2015年7月21日火曜日

喜多直毅&黒田京子デュオ東北ツアー:登米市宝江ふれあいセンター


これまで我々デュオがずっとお世話になって来た調律師・只野正昭さん。
調律だけではなく車の運転や写真撮影など、本当に色々な事を引き受けて下さいました。
ひたすら感謝です。

今日の会場は只野さんの地元・宮城県登米市のふれあいセンター。
このコンサートで只野さんとはお別れです。

まず演奏の事を書く前に…。
登米市は漫画家・石ノ森章太郎氏の生地なのです!
知りませんでした!
(不勉強でごめんなさい。)
駅から会場へ向かう車の中で只野さんにそう教えられたのですが、石ノ森章太郎ふるさと記念館なる施設もあると言うじゃありませんか!!!
もちろん立ち寄ってもらう事にしました。


いきなりコレ。
入り口に立っていました。


自販機もこんな感じ。


懐かしいぜ、ゴレンジャー!
戦隊モノの元祖!


石ノ森章太郎氏と言えば仮面ライダーです!
V3とXのレコード持ってたなぁ…。
でも実際はリアルタイムではなく、僕が見ていたのはストロンガーからです。

で、仮面ライダーごっこをしていてテレビから落ち、角に頭をぶつけて大出血した事があります。
今でもその傷は耳の後ろに残っていて髪の毛が生えていません。
ショッカーと闘って出来た名誉の負傷です。


という事で、まさに40代男性にとっては嬉し過ぎる記念館なのでした。
ここのロビーは響きも良かったのでコンサートが出来るかも!?
同世代のミュージシャンで仮面ライダー&戦隊モノのテーマ曲を演奏したら楽しいに違いない!

昨日はふなっしーグッズを集めたい黒田さんの為にしまむらに寄ったんだから、これでおあいこですね。

昼は只野さんの幼馴染のレストランへ。
僕はオムライスを食べましたが、激ウマでした!!!


この様に登米には仮面ライダーもいればオムライスの美味いレストランもある。
少年時代に戻りたいお父さん達には是非訪れて欲しい町です!
※もっと早く知っていればコンサートと併せてそんな風に宣伝できたのになぁ…。

さて一番上の写真をご覧下さい。
まるで教会みたいでしょ!?
でもここは地域の公民館のホールでキリスト教とは何の関係もありません。

でもやっぱり教会建築を参考にしたとしか思えません。
それは何故か?
ヴァイオリンを弾いた時の響き方が教会ソックリだからです。
只野さん、素晴らしい会場を用意して下さって有難うございます!

一番奥の壁には『楽』の書がかけてあります。
教会ならば十字架がかけてある位置。


十字架にかけられたイエスが悲痛に項垂れる代わりに踊り出しちゃったよ!みたいな感じがします。
もしくは『イエスの“苦”は人々の“楽”の為であった』と捉えるべきでしょうか。

とにかく教会っぽい響きが気に入って、音合わせの後も一人シャコンヌを練習。
余り上手ではありませんが、この響きの中で弾いていると本当に気持ち良い。
自宅で練習するとイライラしっぱなし。
毎日、こんな場所で練習したら上達が早いかもなぁ…。

さてコンサートは地元のお客様が殆どでしたが中には東京からわざわざいらした方も。
本当に遠くまでお越し頂いて感激です!

曲目はCD『愛の讃歌』から。
それと二人のオリジナル曲等。

黒田さんのオリジナル曲『ホルトノキ』を演奏していたら、空に大きく枝を伸ばす大木が見えました。
やっぱり天井が高いからかな、何だか上へ上へと昇るエネルギーを感じました。
そういう時って不思議な事に自分の身長が高くなって行く気がします。
上にグングン成長して行く感じ。
気がつくと背伸びをしながらヴァイオリンを弾いていたりするから面白い。

それと黒田さんのピアノソロが素晴らしかった!
オリジナルの『With You』と言う曲を弾いたのですが、とてもとても温もりのある演奏でした。
で、一箇所、“乱れ”があったのです。
(間違えたのではなく、良い意味での音楽的な“乱れ”)
感情の迸りの様なもの。
そしてまた美しい世界に戻りました。
本当に素晴らしくて、演奏が終わった後、お客様も夢から醒めたかのような表情でした。
(もう俺弾かなくて良いんじゃね?とちょっと思いました。)

黒田さんの音楽、殊にオリジナル曲からは黒田さんの人間に対する眼差しが感じられます。
僕にとってはそこが魅力、同じ音楽家として。
優しい眼差しもあれば厳しい眼差しもある。
それが音楽に良く滲み出てている。

僕はやっぱり『With You』や『闇夜を抱く君に』が好きだなぁ。
誰もそばにいない真っ暗な夜。
皆さんもきっとそんな夜を過ごした経験があると思います。
そこに射す一条の光の様なものを黒田さんのピアノに感じる事があります。

さて、この日は僕の高校時代の友人(宮城県在住)が演奏を聴きに来てくれました。
終演後は会場の後片付けを手伝ってもらったりして有難い!
やっぱり持つべきものは友達です!

彼は打ち上げで震災で経験した事、見聞きした事を話してくれました。
揺れのエネルギーの凄さ、彼が勤務する学校の生徒が行方不明の友達を探しに行った話、北海道電力の人達が雪の中、電気の復旧をしてくれた話。
そうか、彼も大変な目にあっていたんだ…。

そして今日会場に来て下さった方々も色々な体験をしているはず。
中には家族や友人を失った方々もいらしたかも知れません。
まだ心に消えない何かを抱えている方もいらしたでしょう。

そんな方達の前での演奏、本当に気を引き締めて行わなければなりません。
僕にとって音楽は祈りでもあります。
皆さんの心の中の祈りに伴奏のヴァイオリンを奏でる、そんな気持ちでこれからも演奏して行きたいと思います…。

それにしても演奏会にかつての同級生が来てくれるのはとてもとても嬉しい!
これを読んでいる皆んな、どうぞ宜しく!!!

さて八幡平からずっとピアノ調律のみならず、他でも色々とお世話になった只野さんですが、寂しい事に登米でお別れです。
長い間放置されていた為に調律にかなり時間を要する様なピアノもありましたし、下見が必要な現場もありました。
しかしどんな時も丁寧な仕事をして下さり、黒田さんが気持ち良く演奏できる様にピアノのコンディションをベストな状態にして下さいました。

地元の登米のコンサートでは企画制作や宣伝、CD販売にまで力を貸して頂きました。
そして何と御自分の所有するピアノをわざわざ会場まで運んで来て下さったのです!

ピアノを愛する気持ち、ピアニストを愛する気持ち、音楽を愛する気持ち。
良い音楽を出来るだけ多くの方々に届けたいと言う気持ち。
我々は只野さんのそう言った情熱と愛情に支えられてツアーを続ける事が出来ました。
本当に心から感謝致します!

数年後、我々がまた東北地方を旅する時は再び只野さんが調律・整調してくれたピアノで地元の方々に演奏を聴いて頂きたいです!
只野さん、それまでお元気で!


◉ライヴ情報

本日7/22(水)は仙台市でライヴです!
我々デュオにとって仙台は初めての町。
初めての町では結構集客に苦労します…。

どうか多くの方々が足を運んでくださいます様に!
我々も初めてお目にかかる皆さんに良い演奏をお届けできる様に今から気合入ってます!!!
どうぞお誘い合わせの上、お越しください!
皆さん、宜しくお願いします!!!

7月22日(水)開場19:00 開演19:30
会場:ジャズミーブルース・ノラ    
   ノーバルビル1F   
   022-398-6088
料金:前売3,500円 当日4,000円(1ドリンク付)
予約・問合せ:   
   ■ジャズミーブルース・ノラ  022-398-6088/jmb@kih.biglobe.ne.jp   
   ■黒田正道  070-6626-9696/qoo71s@yahoo.co.jp


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