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今週土曜日(12/16)は喜多直毅タンゴ四重奏団のちょいクリスマスライヴ。

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タンゴをやっていて残念なこと。 それはタンゴにクリスマスソングがないことです…。 実はこれまで雑司ヶ谷のエル・チョクロでは、田中信正さんと西嶋徹さんと共に3回クリスマスライヴを行ってきました。 このトリオはタンゴトリオではないから色々なクリスマスソングを演奏できました。 やりたい放題。 楽譜を配ってお客さんにも讃美歌を歌ってもらったりして。 楽しかったなぁ…。 もうコロナ前の話です。 今回はタンゴ四重奏団でお送りしますが、タンゴのクリスマスソングが存在しませんので選曲が大変です。 しかし! そもそも数あるクリスマスソングで余り僕が好きな曲がないのです。 あったとしても余り皆さんが知らないような曲だったりする。 バルバラのJoyeux Noëlとか知らないでしょ? 一般的に知られる『ジングルベル』だの『赤鼻のトナカイ』だのをタンゴに編曲しても何だか様にならない。 というのも、クリスマスソングって讃美歌を除いて殆どがジャズっぽかったりポップスっぽかったりするでしょ。 どうもタンゴという音楽はそういったジャンルの曲たちとは相性が悪いようです…。 ということで、色々と篩にかけて残ったクリスマス曲のみを演奏させて頂きたいと思います、タンゴ四重奏団で。 先日リハーサルをしましたが、なかなか楽しかったですよ! どれも楽しく美しい曲です。 でも本当は、一番楽しいのが讃美歌コーナーなのです。 簡単な曲の楽譜を皆さんにお配りして、我々の演奏に合わせて歌って頂きます。 この客席とステージが一体になる感じが素晴らしい! そう、このライブ、主役はお客さんであるアナタなのです!!! どうぞお楽しみに! 追記: 一部はタンゴの曲をバシッと演奏いたします! 出演:喜多直毅(ヴァイオリン)    北村聡(バンドネオン)    松永裕平(ピアノ)    田辺和弘(コントラバス) 内容:アルゼンチンタンゴ+クリスマス音楽 日時:2023年12月16日(土) 14:30開場/15:00開演 会場: 雑司が谷TANGO BAR エル・チョクロ    〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-2-8    090-7739-0777 一般:4,500円 学生(~29歳):2,000円 小中学生:1,000円 予約・問合せ:エル・チョクロ    090-7739-0777(伊藤)/  info@el-chocl

11/17(金)喜多直毅&黒田京子デュオ@中野Sweet Rain

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CDリリースの度、ライヴの度、SNSyブログ上にて色々な言葉を用いてこのユニットを形容して来ました。 やっぱり皆様に興味を持って欲しいし、どんな音楽を演奏しているのか知って欲しいから。 まぁ一番いいのはライヴに来ていただくことなんだけど。 百聞は一聴にしかず。 最近はあれこれ考えず思ったことを書くようにしています。 ヴァイオリンが刺し、ピアノがぶん殴るデュオ。 痛い音を出す。 たまにスイート。 最近、僕の中でこのデュオのイメージが変わって来たように思うんだよね。 10年くらい前『愛の讃歌』というCDを出した時は割とエモーショナルな音楽を収録したんだけど(名盤です!)、今はその『エモーショナル』の中から鋭い部分を抽出して演奏したい。 別に誰かに暴力を振るいたいとか、傷つけたいって意味ではないよ。 ただ、どんなに小さなライヴハウスでの演奏でも、一回一回『楔を打つ』ように音楽を奏でていきたいと思っているのです。 丸く温かく優しい音でも良いんだけど、今は多分痛ましい音に気持ちが向いている人生の季節。 出演:喜多直毅(violin)    黒田京子(piano) 内容:オリジナル曲、昭和歌謡、映画音楽などに即興演奏を交えて 日時:2023年11月17日(金)18:30開場/19:30開演 場所: Sweet Rain (中野)    東京都中野区中野5-46-5 岡田ビルB1    03-6454-0817 料金:3,080円(学割¥1,980)+飲食代 ご予約・お問い合わせ:     jazzsweetrain@cap.ocn.ne.jp    03-6454-0817

11/7(火)【歌の岸辺 ~松本泰子が歌う喜多直毅作詞作曲集~】@Zimagine

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札付きの少年、片足の屑拾い、喪服を着た行列、蛇と蜥蜴の息子、売られていく女たち、皮肉屋。 これまでヴァイオリニストとしての活動と並行して歌作りをしてきました。 ソングライティングでは言葉を取り扱うことも出来るので大変取り組みがいがあり、楽しんで作っています。 実は僕の場合、インスト曲作りもソングライティングも同じものだと思っています。 もしかしたら即興演奏も同じかも知れません。 まず今描くべき世界が与えられる。 その世界を表現するために、音の方がアプローチしやすいと思われればインスト曲を作り、言葉の方が相応しいと感じる時は歌を作ります。 アウトプットの仕方が違うだけで、描きたい世界は一つといっても過言ではありません。 曲調は暗いものが多いです。 題材を事件や世相、実在する人物に求めているのでどうしてもそうなってしまいます。 僕自身が暗い人間なのでも絶望しているのでもなく、歌の中の人物がどのような目で世界や人間を見ているかを描いており、彼らの気持ちや時代の雰囲気を描くと決して明るいものにはなりません。 ある意味、歌の一つ一つが何かを取り扱ったドキュメンタリーとも言えると思います。 先日初めて三人でリハーサルを行いました。 それぞれとは頻繁に一緒に演奏させて頂いていますが、泰子さんと田中さんは初共演。 曲の解釈、表現ともに実に見事。 歌の心を鷲掴みにする歌手と歌に翼を与えることの出来るピアニストです。 ライヴが本当に楽しみです。 皆さんもどうぞお誘い合わせの上お越しください。 【歌の岸辺  ~松本泰子が歌う喜多直毅作詞作曲集~】 出演:松本泰子(歌)    喜多直毅(ヴァイオリン)    田中信正(ピアノ) 内容:喜多直毅オリジナルソング 日時:2023年11月7日(火) 19:00開場/19:30開演 会場: ZIMAGINE (青山・骨董通り)    〒107-0062    東京都港区南青山6-2-13 ファイン青山B1(エレベーター有)    TEL: 03-6679-5833    「銀座線」「千代田線」「半蔵門線」 表参道駅 B1出口またはB3出口より徒歩7分 料金:ご予約¥4,000/当日¥4,500(共にドリンク別料金) ご予約: 【メール】 violin@nkita.net ※メールタイトルは「11/7喜多ソング」、メール本文に《代表者氏名》《人数》《

明日10/29(日)はマクイーン時田深山(箏)と即興演奏のライヴです。

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かなりオススメなライヴ! 想像以上の過激なノイズが飛び出します。 逸脱! 出演:喜多直毅(ヴァイオリン)    マクイーン時田深山(箏) 内容:即興演奏 日時:2023年10月29日(日) 13:30開場/14:00開演 会場: ちめんかのや    東京都中野区江古田 4-11-2    090-4362-9045 料金:予約¥3,500 ご予約・お問合せ: ue6.1002@gmail.com (江古田音楽化計画・樋口) 2022年6月11日@ホワイエえこだ(東京)

10/28来週土曜日は喜多直毅&黒田京子デュオ@江古田マザーグース&フェアリーテイルズ

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2019年5月28日CD『残された空』レコーディング 東京・オルフェウススタジオ 10/28来週土曜日は江古田へGo!!! 喜多直毅&黒田京子デュオのライヴが江古田のベーカリー『マザーグース&フェアリーテイルズ』で行われます。 パンも美味しいよ! ぜひお越しください! 『第4回江古田のまちの芸術祭2023』 喜多直毅&黒田京子デュオコンサート 出演:喜多直毅(ヴァイオリン)    黒田京子(ピアノ) 日時:10月28日(土)13:30開場/14:00開演(2ステージ) 会場: 江古田マザーグース&フェアリーテイルズ     料金:3500円 予約・問い合わせ:マザーグース 03-3994-2121(10時〜17時) 主催:江古田のまちの芸術祭実行委員会 後援:西武鉄道株式会社    公益財団法人練馬区環境まちづくり公社 

11/11(土)、奈良タンゴ祭に出演させて頂きます!(喜多直毅タンゴ四重奏団)

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11/11(土)、奈良県大和郡山市にて開催される『奈良タンゴ祭』に“喜多直毅タンゴ四重奏団”で参加させていただきます。 四重奏団のメンバーは喜多直毅(ヴァイオリン)、北村聡(バンドネオン)、松永裕平(ピアノ)、田辺和弘(コントラバス)の四名。 実は四重奏団にとってこれが東京以外での初めての演奏となります。 出演順は我々が一番最初、トップバッターです! 我々以外にも小松亮太さん他、素晴らしいタンゴ演奏家・楽団が出演します。 タンゴと一言で言ってもその演奏スタイルやサウンドは演奏家やグループによって全く異なります。 このコンサートでは必ずやヴァラエティ豊かな演奏をお楽しみいただけると思います。 2年に一度のペースで開催されてきたこの『奈良タンゴ祭』は今回で最後とのこと。 これは見逃してはなりません! ぜひお誘い合わせの上お越しくださいますようお願い申し上げます。 関西以外の方もぜひどうぞ! 奈良には観光名所もたくさん! 「奈良タンゴ祭」~ファイナルコンサート~ ●開催日:2023年11月11日(土)開演13:30 ●会場: DMG MORIやまと郡山城ホール ●料金:指定席¥5,000、自由席¥4,500 ●出演(演奏メイン、歌・ダンスあり)  ①小松亮太&福井浩気  ②喜多直毅タンゴ四重奏団  ③コー・サンジ トリオ  ④Ou&Chaco  ⑤ロベルト杉浦&タンゴ・グレリオwith吉岡凛  ⑥シンコパ  ⑦Ville Hiltula Ensemble  ※バンドネオン6台による奇跡のステージをお楽しみに‼  ※ hokusonke@gmail.com に指定席ご予約、メールのない方は ☏090-4497-0866 (北村 迄)

10月19日(木)夜は喜多直毅トリオ@雑司ヶ谷エルチョクロ

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例えば人生で大きく道を踏み外すことがあるでしょ? (もちろん一生踏み外さない人もいると思うけど。) 人には絶対に言えないような付き合いをしていたり、自分でもおぞましいと思うようなことをしていたり(墓場まで持っていく)。 後で地獄に落ちると知りながらもどうしてもやめられなかったりして、結局自分に負けてそれを続けてしまう。 今、塗炭の苦しみの最中。 或いは覚悟は決まった。 ただ静かに受け入れた。 人それぞれ。 そういう人の音楽をやりたいと思っています。 (でもどうやったら良いか分からない。) そういう人を励ますとか慰めるとかではないよ。 そういう人の目に映る世界を描いてみたい。 (でもどうやったら良いか分からない。) どうやったら良いか分からないからやるのです。 喜多直毅トリオライヴ 出演:喜多直毅(ヴァイオリン)    田中信正(ピアノ)    西嶋徹(コントラバス) 内容:短調の音楽 日時:2023年10月19日(木)19:00開場/19:30開演 会場:雑司が谷TANGO BAR エル・チョクロ     http://el-choclo.com/contents/?page_id=4    〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-2-8    090-7739-0777 料金:¥4,000(40名様)    学生(~29歳):2,000円    小中学生:1,000円 予約・問合せ:エル・チョクロ    090-7739-0777(伊藤)/  info@el-choclo.com    

コロナ陰性

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二つもライヴをキャンセルしてしまいました。 実はコロナに罹っていました。 ご心配・ご迷惑をおかけしてしまい済みませんでした。 9/13に突然全身がダルくなり酷い寒気がしたため、近所の病院へ行ってみたらコロナ陽性診断。 まさか自分が今頃コロナになるとは思っていなかったので、とてもビックリしました。 熱を計ると39度以上あり、とりあえず直近のリハーサルもライヴもキャンセルして自宅に篭ることにしました。 そんな中、色々な方々が食べ物を差し入れてくださいました。 インスタント食品、レトルト食品、プリン、バナナ、アイスクリーム、等々。 本当にありがたい限りです。 送ってくださった皆様のお顔が次々に脳裏に浮かびました。 こんなに親切にしてもらえるのならコロナが治っても当分療養生活を継続しようかなとも思いました。 現在はすっかり熱も下がり、検査結果は陰性。 少しずつ溜まっていた仕事を片付け始めたところです。 ライヴで言いますと10/4は音や金時での即興演奏(ヴァイオリンソロ)、10/6の雑司ヶ谷エルチョクロでのタンゴ四重奏団があります。 皆様、どうぞお出かけください! 【 10/4(木)・西荻窪 】 出演:喜多直毅(ヴァイオリン) 内容:即興演奏 日時:2023年10月4日(木)18:30開場/19:00開演 会場: 音や金時 (西荻窪)    東京都杉並区西荻北2-2-14喜志コーポB1    03-5382-2020 料金:3,500円+オーダー 予約:必要ありません。そのままお越し下さい。 【10/6・雑司ヶ谷】 出演:喜多直毅(ヴァイオリン)    北村聡(バンドネオン)    松永裕平(ピアノ)    田辺和弘(コントラバス) 内容:アルゼンチンタンゴ 日時:2023年10月6日(金) 19:00開場/19:30開演 会場: 雑司が谷TANGO BAR エル・チョクロ    〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-2-8 一般:4,500円 学生(~29歳):2,000円 小中学生:1,000円 予約・問合せ:エル・チョクロ    090-7739-0777(伊藤)/  info@el-choclo.com 最近のお気に入りの韓国料理店です、東新宿の。 イイダコ料理の店です。

この公演はキャンセルとなりました!:明後日の金曜日(9/15)は黒田京子さん(pf.)とデュオ!

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【公演キャンセルのお知らせ!】 喜多の体調不良により、9/15(金)雑司ヶ谷エルチョクロで予定されていた喜多直毅&黒田京子デュオはキャンセルとさせていただきます。 ご予約いただいたお客様には間際のお知らせとなり大変申し訳ございません。 またの機会にお越しいただけますように、どうぞよろしくお願いいたします。 【次回公演】 10/28(土)午後:江古田マザーグース 11/17(金)夜:中野Sweet Rain   2015年9月11日札幌・くう 黒田さんとのデュオ以外にも色々なユニットで演奏しています。 タンゴ四重奏団を除いて、そのどれもが一言では形容し難い音楽なのでライヴの告知をする際に困っています。 僕のボキャブラリーが貧困だからかも知れません。 言葉で説明できないものに、しかも有名でもなんでもないものに、世の中は時間もお金も使いません。 そういう現実に骨の髄までびっしょり濡れて歩んできたのが僕です。 こう書くと卑屈で恨みがましいよう人間に思われるかも知れません。 (実は骨の髄まで冷たくなっているのは僕だけではないのです。) しかし僕がどう思おうとどう感じようと、音楽はそれ自身で真っ直ぐ立っている。 僕の気持ちとは無関係に音楽は高らかに歌う。 まるで“自然”のようだと思います。 その自然に触れられた時、深い満足と生きている実感を得られます。 だから、いつまでも音楽に携わっていたいと思うのです。 出演:喜多直毅(ヴァイオリン)    黒田京子(ピアノ) 内容:オリジナル、その他オリジナル編曲による映画音楽など 日時:2023年9月15日(金) 19:00開場/19:30開演 会場: 雑司が谷TangoBarエル・チョクロ    171-0022東京都豊島区南池袋3-2-8    090-7739-0777 料金: 大人:¥4,000 学生(29歳まで):¥2,000 小中学生:¥1,000 予約・問合せ:エル・チョクロ    090-7739-0777(伊藤)/  info@el-choclo.com

9/22(金)はダンス作品『Mein Schloss ~私の城~』のための齋藤徹音楽集ライヴ

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ダンス作品『Mein Schloss ~私の城~』のための齋藤徹音楽集 2023年9月22日 公園通りクラシックス Violin:喜多直毅 / Accordion:熊坂路得子 / koto:マクイーン時田深山 / Contrabass:田辺和弘 こんにちは、暑さも和らぎ過ごしやすくなって参りました。 真夏の間は深夜だというのに息が詰まるほどの蒸し暑さで、夜の散歩も控えていました。 でも最近は少しずつ秋らしくなってきましたね。 さてこの度は来る9月22日(金)夜、渋谷の公園通りクラシックスで行われる『私の城』公演のご紹介です。 この公演はコントラバス奏者であり作曲家の齋藤徹さん(2018年没)がダンス作品『私の城』のために用意した楽曲を演奏するものです。『私の城』は2016年から数回に亘りドイツで上演が続けられました。 僕は初回から参加していましたが、齋藤徹さんが他界された事とコロナ禍で暫く公演は中断されていました。 しかし2022年には日本公演が行われ、齋藤徹さんやドイツの音楽メンバーの代わりに日本で活躍する演奏家三人を招き、四名のアンサンブルで演奏を行い好評を頂きました。 今回お届けする一連の曲は元々ダンスのための音楽ですので、公演ではダンスの時間軸に基づいて演奏されました。 しかしこの公演では音楽の持つ時間軸やストーリーを活かし、伸びやかに自由に演奏を繰り広げたいと思います。 齋藤徹さんの音楽の魅力は一言では言い尽くせませんが、一つには神秘性があるのではないかと思っています。 それだけではなくいつまでも耳に残って繰り返されるようなポップなメロディラインも魅力だと思います。 今回は原曲の良さを活かしながら、少しだけ編曲も加えます。 そっくりそのまま齋藤徹さんの模倣とならず、この四人ならではの演奏をお楽しみいただけるのではないかと思います。 9/22はぜひお誘い合わせの上お越しください。 よろしくお願いいたします。 ダンス作品『Mein Schloss ~私の城~』のための齋藤徹音楽集 Musik für Tanztheater "Mein Schloss" 出演:Mein Schloss 日本公演音楽チーム    喜多直毅(ヴァイオリン)    熊坂路得子(アコーディオン)    マクイーン時田深山(箏)    田辺和弘(コントラバス) 作曲:

8/25今週金曜日は雑司ヶ谷でレオナルド・ブラーボさんとタンゴライヴ。

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これまでこのデュオでは、ピアソラがフルートとギターのために作曲した『タンゴの歴史』や比較的ストレートな編曲を施した古典タンゴの名曲を演奏してきました。 タンゴは演奏自体はもちろんのこと、編曲を楽しむ音楽でもあります。 ということで、僕もこのデュオのために少しずつ新しい編曲をしています。 しかしギターアレンジはそう簡単ではない! まず僕はギターが弾けません。 弾けるコードはC、F、G、Am、Dm、Em…くらい。 フォークソングならなんとかなるかも。 タンゴは無理です、もっと難しいコードが出てくるから。 まず頭の中に鳴っている音(コード)を実際に自分のギターで弾いてみるわけですが、まず指をどのフレットに置いたら良いか確認しながら弾いています。 押さえる場所を確認して一音鳴らして書き、また押さえる場所を確認して一音鳴らして書き…、ということを何度も繰り返していて物凄い時間がかかる! しかしギターの音って本当に素晴らしい。 鳴らした音がギターのボディに共鳴して、それが身体にまで響いてくる。 編曲していて実に気持ちが良い。 これを味わうためにわざわざ慣れないギターを弾いて楽譜を作っているのかも知れません。 でももう少し早く書けるようにもなりたいもんだ。 今週金曜日のライヴでは新しい編曲も披露できると思います。 ブラーボさんが素晴らしい音色で弾いてくれるはず 皆さん、ぜひお越しください。 出演:喜多直毅(ヴァイオリン)    レオナルド・ブラーボ(ギター) 内容:アストル・ピアソラ作品、古典タンゴ、etc. 日時:2023年8月25日(金)19:00開場/19:30開演 会場: 雑司が谷TANGO BAR エル・チョクロ    〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-2-8    090-7739-0777 料金:¥4,000 学生(29歳まで):¥3,000 小中学生:¥2,000 予約・問合せ:エル・チョクロ    090-7739-0777/ info@el-choclo.com

明日8/6(日)はおとがたり朗読公演『雪解』永井荷風

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2023年8月5日 おとがたり公演『雪解』永井荷風リハーサル @六本木ストライプスペース 女優・長浜奈津子さんとの朗読ユニット“おとがたり”ではこれまでいろいろな作品を取り上げてきました。 僕の役割は各作品に現れる情景や登場人物の気持ちなどをヴァイオリンによって表現すること。 これまでの作品では坂口安吾の『桜の森の満開の下』と『夜長姫と耳男』が一番自分の音楽とマッチすると感じました。 二作品とも、美しさと妖しさを併せ持つ魔性の女が中心人物として登場します。 女の透き通る笑顔の中に秘められた残酷さや狂気は、ヴァイオリンという楽器の持つ魔力にも繋がるような気がして、大いにインスピレーションを掻き立てられました。 そしてオリジナル台本による『啄木といふやつ ~A Guy called Takuboku~』も、自然に音楽が聴こえてくる作品でした。 聴こえてきたものが即演奏になる。 そんな具合。 おとがたり『啄木といふやつ ~A Guy called Takuboku~』 2019年4月14日@四谷三丁目・茶会記 さて今回お届けする『雪解』。 この作品にも聴こえてくる音楽があります。 それは淡く、儚く、微睡のようにぼんやりとしたものです。 まるで障子の向こうで揺れる気配のように、はっきりとはしない。 …とイメージを広げているのですが、本番はいかに? 奈津子さんの朗読との呼吸もありますので、いろいろな変化が起きるに違いありません。 明日8/6(日)はぜひ六本木へお越しください! おとがたり朗読ライブ「雪解」永井荷風 ー 作品紹介 ー お照はそれにしても不人情なこの親爺にどういうわけで酒を飲ませてくれたのであろう。(本文より) 目に鮮やかに浮かぶ、大正期の人々の暮らし、街々の風景。再会した初老の父と娘の物語を、情緒豊かに描いた荷風短編小説。 出演:おとがたり    長浜奈津子(朗読)    喜多直毅(ヴァイオリン) 内容:朗読とヴァイオリン演奏による『雪解』永井荷風 日時:2023年8月6日(日) 開場15:30/開演16:00 会場: 六本木ストライプスペース    〒106-0032東京都港区六本木5-10-33 ストライプハウスビル Mフロア    Tel:03-3405-8108 Fax:03-3403-6354   ※六本木駅 3番出口より徒歩4分 料金:予約¥3,50

8/2来週水曜日はウタウタ@音や金時(西荻窪)

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ウタウタ: 左から喜多直毅(ヴァイオリン)松本泰子(歌) 長谷川友二(ギター)和田啓(パーカッション) 2019年8月6日@西荻窪・音や金時にて メンバーの四人全員がソングライティングをして持ち寄り、松本泰子さん(歌)がそれらに命を吹き込むバンド。 特にジャンルは無いのですが曲調はポップスかな。 またはフォーク。 歌の内容はそれぞれに異なりますが、心和むもの、恋の思い出に因むもの、そして人生の苦悩まで。 実に多岐に渡ります。 僕のは暗いです…。 ライヴは楽しくほのぼのした感じ。 どうぞ一度聴きにお越しください。 出演:ウタウタ    松本泰子(vocal)    喜多直毅(violin)    長谷川友二(guitar)    和田啓(percussion) 内容:メンバーそれぞれのオリジナルソング 日時:2023年8月2日(水)18:30開場 19:00開演 会場: 音や金時 (西荻窪)    東京都杉並区西荻北2-2-14喜志コーポB1    03-5382-2020 料金:3,000円+オーダー 予約:不要

8月6日(日)おとがたり朗読ライブ「雪解」永井荷風

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2019年4月14日『啄木といふ奴』@喫茶茶会記 写真:前澤秀登 これまで朗読家の長浜奈津子さんとは多くの永井荷風作品に取り組んできました。 しかしこの『雪解』を読んで、荷風作品の中で自分が一番好きなのはこれだ!と思いました。 かつては大きな商売を営み、羽振りをきかせた男。 家庭を顧みもせず遊びに金を注ぎ込み女を囲い…、結局全てを失ってしまう。 今では、かつての雇われ人の下で逆に雇われて、何とも惨めで侘しい気持ちで日々を送っている。 同じ境涯を生きる方、いませんか。 全ては身から出た錆。 そうなのです。 でも個人的に思うのは、自分が招いた不遇だろうと憂き目だろうと、それを嘆いてショボくれて残りの人生を生きるわけにはいかないということ。 物語の最後、ほんの少しだけ、光を感じました。 おとがたり朗読ライブ「雪解」永井荷風 2023年8月6日(日)六本木ストライプスペース ー 作品紹介 ー お照はそれにしても不人情なこの親爺にどういうわけで酒を飲ませてくれたのであろう。(本文より) 目に鮮やかに浮かぶ、大正期の人々の暮らし、街々の風景。再会した初老の父と娘の物語を、情緒豊かに描いた荷風短編小説。 出演:おとがたり    長浜奈津子(朗読)    喜多直毅(ヴァイオリン) 内容:朗読とヴァイオリン演奏による『雪解』永井荷風 日時:2023年8月6日(日) 開場15:30/開演16:00 会場: 六本木ストライプスペース     〒106-0032東京都港区六本木5-10-33 ストライプハウスビル Mフロア    Tel:03-3405-8108 Fax:03-3403-6354   ※六本木駅 3番出口より徒歩4分 料金:予約¥3,500 当日¥4,000(全席自由) ご予約・お問い合わせ:    電話 090-3339-1281(長浜)       メール nappy_malena@icloud.com (長浜)    ー 出演者プロフィールー   おとがたり 女優・長浜奈津子とヴァイオリン奏者・喜多直毅による朗読ユニット。首都圏を中心に意欲的に活動を行なっている。物語の持つファンタジーを声や楽器の音を通して空間にありありと描き出すために、即興的に互いの間・抑揚・言葉に反応しながら進行するパフォーマンスは臨場感にあふれ、聴く人はまるで物語の中に居合わせるかのような印象を

明後日7/26(水)は喜多直毅タンゴ四重奏団ライヴ!!!

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喜多直毅タンゴ四重奏団 Violin:喜多直毅/Bandoneon:北村聡/Piano:松永裕平/Contrabass:田辺和弘 2023年7月24日リハーサル。 今週水曜日7/26は喜多直毅タンゴ四重奏団ライヴ!!! 新曲あります🎵 結構オリジナル編曲の貯えも出来て良い感じ⭐️ メンバーそれぞれも曲が身体に入って来ており、今回は更にパワーアップした演奏をお届けできると思います! 残席も残り少なくなって参りましたので、ご予約はどうぞお早めに! 出演:喜多直毅(ヴァイオリン)    北村聡(バンドネオン)    松永裕平(ピアノ)    田辺和弘(コントラバス) 内容:アルゼンチンタンゴ 日時:2023年7月26日(水) 19:00開場/19:30開演 会場: 雑司が谷TANGO BAR エル・チョクロ    〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-2-8 料金:4,500円    学生(~29歳):2,000円    小中学生:1,000円 予約・問合せ:エル・チョクロ    090-7739-0777(伊藤)/ info@el-choclo.com ちなみに当日はヴァイオリンとピアノ二重奏用のアレンジ譜『エル・チョクロ』書籍も持って参ります。 CD付きで¥3,300。 どうぞ宜しくお願いします! 喜多直毅オリジナルタンゴ編曲譜『エル・チョクロ El Choclo』書籍版 上級/中級 サンプル&マイナスワンCD付き ¥3,300(税込) ダウンロード版はこちら

ヴァイオリニストの皆様へ:タンゴ編曲譜ダウンロード販売開始のお知らせ

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  以前からTwitterやライヴのMCで告知していたオリジナル編曲のタンゴ楽譜ダウンロード販売を開始いたしました。 曲目はタンゴのスタンダード中のスタンダード『エル・チョクロ』です。 編成はヴァイオリンとピアノの二重奏で、ヴァイオリンパートは上級と中級があります。 どちらも実際の演奏時間は3分30秒程度です。 こちらで短いサンプル音源(45秒程度)の視聴、楽譜の一部分の閲覧、ご購入が可能です。 【上級】 【中級】 ※音源はスマホでの再生を考え、中域を強めにしてあります。 値段は税込¥2,800です。 上記サイトでご購入・お支払いの後、二通メールが届きます。 no-reply@my.store-emails.comからのメールにダウンロードリンクボタンがありますので、そちらからダウンロードしてください。 上級、中級ともに以下のファイルがzipファイルに入っていますので、解凍後ご確認ください。 ・ヴァイオリンパート譜 3ページ(pdf) ・ピアノパート譜10ページ(pdf) ・サンプル音源ファイル(wav) ・ピアノ(打ち込み)のみのマイナスワン音源(wav) タンゴヴァイオリンの特殊奏法として知られる“Chichara”やいくつかのポルタメント以外、特殊なテクニックは使われていません。 概ねクラシックのテクニックで演奏して頂けますが、一箇所だけタンゴヴァイオリンのスタッカートが出てきます。 これに関してはサンプル音源を聴いて頂いたり、他のタンゴヴァイオリニストのYouTube動画などで研究して頂きたいと思います(レッスンも行っております)。 中級の編曲には3rdポジション以上は出て来ません。 また上級より音数が少なくなっています。 ヴァイオリン教室の発表会でもお使いいただけると思います。 ピアノパートはアマチュアでも進んだ方、音大生ならば演奏可能です。 例えばショパンのエチュードが弾ける方ならば大丈夫だと思います。 タンゴは大変起伏の激しい音楽ですので、かなり細かく(細かすぎるほど)にテンポ記号、メトロノーム記号、強弱記号を付しています。 殊にテンポ変化に関してはサンプル音源を参考にしていただければと思います。 もちろんテンポやディナミークの変化は自分で変えて頂いても構いません。 あくまでも“目安”とお考えください。 基本的に楽譜通り演奏することによって『タンゴにな

5/12(金)Violin:喜多直毅/Guitar:レオナルド・ブラーボLive

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5/12(金)に代々木の松本弦楽器にてレオナルド・ブラーボさんとのライヴを行います。 この日はタンゴの誕生から現代までを描いた組曲『タンゴの歴史 ~Histoire du Tango~』(ピアソラ)を演奏する他、古いタンゴもお届けします。 そのうち三曲は僕が編曲をさせていただいたものです。 書き下ろしではありませんが、ぜひ聴きにお越しください。 実は最近タンゴ編曲熱が高まっており、ヴァイオリンとピアノ、ヴァイオリンとバンドネオンの編曲をしたり、自分が参加しないピアノとコントラバスの二重奏用の編曲をしたりしています。 これらは基本的に『いつか人様に弾いてもらう』ことを目的としています。 タンゴを弾くことにあまり慣れていない奏者でも譜面に沿って演奏することによりタンゴが現れるように、そして原曲のメロディを保存して作っています。 実はこれ、自分にとって大変勉強になるのです。 出来るだけシンプルに、演奏の難易度も抑えて、そして何よりタンゴになるようにする。 これまで随分『壊す』編曲をしてきましたし、もはや“作曲”と言ってもいい編曲を行ってきました。 しかし型・形(カタ)を大事にすることにより、音楽の流れが良くなり説得力が増す。 こんなことを実感しながら編曲に取り組んでいます。 そして自分の演奏もそれに伴って少しずつ変わってきたような気がしています。 5/12(金)は是非是非代々木へお越しください。 出演:喜多直毅(ヴァイオリン)    レオナルド・ブラーボ(ギター) 内容:タンゴ 日時:2023年5月12日(金)18:30開場/19:00開演 会場:松本弦楽器(代々木)     http://matsumotogengakki.com    東京30512都渋谷区千駄ヶ谷5-28-10    ドルミ第二御苑804号室    03-3352-9892(場所の問い合わせのみ受け付け)     料金:予約のみ4,000円(ドリンク付き) ご予約・お問い合わせ: violin@nkita.net (喜多) メールタイトルは「5/12予約」、メール本文に「代表者氏名、人数、連絡先電話番号」を必ずご記入の上、お申し込みください。 ※18:30でメインエントランスの鍵が閉まります。遅刻にご注意下さい。

4/28(金)4/29(土)は喜多直毅クアルテット2days@渋谷・公園通りクラシックス

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 今回は『難民』と題してお届けします。 (詳しくは 前回の記事 をご覧ください。) 一曲、短歌のように短いのを作りました。 作っていて浮かんだのは、“庭に揺れる金鳳花”のイメージです。 否、順序が逆で無意識に金鳳花の庭を曲にしていたのかも。 金鳳花って基本的には雑草のようですね、好きで栽培する方もいらっしゃるようですが(僕も好きです)。 一応テーマを決めて曲を書く時、その世界の中にいる人の気持ちを想像してみたりする。 また風景の中に自分自身を置いてみたりします。 それはあくまでも僕の想像とか妄想にしかすぎないのですが、創作のとっかかりに必要だったります。 とにかく心や風景に耳を澄まさなくては始まらない。 この花が暖かい春の日、風に揺れている。 どこかからかパンを焼く香り。 ポプラ並木、白樺林から小鳥の囀り。 5月の美しい景色です。 彼の国であれば6月か7月かも。 その金鳳花が現実に庭に咲いているかどうか、今は分からない。 それは、離れざるを得なかった祖国の、ふるさとの、我が家の庭に咲いている花。 今も咲いてくれているかどうか確かめたいし、その姿を楽しみたいけれど、もう二度とその庭には帰ることができない。 だから現実に咲いているかどうか確かめられない。 ひょっとしたら自分が家を去った後、その花は庭ごとミサイルでめちゃめちゃにされてしまったかも知れない。 戦車が踏み荒らしたかも知れない。 或いは庭は戦死者の墓地として掘り返されて、花たちはどこかに棄てられてしまったかも知れない。 いずれにせよ自分はあの庭に立つことはもう出来ないのだから、現実に咲いていようがいまいがどうすることも出来ない。 このディスタンスを思う時、とても絶望的な気持ちになってしまう。 自分という存在が弱くちっぽけで、嵐に翻弄される木の葉のように感じられる。 今、寝室としてあてがわれた部屋で、自分の息に耳を澄ましている。 心の中の庭にはいつだってあの可愛い黄色い花が咲いていて、風に揺れている。 そして花と共に、心にはあの庭も、あの家もあり続ける。 家族も友達も、祖国を離れる前と同じようにいてくれる。 自分が通っていた学校も職場も、遊んでいた公園も、友達とおしゃべりしたカフェも。 それは目を瞑った暗闇の中に映し出される幻のようなものかも知れない。 でも、自分にとって花も庭も確実に在る。 激しい痛みと深い悲し

喜多直毅クアルテット4/28&29ライヴ『難民 Refugees』

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約十年にわたって公演を重ねている喜多直毅クアルテット。 今回は『難民』と銘打って公演を行います。 盛んに報道されている様に、ウクライナでの戦争が始まって以来、多くの方々が戦禍を避け西側に旅立たちました。 いつ砲撃されるとも知れない故郷に家族や友人を残さざるを得ず、後ろ髪をひかれながら泣く泣く国境を渡った方も多かったと聞きます。 離別の悲しみ、絶望と不安、惨めさ、怒りと苛立ち…、彼らの内面にこうした感情の数々が溢れているのは想像に難くありません。 こうした報道に触れて思い出したのは、第二次対戦中のナチス収容所で過酷な日々を送りながら、それでも人生からの問いにポジティヴに応答し続けた精神科医のヴィクトール・フランクルのことでした。 彼の著書『それでも人生にイエスと言う』は余りにも有名ですが、過酷な試練の中にあっても人生に対して誠実であり続け、静かな希望の火を絶やさずにいられたら何とか生き延びられるのかも知れないと読書を終えて思いました。 難民の方々の胸にあるもの、そして試練の嵐に灯る静かな火。 これらを思い描いて音楽にし、日本の、東京の、渋谷のライヴハウスで是非皆さんの前で演奏させて頂きたいと思います。 我が国には幸いミサイルは飛んできませんが、社会の難民、共同体の難民は存外に多いように思うのです。 更に言えば心の難民、人生の難民もです。 この私も何かの難民かも知れません。 そして難民を作り出す存在、難民を拒む存在についても忘れてはいけないと思います。 二日間の公演を通して、国を棄て(或いは追われ)、別離を経て、いつか麗らかな春の日に再び故国の土を踏む…、そんな音楽ドラマを作りたいと思います。 ぜひお運び下さいますようお願いいたします。 『難民 Refugees』~沈黙と咆哮の音楽ドラマ~ 出演:喜多直毅クアルテット    喜多直毅(ヴァイオリン)    北村聡(バンドネオン)    三枝伸太郎(ピアノ)    田辺和弘(コントラバス) 内容:喜多直毅オリジナル作品 日時:2023年4月28日(金) 19:00開場/19:30開演/20:30終演予定    2023年4月29日(土) 14:30開場/15:00開演/16:00終演予定 会場: 公園通りクラシックス (渋谷)    〒150-0042東京都渋谷区宇田川町19-5    東京山手教会B1F    03-63

ヴァイオリン教室を始めます。

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ヴァイオリン教室のチラシです。 裏面を含むPDFは こちら からダウンロードをお願いします。 自分の名前を掲げて演奏活動を開始して約20年とちょっとになります。 長いようで短いキャリア。 その中で色々な方に演奏を聴いて頂いて参りましたが、先日某所で僕の演奏をお聴きになり、CDも聴いて下さっていると言うアマチュアのヴァイオリニストの方から有難くもレッスンの依頼を頂きました。 実はこれまでにも2人ほどレッスンを行ったことはあったのです。 しかし当時は『自分が普段感覚的に行っていること』を言葉にして説明する力が乏しく、内容が抽象的すぎたりして、余りお役に立てなかったのではないかと思っていました。 またある受講生には理論的な話に終始してしまい、レッスンがつまらないものになってしまったと反省しています。 しかし最近、講師としてではなく、リードする形で演奏に参加する機会があり、僕のちょっとした感想のような発言がとても参考になり演奏が大きく変わったという反応を頂きました。 実際、『こうしたらもっと良くなるのではないか』『この奏者の潜在的な可能性をもっと引き出したい』という思いでその演奏に関わった時、僕自身その役割に大きな喜びと楽しさがあるのを実感しました。 それと同時に、教えるためには自分の無意識や感覚を言語化して相手に伝えなければならず、自分自身をもっと掘り下げて明確化することが必要だとも痛感しました。 難しさもありますが、これは自分の演奏にも大変良い影響を与えるだろうと思います。 これまでの演奏経験で得たものが試される時だと思います。 同時に、自分がこれまでの道のりにおいて成功したこと・失敗したことをお伝えし、1人でも多くのヴァイオリニストの方の参考になれば大変嬉しく思います。 実際、普段お世話になっている弦楽器店の他のお客さんから『アドリブをしたいがどうしたら良いか分からない』『コードネームを元に自由に弾いてみたい』と言う声を多く聞くのです。 皆さん、僕以上に高い技術と美しい音色を持っているのですが、『どうして良いか分からない』と言う理由でクラシック音楽以外の可能性が開かれずにいる…。 これほど勿体無いことはありません。 是非こんな方々のお役に立てればと願っています。 ここからはレッスンについて少し詳しく。 喜多直毅ウェブサイト・レッスンページ 教室フライヤーPDFダウンロ