スペインで缶詰

今マドリッドにいます。
さっきスーパーマーケットに行ってヨーロッパでは普通に売っているのに日本では殆ど見かけない平べったい桃を買ってきました。
これはかぶりつき出来るし甘くて本当に美味い!
日本でも栽培して売れば良いのにと思います。

ヨーロッパの平べったい桃。激ウマ!

さて今回はMATHEMATICS AND COMPUTATION IN MUSIC 2019という催しの一環で行われるライヴで来ています。
これはライヴというか学会みたいなものでしょうか、“音楽における数学とコンピューター処理”というタイトルです。
僕はコンピューターとかエレクトロニクスを使った音楽とはまるで縁のない活動をしていますが、これまで作曲家の蒲池愛さんの作品で日本・スロベニア・韓国で行われたコンピューター音楽の会議“ICMC”で演奏しています。
蒲池さんの作品はMAXというコンピュータープログラムが僕の演奏を即座に解析し面白いサウンドを作り出すという内容でした。

今回共に演奏するGuerino Mazzola(piano)、Heinz Geisser(drums and percussions)とは一昨年、共に東京でライヴを行い『間 ~MA~』というCDを作っています。
(このライヴの模様は齊藤聡さんのブログでお読み頂けます!)
どちらかというとフリージャズ的なアプローチのCDでしたが、今回はどんな音楽になるのかとても楽しみです。
ちなみに僕は数学はてんでダメで、高校時代はいつも赤点ばかり、居残り学習でした。

Naoki Kita, violin Guerino Mazzola, grand piano Heinz Geisser, drums and percussions

Naoki Kita, violin
Guerino Mazzola, grand piano
Heinz Geisser, drums and percussions
April. 2018

MATHEMATICS AND COMPUTATION IN MUSIC 2019

MA - Music of Change
Naoki Kita, violin
Guerino Mazzola, grand piano
Heinz Geisser, drums and percussions

Naoki Kita, violin Guerino Mazzola, grand piano Heinz Geisser, drums and percussions  April. 2018
Naoki Kita, violin
Guerino Mazzola, grand piano
Heinz Geisser, drums and percussions
22. April. 2017
photo by Akira Saito

The free jazz collaboration duo of drummer Heinz Geisser and pianist Guerino Mazzola has lasted twenty years now. In April 2017 they had a series of six highly acclaimed concerts in Tokyo and Yokohama, resulting in three CD productions including Ma, with the collaboration of Japanese violinist Naoki Kita.
Geisser and Mazzola strongly adhere to the idea that music should transform with virtuosity gestures and thoughts in the imaginary time of our consciousness into real sound structures that shape the body of time instead of following any external baton. Naoki Kita?s performances include a blend of original music and improvisation and the transformation of the duo in trio has created new avenues.

19. June. 2019
the Real Conservatorio Superior de Música de Madrid
https://rcsmm.eu

実は今回の渡欧ではマドリッドの前にチューリヒでHeinzの主宰するENSEMBLE 5のライヴにゲスト出演する予定でした。
WIMというチューリヒの即興演奏ライヴハウスで行われているライヴシリーズ“WEDNESDAY 4+1”に呼んでもらったのです。
昨年来日し一緒にツアーを行ったHarald Kimmig(violin)や、頻繁に日本に来てライヴを行なっているFranz Loriot(viola)など、素晴らしい弦楽器奏者達が参加しています。
(皆んな、凄く上手い!)



ところが!
今回は飛行機が遅れてチューリヒのライヴに間に合わなくてなってしまった。
キャセイパシフィック航空です。
成田空港で一時間ほど遅れ、香港で4時間くらい待たされ夜中になり、結局マドリッド行きの便は飛びませんでした。
おかげで香港のホテルで一泊。
疲れ果てていて広東料理も飲茶も味わう暇もなく、翌日また空港に戻ってまたさらに1時間くらい待たされ…、やっとマドリッドにたどり着いたのでした。
しかも着いたのは深夜2:00くらい。
こんなルートでヨーロッパに来たのは初めてですが直行便の有り難さが改めて身にしみました。

チューリヒのライヴはキャンセルになって実に残念でしたが、きっとまた機会があると思います…。

実は!
この四人が10月に来日することが決まっています!
僕も一緒に演奏しますのでどうぞお越しください!

出演:Ensemble 5 + Naoki Kita
   Heinz Geisser, percussion
   Fridolin Blumer, double bass
   Reto Staub, piano
   Robert Morgenthaler, trombone
   喜多直毅(Naoki Kita), violin
内容:即興演奏

日時:2019年10月18日(金)19:00開場/19:30開演
会場:公園通りクラシックス(渋谷)
   〒150-0042東京都渋谷区宇田川町19-5
   東京山手教会B1F
   03-6310-8871
   ※JR・東京メトロ・東急線・京王井の頭線渋谷駅下車徒歩8分

料金:予約¥3,500/当日¥4,000(ドリンク代は含まれません)
メール予約:violin@nkita.net(喜多)
※メールタイトルは「Ensemble5」、メール本文に《代表者氏名》《人数》《連絡先電話番号》を 必ずご記入の上、お申し込み下さい。
電話予約:03-6310-8871(公園通りクラシックス)

さてスペインと言えば闘牛・フラメンコ・スペイン料理・サッカーですが、今回は何もなし、多分。
6/27のソロリサイタルの編曲がまだ終わっていないからです。
ホテルに缶詰覚悟で来ています。
外出したのは今朝スーパーに買い物に行ったくらい。
今ハムとチーズをパンに挟んで食べています。
窓も閉めています、遊びに行きたくなるから。

とにかく6/27が終わるまでは全てお預けですが、一生懸命準備していますので皆さんどうぞお越しください。

出演:喜多直毅(ヴァイオリン)
内容:オリジナル作品、即興演奏、他

日時:2019年6月27日(木)19:00/19:30
会場:ソノリウム(永福町)
   168-0063 東京都杉並区和泉3-53-16 
   TEL 03-6768-3000
   京王井の頭線 永福町駅下車(北口) 徒歩7分 
   東京メトロ丸の内分岐線 方南町駅下車 徒歩10分

料金:予約¥3,000/当日¥3,500

ご予約/お問い合わせ
◾︎メール:violin@nkita.net
※メールタイトルは「喜多ソロ」、メール本文に《代表者氏名》《人数》《連絡先電話番号》を 必ずご記入の上、お申し込み下さい。

◉ ご予約に際しての注意事項
・ご予約の締め切りは公演前日6月26日深夜12:00までとさせて頂きます。
・10歳以下のお子様のご入場はお断りする場合がございます。

主催・企画制作:喜多直毅
制作アシスタント:山本悦子
協力:齋藤真妃

帰国は22日の予定です。
それまでに何とか楽譜作りを終えなければ…。
頑張ります!

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