喜多直毅&西嶋徹アルバム『L'Seprit de L'ENKA』リリース!!!
コントラバス奏者の西嶋徹さんと共に今年2月末に録音した『L'Seprit de L’ENKA』がリリースされました。
このアルバムはCDではなくハイレゾダウンロード配信ですがぜひ多くの方にお聞き頂きたい…、そんな作品です。
L' Esprit de l’ ENKA
(試聴も可能です。)
Naoki Kita, Toru Nishijima
UNAMAS
2019/06/30
(P)2019 沢口音楽工房
(C)2019 沢口音楽工房
3,000円
収録曲:
・舟歌
・赤い橋
・アリラン
・悲しい酒
・アカシアの雨がやむとき
・ソルヴェイグの歌
・五木の子守歌
・ふるさと
アルバムタイトルは直訳すれば『演歌の精神』。
その名の通り、日本の演歌の名曲と演歌的な情念や『泣き』の込められた歌を収録しました。
八代亜紀さん、美空ひばりさん等、演歌の女王たちの代表曲や、70年代から長きにわたり日本のアンダーグラウンドシーンの女王として黒い輝きを放った浅川マキさんの名曲を、オリジナルアレンジで演奏しています。
また六曲目にはグリーグの名曲『ソルヴェイグの歌』をコントラバスソロで収録。
この曲目の中にあって異色のナンバーですが、西嶋さんの深みのある豊かな音色、そして歌心をたっぷりと味わっていただけると思います。
最近は様々なシンガーや演奏家が昭和歌謡のカバーを行っています。
昭和時代にはそれ程多くの名曲が存在したということでしょう。
今回のアルバムでもコンセプトとして昭和時代の歌を取り上げてはいますが、編曲を担当した僕としては『ヴァイオリンとコントラバスのアンサンブル』という点に重きを置きたかった。
即興演奏シーンでは決してヴァイオリンとコントラバスのアンサンブルは珍しいものではありません。
しかし『歌物』、しかも日本の演歌のカバー集としては、全く異色の、そしてチャレンジングな作品と言えるでしょう。
作品作りにあたっては、殊に西嶋さんの豊かな響きと、彼のソロアルバムで発見したノイズやエクスペリメンタルなサウンドを活かすようなものにしたいと思いました。
実は彼の新たな側面(エクスペリメンタルなアプローチ)を知ったのは割とレコーディングの直前、編曲の最終段階で、もっと早く彼のそう言った面を知っていれば更に多彩なサウンドに溢れた作品作りが行えていたのではないかと少し反省しています。
しかしそれでもなお本作品には彼の様々な表現が随所に現れており、西嶋ファン必聴の出来となっています。
今まで西嶋さんと共同作業を行うことは余りなかったのですが、彼の音楽に対する真摯な姿勢にはとても心打たれるものがありました。
また音楽以外でも、彼が様々なことに興味を持ち、人間の歴史や社会の有り様に対してユニークな視点を抱いていることがリハーサル時の雑談から分かりました。
ミュージシャンとして優れていることは前から知っていましたが、音楽だけではなく、音楽を取り巻く人間社会の有り様にも目を向けている西嶋さんと協働できることは大きな喜びでした。
また同世代と仕事をする機会がめっきり無くなってしまった僕にとって、一つ違いの彼と音楽作りができることも嬉しかったです。
何度もリハーサルに付き合ってくれ、僕の拙い編曲にもちゃんと向き合ってくださった西嶋さんに改めて感謝を申し上げたいと思います。
さて以下に僕が今回のライナーノーツに綴った文章を引用したいと思います。
今回ミックさん(録音エンジニア・プロデューサー)からアルバム制作のお話を頂き、話し合った末、コンセプトはインストによる『演歌』と決まりました。但し演歌と言っても、収録曲は日本の歌に限定せず、“演歌の精神”を持つ曲ならば世界中のどんな曲でも良いということになりました。
しかし実際の選曲はそう簡単ではありませんでした。
そもそも演歌の精神とは何か?
涙、酒、慕情、港町、ふるさと。これらは演歌の歌詞の頻出ワードです。ファドやタンゴの歌詞とも少し共通するかも知れません。言葉一つや比喩一つに込められているのは生きる悲しみ、やるせなさ、失ったものへの追憶、届かぬ慕情などではないかと思います。人生には暗い夜があり、坂道があり、寒々しい冬がある。人が人生の谷間で膝を抱える時、寄り添い共に涙してくれる歌、或いは聴き手の方が心を委ねられる歌、それが演歌ではないかと思います。“聴こえ”は決して明るくはなく物悲しい。しかし、だからこそ誰もが心に宿す影の部分に深く入り込んでくれるのではないでしょうか。器楽演奏には歌のことばはありません。しかし今回の作品作りにおいて、歌詞こそが編曲と演奏の出発点だったことを強調したいと思います。
レコーディングでは演歌以外にシャンソンやラテン音楽も演奏しました。しかしそれらのテイクは日本人が弾く日本の歌の強度に敵わず、結果、不採用となりました。実は演歌を弾き続けるうちに私の指がすっかり“和風”になってしまったのです。これではシャンソンもラテンも弾けない。バッハなどもってのほか。日本人演奏家が自国の歌謡に向き合う時、こんなに身体性が変わるものかと驚きました。
今回の録音のためにヴァイオリンは裸ガット弦を、コントラバスはそれに非常に近い弦を用いています。これらの弦は邦楽器に似たノイズ成分を含んでおり魅力となっています。その弦によって日本の情緒や心の機微を表現出来たらと思いました。
歌は世につれ世は歌につれ。この作品に収録された歌の大半が昭和時代に作られ、歌われたものです。昭和も遥か昔のように思われ、平成から令和へと年号が変わろうとしている今、本作品を通して問いたいことは日本人にとって歌とは何かということです。奏者にとっても聴き手にとっても、歌は心に誠実に向き合った時に始まるもの。現代を生きる日本人は、昭和の演歌や叙情歌の傑作を聴いて、今でも胸を熱くし涙することがあるだろうか?また演奏家である私自身が歌というものに、そして心というものに誠実であるかという自問自答でもあります。
喜多直毅
そしてジャズ評論家の長谷川通教さんによる解説からの引用(抜粋)です。
1曲目から紹介していこう。まずは八代亜紀が1979年に歌った「舟唄」。おそらく誰もが喜多直毅の弾くヴァイオリンに度肝を抜かれるだろう。甘い音色のヴァイオリンで郷愁を……などとイメージしたら、強烈なカウンターを食らう。かすかに聴こえるイントロは、押し殺すような呻き声。西嶋徹のベースは意図的に擦れた音を混ぜ込み、音程も揺さぶっていく。
「赤い橋」も異彩を放つ。「不思議な橋がこの町にある 渡った人は 帰らない」と、喉から絞り出すように歌う浅川マキの声は鋭い刃のようだった。喜多が技術の限りを尽くして凄絶に弾くヴァイオリンからは、寂しさや哀しさ、怒り、反抗、怨みが聴こえる。これを「ENKA」と言わずして何と言う。
朝鮮民謡の「アリラン」、美空ひばりの「悲しい酒」、西田佐知子の「アカシアの雨がやむとき」、そしてノルウェーの作曲家グリーグの「ソルヴェイグの歌」が続く。主人公のペール・ギュントが放浪の末に老いさらばえて帰郷する。彼の帰りを待ち続けた少女ソルヴェイグも老いていく……そんなソルヴェイグが歌う子守歌。
喜多と西嶋の表現は、クラシック音楽で求められる美しさとはまったく違う。清らかさの中に潜む痛切な哀しみを旋律の奥から引きずり出してくる。
「五木の子守歌」では赤子を背負う少女の口からかすかに漏れてくる涙ながらの呟きだろうか。「ふるさと」の既成概念をはるかに超えた鋭敏さや凄味……それでいて何と叙情的であることだろうか。
喜多直毅、西嶋徹のデュオが描き出す「ENKA」の世界は、日本人の心に刻み込まれたDNAに訴えかけ、心を震わせるほど強く深いメッセージを秘めている。これはリスナーに向けた果敢な挑戦でもある。2人が寄り添うように近づき、相手の息づかいを感じとりながら、喜多が挑発するようにイントロを弾くと、すかさず西嶋が受けて立つ。喜多としても、これほどまでにENKA魂をぶつけ合ったことはなかったかもしれない。互いに触発し合いながら音楽が創り出される瞬間の何とスリリングなことだろう。
長谷川通教氏
是非皆さんにこのアルバムをお聴き頂いて、溢れる叙情を味わって頂けたらと思います。
録音に『歌詞』という情報が欠けていても(演歌の歌詞は素晴らしいものですが)、何か心に浮かび上がる人それぞれの言葉や映像が
あるのではないでしょうか?
この曲集には、昭和の路地裏がある。
暗い電球の灯る酒場がある。
ひと気のない夜の港がある。
そして胸に秘めた熱情と郷愁がある。
尚、レコ発ではありませんが、8月17日に西嶋徹さんとピアノ奏者の田中信正さんとのトリオでライヴを行いました。
田中信正さんとは二年前に、今回お世話になったミック沢口さんの録音で『Contigo en La Distancia』というアルバムを作っております。
このアルバムでは主にラテン音楽を収録しました。
8/17のライヴは、西嶋さんとのデュオ・田中さんとのデュオの一体化を目指したいと思います。
それぞれ主に僕の編曲作品を演奏していますので、何か統一感のある世界が生まれるのではないかと思いますし、或いは予想とは異なった全く別の音楽が誕生するかも知れません。
とても楽しみです。
どうぞお誘い合わせの上、お越し下さい!
出演:喜多直毅(ヴァイオリン)
田中信正(ピアノ)
西島徹(コントラバス)
内容:暗黒ラテン音楽、演歌、喜多直毅オリジナル
日時:2019年8月17日(土)14:00開場/15:00開演
会場:雑司が谷TANGO BAR エル・チョクロ
〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-2-8
03-6912-5539
料金:ご予約¥4,000 当日¥4,500
学割(30歳まで)ご予約¥1,500 当日¥2,000
予約・問合せ:エル・チョクロ
03-6912-5539/info@el-choclo.com
violin@nkita.net(喜多)
このアルバムはCDではなくハイレゾダウンロード配信ですがぜひ多くの方にお聞き頂きたい…、そんな作品です。
L' Esprit de l’ ENKA UNAMAS 喜多直毅(ヴァイオリン)西嶋徹(コントラバス) |
L' Esprit de l’ ENKA
(試聴も可能です。)
Naoki Kita, Toru Nishijima
UNAMAS
2019/06/30
(P)2019 沢口音楽工房
(C)2019 沢口音楽工房
3,000円
収録曲:
・舟歌
・赤い橋
・アリラン
・悲しい酒
・アカシアの雨がやむとき
・ソルヴェイグの歌
・五木の子守歌
・ふるさと
アルバムタイトルは直訳すれば『演歌の精神』。
その名の通り、日本の演歌の名曲と演歌的な情念や『泣き』の込められた歌を収録しました。
八代亜紀さん、美空ひばりさん等、演歌の女王たちの代表曲や、70年代から長きにわたり日本のアンダーグラウンドシーンの女王として黒い輝きを放った浅川マキさんの名曲を、オリジナルアレンジで演奏しています。
また六曲目にはグリーグの名曲『ソルヴェイグの歌』をコントラバスソロで収録。
この曲目の中にあって異色のナンバーですが、西嶋さんの深みのある豊かな音色、そして歌心をたっぷりと味わっていただけると思います。
最近は様々なシンガーや演奏家が昭和歌謡のカバーを行っています。
昭和時代にはそれ程多くの名曲が存在したということでしょう。
今回のアルバムでもコンセプトとして昭和時代の歌を取り上げてはいますが、編曲を担当した僕としては『ヴァイオリンとコントラバスのアンサンブル』という点に重きを置きたかった。
即興演奏シーンでは決してヴァイオリンとコントラバスのアンサンブルは珍しいものではありません。
しかし『歌物』、しかも日本の演歌のカバー集としては、全く異色の、そしてチャレンジングな作品と言えるでしょう。
作品作りにあたっては、殊に西嶋さんの豊かな響きと、彼のソロアルバムで発見したノイズやエクスペリメンタルなサウンドを活かすようなものにしたいと思いました。
実は彼の新たな側面(エクスペリメンタルなアプローチ)を知ったのは割とレコーディングの直前、編曲の最終段階で、もっと早く彼のそう言った面を知っていれば更に多彩なサウンドに溢れた作品作りが行えていたのではないかと少し反省しています。
しかしそれでもなお本作品には彼の様々な表現が随所に現れており、西嶋ファン必聴の出来となっています。
今まで西嶋さんと共同作業を行うことは余りなかったのですが、彼の音楽に対する真摯な姿勢にはとても心打たれるものがありました。
また音楽以外でも、彼が様々なことに興味を持ち、人間の歴史や社会の有り様に対してユニークな視点を抱いていることがリハーサル時の雑談から分かりました。
ミュージシャンとして優れていることは前から知っていましたが、音楽だけではなく、音楽を取り巻く人間社会の有り様にも目を向けている西嶋さんと協働できることは大きな喜びでした。
また同世代と仕事をする機会がめっきり無くなってしまった僕にとって、一つ違いの彼と音楽作りができることも嬉しかったです。
何度もリハーサルに付き合ってくれ、僕の拙い編曲にもちゃんと向き合ってくださった西嶋さんに改めて感謝を申し上げたいと思います。
喜多直毅(ヴァイオリン)西嶋徹(コントラバス) 2019年2月27日レコーディング風景 日本音響エンジニアリング株式会社 Sound Lab (AGS studio) |
さて以下に僕が今回のライナーノーツに綴った文章を引用したいと思います。
今回ミックさん(録音エンジニア・プロデューサー)からアルバム制作のお話を頂き、話し合った末、コンセプトはインストによる『演歌』と決まりました。但し演歌と言っても、収録曲は日本の歌に限定せず、“演歌の精神”を持つ曲ならば世界中のどんな曲でも良いということになりました。
しかし実際の選曲はそう簡単ではありませんでした。
そもそも演歌の精神とは何か?
涙、酒、慕情、港町、ふるさと。これらは演歌の歌詞の頻出ワードです。ファドやタンゴの歌詞とも少し共通するかも知れません。言葉一つや比喩一つに込められているのは生きる悲しみ、やるせなさ、失ったものへの追憶、届かぬ慕情などではないかと思います。人生には暗い夜があり、坂道があり、寒々しい冬がある。人が人生の谷間で膝を抱える時、寄り添い共に涙してくれる歌、或いは聴き手の方が心を委ねられる歌、それが演歌ではないかと思います。“聴こえ”は決して明るくはなく物悲しい。しかし、だからこそ誰もが心に宿す影の部分に深く入り込んでくれるのではないでしょうか。器楽演奏には歌のことばはありません。しかし今回の作品作りにおいて、歌詞こそが編曲と演奏の出発点だったことを強調したいと思います。
レコーディングでは演歌以外にシャンソンやラテン音楽も演奏しました。しかしそれらのテイクは日本人が弾く日本の歌の強度に敵わず、結果、不採用となりました。実は演歌を弾き続けるうちに私の指がすっかり“和風”になってしまったのです。これではシャンソンもラテンも弾けない。バッハなどもってのほか。日本人演奏家が自国の歌謡に向き合う時、こんなに身体性が変わるものかと驚きました。
今回の録音のためにヴァイオリンは裸ガット弦を、コントラバスはそれに非常に近い弦を用いています。これらの弦は邦楽器に似たノイズ成分を含んでおり魅力となっています。その弦によって日本の情緒や心の機微を表現出来たらと思いました。
歌は世につれ世は歌につれ。この作品に収録された歌の大半が昭和時代に作られ、歌われたものです。昭和も遥か昔のように思われ、平成から令和へと年号が変わろうとしている今、本作品を通して問いたいことは日本人にとって歌とは何かということです。奏者にとっても聴き手にとっても、歌は心に誠実に向き合った時に始まるもの。現代を生きる日本人は、昭和の演歌や叙情歌の傑作を聴いて、今でも胸を熱くし涙することがあるだろうか?また演奏家である私自身が歌というものに、そして心というものに誠実であるかという自問自答でもあります。
喜多直毅
そしてジャズ評論家の長谷川通教さんによる解説からの引用(抜粋)です。
1曲目から紹介していこう。まずは八代亜紀が1979年に歌った「舟唄」。おそらく誰もが喜多直毅の弾くヴァイオリンに度肝を抜かれるだろう。甘い音色のヴァイオリンで郷愁を……などとイメージしたら、強烈なカウンターを食らう。かすかに聴こえるイントロは、押し殺すような呻き声。西嶋徹のベースは意図的に擦れた音を混ぜ込み、音程も揺さぶっていく。
「赤い橋」も異彩を放つ。「不思議な橋がこの町にある 渡った人は 帰らない」と、喉から絞り出すように歌う浅川マキの声は鋭い刃のようだった。喜多が技術の限りを尽くして凄絶に弾くヴァイオリンからは、寂しさや哀しさ、怒り、反抗、怨みが聴こえる。これを「ENKA」と言わずして何と言う。
朝鮮民謡の「アリラン」、美空ひばりの「悲しい酒」、西田佐知子の「アカシアの雨がやむとき」、そしてノルウェーの作曲家グリーグの「ソルヴェイグの歌」が続く。主人公のペール・ギュントが放浪の末に老いさらばえて帰郷する。彼の帰りを待ち続けた少女ソルヴェイグも老いていく……そんなソルヴェイグが歌う子守歌。
喜多と西嶋の表現は、クラシック音楽で求められる美しさとはまったく違う。清らかさの中に潜む痛切な哀しみを旋律の奥から引きずり出してくる。
「五木の子守歌」では赤子を背負う少女の口からかすかに漏れてくる涙ながらの呟きだろうか。「ふるさと」の既成概念をはるかに超えた鋭敏さや凄味……それでいて何と叙情的であることだろうか。
喜多直毅、西嶋徹のデュオが描き出す「ENKA」の世界は、日本人の心に刻み込まれたDNAに訴えかけ、心を震わせるほど強く深いメッセージを秘めている。これはリスナーに向けた果敢な挑戦でもある。2人が寄り添うように近づき、相手の息づかいを感じとりながら、喜多が挑発するようにイントロを弾くと、すかさず西嶋が受けて立つ。喜多としても、これほどまでにENKA魂をぶつけ合ったことはなかったかもしれない。互いに触発し合いながら音楽が創り出される瞬間の何とスリリングなことだろう。
長谷川通教氏
是非皆さんにこのアルバムをお聴き頂いて、溢れる叙情を味わって頂けたらと思います。
録音に『歌詞』という情報が欠けていても(演歌の歌詞は素晴らしいものですが)、何か心に浮かび上がる人それぞれの言葉や映像が
あるのではないでしょうか?
この曲集には、昭和の路地裏がある。
暗い電球の灯る酒場がある。
ひと気のない夜の港がある。
そして胸に秘めた熱情と郷愁がある。
尚、レコ発ではありませんが、8月17日に西嶋徹さんとピアノ奏者の田中信正さんとのトリオでライヴを行いました。
田中信正さんとは二年前に、今回お世話になったミック沢口さんの録音で『Contigo en La Distancia』というアルバムを作っております。
このアルバムでは主にラテン音楽を収録しました。
8/17のライヴは、西嶋さんとのデュオ・田中さんとのデュオの一体化を目指したいと思います。
それぞれ主に僕の編曲作品を演奏していますので、何か統一感のある世界が生まれるのではないかと思いますし、或いは予想とは異なった全く別の音楽が誕生するかも知れません。
とても楽しみです。
どうぞお誘い合わせの上、お越し下さい!
喜多直毅(ヴァイオリン)田中信正(ピアノ)西嶋徹(コントラバス) |
出演:喜多直毅(ヴァイオリン)
田中信正(ピアノ)
西島徹(コントラバス)
内容:暗黒ラテン音楽、演歌、喜多直毅オリジナル
日時:2019年8月17日(土)14:00開場/15:00開演
会場:雑司が谷TANGO BAR エル・チョクロ
〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-2-8
03-6912-5539
料金:ご予約¥4,000 当日¥4,500
学割(30歳まで)ご予約¥1,500 当日¥2,000
予約・問合せ:エル・チョクロ
03-6912-5539/info@el-choclo.com
violin@nkita.net(喜多)
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