長浜奈津子さん(朗読・歌・ギター)との共演が決まりました/12月25日(月)月夜の仔猫(新橋)18:45/19:30
長浜奈津子(朗読・歌・ギター)、喜多直毅(ヴァイオリン) 2017年12月16日@松本弦楽器(代々木) 昨日は代々木の松本弦楽器にて女優の長浜奈津子さんと朗読会でした。 リハーサルの時点から、二人で言葉の持つ力を感じ、意味を探り、そして作者と作品の魂に接近して行く。 そんなプロセスを踏んで本番を迎えましたが、とてもとても楽しい日々でした。 会場には某文学ミュージアムの方もお越し下さり、我々の朗読会をとても楽しんで下さいました。 本当に企画して良かったなぁと思える公演でした。 寒い中お越しになった皆さん、会場として場を提供して下さった松本弦楽器の皆さん、そして長浜奈津子さん、心からお礼を申し上げたいと思います! お越しになれなかった方のために今日のプログラムをご紹介します。 第一部:濹東綺譚(永井荷風) 第二部: ヴェルレーヌ/永井荷風(翻訳)『珊瑚集』より ・ぴあの ・ましろの月 ・道行 ・夜の小鳥 ・暖かき火のほとり ・返らぬむかし ・偶成 ヴェルレーヌ『秋の歌』を五人の翻訳で ・堀口大学 ・金子光晴 ・窪田般彌 ・橋本一明 ・上田敏 音楽:シャコンヌ(J.S.Bach) オシップ・マンデリシュターム 詩集『石』より一編 ブロニスワバ・バイス 『私は貧しいジプシー女』 『アルフォンシーナと海』 作詞:フェリックス・ルナ/作曲:アリエル・ラミレス 歌詞の朗読とギター弾き語り&ヴァイオリン どうです!? なかなか充実のプログラムでしょ!? 濹東綺譚はもう何度か上演しておりますが、第二部は初めての作品ばかり。 ヴェルレーヌ/永井荷風の詩の数々は、荷風の色合いがとても濃くてビックリしました! 濹東をやった後だったからかも知れませんが、原作に描かれているのはフランスの風景なはずなのに、何だか昭和初期の情緒のようなものを感じるのです。 登場する人物もフランス人ではなく、着物姿の男女をイメージしてしまう。 荷風って知れば知るほど凄い人ですね…。 続いてヴァルレーヌの『秋の歌』を五人の日本人による翻訳で聴いていただきました。 『秋の日のヰ゛オロンのためいきの身にしみ