12/24(水)19:00/19:30 徹の部屋vol.34 今日は私の日 ~さとうじゅんこ編~
今年のクリスマスイヴはさとうじゅんこさん(うた)のコンサートを聴きにいらっしゃいませんか?
さとうじゅんこ(うた)プロフィール
秋田市生まれ。東京藝術大学音楽学部声楽科ソプラノ専攻修了。歌い手/作曲家。
フランスアクスマティック音楽の作曲と演奏に触れ独自の音響芸術の実践に取り組む一方で、ジャワガムランのプシンデン(女声歌手)として演奏活動を行う。
グローバリズムの抱える問題とも向き合いながら創造力豊かなアートネットワークの構築を目指す。
種子田郷と共にproject suaraを主宰。
じゅんこさんとは齋藤徹さん(contrabass)リーダーの“うたをさがしてトリオ”でずっと演奏をしています。
そしてギターのオオタマルさんが中心となって始めたブラジル音楽グループ“Mesa”でもご一緒しています、
今まで僕が知っている彼女のレパートリーは、徹さんのオリジナル楽曲、ブラジル音楽、フォルクローレ、日本民謡等、実に幅広いレパートリー。
しかしそれだけに留まらず、別のユニットではバリのガムラン音楽の歌手としても大活躍です。
彼女の素晴らしい所。
それは誰のものでも無い歌を歌えるところではないかな思います。
『私』の歌とか『さとうじゅんこ』の歌ではない。
勿論、歌っているのはじゃんこさんなのです。
でも歌を独り占めにしていないし、ましてや表現の道具に等していない感じがします。
恐らく彼女には歌に対する謙虚さや謙遜があって(無意識かも?)、一歩下がって身を引いた所に歌の力が強く働いている様な気がするのです。
歌手に限らず、演奏家もそうなのですが、表現しようとするとそこには本来の音楽の力は働きません。
なぜなら我々が『表現してやろう』『良い演奏をしてやろう』『上手く弾こう』と頑張れば頑張る程、音楽の神様の働くスペースや出番が少なくなるから。
そして音楽の神様は言います、「そんなに一人で頑張りたきゃ頑張るが良い!」「わしゃもう知らん!」と…。
神様の働かない音楽は、何だかギスギスした、巧いだけの、霊感に乏しい音楽になってしまうのです。
(たまにはそう言う人工着色料、化学調味料一杯の音楽も聴きたくなるけど。)
こんな風になりたくない!と思っていても、いざステージに立つと強欲さが出てしまって…。
あぁぁぁ、俺って何てダメなヤツ…と思ってしまいます。
僕の事はさておき、じゅんこさんのうたにはちゃんと音楽の、歌の神様が働いている様に思います。
じゅんこさんは歌の神様を信じて喉を委ね、ほんの少しだけ彼女の願いを声にのせているんじゃないかな…。
なかなかこうは出来ません。
今回12/24のコンサートは、じゅんこさんがご自分の歌いたい歌を集め、徹さんや僕に加えて熊坂路得子さん(acc)、矢萩竜太郎さん(dance)と共にお送りします。
内容は今までのレパートリー+新曲の数々。
バッハ、クルト・ワイル、ピアソラが候補に上がっていますが、そこに更に新たな作品が加わるかも知れません。
これは楽しみですよ!
12/24はクリスマスイヴ。
恋人と家族と、勿論お一人でも…、ポレポレ坐で美しい夜を過ごしましょう!
徹の部屋vol.34
今日は私の日---さとうじゅんこ編
◎出演: うたをさがしてトリオ= 齋藤徹(Cb) 喜多直毅(Vln) さとうじゅんこ(うた)
◎ゲスト: 熊坂路得子(アコーディオン) 矢萩竜太郎(ダンス)
◎スペイン語協力: 高際裕哉
◎会場: ポレポレ坐 (東中野)
〒164-0003 東京都 新宿区東中野4-4-1
03-3227-1405
◎開演: 2014年12月24日(水)19:30 [開場19:00]
◎料金: 予約3,000円/当日3,500円(ワンドリンク付)
◎予約: 03-3227-1405(ポレポレタイムス社)
Email: event@polepoletimes.jp
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