3/2,3は喜多直毅クアルテット2days@渋谷・公園通りクラシックス

仕事が片付かない!
全てが後手後手になっています。
こんなに大変なのに棚がぶっ壊れてしまいました。
雑誌のバックナンバーが雪崩のように手前に崩れてきました。
LATINAという雑誌です。

今日やっと2/16にギターのレオナルド・ブラーボさんと演奏する曲のアレンジが終わりました。
自分がギターを弾けないのにギターの編曲をしている。
一応ちゃんと安いギターを買ってどこを押さえられるか確かめながらアレンジしてるんですけどね。
明後日リハーサルなのですがちゃんと音が出るんだろうか。
ちなみに超絶有名なナンバーです。
2/16に雑司ヶ谷のEl Chocloで演奏するかも知れません。
良かった聴きにお越し下さい。

ちょっとショックな出来事が…。
マンションの老朽化のせいで給湯設備と配管の工事を全館で行うそうです。
全世帯でお金を出すのですがそれでも一世帯分が結構高くて、しかもローンにすると84回払いだそうです。
気が遠くなりました。
もうこのことについては書かないことにします。

家にずっといるとストレスがたまるので近所のスーパーに買い物に行きました。
そしたら!
歩道でうずくまっているお婆さんが!
そばに若い男性が立ってお婆さんを助け起こそうとしていました。
近寄って声をかけると、手押し車が段差に引っかかって転んでしまったそうです。

助け起こそうとすると、激しく身体を打ったらしく『痛い痛い!』というのです。
これはやばい!と思って救急車を呼びました。
電話してから5分くらいで来てくれました。
お婆さんは救急車に乗せられて病院へ…。

ウチの祖母くらいかなぁ。
転んで怪我をしたのがきっかけで寝たきりになるって言いますよね。
あのお婆さん、リハビリとかしてまた元気に歩けるようになってほしいと思います。

ちなみに救急車を呼んだのは二回目。
運ばれたことはありません。
パトカーを呼んだこともあります。
居酒屋にいたら外で怒鳴り合う声や暴れる音が聞こえてきて、表に出てみると店員が男性を羽交い締めにして地面に押し付けていました。
なんでも食い逃げの常習犯らしい。
早速パトカーを呼んであげて、男は連れて行かれました。
犯した罪が食い逃げって悲しい。

さて記事タイトルにもある通り、喜多直毅クアルテットの公演が3/2,3と渋谷の公園通りクラシックスで行われます。
今回は『詩篇』と銘打ちました。

詩篇って旧約聖書の中の書物の一つです。
ダビデ王って知ってますか?
聖書に登場する“ヒーロー”の一人です。
この人の詩がたくさん載っています(もちろん他の人の詩もたくさんあります)。

このダビデ王、ヒーローとはいえ、数限りない失敗もしているのです。
人の道に外れたこと、例えば部下の妻を寝取ってその部下を殺しちゃったり(後で深く悔やむ)。
その他苦難もたくさん経験していて、敵に追い詰められて絶望したり。
でもそんな時に正直に自分の弱さを詩にして神様に助けを求めている。

ダビデだけではなく、様々な詩人が感謝や喜びを詩にして神様に捧げています。
時には苦難の中で『もうどうしたら良いのか分からない』『助けて下さい』『敵をぶっ殺して下さい』とか言っています。

別にクリスチャンじゃなくても、無宗教の人でも、何となく日々の暮らしの中で感謝したい時や悲しみに胸が塞ぐ時、心の中で独り言のように呟くのではないかと思います。
その呟く対象は、クリスチャンだったら神様でしょうが、ある人は仏様やご先祖様、ある人はお稲荷さんなど、またある人は太陽や風、そして自分自身。

聞き届けられるのか分からないし、その保証もない。
けれどそれでも呟かずにはいられない、叫ばずにはいられない時がある。
呟くのは小さな声。
でも胸の中では大声。
答えがないのが答えなのかも知れません。

僕の心も呟きや叫びではち切れそうなので(マンション工事のことです)、詩篇のように様々な“詩(うた)”でコンサートをやりたいと思いました。
ぜひ聴きにお越し下さい。

喜多直毅クアルテット二日連続公演『詩篇』 ~沈黙と咆哮の音楽ドラマ~

2019年3月2日/3日 喜多直毅クアルテット二日連続公演『詩篇』 ~沈黙と咆哮の音楽ドラマ~ 喜多直毅(作曲/ヴァイオリン)北村聡(バンドネオン)三枝伸太郎(ピアノ)田辺和弘(コントラバス)
2019年3月2日/3日
喜多直毅クアルテット二日連続公演『詩篇』 ~沈黙と咆哮の音楽ドラマ~
喜多直毅(作曲/ヴァイオリン)北村聡(バンドネオン)三枝伸太郎(ピアノ)田辺和弘(コントラバス)

清濁併せ呑む風格、血の通った威厳。昨今失われた、或いは生き様の根源に関わりながらも捉えられないものだからこそ追わずにはおれない。音によって畳みかけられた60分の余韻には、若干痛みも伴う。痕跡を超えた、音楽の爪痕である。
JazzTokyo No.247/#1037『喜多直毅クァルテット二日間連続公演『文豪』—沈黙と咆哮の音楽ドラマ—第二日』より抜粋
文章:伏谷佳代

◉出演
 喜多直毅(作曲・ヴァイオリン)
 北村聡(バンドネオン)
 三枝伸太郎(ピアノ)
 田辺和弘(コントラバス)
◉内容:喜多直毅オリジナル作品

◉日時:2019年3月2日(土)、3月3日(日)※2日連続公演
    両日共14:30開場/15:00開演
    ※2日、3日ではそれぞれ異なる曲目を演奏いたします。
◉会場:公園通りクラシックス(渋谷)
    〒150-0042東京都渋谷区宇田川町19-5
    東京山手教会B1F
    03-6310-8871
    JR・東京メトロ・東急線・京王井の頭線渋谷駅下車徒歩8分
◉入場料:どちらか1日分のご予約¥4,000
    2日連続予約¥7,000(3月2日のご来場時に¥4,000、翌3月3日に¥3,000を申し受けます)
    当日(両日とも)¥4,500
 
●2日連続予約は3月1日までにお願い致します
●3月2日に翌日3月3日のご予約を頂いた場合は¥4,000を申し受けます。
・メールでのお申し込み:violin@nkita.net(喜多)
 メールタイトルは「喜多クアルテット3月予約」、メール本文に「代表者氏名、人数、連絡先電話番号、ご覧になりたい日付」を必ずご記入の上、お申し込みください。
・電話でのお申し込み  Tel:03-6310-8871(公園通りクラシックス)
●小学生以下のお子様はご入場頂けない場合がございます。

喜多直毅:2019年1月27日おとがたり『幸福の王子』終演後のスナップ 日本基督教団板橋大山教会にて
2019年1月27日おとがたり『幸福の王子』終演後のスナップ
日本基督教団板橋大山教会にて


最後に、詩篇から好きな詩を二つご紹介します。

旧約聖書・詩篇88
88:1 【歌。賛歌。コラの子の詩。指揮者によって。マハラトに合わせて。レアノト。マスキール。エズラ人ヘマンの詩。】 
88:2 主よ、わたしを救ってくださる神よ昼は、助けを求めて叫び夜も、御前におります。 
88:3 わたしの祈りが御もとに届きますように。わたしの声に耳を傾けてください。 
88:4 わたしの魂は苦難を味わい尽くし命は陰府にのぞんでいます。 
88:5 穴に下る者のうちに数えられ力を失った者とされ 
88:6 汚れた者と見なされ死人のうちに放たれて墓に横たわる者となりました。あなたはこのような者に心を留められません。彼らは御手から切り離されています。 
88:7 あなたは地の底の穴にわたしを置かれます影に閉ざされた所、暗闇の地に。 
88:8 あなたの憤りがわたしを押さえつけあなたの起こす波がわたしを苦しめます。
〔セラ 88:9 あなたはわたしから親しい者を遠ざけられました。彼らにとってわたしは忌むべき者となりました。わたしは閉じ込められて、出られません。 
88:10 苦悩に目は衰え来る日も来る日も、主よ、あなたを呼びあなたに向かって手を広げています。 
88:11 あなたが死者に対して驚くべき御業をなさったり死霊が起き上がってあなたに感謝したりすることがあるでしょうか。
〔セラ 88:12 墓の中であなたの慈しみが滅びの国であなたのまことが語られたりするでしょうか。 
88:13 闇の中で驚くべき御業が忘却の地で恵みの御業が告げ知らされたりするでしょうか。
88:14 主よ、わたしはあなたに叫びます。朝ごとに祈りは御前に向かいます。 
88:15 主よ、なぜわたしの魂を突き放しなぜ御顔をわたしに隠しておられるのですか。 
88:16 わたしは若い時から苦しんで来ました。今は、死を待ちます。あなたの怒りを身に負い、絶えようとしています。 
88:17 あなたの憤りがわたしを圧倒しあなたを恐れてわたしは滅びます。 
88:18 それは大水のように絶え間なくわたしの周りに渦巻きいっせいに襲いかかります。 
88:19 愛する者も友もあなたはわたしから遠ざけてしまわれました。今、わたしに親しいのは暗闇だけです。

もう一つ、これは超有名なやつ。
僕が一番好きな詩です。

23:1 【賛歌。ダビデの詩。】主は羊飼い、わたしには何も欠けることがない。
23:2 主はわたしを青草の原に休ませ憩いの水のほとりに伴い 
23:3 魂を生き返らせてくださる。主は御名にふさわしくわたしを正しい道に導かれる。 
23:4 死の陰の谷を行くときもわたしは災いを恐れない。あなたがわたしと共にいてくださる。あなたの鞭、あなたの杖それがわたしを力づける。 
23:5 わたしを苦しめる者を前にしてもあなたはわたしに食卓を整えてくださる。わたしの頭に香油を注ぎわたしの杯を溢れさせてくださる。 
23:6 命のある限り恵みと慈しみはいつもわたしを追う。主の家にわたしは帰り生涯、そこにとどまるであろう。 


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