喜多&黒田デュオ:12/7@横濱エアジン、12/27@雑司が谷エル・チョクロ
先日の石見銀山・大森小学校体育館でのコンサートの写真が届きました!
この日は寒い中、多くのお客様に聴きに来て頂きました。
改めて感謝を申し上げます。
写真を見ているとまた石見銀山に行って、もう一度皆さんの前で演奏したくなります。
それほど楽しいコンサートでした。
しっかりと聴いて下さっているのがひしひしと我々にも伝わって来ましたよ。
僕の拙いMCでも笑って下さいました。
Facebookにも書きましたが、泊めて頂いた阿部家の料理が美味すぎた!
普段は肉ばかり食べる僕も、この日ばかりは牛蒡の煮物やサラダをガッツリ!
さて黒田京子さんとのお付き合いも約10年になります。
以下は今回のアルバム『愛の讃歌』とツアーの為に、僕が頭を絞って書いたデュオのプロフィールです。
(ちなみに推敲は黒田さん。僕が書くと堅苦しく断定的な文章になるので、黒田さんに手直しをしてもらいました。結果、二人で書いた様なものです。)
以下、コピペ。
【喜多直毅&黒田京子デュオ・プロフィール】
喜多直毅、黒田京子による、ヴァイオリンとピアノのデュオ。
二人は2002年秋に初めて出会って以来、10年余りに渡り活動を続けている。当初は単純なセッションという形態での演奏を行っていたが、喜多が自身のCDのレコーディングに黒田を招いたり、黒田もまた喜多に折に触れ声をかけるなどの共演を重ねるうち、徐々に互いを重要なパートナーとして認識し始め、やがて固定化した一つのデュオとなった。
2008年、ファーストアルバム『空に吸はれし心』を発表。その瑞々しい音色とイマジネーションが豊かに広がる世界は、そのタイトル通り、高く青い空を想わせる。リリース直後より、現在でも高い評価を得ている作品である。
このアルバムが発表された頃より、二人の関心は音と言葉、さらに音楽と詩や物語へ向かい、それはコンサートシリーズ『軋む音』(2010年~2011年)へと繋がった。この『軋む音』では、毎回異なるテーマをもとに音楽創りが進められ、その内容は、作曲、即興演奏はもとより、歌、朗読や演劇的な装置やふるまいも伴った、小さな音楽劇と言ってよいだろう。
その第一回は美術家・内藤礼のインスタレーション作品から得た印象をもとに創られた「二本のリボン」。以降、第二回は死刑囚・永山則夫の生涯をたどった「絶叫」、第三回は作家・Viktor Franklが書いた本をもとに構成された「希望」、第四回は夭折した画家・石田徹也の生涯を扱った「繭蟲」、そして第五回の「轍」をもって、いったんピリオドが打たれている。
タイトルの『軋む音』とは、心の最深部で発せられている言葉にならない声のことであり、二人が奏でる音楽そのものを指す。テーマとしてとりあげられた人物の言葉や作品の奥深くにあるものに耳を澄まし、その生き方の根底にある思いを音楽として描き出すこのコンサートは、非常に多くの関心を集めた。
『軋む音』以後、通常のコンサートのプログラムに、シャンソン、ファド、ロシアの歌、ラテン、タンゴ、昭和歌謡、映画音楽の比率が高くなり始める。これらの音楽に特徴的なのは、どれも“歌”であり言葉を持っていることだ。また器楽曲としての映画音楽も、その背景には映画の筋、物語があり、言葉によって説明され得るものを伴っている。
こうした映画の内容や歌詞への洞察から始まる楽曲へのアプローチは、『軋む音』を経た二人のもっとも得意とするところであり、器楽奏者のものとしては非常にユニークである。歌の持つ言葉に様々な角度からメスを入れ、言葉になる以前の心情に耳を澄ます。そこから音楽を引き出す手法によって、彼らのポピュラー音楽はイージーリスニングやBGMとは大きく異なっている。
また、それぞれの演奏経歴もデュオのサウンドを独特たらしめている。黒田はジャズから出発し、フリージャズ及びフリーインプロヴィゼイション、ノイズ音楽を経由している一方、喜多はアルゼンチンタンゴを出自とし、情緒的な表現を得意とする。しかし近年、即興音楽へのアプローチを深めている喜多により、デュオの演奏は幅を広げるとともに先鋭化し、コアな音楽ファンからの注目を集めている。現在取り組んでいるポピュラー音楽にも、不協和音やノイズを積極的に取り入れることにより、繊細な心理描写と重層的な情景描写に成功している。
時代に流されることなく、一方で常に新しい表現を追求しつつ「心に深く届く音楽」を奏で続けるデュオ。それはまさに唯一無二である。
こうして読み返すと、やっぱりプロフィールの中で『軋む音』の存在は大きいなぁ。
実は新しいアルバムはこのコンサートシリーズの一つなのではないか?とさえ思えて来ます。
『軋む音 ~愛の讃歌~』みたいに…。
そして僕のクアルテットさえ、その延長線上にある様な気さえして来るのです!
こんな事もいずれゆっくり考えてみたいと思います。
※『軋む音』の写真が出て来ました。
さて黒田さんとの演奏、今月は横濱エアジンと東京・雑司が谷のEl Chocloにて行います!
渋谷・ラトリエと稲毛・キャンディにお越しになれなかった皆さん、今度こそは是非お出かけ下さい!
■横浜・馬車道
日時:2014年12月7日(日)開場15:00 開演15:30
場所:横濱エアジン
231-0013神奈川県横浜市中区住吉町5-60
料金:前売2,800円、当日3,000円(ドリンク代別)
予約・お問い合わせ:
横濱エアジン 045-641-9191
ウェブ予約フォーム
■東京・雑司ケ谷
日時:2014年12月27日(土)開場14:00 開演15:00
場所:エル・チョクロ
171-0022東京都豊島区南池袋3-2-8
料金:3,500円(前売り・当日共、ドリンク代別)
予約・お問い合わせ:
03-6912-5539
info@el-choclo.com
※限定35名様です。ご予約はお早めにどうぞ!
二人の演奏は今の季節にピッタリです!
どうぞお楽しみに…。
喜多直毅&黒田京子デュオWebsite
喜多直毅&黒田京子デュオFacebookページ
この日は寒い中、多くのお客様に聴きに来て頂きました。
改めて感謝を申し上げます。
写真を見ているとまた石見銀山に行って、もう一度皆さんの前で演奏したくなります。
それほど楽しいコンサートでした。
しっかりと聴いて下さっているのがひしひしと我々にも伝わって来ましたよ。
僕の拙いMCでも笑って下さいました。
Facebookにも書きましたが、泊めて頂いた阿部家の料理が美味すぎた!
普段は肉ばかり食べる僕も、この日ばかりは牛蒡の煮物やサラダをガッツリ!
さて黒田京子さんとのお付き合いも約10年になります。
以下は今回のアルバム『愛の讃歌』とツアーの為に、僕が頭を絞って書いたデュオのプロフィールです。
(ちなみに推敲は黒田さん。僕が書くと堅苦しく断定的な文章になるので、黒田さんに手直しをしてもらいました。結果、二人で書いた様なものです。)
以下、コピペ。
【喜多直毅&黒田京子デュオ・プロフィール】
喜多直毅、黒田京子による、ヴァイオリンとピアノのデュオ。
二人は2002年秋に初めて出会って以来、10年余りに渡り活動を続けている。当初は単純なセッションという形態での演奏を行っていたが、喜多が自身のCDのレコーディングに黒田を招いたり、黒田もまた喜多に折に触れ声をかけるなどの共演を重ねるうち、徐々に互いを重要なパートナーとして認識し始め、やがて固定化した一つのデュオとなった。
2008年、ファーストアルバム『空に吸はれし心』を発表。その瑞々しい音色とイマジネーションが豊かに広がる世界は、そのタイトル通り、高く青い空を想わせる。リリース直後より、現在でも高い評価を得ている作品である。
このアルバムが発表された頃より、二人の関心は音と言葉、さらに音楽と詩や物語へ向かい、それはコンサートシリーズ『軋む音』(2010年~2011年)へと繋がった。この『軋む音』では、毎回異なるテーマをもとに音楽創りが進められ、その内容は、作曲、即興演奏はもとより、歌、朗読や演劇的な装置やふるまいも伴った、小さな音楽劇と言ってよいだろう。
その第一回は美術家・内藤礼のインスタレーション作品から得た印象をもとに創られた「二本のリボン」。以降、第二回は死刑囚・永山則夫の生涯をたどった「絶叫」、第三回は作家・Viktor Franklが書いた本をもとに構成された「希望」、第四回は夭折した画家・石田徹也の生涯を扱った「繭蟲」、そして第五回の「轍」をもって、いったんピリオドが打たれている。
タイトルの『軋む音』とは、心の最深部で発せられている言葉にならない声のことであり、二人が奏でる音楽そのものを指す。テーマとしてとりあげられた人物の言葉や作品の奥深くにあるものに耳を澄まし、その生き方の根底にある思いを音楽として描き出すこのコンサートは、非常に多くの関心を集めた。
『軋む音』以後、通常のコンサートのプログラムに、シャンソン、ファド、ロシアの歌、ラテン、タンゴ、昭和歌謡、映画音楽の比率が高くなり始める。これらの音楽に特徴的なのは、どれも“歌”であり言葉を持っていることだ。また器楽曲としての映画音楽も、その背景には映画の筋、物語があり、言葉によって説明され得るものを伴っている。
こうした映画の内容や歌詞への洞察から始まる楽曲へのアプローチは、『軋む音』を経た二人のもっとも得意とするところであり、器楽奏者のものとしては非常にユニークである。歌の持つ言葉に様々な角度からメスを入れ、言葉になる以前の心情に耳を澄ます。そこから音楽を引き出す手法によって、彼らのポピュラー音楽はイージーリスニングやBGMとは大きく異なっている。
また、それぞれの演奏経歴もデュオのサウンドを独特たらしめている。黒田はジャズから出発し、フリージャズ及びフリーインプロヴィゼイション、ノイズ音楽を経由している一方、喜多はアルゼンチンタンゴを出自とし、情緒的な表現を得意とする。しかし近年、即興音楽へのアプローチを深めている喜多により、デュオの演奏は幅を広げるとともに先鋭化し、コアな音楽ファンからの注目を集めている。現在取り組んでいるポピュラー音楽にも、不協和音やノイズを積極的に取り入れることにより、繊細な心理描写と重層的な情景描写に成功している。
時代に流されることなく、一方で常に新しい表現を追求しつつ「心に深く届く音楽」を奏で続けるデュオ。それはまさに唯一無二である。
こうして読み返すと、やっぱりプロフィールの中で『軋む音』の存在は大きいなぁ。
実は新しいアルバムはこのコンサートシリーズの一つなのではないか?とさえ思えて来ます。
『軋む音 ~愛の讃歌~』みたいに…。
そして僕のクアルテットさえ、その延長線上にある様な気さえして来るのです!
こんな事もいずれゆっくり考えてみたいと思います。
※『軋む音』の写真が出て来ました。
さて黒田さんとの演奏、今月は横濱エアジンと東京・雑司が谷のEl Chocloにて行います!
渋谷・ラトリエと稲毛・キャンディにお越しになれなかった皆さん、今度こそは是非お出かけ下さい!
■横浜・馬車道
日時:2014年12月7日(日)開場15:00 開演15:30
場所:横濱エアジン
231-0013神奈川県横浜市中区住吉町5-60
料金:前売2,800円、当日3,000円(ドリンク代別)
予約・お問い合わせ:
横濱エアジン 045-641-9191
ウェブ予約フォーム
■東京・雑司ケ谷
日時:2014年12月27日(土)開場14:00 開演15:00
場所:エル・チョクロ
171-0022東京都豊島区南池袋3-2-8
料金:3,500円(前売り・当日共、ドリンク代別)
予約・お問い合わせ:
03-6912-5539
info@el-choclo.com
※限定35名様です。ご予約はお早めにどうぞ!
二人の演奏は今の季節にピッタリです!
どうぞお楽しみに…。
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