4/19は翠川敬基さん(vc)とデュオ@西荻窪・音や金時、4/22はHeinzGeisser(ドラム)&Guerino Mazzola (ピアノ)とトリオ@渋谷・公園通りクラシックス

4/23から一ヶ月間ドイツへ参ります。
それまでもう一週間しかない!
ヤバい!
あれもやっていない、これもやっていない!
帰国後はクアルテットの西日本ツアーやCDリリース記念コンサートがあります。
7月にはまたもう一枚CDが出ますので、その準備もしなければなりません。
日本で出来ることは早めにやっておかんと!
結構大変な毎日です。

ドイツには作編曲の宿題も持っていきます。
何とかこれを片付けるために、ついに僕もパソコンで楽譜作成をすることにしました!
いよいよSibeliusというソフトを導入致します!



パソコンで楽譜を作成するメリットは色々あるのですが、その中でも編集が自由自在なところが大きいです。
僕は手書きの五線紙ノートにスケッチ(音楽の断片)を結構沢山持っているのですが、いつもこれらを元に曲を作っているわけです。
一個の断片から発展させたり、他の断片をつなぎ合わせたりする。

ところが、例えば断片Aから断片Bにつなぐ際、断片Bを移調しないと音楽的に繋がりが悪い場合がある(そのままでは使えない)。
断片Bが音数が多く、しかも長い楽節の場合、移調がかなり面倒臭い!
こうなると根気のない僕は断片Bは途中で捨ててしまいます。
途中で作業が嫌になるのです。
鉛筆を持つ手も痛くなるし。
こんな細々とした作業は自分には適性がないと思います。

ところがパソコンだと、こうした作業は“コピペ”して必要部分を選択して“移調”するだけで済んでしまう。
何て楽なんだろう!!!

実は僕はイギリス留学時代、Logicというソフトを使って曲を作っていました。
これは楽譜作成に特化したソフトではないのですが、作曲出来ることに変わりない。
しかし使い方を覚えるまでには相当かかりました。
Sibelius、使いこなせるかなぁ。
それとパソコンで作業をするってことは、ついネットで関係のないサイトや動画を見てしまう可能性もあります…。
危険!
でもとにかくドイツではこの宿題を終わらせないと後々大変なことになりますので頑張りたいと思います。


さて先日の喜多クアルテットのライヴが終わり息つく間もなく、今週は二本ライヴを行います。
どちらも即興演奏。

まず4/19(水)は御大・翠川敬基さん(チェロ)とのデュオ。
翠川さんとのデュオはかれこれ7年くらいは続けているかも?
僕は翠川さんの美しいピアニシモは世界一だと思っています!(断言)
二本の弦楽器が描く美しい世界(そしてたまに狂気の影)…、ぜひ聴きにお出かけ下さい!

喜多直毅(vln)翠川敬基(vc)
喜多直毅(vln)翠川敬基(vc)

出演:喜多直毅(ヴァイオリン)
   翠川敬基(チェロ)
内容:冨樫雅彦、翠川敬基のオリジナル作品をモチーフとした即興演奏

日時:2017年4月19日(水)18:30開場/19:30開演
会場:音や金時(西荻窪)
   東京都杉並区西荻北2-2-14喜志コーポB1
   03-5382-2020
   ※地図 

料金:2,500円+オーダー
予約:必要ありません。そのままお越し下さい。

そして4/22(土)はスイスとアメリカから来日中のハインツ・ガイザー(ドラム)とゲリーノ・マツォーラ(ピアノ)とのトリオです!
Geisser-Mazzola Duo Page

piano:Guerino Mazzola/ drums:Heinz Geisser

ハインツとは昨年5月にスイスのチューリッヒで行った齋藤徹さん(cb)とのライヴで出会いました。
彼はその時お客さんとして聴きに来ていたのですが、色々話しているうちに何度か来日公演も行なっており、加藤崇之さん(gt)やさがゆきさん(voice)とも共演していると分かりました。
4月に来日するのでライヴをブッキングして欲しいと頼まれ、送られて来た音源を聴いてみたら実にカッコいい!
早速会場を押さえました。

Geisser-Mazzola Duo音源(部分)
1. Folia
こう、腹の底からマグマが湧き上がる感じがカッコいいっす!

2. Someday
絵の具をぶちまける感じ!

彼らはあのマット・マネリ(ヴィオラ)とも共演しており、僕もぜひ一緒に演奏してみたいと思いました。
それにしても彼らから送られて来たPDFのフライヤーのキャッチを見ると、何だか激しくなりそうな予感…。
久しぶりにガッツンガッツン行く感じか!?

„...If, back in the day, you got up one morning, knocked back a couple of quadruple-shot espressos, did a few lines of Peruvian marching dust, then took a ride with Miles Davis in his Ferrari, you may have felt a little like this music sounds.“
Bill Barton, Signal to Noise

„...If you sworn off caffein or whatever it is that used to get you going, take a morning re-constitunional by listening to this end-to-end. The extraordinary energy exerted with taste by Geisser and Onuma will undoubtely recharge you.“ 
Gregory Applegate Edwards, Cadence Jazz Magazine

„...Geisser and Mazzola are the Oppenheimer and Rutherford of creative improvised music.“
Derek Taylor, Cadence Magazine

„These drums provide an explosive conversation that just keeps spinning and erupting in layers.“
Bruce Lee Gallanter, Downtown Music Gallery NYC

ということで、皆さん、是非お越しください!

美しきエナジー、丁々発止のインタープレイ…。
スイス・アメリカ・日本の即興演奏家による、この日だけのセッション!
2017年4月来日のスイス人ジャズドラマー、ハインツ・ガイザーとアメリカ在住のピアニスト、ゲリーノ・マツォーラ…、この強力な即興デュオにヴァイオリンの喜多直毅が参加!どうぞお見逃しなく!

出演:drums:Heinz Geisser
   piano:Guerino Mazzola
   violin:喜多直毅

日時:2017年4月22日(土)14:00/14:30
会場:公園通りクラシックス(渋谷)
   〒150-0042東京都渋谷区宇田川町19-5
   東京山手教会B1F
   ※JR・東京メトロ・東急線・京王井の頭線渋谷駅下車徒歩8分
   地図 

料金:予約¥3,000/当日¥3,500
予約:violin@nkita.net(喜多)

渡独前の二本のライヴ、どうぞ宜しくお願いします!
※帰国後の東京でのライヴは6/4ファド化計画(w/vo&gt:さがゆき&vc:翠川敬基)@雑司が谷エル・チョクロです。

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