喜多直毅クアルテット福岡公演を最後に西日本ツアーは終了しました(寂しい)。

2019年10月15日 喜多直毅クアルテット福岡公演@西南学院大学ホール 終演後、メンバーとスタッフの皆さんで記念撮影。 10/10からスタートし10/15まで西日本5カ所を回った喜多直毅クアルテットツアー。 最終日の福岡の後、東京に戻ってから他のライヴが続きいつの間にか一週間たってしまいました。 しかし今なお、このツアーの演奏の楽しかったことや主催者の方々・お越しくださった方々への感謝の気持ちで胸がいっぱいです。 最終日の福岡の会場は西南学院大学のホール。 丁度一年ぶりの福岡での演奏でしたが、昨年に引き続きお越しいただいた方もいらして大感謝です。 初めての方にはどんなふうに聴こえたのか興味津々ですが、アンケートのフィードバックによると映画のようにドラマティックに感じてくださった方が多かったです。 クアルテットでは東京以外の公演は珍しく、なかなか生演奏を聴いて頂くチャンスがありません。 CDは二枚出していますが、それだって一度生の演奏を聴いてからお買い求めになる方が大半だと思います。 ですから我々にとって色々な会場で聴いて頂くことは本当に重要なことなのです。 アンケートが全てを語っているわけではないと思いますが、しかし読ませて頂く限り、我々の演奏は確かに届き、聴いてくださった方の胸に何かを刻むことが出来たのではないかと思っています。 広島で被爆した方はご自身の人生を音楽に重ねて下さいました。 あるクリスチャンの女性は、懊悩する人間に対して『それでいいのか?どうするのか?』と問い迫る声になぞらえて下さいました。 僕自身、音楽と演奏の喜びや楽しさを感じつつ、一方で悩みながら、袋小路でもがきながら続けて来たクアルテット。 この音楽が聴く人の奥深くまで響いたことが嬉しくてならず、更に励みを与えられました。 新鮮な気持ちで東京での音楽作りが出来そうです。 変な言い方ですが、日本は広かった。 いつも東京でしか演奏していないクアルテットの音楽。 しかし全国にはまだ我々の演奏も音楽も知らない人々がいるのです。 『こんな音楽が今の日本にあってくれて嬉しい』(アンケートより)。 まだまだ行くべき町があるようです! だいぶ前になりますが、亡くなったコントラバス奏者の...