2019年10月8日火曜日

喜多直毅クアルテット西日本ツアー、いよいよ木曜日から!!!:10/10神戸→10/11広島→10/12松山→10/14尾道→10/15福岡

喜多直毅クアルテット 左より:三枝伸太郎(piano)北村聡(bandoneon)喜多直毅(violin)田辺和弘(contrabass) 2019年10月7日リハーサル
喜多直毅クアルテット
左より:三枝伸太郎(piano)北村聡(bandoneon)喜多直毅(violin)田辺和弘(contrabass)
2019年10月7日リハーサル

いよいよ喜多直毅クアルテットの西日本ツアーが始まります。
旅程は10/10(木)神戸、10/11(金)広島、10/12(土)松山、10/14(月祝)尾道、10/15(火)福岡です。
地元の皆さん、ぜひお誘い合わせの上お越しください。

このクアルテットはメンバーの全員がアルゼンチンタンゴを演奏します。
それと並行してアルゼンチンタンゴ“以外”の音楽にも精力的に取り組んでいます。
また作曲もします(ヴァイオリニストとコントラバス奏者は歌手活動もしています…)。
これは一人一人、感覚が自由でオープンだということ。

現在、世界のミュージックシーンにおいて、我々の世代の演奏家の間では演奏分野の混血が進み『これは〇〇というジャンル』とカテゴライズ出来なくなっていますがタンゴの世界も同様。
その姿形が年月のうちに変質したとしても、音楽が音楽であることには変わりません。
源流から受け継がれた音楽的語法さえ変化するかも知れない。
しかしその中に息吹や生命がありありと感じられるなら、有りようが多少変わろうと音楽はビクともせず、演奏され聴かれる価値があるのだと思います。

そんな音楽を共に演奏出来るのが、北村、三枝、田辺の各氏です。
繊細かつ大胆なバンドネオン、エネルギーに溢れるピアノ、迫力と『うた』に満ちたコントラバス。
それぞれのソロパートが曲の随所に現れます。
今回のツアーを通して、一人一人の聴かせどころ・見せどころが豊富にありますので、個々人のプレイにもご注目頂きたいと思います。

上に記した通りこのカルテットのメンバーは全員タンゴプレイヤーではあるものの、内容的には伝統的なタンゴの語法は余り用いずに自由に音楽づくりをしてきました。
美しいか、カッコ良いか、面白いか…というところは二の次、三の次にし、サウンドが内面や精神や感情にどれだけ肉迫しているか、タイムラインに人生の四季があるか、を大切にしてきました。
そしてヴィジョンをどのように音楽で描くか。
例えば一人の酒乱の男、岸壁に打ち上げられた死体、真冬のさすらい人、戦場に張り巡らされた鉄条網。
こんなヴィジョンを音楽にすると共に、どの曲にも通奏低音的なノイズとして『寒さ』をこめて来ました。
やはり自分にとって『東北』は大事な要素の一つだと思ったからです。

生まれ故郷、ルーツ、地域性、郷土愛を大切にする音楽の一つにタンゴがあると思います。
タンゴはブエノスアイレスへの郷愁を歌う、ある時はしみじみと、ある時は声を振り絞るように。
シャンソンは、まるでパリを女神のように讃える。
であれば、このクアルテットで演奏している僕の音楽は東北への讃歌なのかなと思います。
声にならない咆哮、狂おしいほどの郷愁、そして情念に満ちた讃歌です。

さてさて広島・尾道は二年前に、福岡は昨年、このグループで演奏を聴いて頂いております。
神戸と松山には今回初めてお邪魔します。
各会場、出来るだけ曲が被らないようにプログラムを作ってみました。
しかし何曲かは僕の好きな曲を全会場で演奏させて頂きたいと思います。

各会場では喜多クアルテットのCDや個人のCDの販売も行います(神戸ではご注文のみ承ります)。
初めての方も、前回お越しの方も、是非是非我々の演奏を聴きにお越しください!


【ツアー詳細】

■10/10(木)神戸
共演:角正之(ダンス)
   レナート・レオ(ダンス)
   丹羽祥子(ダンス)
   越久豊子(ダンス)
日時:10月10日(木)18:30開場19:00開演
会場:CAP.Y3.5Fホール(海外移住と文化の交流センター)
   650-0003 兵庫県神戸市中央区山本通3-19-8
   電話 078-222-1003
料金:前売り3,500円 当日4,000円
申し込み:
◉CAP(下田)電話・ファックス 078-222-1003/info@cap-Kobe.com
◉DCP(角)電話 090-3622-1625/email=sumish@kazemai.com
主催:C.A.P(芸術と計画会議)
共催:D.C.P(ダンスキャンププロジェクト)

■10/11(金)広島
日時:2019年10月11日(金)開場18:30/開演19:00
会場:広島市西区民文化センター
   広島市西区横川新町6番1号
   082-234-1960
料金:大人前売り券 ¥3,000/当日券¥3,500
   学生前売り券 ¥1,000/学生当日券¥1,500
予約・問い合わせ先:080-6326-4047、keikuro0101@gmail.com(黒田)

■10/13(土)松山
日時:2019年10月12日(土)19:30開演(18:30受付開始)
会場:utaco drip
   愛媛県松山市大手町2-9-20
   JR松山駅前駅より徒歩1分
料金:予約¥3,500/当日¥4,000
   utaco drip店頭にてご予約承ります。
   ◆10歳以下のお子様のご入場はお断りする場合がございます。
予約:violin@nkita.net
※メールタイトルは「喜多直毅クアルテット10/12予約」、メール本文に《代表者氏名》《人数》《連絡先電話番号》を 必ずご記入の上、お申し込み下さい。

■10/14(月・祝)尾道
日時:2019年10月14日(月・祝)開場18:00/開演18:30
会場:JOHN Burger & Cafe 
   広島県尾道市東御所町3-25
   0848-25-2688
料金:当日のみ(予約無し)3,000円(要ワンドリンクオーダー)
お問い合わせ先:0848-31-2212(杉山)

■10/15(火)福岡
日時:2019年10月15日(火)18:30開場/19:00開演/20:00頃終演予定
会場:西南学院大学 西南コミュニティーセンター ホール
   福岡県福岡市早良区西新6-2-92
   tel. 092-823-3952
料金:ご予約¥3,000/当日¥3,500/学生料金¥2,000
ご予約・お問い合わせ:
   090-6291-0610(トモナガ)092-712-7350(fax兼)grade-up@ezweb.ne.jp
   violin@nkita.net(喜多)
主催:喜多直毅コンサート実行委員会
後援:福岡市、(公財)福岡市文化芸術振興財団



喜多直毅クアルテットプロフィール
【喜多直毅クアルテット】
2011年、ヴァイオリニスト喜多直毅によって結成された四重奏団。演奏される楽曲は全て喜多のオリジナル作品であり、その出自とも言うべきアルゼンチンタンゴからフリージャズ、即興演奏、現代音楽まで、様々な要素を呑み込んで再構築された、比類なき音楽である。ロシア音楽を彷彿とさせる濃厚な旋律と共に、日本の伝統音楽に通ずる“間”の感覚を併せ持った彼らの音楽は、その深い精神性を高く評価されている。
4人のメンバーはそれぞれの楽器における国内屈指のタンゴ奏者と目されつつ、卓越した実力により、ジャンルを超えてシーンの最先端で活躍している。この4人においてこそ実現する超絶なる表現が、聴衆の気魂を揺さぶり“ドゥエンデ(Duende)”を呼び醒ます。

圧倒的な演奏力と物語構成力で、期待を裏切らない進化をみせるクアルテット。無音の部分にこそひた寄せる鬼気がある。人間の業や人生の割り切れなさが照射され、鮮烈なイメージ喚起力とともに変転していく。聴いていて全く楽ではない彼らの音楽は、「表現せずにはいられない」という崖っぷちの必然性を常に感じさせる点で芸術の根源に忠実だ。ひりつくほどに美しい。個々のメンバーの今後の成熟を予想すると末恐ろしいほど。(JazzTokyo『#02 喜多直毅クアルテット『Winter in a Vision 2』リリース記念コンサート』2018年1月1日)
文章:伏谷佳代(音楽評論家)

メンバープロフィール
喜多直毅(ヴァイオリン・作曲)
国立音楽大学卒業後、英国にて作編曲を、アルゼンチンにてタンゴ奏法を学ぶ。現在は即興演奏やオリジナル楽曲を中心とした演奏活動を行っている。タンゴに即興演奏や現代音楽の要素を取り入れた“喜多直毅クアルテット”の音楽は、そのオリジナリティと精神性において高く評価されている。これまでにアルバムを二作品リリース。他に翠川敬基(vc)、黒田京子(pf)、齋藤徹(cb)との演奏や邦楽・韓国伝統音楽奏者・コンテンポラリーダンサーとの共演も数多い。欧州での演奏も頻繁に行なっている。我が国に於いて最も先鋭的な活動を行うヴァイオリニストの一人である。
https://www.naoki-kita.com

北村聡(バンドネオン)
関西大学在学中にバンドネオンに出合い小松亮太、フリオ・パネに師事。世界各国のフェスティバルに出演。これまでに鈴木大介、舘野泉、波多野睦美、夏木マリ、エゴ・ラッピン、パブロ・シーグレル、ミカ&リチャード・ストルツマン、東京交響楽団と共演。タンゴだけに留まらず他ジャンルの音楽家と交流し、繊細な表現には定評がある。NHK「八重の桜」、映画「そこのみにて光輝く」「マスカレード・ホテル」をはじめ様々な録音に参加。現在喜多直毅クアルテット、三枝伸太郎Orquesta de la Esperanza、大柴拓カルテットなど数多くの楽団に参加、活動中。

三枝伸太郎(ピアノ)
東京音楽大学大学院音楽科作曲専攻修了。ピアノの内部奏法を含む美しくも時として激しい独特な奏法に高い評価を得る。また作曲家として映画音楽、演劇のための音楽を多数手がけ、様々なジャンルでピアニスト、アレンジャー、音楽監督としても活躍中。2014年自身のオリジナル曲を主に演奏する三枝伸太郎Orquesta de la Esperanzaを結成、モダンタンゴからジャズ、現代音楽の要素を含むオリジナリティある作品を発表し続けている。

田辺和弘(コントラバス)
クラシック、アルゼンチンタンゴ、即興的な音楽表現などで活動するベーシスト。東京芸術大学在学中からクラシックでの活動をする中でアルゼンチンタンゴと出会う。これまでに国内の多くのタンゴミュージシャンと共演、アルゼンチンのミュージシャンとも若手からタンゴ全盛時代のミュージシャンとも共演している。様々な活動をする中、2010年に即興演奏の第一人者コントラバス奏者の齋藤徹と出会う。その後はタンゴを始め他の音楽の中でも即興的なアプローチを試みている。その中でも喜多直毅クアルテットに参加。ジャンル関係なく音楽自体の持つエネルギーを表現するべく模索、活動している。



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