2018年10月27日/28日@公園通りクラシックス
  喜多直毅クアルテット二日連続公演 『文豪』~沈黙と咆哮の音楽ドラマ~
喜多直毅(音楽とヴァイオリン)
北村聡(バンドネオン)
三枝伸太郎(ピアノ)
田辺和弘(コントラバス) 

婆娑羅(ばさら)の絢爛と荒涼の静寂、その両極を結ぶ音楽。畏怖と激情と両立させる音楽—境界音楽の騎手として、このクァルテットはどこまで疾走し続けるのだろうか。
文章:伏谷佳代(『JazzTokyo』No.245より抜粋)

【喜多直毅クアルテット】
2011年、ヴァイオリニスト喜多直毅によって結成された四重奏団。演奏される楽曲は全て喜多のオリジナル作品であり、その出自とも言うべきアルゼンチンタンゴからフリージャズ、即興演奏、現代音楽まで、様々な要素を呑み込んで再構築された、比類なき音楽である。ロシア音楽を彷彿とさせる濃厚な旋律と共に、日本の伝統音楽に通ずる“間”の感覚を併せ持った彼らの音楽は、その深い精神性を高く評価されている。
4人のメンバーはそれぞれの楽器における国内屈指のタンゴ奏者と目されつつ、卓越した実力により、ジャンルを超えてシーンの最先端で活躍している。この4人においてこそ実現する超絶なる表現が、聴衆の気魂を揺さぶり“ドゥエンデ(Duende)”を呼び醒ます。

・出演
 喜多直毅(音楽とヴァイオリン)
 北村聡(バンドネオン)
 三枝伸太郎(ピアノ)
 田辺和弘(コントラバス)

・日時:2018年10月27日(土)、10月28日(日)※2日連続公演
    両日共13:30開場/14:00開演
    ※27日、28日ではそれぞれ異なる曲目を演奏いたします。

・会場:公園通りクラシックス(渋谷)
    〒150-0042東京都渋谷区宇田川町19-5

    東京山手教会B1F
    03-6310-8871
    JR・東京メトロ・東急線・京王井の頭線渋谷駅下車徒歩8分
・入場料:どちらか1日分のご予約¥4,000
    2日連続予約¥7,000(10月27日のご来場時に¥4,000、翌10月28日に¥3,000を申し受けます)
    当日(両日とも)¥4,500
 
●2日連続予約は10月26日までにお願い致します
●10月27日に翌日10月28日のご予約を頂いた場合は¥4,000を申し受けます。
・メールでのお申し込み:violin@nkita.net(喜多)
 メールタイトルは「喜多クアルテット10月予約」、メール本文に「代表者氏名、人数、連絡先電話番号」を
 必ずご記入の上、お申し込みください。
・電話でのお申し込み  Tel:03-6310-8871(公園通りクラシックス)

最後に。
クアルテットを始めた当初は本当に自分がやりたいことだけやろうと思い、そうして来ました。
今日福岡から帰京して、旅の疲れを癒すため、整体に行って近所の日帰り温泉に行って来ました。
露天風呂のお湯に浸かりながらふと「やっぱり自分のための音楽をやらないとダメだ!」と思ったのです。

”自分のため”って言うのは他人や社会が必要かどうかではなく、例えば僕と言う人間が第三者的に聴きたい音楽だったり、作曲・演奏を通して自分が幸せを感じられるって意味です。
そして同時に自分をビックリさせもする音楽。
他人や自分の心を訪ね歩く道には驚くようなことばかりです。
少しも分かっていたためしがない。

今日行った温泉

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