ライヴ情報:1/13喜多直毅+さとうじゅんこ@西荻・音や金時/ロシア民謡を聴きに行ったぞ!

喜多直毅, さとうじゅんこ
喜多直毅(ヴァイオリン)、さとうじゅんこ(うた)

いつも齋藤徹さん(contrabass)率いる『うたをさがしてトリオ』で一緒に演奏しているさとうじゅんこさん。
現在はトリオの他、ジャワ島のガムラン音楽をベースにユニークなサウンド作りを行う“滞空時間”と言うグループで活躍中です。
最近では“菜の花楽団”と言うグループで世界各国の歌を歌っていらっしゃいます。
今でこそヴァラエティに富む活動をなさっていますが、そのルーツはクラシックの声楽。
ということで、本当にオールマイティな方です。

昨年の終わりからトリオのツアーで西日本を中心に演奏してきましたが、それぞれの会場で素晴らしい歌を披露し大勢のお客様を魅了しました。
じゅんこさんのファンになった方々、本当に多かったです!
まさに人気はウナギ登り!

さてそんなじゅんこさんとのデュオが1/13(水)に西荻窪の音や金時で行われます。
少しだけ演奏予定曲をご紹介。

まず、前に楽譜を見つけていた“Four Songs for Voice and Violin”(Gustav Holst)。
これは是非演奏してみたいと思っていましたがチャンス到来!
しかしリハーサルをしてみたら結構難しい…。

ヴァイオリンパートが応唱になったり伴奏になったり、はたまたもう一つの歌となって声と同時に流れたりします。
聴きどころでもあるけれど、アンサンブルの難しいところでもあります…。

この曲は四つの短い楽章から出来ており、それぞれ異なる雰囲気を持っています。
テクストは作者不詳ですが中世に書かれたもの。
宗教的な内容で、神への賛美と信仰について歌われています。

それともう一つはバッハのシャコンヌ。
これは以前に何度かトリオで演奏しています。
ヴァイオリンは普通に無伴奏曲を弾き、そこに歌が乗ります。
これ、絶対に聴いて欲しい!
もちろん有名なのはヴァイオリン独奏版ですが、歌と共に奏でるとまた違った曲の魅力を感じて頂けると思います。
テクストはホルストと同様にキリスト教の世界です。

他にはやはりトリオで演奏していたブラジル音楽。
そしてじゅんこさんが用意してくれた日本語の歌等…、これでもかってくらい色々な種類の音楽をお届けします。

【詳細】
出演:喜多直毅(ヴァイオリン)さとうじゅんこ(うた)
日時:2016年1月13日(水)18:30開場 19:30開演
会場:音や金時(西荻窪)
   東京都杉並区西荻北2-2-14喜志コーポB1
   03-5382-2020
料金:2,500円+オーダー
予約:必要ありません。そのままお越し下さい。

音や金時はネパールカレーがめちゃめちゃウマイ!
是非皆さんにも食べて頂きたいです。
※たまに“品切れ”もあり…。その時はスミマセン。

1月13日、西荻窪でお待ちしています!


さて!
ロシア民謡を聴きに両国のシアターΧへ行って来ました!
バラライカ、アコーディオン、男性と女性のダンサー一人ずつ、そして男性と女性の歌手がこれまた一人ずつ。

楽しかったロシア民謡のコンサート!ちなみに真ん中の赤いドレスのロシア美人が司会。

まずロビーには色とりどりのロシアの民芸品・特産品が売られていました。



お馴染みのマトリョーシカ、色鮮やかなスカーフ、ウオッカ、お菓子等。
残念ながらルパシカ(ロシアの男性が着るシャツ)が無かった!
あれ、ずっと欲しいんだけど、残念ながらここにも売っていませんでした。

僕の目を引いたのがロビーの奥で売られていたピロシキ!



早速食べてみると…、おおお!メッチャ美味い!
多分、今まで食べた中で一番ウマいピロシキかも!

喜多直毅
ピロシキ大好き!手にしているのはキャベツ入りピロシキです。

具は肉、キノコ、キャベツの三種類。
僕はキャベツが一番口に合いました。
ザワークラウト程は酸っぱくないんだけど、でもほんのり酸味がある。
ちょっと切り干し大根の煮物にも似ているような…。

きのこ入りピロシキ
肉入りピロシキ

さて演奏ですが、馴染み深いロシア民謡の名曲たちを歌やダンスを混じえて行うというもの。
“月が輝く”、“行商人”、“二つのギター”、“カリンカ”…!
嬉しいなぁ、大好きな曲が生で聴ける。
※貼り付けた動画はこの日の演奏・ダンスではありません。どんな曲か、参考までに。

月は輝く

トロイカ

二つのギター

カリンカ

男性歌手のアレクセイ・トカレフさんの歌は凄く良かったです。

イタリアと同様にロシアは歌の国。
シャリアピンとか有名ですよね。
ドン・コサック合唱団も。

アレクセイさんの声は実に男性的で声量豊か。
しかし声の大きさよりも深さのほうが伝わってくる。
そして情感に溢れ、ロシアの憂愁を感じさせてくれる歌でした。
目を瞑って聽いているとロシアの広大な景色が浮かんで来ましたよ。

僕は毎年暮れにロシア民謡を歌って皆さんに聴いていただくことにしていますが、アレクセイさんに弟子入りしようかな〜。
今年の暮れはもう少し上手く歌えるかも?

さて演奏や歌と同様にダンスも素晴らしかったです。

アンドレイ・オルロフさん(男性ダンサー)は剽軽でアクロバティックな振り付けが多かったです。
勿論コサックダンスもあり!
かっけ〜〜〜!
彼にも弟子入りしようかな〜。

そして!
素晴らしかったのが女性ダンサーのヴィクトリア・ポノマレンコさん(写真右)!
※あ、勿論左側のイリーナさんのアコーディオンも良かったですよ!

左からイリーナ・コルネワさん(アコーディオン)、喜多、ヴィクトリア・ポノマレンコさん(ダンス)

ロシアの村娘によるスカーフの踊り…、みたいなダンスがあったのですが、笑顔の奥に憂いがあって凄く良かったです!
それと村の若者のプロポーズをはぐらかすツンデレダンスも可愛かったです。
現代の日本人女子に失われた“可憐さ”、“恥じらい”、“清らかさ”みたいなものを、彼女は全て持ち合わせていました。

彼女には“女子”と言う言葉は相応しくなく、やっぱり“乙女”と言う呼び方が似合う。
当然、“ビッチ”ではありません、“乙女”です!
朝早く泉に水を汲みに来たり、お婆さんに花を積んで持って行ったり、ハンカチに刺繍をしたり、とにかく『よく働く娘さんだこと』と村でも評判。
でも夜は戦場から届いた彼の手紙を抱きしめて眠る…。
どうぞ彼女の私生活がこんなでありますように!

そんなこんなで楽しいコンサートに美味しいピロシキ、ホント充実のひとときでした!

一つ悔やんでも悔やみきれない出来事が…。

第二部の初めに抽選会があり、僕は当たったのです!
で、ステージに上がって景品(女子向けマトリョーシカグッズ)を貰ったのですが、客席にいた友人がこともあろうに写真撮影に失敗!(怒)
大好きなロシア民謡のコンサートで運良くクジに当たり、ステージでロシア美女から景品を受け取れるチャンスなんてもう死ぬまでないでしょう!
この友人は何て大きなミスを犯したんだろう、写真に撮ってブログで見せびらかしたかったのに!
友人には罰として今度ロシア料理をおごってもらうことにしました。

紹介が最後になりましたが、出演はGarmoshka(ガルモーシカ)ロシア民族音楽舞踏アンサンブルと言うグループ。
全国各地で演奏活動を行っているそうです。
ホール公演は実はこの日が初めて。
客席は日本人の他、ロシアの方も多く和やかな雰囲気。
ガルモーシカアンサンブルを皆んなで応援している…、そんな感じでした。

僕もこれから応援したくなりました!
来年もまた聴きに行くぞ!
皆さんもどうぞ応援してあげて下さいね!

Garmoshka(ガルモーシカ)ロシア民族音楽舞踏アンサンブル Facebookページ

手に持っているのは抽選会の景品です。