2018年2月12日月曜日

演奏後記:先日2/9はウタウタのライヴでした!

ウタウタ 左から:和田啓(パーカッション)松本泰子(歌)喜多直毅(ヴァイオリン)長谷川友二(ギター)
ウタウタ
左から:和田啓(パーカッション)松本泰子(歌)喜多直毅(ヴァイオリン)長谷川友二(ギター)
2018年2月9日@音や金時(西荻窪)

皆さん、こんばんは。
お元気ですか?
このブログも書いたり書かなかったりで、参加している“にほんブログ村”のランキングがどんどん下がっています(この前なんか“圏外”になってました)。
それ程役立ったり為になるような記事も無いので仕方ないです。

さて先日はウタウタのライヴでした。
メンバーはヴォーカルの松本泰子さん、ギターの長谷川友二さん、パーカッションの和田啓さん、そして僕です。

松本泰子(歌)、喜多直毅(ヴァイオリン)
松本泰子(歌)、喜多直毅(ヴァイオリン)

長谷川友二(ギター)
長谷川友二(ギター)

和田啓(パーカッション)
和田啓(パーカッション)

活動を始めて何年になるかな、途中僕が休んでブランクもありますが、それでもかなり長く続いていることは確かです。
CDも一枚作りました。

UtaUta:松本泰子(歌)和田啓(パーカッション)喜多直毅(ヴァイオリン)長谷川友二(ギター)
UtaUta(2016年8月31日リリース)

UtaUta:松本泰子(歌)和田啓(パーカッション)喜多直毅(ヴァイオリン)長谷川友二(ギター)
2016年8月31日CD発売記念ライブ・フライヤー
会場:音や金時(西荻窪)

泰子さんと和田さんはご夫婦ですので、共に他のユニットをやったり、アラブ音楽をやったり、芝居やミュージカルの音楽制作をしたりと大忙しです。
長谷川さんも自分のユニットやソロでの活動の他、メジャー系アーティストのサポートで全国各地で演奏するなど活躍されています。

バンドって長く共に活動をしていると、必ず軋轢が生まれます。
良くあるのは、野郎だけのバンドに女子メンバーが一人加わった時に起こるトラブル。

バンドの中の一人(例えばリーダーでヴォーカリスト)が新しく参加した女子と付き合い出す。
ところが他のメンバー(例えばギタリスト)もその子に気があったりする。
すると男同士の嫉妬も絡んで、バンド内の雰囲気が確実に悪い方向に変わるのです。
演奏にも険悪な人間関係が現れてくる。
ヴォーカリストとギタリストの男の友情が盤石なものだったなら酷いことにはなりませんが、そうでなかった場合はまずギタリストがバンドを去りますよ。

で、その後。
女子メンバーが交際中のリーダーに陰であれこれ意見し始めるわけです。
例えば「あのベーシスト、イマイチだから首にして」とか「ドラムのヤツがキモい」とか「最近あの子(女性ファンの一人)に優しくし過ぎじゃない!?」とか。
リーダーがビシッとした人なら「それはお前が口出しすることじゃないだろ!」と、彼女をたしなめる。
ところが彼女のおかげでバンドの人気が出て来ていたり、彼にとって半ば女房みたいな立場になってるとそう強くも言えない。
更にリーダーの歌や曲作りにも意見を言い始め、彼もつい従ってしまう…。

こうしていつしかバンド内で彼女が陰の女帝として君臨し、全ての実権を握るわけです。
ここまで来るとバンドの音楽も徐々に変化して行き、ファンも「あれ、最近音楽が変わった?」とさすがに思い始める。
やがて一人、また一人とファンが減って行き、このバンドは解散となるのです。
ところが女の子だけはいつの間にかメジャー系レコード会社のプロデューサーと懇ろになっていて、リーダーはポイッと捨てられるわけです。
恐ろしいですね。

こんな話、東京の下北沢辺りにはいくらでも転がっています。
「なんか最近のリーダーおかしいよな…」
「ああ、あの女と付き合い出してからだぜ」
「俺もうこのバンドやめよっかな」
「お前もそう思ってたの?実は俺も…」
今日ライヴの帰り、下北沢の餃子の王将に寄って来ましたが、横のテーブルの若者達がそんな会話をしていました(嘘です)。

何だか女のメンバーだけが悪いように書いてしまいましたが、やはり男(リーダー)も悪いのです。
優柔不断だし色んな意味で甘いです。

男にとって何が一番嫌かって、付き合っている女にブスッとされたりする事なのですよ。
でも彼女が機嫌悪くしようが怒ろうがヒステリー起こそうが、音楽は譲ってはなりません。
否、あの手この手で上手く説明して納得させられなければなりません。
これ、多分夫婦関係も一緒ですよね。

…と、いっちょ前に書いてしまいましたが、僕には出来ない芸当です。
優柔不断ですし、説明も下手なので。
(僕はとにかくこう言うことが面倒臭いので独身でいようと常々思っています。)

ウタウタの場合はまずこういうことはありません。
そもそも泰子さんと和田さんはずっと夫婦ですし。
そしてウタウタは泰子さんのバンドですから。
女性がリーダーの場合、長続きする傾向が強いように思います。
そして僕のような心穏やかなお利口さんが一人いれば、そう簡単にはバンドは潰れません。

さて歌作りの話。
本当にいつも大変です。
一番と二番の音節を合わせなきゃならなくて…。
でも最近はどうでも良くなってきました。

ベストだと思えるのは、まさに『与えられた』感のある歌だと思います。
歌詞とメロディが同時に降ってきたりする。
そうやって出来た作品は言葉にもメロディにも全く無理がなく、聴いていて耳よりも心に直接届く気がする。
とは言え、僕のような者のところにはなかな歌は降ってきてくれないのが残念なところ。
『お?降ってきた!?』と思ったら誰か他の人が作った歌を思い出しただけだったりする(それはそれで良いのですが)。

でもちょっとだけ、例えば小雨とかにわか雨の様に“歌の断片”が降って来てくれる事がある。
そういうものはストックしてありますが、ストックやはり過去のもので案外使えなかったりする。
“その時の感じ”がもう自分の中に無かったりして、断片以上にならない。

ただしつこいくらいにずっと自分の中で鳴り続けている歌の断片というものもある。
これはずっと自分の中に言葉にもメロディにもならずにあり、だけど本当に強いものなのだと思います。
それこそ形にするのが怖いほど。
それを元に歌作りをスタートさせることもありますが、出来上がるのは良くも悪くもアクが強い作品だったりする。
ちょっと人様に歌ってもらうのが申し訳ないくらいです。
で、歌手の方に持って行っても、そう言う歌はいつの間にかセットリストから外されています。
で『あ〜、ボツになったんだ』と気づくわけです。

さてここで一曲紹介させて下さい。
前々回のウタウタのライヴで新曲として持って行き、泰子さんに歌ってもらったこの作品(やはり間際にバタバタと作りました)。
まさに『前から気にかかっていた事』を言葉にし、メロディをつけたものです。
曲調はフォーク。
メジャーキーで案外明るい。
長谷川さんにはスリフィンガーで弾いてもらいました。

本当はライヴに直接お越し頂いて聴いて頂くのが一番良いし、ひょっとしたらこれはルール違反かも知れませんが、歌詞のみをここで紹介させて頂きたいと思います。


皆んな、去って行った
作詞・作曲:喜多直毅

皆んな、去って行った
友と信じた人さえ
皆んな、去って行った
全て失くした私から

皆、離れて行った
私が躓いた時
皆、離れて行った
助けを求めた時

残ってくれたのは
あなた一人だったから
今度は私が一緒に泣きましょう


いつも較べていた
より幸せに見えるかを
毎日、競っていた
どれほど多く飾れるかを

夢を叶える度
何でも出来ると誇った
躓いた人達の
弱さを蔑みながら

どんな私でも
側にいてくれたあなた
誰とも較べず、ただ褒めてくれました


私、恨んでいた
去っていった人達を
誰にも守る人が
いるのさとあなたは笑う

私には何一つ
誇れるものはありません
けれど欠けた心を
あなたが補いました

あの夜、共に泣いて
側にいてくれたあなた
今度は私が喜んで失いましょう
今度は私が喜んで失いましょう


僕は数年前に病気で仕事を暫く休みました。
復帰後も暫くは自分のペースが掴めず、休む前と同じ環境でまたやっていけるか自信が無かった。
完全リセットして新しい自分でスタートした方が良いのか、それとも???

あれから何年か経ちました。
相変らず様々大変なことはあるけれど、何とか頑張って音楽活動を続けています。

実は病気になった時、凄く心配してくれた人達がいたのです。
泰子さん達はウチに来て料理を作ってくれて食事会をしてくれました。
その他にも、何も出来ない僕に代わって役所に出す書類作りをやってくれた方とかね。
色々な手続きを調べて教えてくれた方もいました。
実はそういう方々にちゃんとお礼も言ってなかったり、不義理にもしてもらったことを忘れてたりするわけですよ。
しょうもない人間、とんでもないクズ野郎ですよ。

それはともかく、ここ数年の気持ちの変化みたいなものを一曲の小さな歌に出来ないかなと、ずっと思っていました。
これまでに作った歌では、歌と僕自身の距離は結構離れてる。
実体験を元にしていてもどこか淡々と第三者的。
でもこの歌の場合、自分で自分に向けて作りました。
忘れない様に、と思って。

ウタウタの記事を書いて、歌詞まで載せてしまってこんな事を言うのも何ですが、実はまだ次のライヴは決まっていないのです…。
決定次第お知らせ致します!

自分の歌のことばかり書きましたが、長谷川さんの『おちばとおちば』、和田さんの新曲『カバンと画用紙』、そして泰子さんの『さくら』『愛するために』等、個性あふれる曲が揃っています。
是非一度聴きにお越し下さい!
宜しくお願いします!

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