2015年2月14日土曜日

オペリータ「うたをさがして」CD/DVD完成記念ライヴ終了!そして映画『マエストロ』(原作:さそうあきら)を観てきたぞ!

昨日は東中野・ポレポレ坐にてオペリータ『うたをさがして』のライヴ。
昨年のコンサートツアーを収めたCDとDVDの完成記念として行われました。
喜多直毅, 田辺和弘, 北村聡
出演した北村聡氏、俺、聴きに来ていた田辺和弘氏
メンバー:
齋藤徹(音楽、コントラバス)
松本泰子(うた)
さとうじゅんこ(うた)
北村聡(バンドネオン)
喜多直毅(ヴァイオリン)

歌の言葉は詩人・書家の乾千恵さん。
そしてこの日客席に来ていたダンサーの矢萩竜太郎君がステージ後半で参入。
とても賑やかなフィナーレとなりました。

このオペリータ、今日まで順風満帆に進んできたわけではありません。
しかし何故かすんでのところでいつも救われてきたのです!
守り神でもいるのかな???
多分、力のあるうたには関わる人々を引っ張って行くエネルギーがあるのだと思います。
これからもこのうたは我々を導いて何処かへ連れて行ってくれるに違いありません。

さてCDとDVD、そしてブックレット、どれも皆さんのお手に取って頂きたい!

1, CD
オペリータ「うたをさがして」Jean Sasportes, Olivier Manoury, 松本泰子, さとうじゅんこ, 齋藤徹, 喜多直毅

ライブ@寛島ゲバントホール
TRV-016(発売元:Travessia)
¥1,800
ジャン・サスポータス(ダンス)、オリヴィエ・マヌーリ(バンドネオン)、松本泰子(うた)、さとうじゅんこ(うた)、齋藤徹(コントラバス)、喜多直毅(ヴァイオリン)

2, DVD
オペリータ「うたをさがして」Jean Sasportes, Olivier Manoury, 松本泰子, 齋藤徹, 喜多直毅

ライブ@京都近江能楽堂
TRV-017(発売元:Travessia)
¥2,200
ジャン・サスポータス(ダンス)、オリヴィエ・マヌーリ(バンドネオン)、松本泰子(うた)、齋藤徹(コントラバス)、喜多直毅(ヴァイオリン)
※さとうじゅんこさん(うた)は残念ながら体調を崩され、静養の為この日はお休みを頂きました。

3, ブックレット
オペリータ「うたをさがして」Jean Sasportes, Olivier Manoury, 松本泰子, さとうじゅんこ, 齋藤徹, 喜多直毅

¥4,000(発売元:マルメロ)
《内容》
・台本
・楽譜
・エッセイ
・記録
・反響
・CD&DVD(すみだトリフォニー公演・固定カメラ)
・DVD(シンフォニア岩国公演・固定カメラ)

全て同時にお買い求めの方への特典(先着120名様のみ!)
#‎合計‬ 8000円→7000円 に割引き
‪#‎出演者‬・原作者のサイン色紙 1枚
‪#‎石の翼‬(舞台で使った石の破片) 1片

特にブックレットには楽譜も載っています!
ピアノの弾き語りをされる方、良かったら歌ってみませんか?
こうして我々のうたが聴かれるだけではなく皆さんに演奏されて広まって行くなら…、それも最高に嬉しいです!

CD、DVD、ブックレットのご注文は僕まで!
メールでのご注文を承ります。
宛先はコチラ
お名前、お届け先、電話番号、ご注文の品名、個数をお書き下さい。
支払いは銀行振込みのみの取り扱いです。
料金として商品代金、送料、振込手数料がかかります。

どうぞ宜しくお願いします!


さて話題は変わって映画の話。

先日、さそうあきらさん原作の漫画『マエストロ』の映画化作品を観に行ってきました!

さそうさんは音楽に関する漫画を何作品か描いておられ、『マエストロ』はその中の一つ。

※ちなみに僕は『マエストロ』の他に『神童』と『ミュジコフィリア』を読ませて頂きました。全て音楽を扱った漫画です。

まずさそうさんの音楽漫画を読んで思うのは、さそうさんが本当に音楽を愛してらっしゃると言う事。
登場人物(指揮者や演奏家)が音楽に情熱を燃やしているのを見ると、その背後には音楽を愛してやまないさそうさんが見えてくる。
作品を読み、映画を観て、『僕ももっと音楽をやるぞ!』と奮起させられました。

そして本当に良く取材されている!
楽団員でなければ知り得ないような事(リハーサルの進め方や業界用語)、その楽器の演奏家でなければ分からないような細かい知識、他の作品ですが音大生の普段の生活など、実にリアルに描いてらっしゃる。
特に音大生の生活なら凄くリアルに分かります!
『あ〜俺もこうだったっけなぁ』なんて思いながら読ませて頂きました。

現代音楽に関する知識も半端無くて、それは『ミュジコフィリア』に良く表れています。
僕なんかよりずっとお詳しいと思います。
漫画を描きながらずっと現代音楽を聴いてらっしゃるのかな。

でも一番良いなぁと思ったのはやはりその内容(話とかストーリー)。
漫画を読んで泣いたのは実に久しぶりです。

僕は映画でも小説でも漫画でも、その作品と恋に落ちたような心境になる事がある。
余りにも一人ひとりのキャラクターが魅力的過ぎる時、そんな感覚を抱きます。
そしていつの間にかその人間関係の中に自分も入り込んでいたり、同じ時間を歩んでいたりする。

でも…、ちょっと怖くなる。
漫画は終わってしまうから。
そうしたらもうその登場人物には会えなくなってしまうし、同じ世界に住めなくなってしまう。
また第一巻から読み直せば良いのですが、でもまた終わってしまうし…。
こうして辛く切ない気持ちになる…。

さそうさんの漫画ではそれを久々に体験しました。
実に登場人物の一人ひとりが魅力的。
さそうさんの作品は音楽漫画としてのリアリティが十分ありつつ、尚且つ人間ドラマとして大きな感動も与えてくれる。
本当に素晴らしいと思います。

さて映画の感想。

こんなに演奏家を愛おしく思った事はありません!
この映画は謎の天才指揮者(西田敏行)と潰れかけた二流オーケストラの再生を描いたものですが、それぞれの団員の個人的な悩みや葛藤が描かれています。
阪神大震災で父親を失ったフルーティスト、顔面神経麻痺になったホルン奏者、ヴァイオリニストの父を超えられないコンサートマスター、クラリネット奏者とオーボエ奏者の確執、若い頃のように弾けなくなってしまった老ヴァイオリン弾き。
音楽の仕事を諦めて転職せざるを得ない演奏家達…。

オーケストラマンの一人ひとりに人生があって悩みがある。
深い傷や挫折もある。
そんな当たり前の事を、黒い燕尾服を着た集団を見ても思い出せなかったりします。

けれど演奏家である僕自身、彼らと同じ様に困難や悩みを携えて生きている。
彼らと僕の生き方が重なった時、登場人物達が何だかとても愛おしく思えて来ました。

オーケストラの団員それぞれが色々なものを抱えて生きているのです。
そんな人達が一緒に音楽を作っていく場、オーケストラ。
違う人生を歩む個人だけれど、同じ一つの音楽を目指す不思議さ・面白さ・素晴らしさ。
これから交響曲や管弦楽曲を聴く時はそんな所にも耳を澄まして行きたいです。

と言うことで、さそうあきらさんの漫画作品。
そして映画『マエストロ』。
オススメです!

追記:
先日1/29の喜多クアルテットコンサートに、何とさそうさんが聴きに来て下さったそうです!!!
やったぜ!
終演後は御挨拶出来ず失礼しました。
でも嬉しいです!