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コンサートのお知らせ:1/28木『四人の弦楽器奏者による即興演奏コンサート』Free Trees trio+喜多直毅@KID AILACK ART HALL(明大前)

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四人の弦楽器奏者による即興演奏コンサート 喜多直毅:violin Free Trees trio : Masha Logofet : violin Vladimir Kudriavstev : contrebass Hugues Vincent : cello Free Trees trio from left: Vladimir Kudriavstev,  Masha Logofet,  Hugues Vincent 彼らの最新アルバム“Free Trees”。 レビューは こちら からご覧いただけます(英語)。 Free Trees trio PV 【公演詳細】 日時:2016年1月28日(木)19:30開場 20:00開演 会場: KID AIKACK ART HALL (明大前)     〒156-0043 東京都世田谷区松原2丁目43-11    03-3322-5564 料金:予約・当日共に¥3,000 ご予約・お問い合わせ:    電話 03-3322-5564(会場)    メール violin@nkita.net (喜多) 友人のフランス人チェロ奏者・Hugues Vincent氏。 彼は現在住んでいるパリから頻繁に来日し、全国各地で即興演奏を行っています。 ひょっとしたら僕以上に日本の即興演奏シーンを熟知しているかも…。 その彼が今回はパリで組んだユニットを率いて来日するとのこと。 メンバーはHugues(チェロ)、そして二人のロシア人弦楽奏者Masha(ヴァイオリン)とVladimir(コントラバス)。 Huguesに共演しない?と誘われて、まず送られてきた音源を聴いてみたらなかなかユニーク。 所々にスラブ訛りを感じます。 ちょっと歌っぽいところもある。 あああ、俺の大好きな香りだぜ! ということで会場を押さえさせて頂きました! 僕を入れて日・仏・露による弦楽四重奏です! 実は僕はこう言う国際親善試合みたいなセッションが好きなのです。 今回も日の丸を背負って演奏に挑みたい。 勿論、日本男児たるもの正々堂々と素手で戦います! ホスト国の皆さん、どうぞ相手国にも熱い応援を! わざわざ来日する演奏家たちのため、客席を埋め尽くして下さい!

演奏後記:1/10うたをさがしてトリオ@つくばアートセンター

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うたをさがしてトリオ 齋藤徹(コントラバス)、さとうじゅんこ(うた)、喜多直毅(ヴァイオリン) うたをさがしてトリオLIVEツアー。 演奏後記が滞ってしまっていました。 他のライヴが続いたのに加え、酷い腰痛になってしまい椅子に座ってパソコン作業がキツい! 関係者の皆さん、申し訳ございません。 さて昨年から続いたうたをさがしてトリオのツアーもこちらのつくばアートセンターで最後。 会場には池澤孝さん、Eross Istavanさん、藤井龍徳さん、高橋睦治さんの作品が展示されており、それぞれインパクト大。 どの作品からも新鮮な印象を受け、とても面白かったです。 実は僕は美術にはてんで疎い人間でとても恥ずかしいのですが、でも良い作品は欲しくなります(買えないけど)。 家に置きたくなる。 大きなものは庭に。 そしてそう言った素晴らしい作品に囲まれて生活したくなります。 生活の中に作品があるというより、作品の中で暮らしたくなるのです。 で、ずーっと眺めていたい。 会場で出会った作品は全てウチに連れ帰りたいものばかりでした。 さて今回の演奏はテオ・アンゲロプロス作品が中心。 ひょっとしたらツアー始まって以来の自由な演奏だったかも。 東京からお越しの方も何人かいらしたのですが、『このトリオ、凄いところまで来ましたね!』と感想を頂きました。 それと『徹さんと喜多さんはもう楽器を弾いていないみたい』と言う感想も(もちろん弾いてましたよ)。 う〜む、面白い。 思えばこのトリオ、結成以来ずいぶん様々な音楽を演奏してきました。 最初は南米音楽だったり、民謡だったり、クラシックだったり。 そして徹さんがテオ・アンゲロプロス作品を作り、続いて『オペリータうたをさがして』へ続きました。 どれもトリオにとって大事なレパートリーです。 これらの作品を元に、CDやDVDも複数作ることが出来ました。 この日の三人で演奏をしながら、何だか随分遠いところまで来たなってしみじみと思いました。 トリオを始めた頃より随分表情が豊かになった。 アンサンブルが自由になり、それぞれが独立した“個”となった。 それと同時に三人の音が緊密にもなりハーモニーが生まれた。 大胆に、冒険

ライヴ情報:1/13喜多直毅+さとうじゅんこ@西荻・音や金時/ロシア民謡を聴きに行ったぞ!

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喜多直毅(ヴァイオリン)、さとうじゅんこ(うた) いつも齋藤徹さん(contrabass)率いる『うたをさがしてトリオ』で一緒に演奏しているさとうじゅんこさん。 現在はトリオの他、ジャワ島のガムラン音楽をベースにユニークなサウンド作りを行う“滞空時間”と言うグループで活躍中です。 最近では“菜の花楽団”と言うグループで世界各国の歌を歌っていらっしゃいます。 今でこそヴァラエティに富む活動をなさっていますが、そのルーツはクラシックの声楽。 ということで、本当にオールマイティな方です。 昨年の終わりからトリオのツアーで西日本を中心に演奏してきましたが、それぞれの会場で素晴らしい歌を披露し大勢のお客様を魅了しました。 じゅんこさんのファンになった方々、本当に多かったです! まさに人気はウナギ登り! さてそんなじゅんこさんとのデュオが1/13(水)に西荻窪の音や金時で行われます。 少しだけ演奏予定曲をご紹介。 まず、前に楽譜を見つけていた“Four Songs for Voice and Violin”(Gustav Holst)。 これは是非演奏してみたいと思っていましたがチャンス到来! しかしリハーサルをしてみたら結構難しい…。 ヴァイオリンパートが応唱になったり伴奏になったり、はたまたもう一つの歌となって声と同時に流れたりします。 聴きどころでもあるけれど、アンサンブルの難しいところでもあります…。 この曲は四つの短い楽章から出来ており、それぞれ異なる雰囲気を持っています。 テクストは作者不詳ですが中世に書かれたもの。 宗教的な内容で、神への賛美と信仰について歌われています。 それともう一つはバッハのシャコンヌ。 これは以前に何度かトリオで演奏しています。 ヴァイオリンは普通に無伴奏曲を弾き、そこに歌が乗ります。 これ、絶対に聴いて欲しい! もちろん有名なのはヴァイオリン独奏版ですが、歌と共に奏でるとまた違った曲の魅力を感じて頂けると思います。 テクストはホルストと同様にキリスト教の世界です。 他にはやはりトリオで演奏していたブラジル音楽。 そしてじゅんこさんが用意してくれた日本語の歌等…、これでもかってくらい色々な種類の音楽をお届けします。 【詳細】 出演:喜多直毅(ヴァイオリン)さとう

演奏後記:うたをさがしてトリオツアー・12/23空中散歩館(湯河原)/ツアー最終公演は1/10・つくばアートセンター

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宮沢賢治『風がおもてで呼んでゐる』を朗読中 まず嬉しいお知らせです! 11月22日に銀座のギャラリー悠玄で行われたうたをさがしてトリオのライヴレポートがJAZZTOKYOに掲載されました! しかも2015年に行われた国内の様々なライヴの中で最も印象に残ったものの一つとして! めちゃめちゃ嬉しい! 皆さんも是非読んで下さい! #  このライブ/このコンサート2015国内編#06『うたをさがして』 2015年11月22日 ギャラリー悠玄(東京・銀座) text by Akira Saito 齊藤 聡 さて12/23は湯河原・空中散歩館で再びトリオのコンサートでした。 空中散歩館の外観です。 みかんや八朔の木が沢山ありました。 まだ20代の齋藤徹さんの才能を見出し、まるで実の親子の様なお付き合いを続けていらしたと言う画家の故・大成瓢吉さんと奥様の大成節子さん。 空中散歩館はご夫妻とお嬢さん達によって始められた私設美術館です。 お二人の色鮮やかな作品が壁一面に何点も展示されていました。 色鮮やかな大成瓢吉さんと奥様の大成節子さんの作品が展示されている。 右端はお孫さんの須藤峻さん(ダンス&ライヴペインティング)。 ギャラリーとしてだけでなくホールとしても使われており、徹さんと様々な大御所演奏家(バール・フィリップス氏やミシェル・ドネダ氏等)のセッションが行われて来た場所です。 僕とデュオを組んでいる黒田京子さんはファーストアルバムをここで録音したそうです。 そして会場のグランドピアノは、デュオのアルバム制作でもお世話になっている調律師の辻秀夫さんが入れたのだそう。 何だか繋がっていますね。 こんな場所で演奏させて頂けるのがとても嬉しいです! 演奏はトリオのオリジナルをまずはじっくり聴いて頂き、次は瓢吉さんと節子さんのお孫さんの須藤峻さん(ダンス&ライヴペインティング)と阿嘉彩さん(カホン)とのセッション! 喜多、阿嘉彩さん(カホン)、須藤峻さん(ダンス&ライヴペインティング) これは打ち合わせ中です。 パフォーマンス中! 須藤峻さんによるライヴペインティング 完成!鮮やか! 若いお二人が加わって我々トリオも新鮮な気持ちで演奏しました。

1月8日(金)14:00/15:00 喜多直毅&黒田京子デュオ『平日昼間のコンサート』@雑司が谷エル・チョクロ

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皆さん、明けましておめでとうございます! 旧年中は大変お世話になり有難うございました。 今年も昨年にまして精進してまいります。 どうぞ宜しくお願いします! さて年明けの演奏は1月8日(金)、黒田京子さん(pf)とのデュオです! 羽織袴で…と思うくらい新鮮な気持ちで挑みたいコンサートです。 気合い十分! そしてこの公演は昨年から続けている平日昼間コンサートシリーズの第三回目! 夜や週末は外出しづらい方に本格的な演奏を是非お楽しみ頂きたいと思います。 さて我々デュオは一昨年に『愛の讃歌』と言うアルバムをリリースしました。 ヨーロッパのポピュラー音楽や映画音楽、昭和歌謡等を我々独自の切り口で…と言うコンセプト。 この内容でライヴをしたりツアーをしたり、リリース以降の二年間、多くの方に演奏を楽しんで頂いてまいりました。 レパートリーに関しては昨年の北海道ツアー辺りから、徐々に新しい曲を加えています。 これも映画音楽や昭和歌謡だったりするのですが、もう少しキワドい選曲もありかなと考え中。 例えば前作『愛の讃歌』が時間帯で言うと夕暮れから夜だったとすると、今考えているのは深夜かも知れません。 或いは前作がワインやシェリーなら、今考えているのはウイスキーやジン…。 イメージして頂けるでしょうか??? とにかく以前の路線を踏襲しつつ、更に深めて行きたいと思っています。 それとこうしたヒトサマの楽曲に対するアプローチの結果、我々の新しいオリジナル曲が生まれてくるかも知れません。 誰かの曲を編曲したり、解釈したりするのも楽しいのですが、そればかりをやっているとオリジナル曲を作りたくなるのです。 これは自転車の前輪と後輪の様なものかも知れません。 ここ数年、僕個人は喜多クアルテットの為にオリジナル曲を作ってきましたがデュオの為には書いて来ませんでした。 これは仕事上そうして来たって理由もあるのですが、今年はもう少しデュオだけの為の曲を作りたいと思っています。 こんなわけで今年も目が離せない喜多直毅&黒田京子デュオ! まずは1月8日(金)の午後! 雑司が谷エル・チョクロへ是非お出かけ下さい! 出演;喜多直毅(ヴァイオリン)    黒田京子(ピアノ) 日時:2016年1月8日(金)14:00開場 15:00開

うたをさがしてトリオツアー・12/19日本キリスト教団福山東教会(広島県福山市)

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写真:南谷洋策さん うたをさがしてトリオ、福山公演! 長い長い道のりの最終地です。 全ては車移動ですが、僕はあいにく運転免許を持っていません。 って事で座席で寝たり起きたり。 この日の会場は日本キリスト教団福山東教会。 教会と言っても響きの良い場所もあればそうでもない場所もあります。 しかしこちらは期待通りの良い響き! こーなりゃバッハを弾くしかない! 早速シャコンヌの練習をしました。 教会でシャコンヌ。気持ち良い響き! 写真:野田しげおさん 主催の野田さんはクラシック音楽の他、様々なコンサートを開いていらっしゃり、中にはかなり硬派なプログラムもある。 例えばバロック・ヴァイオリンの寺神戸亮さんのコンサートなど。 そんな耳の肥えた野田さんにお聴かせするのは恥ずかしかったのですが、拍手をして下さって嬉しかったです! 客席では演奏の響きがどう聴こえていたか興味津々。 リハーサルで徹さんがコントラバスを弾いているのを客席で聴いていたのですが、前方から発せられている音が真横からも聞こえたのです。 面白い! ※同じようなことが東京オペラシティ内の近江楽堂でもあって、こちらは前方で鳴った音が真後ろから聞こえたりします。 この日も全日の広島同様、途中休憩無しの一時間一本勝負。 内容はアンゲロプロス作品が中心。 じゅんこさんのうた、徹さんのコントラバス、そして僕のヴァイオリンが三位一体となって会堂に鳴り響きました。 クリスマス礼拝を翌日に控えた教会。 そこで奏でた音楽を神様はどんなふうに聴いてくださったでしょうか??? プログラムは主催の野田さんから頂いたリクエストを中心に構成させて頂きました。 アンゲロプロスの映画のことばに徹さんがメロディを付けた作品たちです。 ツアーを通して、この日のアンゲロプロス作品が最も深く重い演奏だったと思います。 こうした音楽をストレートに味わって頂けるのがとても嬉しいです。 お越しの皆様、そして野田さん、スタッフの皆さん、本当に有難うございました! 西日本での演奏はこの日で最後でしたが、トリオのアンサンブルは回を重ねるごとに自由で大胆になったと思います。 特にじゅんこさんの声は太さと迫力を増しました。 身体の使い方も以前とは異なり、オペラ歌手や女優のよう